【業界動向】旅行業界の今後はどうなる?現状の課題と将来の展望について

CONTENTS

旅行業界の現状動向

インバウンド市場(訪日外国人観光客)は増加傾向

アウトバウンド(日本人出国者数)も緩やかに増加

宿泊施設や旅行形態の多様化

旅行業界が直面している課題は?

オンライン需要とオフライン需要の差別化

オーバーツーリズムへの対策

旅行業界の将来性と展望

東京オリンピックがさらなるインバウンドを後押しする

旅行のOMO化

コロナによる今後の旅行業界への影響は?

まとめ

旅行業界は世界情勢の影響を受けやすく、業績も変化しやすい業界です。国内外の需要が大きい業界であるだけに志望する際はしっかりとした現状分析が必要になります。そこで今回は旅行業界の現状と今後について詳しく解説します!


旅行業界について仕事内容やビジネスモデルについて知りたい方は以下の概要編もご覧ください!


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旅行業界の現状動向



まず、旅行業界の動向を以下のポイントでまとめましたので、旅行業界がどのような状況にあるのかを整理していきましょう。


インバウンド市場(訪日外国人観光客)は増加傾向

JTB総研のデータ(※1)によれば、訪日外国人観光客は年々増加している傾向にあります。しかしながら、コロナウイルス等による国際的な事象が影響を与えることもあることから、各年において動向はしっかりと把握する必要があるでしょう。


参考:(※1)「インバウンド 日本人海外旅行動向」https://www.tourism.jp/tourism-database/stats/outbound/

アウトバウンド(日本人出国者数)も緩やかに増加

日本人出国者数についても平均して緩やかな増加傾向にあり、今後も海外旅行の需要は伸び続けると考えられます。航空券価格の低下や航空経路の多様化など、これまで以上に海外旅行に出かけやすい環境が整ってきているため、アウトバウンド需要は安定的と言えるでしょう。ただし、インバウンド市場と同様国際情勢に左右されやすい側面もあるため、各年の動向にはムラがあります。


宿泊施設や旅行形態の多様化

アウトバウンド市場のところで少し言及しましたが、宿泊施設や旅行形態が多様化し旅行そのものの需要が高まっていることは間違いありません。航空券と宿泊施設の合わせ売りによる単価の低下や意図的なオフシーズン内の旅程設定など、より消費者にとっては選択肢が多くなってきています。


旅行業界が直面している課題は?



以下に旅行業界が直面している主な問題点について整理しました。


オンライン需要とオフライン需要の差別化

近年、情報化に伴い店舗での旅行販売がオフライン(ウェブサービス等)での販売に代替されつつあります。しかしながら、旅行業界においてはオンラインだけでとりきれない旅行需要(複雑な旅程の調整、お得で利便性の高いパッケージツアー等)を支えるためにはどちらの需要も意識して事業を展開する必要があります。そのため、店舗における対人スキルやオンライン需要を丁寧に支えるために必要なITに関する知識やそれを有効活用できる人材が求められるでしょう。旅行業界を目指す方はそれらの能力がアピールポイントとなりますので、日頃から意識して能力を伸ばすと良いでしょう。


オーバーツーリズムへの対策

インバウンド需要が高まる中で問題視されているのがオーバーツーリズムの問題です。観光客が多く国内に訪れることはいいことですが、観光地で処理できる以上の人が押し寄せてしまうと、観光地の景観が損なわれてしまったり、最悪環境の破壊を引き起こし観光地そのものの魅力が低減してしまう恐れがあります。そのため、旅行業界では幅広い知識があり、様々な旅程を提案できる人員が必要とされます。ネームバリューだけでなく、本質的に国内の文化などに触れられる場所や体験を提案することができる人材は特に必要とされていると言えます。


旅行業界の将来性と展望



東京オリンピックがさらなるインバウンドを後押しする

2021年夏に東京オリンピックが開催予定となっていますが、旅行需要はこれによってさらに加速すると考えられます。主要会場となる東京への観光客はもちろん、東京を経由し様々な地方の観光地への需要も付随して高まると予想されます。


重要なことはオリンピックを接点にして、日本の文化的魅力を訪日外国人観光客に認知してもることです。観光地として有名な京都だけでなく、他地方への安定的なツーリズムを促し、地方活性化への貢献も旅行業界が目指すべきカタチといえます。


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旅行のOMO化

IoT化や情報デバイスの普及により、身の回りにオフラインと呼べるような場所が少なくなってきており、このような状況をOnline Megers with Offlineと呼びます。


旅行業界においてもこのような状況が発生しており、例えば今後より柔軟性の高い旅行計画が立てられる機会が増えてくるかもしれません。オンラインでアレンジした旅程に急遽、他のツアーを入れるなど、これまでオフラインによる旅程計画ではありえない変更などが可能になると考えられます。


OMO化が進むと課題となるのは、ツアー状況を管理するシステムや個人の旅行体験を追跡できるプラットフォームを構築することです。旅行業界は文系出身の就活生に人気ですが、今後はシステムエンジニアの需要が高まるでしょう。


コロナによる今後の旅行業界への影響は?



現在、世界中でコロナウイルスが猛威を奮っており、旅行業界も大きな影響を受けています。東京オリンピックの延期によってインバウンド・アウトバウンド両方の需要がしぼみ、各国で観光業界から悲鳴が上がっています。


今のところコロナウイルスの収束は目処が立っておらず、国連のICAO(国際民間航空機関)によれば、航空旅客は約12億人の減少が見込まれることから、観光業界が例年の業績に戻るには長い時間が必要だと考えられます


しかしながら、収束時期が明らかになってくれば需要は回復していくと考えられますので、コロナのような特異的な事象がなければ比較的安定した業界と言えるでしょう。


まとめ



今回は旅行業界の動向についてまとめて紹介しました。コロナウイルスで大きな影響を受けている業界ではありますが、今後も安定した成長が見込めると思われます。


情報化の波を受け、旅行の予約形態も変化していますが、オフライン・オンラインともに需要は高く、旅行業界では対人スキルとITスキルの両方が重宝されます。


以下に今回の記事のポイントをまとめました。


【記事のポイント】

  •   ・インバウンド・アウトバウンド市場ともに緩やかな成長傾向
  •   ・ITと対人スキル両方を兼ね備えた人材が求められている
  •   ・コロナなど世界情勢に影響を受けやすい業界である

今回の記事を参考に旅行業界に対する業界研究をより深めていただければ幸いです。以下に志望動機の書き方や業界研究の一助となるような記事をまとめましたので是非参考にしてみてください。



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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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