就活では業界をいくつに絞るべきか?失敗しない方法解説!
研究ノウハウ
CONTENTS

業界を絞る目的
業界を絞るメリット・デメリット
【メリット】
【デメリット】
後悔しない志望業界の絞り方
自分の就活の軸や基準を定めて志望業界を探す
業界ごとの条件や特色を整理する
興味の無い業界の会社説明会に参加してみる
エージェントに相談してみる
業界を絞る上で大切な考え方
やりたくないことを明確にする
自己分析をして自分の強みを知る
将来のキャリアビジョンを明確にする
いくつに絞るべきか
いつ絞るべきか
「志望業界決まってない」と悩んでいる人へ
まとめ
就活の序盤ではどんなどれだけの業界があるかを調べます、そして業界を調べているうちにひとつの疑問が浮かび上がります。
「興味のある業界が出てきたけど、いつ頃から、いくつに絞ったら良いんだろう?」
最適解があるわけではありませんが、新卒の就職活動では志望業界を3つに絞ることをおすすめしています。
しかしその「3つ」という数字にとらわれ、視野が狭くなってしまうことはなんとしても避けたいもの。
そこで今回の記事では、業界を絞ることのメリット・デメリット、絞るタイミングやポイントなどを多面的に考察し、エントリーする業界を3つに絞ることの妥当性やポイントをお伝えしていきましょう!
業界を絞る目的
そもそもなぜエントリーする志望業界を絞らなければいけないのでしょうか?
現在世の中には数え切れないほどの企業が存在し、それに伴い業界も細分化が進んでいます。
当然、企業や業界に関する情報も多様化し、しっかりと研究をしなければ自分ひとりで就職活動を乗り切るのが難しくなっているのです。
このような状況下でエントリーする志望業界を絞らずに就活を進めると、エントリー数だけが膨大になりどこからも内定がもらえない、、、なんてことも。
キャパオーバーになる前に、ある程度自分の心が惹かれる業界を絞っておくことが大切なのです。
業界を絞るメリット・デメリット

業界を絞ることはキャパオーバーになることを防ぎ、さまざまなメリットに繋がります。
ですが業界を絞りすぎることで逆にデメリットを受ける可能性も忘れてはなりません。
ここでは業界を絞ることで得られるメリットと、直面する可能性のあるデメリットについてご紹介していきましょう!
【メリット】
①業界を深堀りできる
業界を限定するので、ひとつの業界の研究に費やす調査時間を増やせることが大きなメリットとして挙げられます。
それによって表面的な情報だけでなく、より細かな動向や業界の特徴について学ぶことができるようになるのです。
②志望動機の説得力が増す
業界を深く知ることは、自分とその業界との結びつきをより具体的に示すことができるということを意味します。
一朝一夕では知りえない情報を得たうえでその業界を志望しているとなれば、それだけで相手に「志望度の高い学生」してあなたを印象付けられるようになりますよ。
【デメリット】
①視野が狭まる
業界を絞ることでその業界を深掘りできる分、代償として視野は狭くなりかねません。
限定された業界ばかりを調べるあまり、各業界のトレンドや業界間の関係性・親和性に鈍感になる可能性があるのです。
例えば、現代ではIT業界が農業や漁業といった第一次産業の変革に乗り出すことも珍しくありません。
数少ない業界だけを見ていては、知りうることのできない関係性が隠されているのです。
②エントリー企業の選択肢が減る
無論、業界を絞ればその業界に属する企業から選考を受けていくのが通常の流れになるでしょう。
それはすなわち、他業界の企業選択やエントリー数が相対的に減ることも意味します。
業界を絞るということは、他に適性のある業界の企業を除外することに繋がりかねないのです。
後悔しない志望業界の絞り方

