【就活の自己分析】モチベーショングラフの書き方と使い方
経験・特性
CONTENTS
モチベーショングラフとは?
そもそもなぜ自己分析を行う必要があるのか
モチベーショングラフを作る意味
自己分析を始めやすい
長所や短所、価値観が可視化される
モチベーショングラフのテンプレート
モチベーショングラフの書き方
STEP①:シートを作る
STEP②:今までのメインイベントを位置付ける
STEP③:各イベントを曲線で結んでいく
STEP④:各イベントのモチベーション要因を考える
STEP⑤:ターニングポイントに注目する
モチベーショングラフを総合的に活用する
活用方法①:長所・短所の発掘に使う
活用方法②:企業選びの軸(就活軸)を見つける
活用方法③:キャリアプランの補助として用いる
まとめ
皆さんは「モチベーショングラフ」というものをご存知ですか?自己分析の一環として紹介されることが多いですが、作成には時間もかかりますし、忙しいのにやってられないと思う人もいるかもしれません。しかし、企業選びに難航していたり、面接で性格を聞かれて困っているという就活生はぜひトライしていただきたいです。
これ一つで自分の長所や短所、価値観などが分かるため効率的でもあります。記事の中で作り方を紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
・自己分析をはじめたいが、何からやればいいか困っている
・よく聞くモチベーショングラフについて作り方を知りたい
・つくったはいいものの、その後の活用方法に困っている
モチベーショングラフとは?
モチベーショングラフは縦軸にあなたのモチベーション、横軸にあなたの時間軸(年齢)をとったグラフのことで、これまでの人生でどのような浮き沈みを経験したのかを可視化できるツールです。
そもそもなぜ自己分析を行う必要があるのか
就職活動では自分がこれから何年も勤める企業を探し出さなければいけません。どんなに行きたい企業があっても、自分の適性がなければ勤め続けることができないので入っても本末転倒です。それを防ぐためには自分の過去の経験からどのようなことにやりがいや喜びを感じるのか、など様々な価値観を見出さなければいけません。丁寧に自分を見直すことが自分に合う企業を見つける第一歩になるのです。
モチベーショングラフを作成する際はまず自分が思い出せる範囲で作成していきましょう。可能であれば親や友人から記憶があいまいな部分を補完してもらってさらに長い期間のものを作成してもかまいません。重要なのは素直に自分の感情をグラフに反映することです。
モチベーショングラフを作る意味
自己分析の方法はたくさんありますが、モチベーショングラフは下調べをすることなく自分の経験を思い出すだけですぐに取り掛かることができます。これまでの経験を時系列に沿って思い出し、その時の感情などを整理することで自分の感情的な傾向などを深く探ることができます。加えて今までの人生で自分に大きな影響を与えた出来事をふりかえることで、自分の価値観や判断基準、強みや弱みを見つけ出すことができるのです。そのために自分の気持ちに正直にグラフを作る必要があります。
自己分析を始めやすい
自己分析は、過去の行動や出来事から自問自答を繰り返し深層心理を確かめるという作業があります。初めて取り組むひとには難しい作業に見えます。
一方で感覚的に作ることができるモチベーショングラフを用いれば、あとはその時系列に沿って分析を進めることができるので何も指針がない状態から大きく前進できます。モチベーショングラフで高いモチベーションを保っている時期と低い時期を比較することで自分の浮き沈みがどのようなことに左右されるのかなどもすぐ検討できるでしょう。
長所や短所、価値観が可視化される
どういうところが自分の強みなのか、あるいはどういうところでつまづくことが多いのかということもモチベーショングラフを見れば一目でわかります。価値観が可視化された状態で自己分析を行うことでより素早く正確に分析の結果を得ることができます。
モチベーショングラフのテンプレート
「モチベーショングラフのシートを作るのが面倒」という方のために、ご用意しました!シンプルな作りではあるものの、気づきにくい自分のことや小さいころからの特性を知るには十分役立つものになっています。下記のリンクからダウンロードできます。
<PDFバージョン>JobSpring モチベーショングラフ
次項の「モチベーショングラフの書き方」についてはこのテンプレートを使いながら解説していきます。
モチベーショングラフの書き方
上記の図は実際にテンプレートを用いて書いてみたモチベーショングラフの例になります。こちらを参考にしながら書き方のポイントをチェックしてみてください!
