面接とエントリーシート(ES)の内容は一緒でいいのか?違うことを伝えるのはNG?

CONTENTS

面接でエントリーシートはどのような扱いか

①基本はエントリーシートにそった面接となる

②エントリーシートとの整合性を確かめる

③自己PRで話したことと比較する

面接で伝える内容はESと一緒でいいのか?

整合性が見られるので被っても大丈夫

ただしESの丸暗記はやめよう

ESと違うことを面接で話すのはいいのか

全く違う内容はダメ

学生時代頑張ったこと(ガクチカ)は特に注意

自己PRで話す強みに対する別エピソードはあり

説得力を持たせるための面接にしよう

まとめ

初めて面接を受ける人でよくある質問のひとつとして、「面接の際にESの内容とほぼ同じような質問をされた場合、どう答えるべきか?」というものがあります。


たとえば、「学生時代頑張ったこと」を聞かれたら、ESにも書いてあるものを繰り返すべきか、それともESには目を通してもらっているのだから違うことも追加すべきなのか迷った方もいるのではないでしょうか?


今回はESの内容と面接での受け答えを統一すべきか否かについて、根拠とともにご説明します!


【今回の記事ポイント】

  • ✔ ESの内容=面接の内容でOK
  • ✔ ES=簡潔に、面接=会話を意識して具体的に。
  • ✔ 全く違うことは混乱するので注意!

面接でエントリーシートはどのような扱いか



そもそもエントリーシートは面接においてどのような役割があるのかについて知りましょう。


  • ①面接の質問内容を決める補助
  • ②内容の整合性を確かめるもの
  • ③人物像を一致させるもの

①基本はエントリーシートにそった面接となる

限られた面接時間で行われる質問は基本的に重要項目にあたる「志望動機」、「自己PR」、「学生時代頑張ったこと」、の3つが大半です。これらは事前に面接官が確認しながら深堀りをしていくため、ESに書いてもらうという趣旨があります。


結果として、ESにある質問と回答に沿って面接を進めていくことが想定されています。


②エントリーシートとの整合性を確かめる

それと同時に、ESに書いたことと話している内容が一致しているかを確認しています。


なぜ整合性を重視しているかというと、面接の際に話している内容を大幅に誇張されないようにするためです。例えば志望動機について書いていたことと言っていることに乖離が大きい場合、面接官は「志望動機が曖昧なのではないか?」と疑ってしまいます。


③自己PRで話したことと比較する

ESは事前に内容を練る時間があり、万全の状態で提出するため自己PRもきれいにまとまっています。しかし口頭でのPRとなると、普段から自分が自信をもっている部分だけを話すことで精一杯になります。


自己PRを聞くということは、ESの内容と同じ自己を普段から自覚しているかを問われているということなのです。


面接で伝える内容はESと一緒でいいのか?



先述した面接官の意図から結論を導くと「ほぼ同じ」で問題ありません。以下の例を参考に、ESでの書き方と面接出での答え方のコツをつかんでみてください!


【例文:ES】

Q. 自己PRをしてください

A. 私はものごとに対して誠実に取り組むことを常に意識しています。私の考える「誠実」の条件は①相手の考えを受け入れること、②自分に嘘をつかないこと、③自身の行動に責任をもつこと、です。

例えば、大学における〇〇プロジェクトに携わった際、直面する課題に挫折し半数のメンバーが脱退しました。しかし、私は一度始めたものを最後までやり遂げたいという想いから途中からリーダーとしてチームを引っ張り完成まで導きました。

自分の行動に責任をもち、誠実に取り組む姿勢が貴社でも貢献できると考えております。


【具体例:面接】

面接官「まずはじめに自己PRをしてください」

自分「 はい。私は誠実性を重視し、誠実な行動ができるよう心がけています。私の考える誠実とはおもに①相手の考えを受け入れること、②自分に嘘をつかないこと、③自身の行動に責任をもつこと、の3つになります。

面接官「なるほど。ちなみにどういった場面でご自身の誠実性を発揮されましたか?」

自分「例えば『自身の行動に責任をもつ』という要素は、大学の〇〇プロジェクトの経験で活かされました。…(過去のエピソード説明)」

面接官「ありがとうございます。ちなみに①の要素はあなたにとってどう重要なのでしょうか?」

自分「はい。『相手の考えを受け入れる』ということは他人を尊重し、自分の行動に変化をもたらすという面で大変重要です。この姿勢がなければ〇〇プロジェクトもうまくいかなかったと思います。…(人の意見を上手く取り入れた補助エピソード説明)」