エントリーする志望業界を絞ることによるメリットとデメリットはご理解いただけたかと思います。
では、メリットをできるだけ大きく、デメリットをできるだけ小さくしながら志望業界を絞るには、どのようにすれば良いのでしょうか?
ここからは後悔しない志望業界の絞り方について、4つの観点からご紹介していきます。
主要業界の特徴を踏まえながら、より詳しく絞り方を知りたい方は以下の記事も一緒にご覧ください!
自分で志望する業界を選ぼう!納得できる業界を見つけて絞るコツとは?
自分の就活の軸や基準を定めて志望業界を探す
志望業界を絞る際に何より重要なのは、自分の就活の軸や方向性をしっかりと定めること。
なぜなら就活の軸をしっかりと持つことは、企業選びに役立つだけでなく将来の人生設計をする上でもとても役立つからです。
とはいえ「就活の軸を定めよ!」といきなり言われても、戸惑ってしまうでしょう。
そんなときは、「企業選びの軸」「選考対策の軸」「就活終了の軸」の3つの軸を中心に考えてみてください。
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「企業選びの軸」では自分が何のために・どんな企業で・どのように働きたいかを意識します。
次に「選考対策の軸」として、さまざまな企業の理念を参考に自分が共感できる部分を探していきましょう。
ここが後々、気になった企業にエントリーする際のアピールポイントとなります。
最後に「どこまで就活をやり込み、何を達成できたら就活を終わりにするのか」にあたる「就活終了の軸」も考慮できればバッチリです。
具体的な就活軸の例や、一歩踏み込んだ就活軸の考え方については以下の記事でより詳しくご紹介していますので、合わせて参考にしてみてくださいね!
業界ごとの条件や特色を整理する
志望業界を絞る際の基準として、業界ごとの条件や特色もしっかりと調べておかなければなりません。
特に給与面や労働時間、勤務地の自由度などは業界によって条件が大きく異なります。
自分の求める条件に近い業界はどこなのか、それぞれの業界ごとに紙にまとめて見比べてみると志望動機や自己PRにも繋がる良い分析ができますよ。
興味の無い業界の会社説明会に参加してみる
今まで全く興味の湧かなかった業界の会社説明会にあえて参加してみることで、偶然の発見に巡り会えるかもしれません(これをセレンディピティといいます)。
これは早くから業界を絞り込むことで狭くなりがちな視野を広げてくれるため、業界を絞ることによるデメリットを解消してくれます。
説明会に行ってもやはり興味が湧かなければ「その業界はもう見なくて良い」との判断にも繋がりますから、行って損することは決してありません。
エージェントに相談してみる
志望業界を絞り込む際に後悔しないよう、就活エージェントに相談してみることもおすすめです。
就活エージェントでは皆さんの就活を客観的な視点からサポートすることができるため、自分では気が付かなかったような視点や見逃していた業界に巡り会うことができます。
JobSpringでは就職活動のプロ集団が、皆さん一人ひとりに合わせた業界・企業の紹介をしており、皆さんの就職活動をより実りあるものにサポートしていますよ。
自分の適性ややりたいことがわからない方、業界を絞れない方はぜひ無料登録してみてくださいね!
また登録してくださった就活生限定で、隠れた優良企業の業界地図もLINE経由で配布しています。
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業界を絞る上で大切な考え方