STEP①:シートを作る
上にあるようなベースとなるシートを用意します。細かく出来事を書き込むため、PCより紙とペンを使うことをおすすめします。またPCでも作成は可能ですが慣れない場合は手書きの方が早く作ることができます。
ダウンロード可能なExcelファイルには操作方法も載せています。
STEP②:今までのメインイベントを位置付ける
転校やスポーツチームへの加入、受験勉強など「環境的」や「精神的」に影響のあった出来事を書き出し、そのときのモチベーションを+10から-10まで点で表します。
グラフには時期(X軸)とモチベーション(Y軸)を確認しつつ、点をつけていきましょう。
STEP③:各イベントを曲線で結んでいく
大学時代まで書き出せたら点を線で結びます。そうすることで自分の心が可視化できる状態になります。ポイントは線を書いていく際に過去の出来事を思い出しながら書くことです。
STEP④:各イベントのモチベーション要因を考える
ここからが分析の開始です。「なぜこのときモチベーションが高かった/低かったのか」を出来事ごとに考えましょう。
- ・外的要因:環境や周囲の人からの影響など外部からもたらされること
- ・内的要因:精神面や身体面など自分の中で起きていること
例 引っ越しを経験 モチベーション↑
なぜ気持ちが変化したのか:新しい地で新たな挑戦ができると感じた
→新しいことに挑戦するのが好き
→職場は少し先進的なことに取り組むところがいいかも。
STEP⑤:ターニングポイントに注目する
- ・グラフの「山」部分同士の共通点
- ・グラフの「谷」部分同士の共通点
- ・「山」と「谷」の違い、変化のタイミング
に注目して、「どんなときに力が発揮/テンションが上がるのか」を発見しましょう。特に+から-になった瞬間、-から+になった瞬間の環境や感情を思い出すことが助けになります。
モチベーショングラフを総合的に活用する
モチベーショングラフを作り終えた方は、それだけで満足することなくさらに深い分析を行っていきましょう。活用方法としては以下のようなものがあります。
活用方法①:長所・短所の発掘に使う
モチベーショングラフを使うことで自分の得意分野や、テンションが下がる原因を知ることができます。自分でも気づかない長所というのは案外日々の体験を振り返ることで見つけることができます。ある出来事があった時にどうそれを乗り越えたのか、どういう気持ちだったのかということを順に整理していくと、問題の対処が今後素早くなりますし、自分が問題解決を行う際の傾向の発見につながるでしょう。
以下の記事ではESに長所や短所を書くときに気をつけるべきポイントを紹介しています。合わせてぜひご覧ください!
【例文つき】エントリーシート(ES)における長所と短所の考え方と書き方
活用方法②:企業選びの軸(就活軸)を見つける
競争できる環境とチームワーク重視の環境のどちらが好みかなど、自分の価値観を就活軸に活かしましょう。企業選びは自己分析を深くすればするほど、正確に行うことができるようになります。何十年も働く会社を選ぶわけですからモチベーショングラフを大いに活用できると良いですね。
また、以下の記事では就職活動で重要な軸の決め方について紹介していますので合わせてお読みください。
【例文つき】就活の軸の決め方はどうする?ES・面接での答え方も解説
活用方法③:キャリアプランの補助として用いる
自分の価値観や判断基準、プライオリティを知ることで、理想の働き方や将来のビジョンを見極めやすくなります。このプライオリティを間違ってしまうと働きがいがなくなってしまったり、常に不満を抱えることにつながります。モチベーショングラフで自分を深く分析し、最適なキャリアプランを構築しましょう。過去のモチベーション変化の傾向から自分の将来について(得意な分野をさらに伸ばすのか、苦手なことにも挑戦するのかなど)検討できるでしょう。
以下の記事ではキャリアプランの立て方について詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。
【ES・面接でも有効!】就活におけるキャリアプランの考え方と回答例
まとめ
モチベーショングラフは自己分析の一部として行われることが多く、面接対策になるだけでなく、自分にあった企業選びの大きな助けになります。
しかし、実際に就活生が行っているなかで、やり方が不十分であったり、本音が引き出せていないケースがよく見られます。自分のネガティブな過去も正直に向き合わなくてはいけないため、考えているよりも難しいのです。
もし一度チャレンジして上手くいかないと思ったら、先輩の作ったものを参考にしてみたり、親しい友人に手伝ってもらっても良いかもしれません。この際に気を付けるべきなのは、あくまであなた自身の主観をもとに正直にグラフを作ることです。
また、私たちJobSpringのような就活エージェントを利用するという手もあります。自己分析のサポートや、その結果をもとにした企業選びのサポートもしているため「自分のことがわからない」「モチベーショングラフ」が作れないという就活生はぜひ一度無料面談にいらしてくださいね。
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