整合性が見られるので被っても大丈夫

ESに記載されていた質問と同じことを聞かれた場合、基本的な大筋は同じ内容で問題ありません。


同じ質問がされたら最初に結論にあたる部分を簡潔に述べると、面接官が用意していた深掘りの質問に誘導しやすくなるため話が進みやすいです。


ただしESの丸暗記はやめよう

同じ内容を繰り返しても良いとはいえ、全く同じことしか言わないのは面接としての意味がありません。


面接はESに書ききれない、より具体的な情報やあなたの奥底に眠る深い動機について知るために行われるといっても過言ではありません。そのため言い方を変えたり、新たな情報を付け加えることで話の展開がより広くなり、採用側もあなたへの興味が深まるでしょう。


ESと違うことを面接で話すのはいいのか



ESで書いたことと同じ内容を面接で話すことは「問題ない」というふうに述べました。面接官の意図から考えると、違うことを話してしまうのはリスクが大きいということになります。


初対面の人に自分の魅力を伝えたいときは、広く浅く考えるのではなく狭く深く考えることが重要です。


以下では、どういった点で気を付ければ良いかポイントにまとめ解説していきます。


全く違う内容はダメ

ESに書いたことと関連する内容であれば、背景を知ってもらうための情報としてアリですが、まったく違うエピソードや新要素を取り入れるのは控えた方が良いです。


たとえば、自己PRでESには「誠実な態度で接することを常日頃意識している」と書いている場合、面接では「人に迷惑をかける嘘は言わないがモットーです」と答えることは決して間違いではありません。なぜならば、嘘を言わないという部分がその人の誠実性を構成する一部であると考えられるからです。


学生時代頑張ったこと(ガクチカ)は特に注意

学生時代頑張ったこと(ガクチカ)も同様で、頑張ったことが沢山あるからといって関連性のない別の話をしてしまうとかえって魅力が薄れてしまいます。


パターンAはESに「ゼミ」、パターンBはESに「アルバイト」について書いたことを前提に下記の受け答えを見てください。(※AもBも同一人物)


A「私は大学生活を精一杯充実させるために、ゼミのリーダーとしてメンバーを引っ張りつつ、フットサルサークルの会長として他大学交流にも尽力していました。また、社会人として恥じないマナーを身に着けるべくホテルでのアルバイトも3年間続けていました。ゼミでは〇〇という研究をしており、専門的知識が求められることからメンバーの知識共有が不可欠でした。そこで、リーダシップを発揮し…(続)」



B「私は大学時代、ホテルでのアルバイトを特に頑張っていました。始まりは友人の紹介でしたが、レストランのホールとしてお客様にサービスをした際に感謝されたことがきっかけで、「人に心から感謝されるホスピタリティ溢れる仕事がしたい」と考えるようになりました。一番難しいと感じたことは、マナーではなく、いかに満足してもらえるおもてなしができるか自分の頭で考えて自主的に動くことでした。


パターンAの答え方とパターンBの答え方を見てもらえればわかる通り、同じ文章量でも初めて見る人にとってはパターンBが印象に残りやすいかと思います。


あなたが一番頑張ったことを限られた時間で初対面の人に伝えるためには、できるだけ一つに絞って具体的に話すことで印象を強める手法が得策といえます。


【例文・解説あり】ガクチカ(学生時代頑張ったこと)の書き方とポイント!

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自己PRで話す強みに対する別エピソードはあり

あなたの強みや性格が発揮されるのは、ひとつのシーンではありません。おそらく多様な場面であなたらしさが出ていたはずです。そのためPRの際はほかのエピソードを根拠として紹介することは問題ありません。


新たな話を付け加える際には、前置きとしてESに書いたエピソードの他にも自身の強みを表す内容がある旨を伝えるとよいでしょう。


【新卒向け】具体例から分析する相手を頷かせる自己PRのポイント


説得力を持たせるための面接にしよう



面接に限った話ではありませんが、説得力のある伝え方には、結論と根拠が明確に提示されていることが条件です。


まずは結論から述べることで、次に説明する本論がより聞き入りやすくなります。


本論のうちに入る背景説明については「初めて話を聞く人」の視点にたってわかりやすくまとめることが重要です。また、エピソードの中には数字を入れると根拠がより強固なものとなるので、活用してみましょう。


まとめ



ESと面接には密接な関係があることがおわかりいただけたでしょうか?


  • ✔ ESの内容≒面接の内容でOK
  • ✔ ES=簡潔に、面接=会話を意識して具体的に。
  • ✔ 全く違うことは混乱するので注意!

大事なポイントとしては読者を惹きつけるフックとなる内容をESに織り交ぜること、そしてそれを上手く利用することで面接で話す詳細をより際立たせることです。


たくさんの選考経験を積むことでESに書く内容と話す内容の絶妙な加減に慣れることができますが、エージェントを使えばそれをはじめから用いることができます。


試行錯誤する前に、手っ取り早く効果的な選考対策をご所望の方は一度JobSpringにて相談してみてはいかがでしょうか。

編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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