業界を絞ることは就活を行う上で確かに重要ですが、絞ること事態が目的なわけではありません。
業界を絞る際に大切にして欲しい考え方について、ここから一緒に確認していきましょう。
やりたくないことを明確にする
就職先を選ぶ際、自分のやりたいことを無理に探そうとしてはいませんか?
実は、就活をする時に自分のやりたいことがはっきりと決まっている人の方が珍しいのです。
やりたいことを探そうとして壁にぶつかってしまった人は、先に「どうしてもやりたくないことは何か?」を考えてみてはいかがでしょうか。
やりたくないことを明確にすることで、就職後のミスマッチを防ぐこともできるためおすすめですよ。
やりたいこと・やりたくないことの視点から見た企業選びの方法については以下の記事でご紹介しています。
合わせてご覧くださいね。
就活で「やりたいことがない」場合の考え方と自分に合う企業の見つけ方
自己分析をして自分の強みを知る
業界を絞るためには、色々な業界について情報を集めることが大切です。
しかし周囲に対する視点ばかりになり、自分自身を見つめ直す時間が少なくなっていては元も子もありません。
業界を絞る前に、まずは自己分析をしっかりと行い自分の強みを知ることが大切です。
就活の中心は業界や企業ではなく自分にあります。
まだ見えていない自分の特性や熱意をもう一度見直したい方は、以下の記事が参考になるでしょう。
ぜひ一度ご覧ください。
将来のキャリアビジョンを明確にする
業界を絞る際に、今の気持ちだけではなく将来のキャリアビジョンを参考にすることもとても有用です。
将来どんな仕事がしたいか、何を成し遂げたいか、などといったキャリアビジョンを参考にキャリアプランを立てることで、逆算的に業界を選べるようになります。
将来に向けての道筋やイメージが確立されている就活生は、面接でも評価が高く有利です。
以下の記事を参考に5年後・10年後の将来像について一緒に考えてみませんか?
就活で「5年後10年後の将来像」を聞かれたら|具体例とともに解説
いくつに絞るべきか
マイナビのアンケートでは2業界が一番多かったようです。
続いて3、1という形で、4以上は少ないという結果になっています。
もともと興味のない業界は調べずに集中して研究する傾向にあります。
現実的に考えても3業界ほどが質と量を保てる数字と考えてよいでしょう。
いつ絞るべきか
就活をはじめた段階から絞る必要はありません。
早い段階から無理に業界を絞ろうとしてしまうと、視野が狭くなり逆効果です。
特に就活が本格的に始まる前から業界を絞ろうとすると、自分にあった業界を見逃すことにも繋がりかねないので、注意しておきましょう。
エントリー時期や選考開始時期から、徐々に自分に適性のあると思う業界をメインに就活を進めていけば、おのずと業界は絞られてきます。
あまり急ぎすぎずに、のんびりとした気持ちで業界を選んでいきましょう。
「志望業界決まってない」と悩んでいる人へ
「どうしよう、まだ全然志望業界を決められてない…」
このように悩んでいる方は、思いのほか皆さん以外にもたくさんおられます。
志望業界が決め切れていない方向けに、ここからは志望する業界を決める際の手助けになる3つの姿勢をご紹介していきます。
①まずはたくさん知る
先ほども述べたように最初から絞る必要はなく、むしろ多くの業界を知ることが先決です。
就活中は自己分析を重ねるにつれて、「入りたい業界」のほかに「向いている業界」などが次第に見えてきます。
その際、業界のことを何も知らないのと前提知識があるのとでは雲泥の差です。
志望業界がまだ決まっていないということを逆手に取り、3〜4つの複数の業界について知識を深め、広い視野で全体像を把握してみましょう。
②食わず嫌いをしない
業界を知る前になんとなくで取捨選択をしていませんか?
自分は興味がないと思っていた業界でも、成り行きで説明会に参加してみたらとても面白い業界だった、なんてこともしばしばあります。
機会があれば多様な業界を見てくださいね。
③業界の特徴や動向を比較する表をつくる
見聞を重ねたら、比較表にして志望動機や自己PRに活用できるものにしましょう。
将来性のある業界に行きたいと思うならば各業界の現況や近い未来の展望なども比較することが不可欠でしょう。
まとめ

今回の記事では就活で業界を絞る際のポイントと、いくつに絞るのが良いかを紹介してきました。
記事全体を簡単に振り返ってみましょう。
・最初は広く業界を調べて、そこから3つ以内にピックアップしていくのがベスト
・無理に業界を絞ろうとすると視野が狭くなるため注意が必要
・業界を絞ること事態が大切なのではなく、自己分析を重ね自分にあった業界を探し、後悔の無いように就活を進めることが重要
就活生に与えられた時間は有限のため、志望業界を絞ることで効率よく企業にエントリーすることができます。
ただ、あくまで参考基準なので気になった業界や良い企業があればエントリーして問題ありません。
その際は、志望動機に自身との結び付けができるようにしておきましょうね。
また就活エージェントを使えば、業界にとらわれることなく適性のある企業の紹介を受けることができるため、自分の知らなかった業界の見聞を深めることができます。
そこから新たな出会いや気づきがあるので、興味がある方は是非無料登録してください!
参考:https://campus.doda.jp/forest/archives/467.html
https://mayonez.jp/topic/1074769#num_6039855
https://gakumado.mynavi.jp/style/articles/44848
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