【就活対策】「大切にしている信念は何ですか?」の質問意図と回答方法

CONTENTS

前提:信念とは?

面接やESで信念を質問する意図

①あなたがどんな人間か知るため

②社風や人間関係の相性を見極めるため

信念の選び方で気を付けておくこと

①自分を偽らない

②働くことへの結び付けを意識する

③排他的な内容にならないよう気を付ける

自分にぴったりな「信念」の見つけ方

STEP① 書き出してみる

STEP② 少し深く考えてみる

STEP③ 抽象化してみる

具体例でみる、面接における信念の伝え方ポイント

まとめ

面接で「あなたの信念を教えてください」と聞かれて困った経験はありませんか。


信念ってなんだか重たい言葉に感じますし、日常生活で考えることが少ないトピックなので、戸惑っても無理はありません。しかし、就活において「信念」はよく聞かれる質問なのです。そして事前に対策さえすれば、非常に答えやすい質問でもあります。


今回記事でお伝えしたいことは以下になります。


  • ✔ 信念を聞く意図はあなたの人となりを知るため
  • ✔ 答えるポイントは、仕事で活かせる内容を正直に!
  • ✔ 伝える順序は結論⇒根拠⇒エピソード⇒結論(PREP)で!

前提:信念とは?



皆さんは「信念」と聞いて、すぐにその意味を思い浮かべることができるでしょうか?


信念とは本来「自分が何を正しいと信じるか」を意味する言葉であり、心の軸とも言えます。それが正しいことを示す根拠は必要なく、自分にとって正しいのだと信じられることが大切です。そのため信念は人によって様々ですし、ひとりで複数の信念を持つことも間違ってはいません。




また類似した質問で「大切にしている価値観」というものもあります。価値観は「自分が何に対して価値を見出すかについての考え方」のことです。図にある通り、価値観の集合体がある意味「信念」と捉えることができると考えられます。価値観が信念を形成する場合もあれば、信念をもとに価値観を設定することもあります。


就活で問われる「信念」はここから派生して、「仕事をしていく上で何に価値を感じ、重きをおくか」を意味していると考えられます。少し抽象的ですね、具体例と一緒に見ていきましょう。


<先輩たちはどう答えた?あなたにとって大切な「信念」は…>

  • ・人の信頼を裏切らないこと
  • ・常に問題意識を抱き続けること
  • ・一度は素直に人の話に耳を傾けること
  • ・小さなタスクも面倒がらずに行うこと
  • ・社会に貢献すること

このように就活での信念とは、自分にとって何が大切なのか、どんな姿勢で仕事に向き合うのか、を問われていると言えます。


面接やESで信念を質問する意図



面接やESで信念を問うてくるのには、ちゃんとした理由があるんです。それは、「あなたがどんな人間か知るため」であり、「社風や人間関係の相性を見極めるため」。この意図を汲むことによって、採用担当者に何を伝えるべきかが見えてきます。以下で詳しく確認しましょう。


①あなたがどんな人間か知るため

信念は、人間性の中心にある核のようなものです。面接時間は少ないため、面接官は信念を聞くことで短時間であなたの人物像を理解しようとします。


②社風や人間関係の相性を見極めるため

あなたの信念が社風に合うかも重要なチェックポイントです。企業の求める人材とかけ離れていれば、入社してもお互いにとって良くありません。信念を聞くのには、そのようなミスマッチを防ぐ意図もあります。


あなた自身の人間性を伝えることが目的ですから、立派な信念を掲げたり誇張して表現する必要はありません。信念の選び方にも注意する必要がありそうですね。


これだけは押さえる!就活面接でよく聞かれる質問とコツ【厳選20問】


信念の選び方で気を付けておくこと



上で説明したように、信念を立派なものにするために表現を誇張することはあまり良いとは言えません。信念の選び方にも注意が必要なのです。信念を考える際、どんなことに気を付けるべきか見ていきましょう。


①自分を偽らない

評価されたいと思うあまりに、自分を偽ることはおすすめしません。面接官は人を見るプロなのでウソは見抜かれます。それに万が一ウソをついて内定を得たとしても、入社後ずっと偽りの信念を守らなければいけなくなります。


②働くことへの結び付けを意識する

自分の信念を仕事に活かす方法を面接前に考えてみると良いです。上記のように面接官は企業との相性も気にしていますから、信念を答えるとともに、それが仕事でどう役立つかも述べれば強力なアピールになります。


③排他的な内容にならないよう気を付ける

信念にはさまざまな種類があります。例えば、宗教上の信念を大切にするのは個人の意志で、企業がとやかく言う資格はありません。しかし、「1位を取るために手段は選ばない」のような、他の価値観を持つ人と協力出来ないと判断された場合は面接通過が難しくなる可能性があります。


そのため「自分はこう思う。でも色んな考えの人がいるから相手も尊重する」という姿勢を持つことが重要です。


自分にぴったりな「信念」の見つけ方



ここまで、「信念ってそもそも何なのか?」「なぜ採用担当者は信念を聞くの?」ということについて紹介してきました。とはいえ、普段あまり意識していない信念をすぐに見つけろと言われても、なかなか困ってしまいますよね。


そこで、ここからは自分にぴったり合う「信念」の見つけ方をご紹介します!3つのSTEPに分けて、徐々に考えを深めていく方法がおすすめですよ。


STEP① 書き出してみる

普段生活を送る中で、自分が大切だと感じていること(=価値観)を列挙してみましょう。


例えば「待ち合わせの時間には遅れない」や「人と話をするときは携帯電話をいじらない」のように具体的なことや、「一日一善」「よく笑う」のように広く心掛けていることでも構いません。些細なことや無意識のうちに大切だと思っていることにも目を向けることがポイントです。


さらには、大きな転換期に自分が大切にしたい信念や価値観が生まれる場合もあります。例えば、「大切な友人と絶交してしまった」「海外に留学することになった」「受験に失敗した」など心の変化が大きい時期に考え方も大きく変わることがあります。そのような出来事から感じたことをピックアップするのも役立ちます。転換期についてはモチベーショングラフをつくるとわかりやすいので以下の記事も参考にしてみてください。


【就活の自己分析】モチベーショングラフの書き方と使い方


STEP② 少し深く考えてみる

自分が大切だと感じていることを書き出せたら、そこから少し深く考えてみましょう。


「どうしてこの価値観を大切にしているんだろう?」「何かきっかけになる出来事はあったかな?」「その価値観に反した行動をしたとき、自分はどう感じるのだろう?」といったように、書き出した価値観をもとにして考えを拡げていきます。


このステップでのポイントは、思い浮かんだ内容を紙に書きだしながら思考を深めていくことです。マインドマップのような、思考を拡散させつつ頭の中を整理できるテクニックを用いると良いでしょう。


自己分析に使える!就活におけるマインドマップの活用方法


STEP③ 抽象化してみる

自分が大切にしている考えにしっかりと向き合うことができたら、今度は価値観を抽象化していきます。つまり、少しだけ漠然とした考えに書き換えるのです。


例えば「待ち合わせの時間には遅れない」という価値観を「自分がされて嫌なことは人にもしない」と抽象化してみたり、「一日一善」を「継続的に社会に貢献する」と言い換えてみたりするのです。この抽象化した考えはまさに「信念」と言えます。


なぜわざわざ抽象化する必要があるのでしょうか?これは、面接にもESにも使える信念を見つけるためなのです。


面接では短い時間で話をするため、多少具体的な価値観を述べても時間を持たせることができます。しかしESでは、そうはいきません。例えば三菱地所のESでは「あなたが大切にしている信念」について、経験的エピソードとともに500字以内での記述を求めています。ここで初めから具体的な価値観を述べていると、内容の薄いESになりかねません。


具体的な価値観に一度深く向き合い信念を抽象化しておくことで、表現に幅を持たせることができるのです。



具体例でみる、面接における信念の伝え方ポイント



では実際の面接でどのように信念を伝えるか、具体例を用いながらポイントと流れを確認していきましょう。


<具体例1>

「私の信念は、問題が起きたときに片方の意見を聞いて判断しないことです。人は誰しも主観的に物事をとらえるため、関係者全員の話を聞かなければ問題の全容が見えないと思います。大学の部活で副部長を務め、トラブルの仲裁に入ることが多かったため気が付きました。実際に練習方法で後輩がケンカしたときは、両者の話を聞くことで問題の本質が練習方法自体ではなく、伝え方にあることが分かり、解決に繋がりました。このように、関係者の話を聞くことは組織のトラブル改善のために必要不可欠だと考えています。」


<具体例2>

「私は人の信頼を裏切らないことを信念としています。仕事に限らず人間関係とは、信頼し合えるかどうかによって良好にも険悪にもなると考えているからです。大学に入学したばかりの頃、同じサークルの友人との約束を破ってしまったことがあります。一度の失敗ですが彼はとても怒り、サークルの仕事もままならなくなってしまったことは忘れもしません。仲直りをしてからは仕事も捗るようになり、人間関係と信頼の大切さを身に沁みて感じました。それ以来、人の信頼を裏切らないことは私にとって最も大切な信念の一つです。」


どちらの具体例の場合も、


  • ①最初に信念を述べる
  • ②なぜ大切だと思うのか理由を述べる
  • ③関連するエピソードを説明する
  • ④最後にもう一度信念を伝える

の4点をポイントとしています。特に面接では、わかりやすく簡潔に答えることが大切です。自分の見つけ出した信念をもとに面接でどう伝えるか、流れを意識しながら練習しておきましょう。これはPREP法にもとづいた、相手に伝わりやすい答え方になります。PREPとは結論、理由、具体例、結論のことを指します。


関連するエピソードは、先述した「信念の見つけ方」で書き出した出来事からアピールしたいものを選ぶと良いでしょう。


まとめ



「信念」は就活でよく聞かれる質問です。その意図としては、「就活生の人柄を知る」「企業との相性を確認する」の2点が挙げられます。そのため、みなさんが自分の信念を考える際は①自分を偽らない、②仕事に活かせる内容、③排他的にならない、ように注意してみてください。


自分にとって大切な考え方や価値観であれば信念と言えますから、気負わずに気楽に考えて大丈夫です。自己分析をするときに一緒に考えることをおすすめします。


また、「この信念はアピールになるか不安」「エピソードの話し方が分からない」などの不安があれば、面接前の練習もかねて就活エージェントの面談に参加しても良いでしょう。


私たちJobSpringでは自己分析のお手伝いをしているため、もちろん皆さんの信念を見つけるサポートもできます。さらに面接練習やアドバイスもおこなっているため、不安なことがあればいつでも無料面談を利用してみてください。


「後悔しない就活」を実現するためのオススメ自己分析のやり方


編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

TOPIC

新着記事
TOPへ