自分で志望する業界を選ぼう!納得できる業界を見つけて絞るコツとは?
研究ノウハウ
CONTENTS
主要業界の特徴
①商社
②マスコミ
③金融
④メーカー
⑤小売
⑥サービス
⑦ソフトウェア・通信
⑧官公庁等
⑨建設・不動産
⑩ライフスタイル(美容系)
志望業界を一つに絞る必要はあるの?
志望する業界を複数持つことのメリット
志望する業界を複数持つことのデメリット
やりがい?年収?志望業界を絞りこむ基準は?
絞り込む基準の例
バケットリストを作ってみよう
内定を複数もらってどちらにするか迷っている場合は?
まとめ
- 「業界ってたくさんあってよくわからない…」
- 「どうやって志望業界を絞れば良いんだろう?」
こう感じている就活生は少なくありません。実際に自分の志望する業界を絞り込むのは難しいものです。
今回の記事ではそんな声にお応えし、自分の志望する業界の絞り方について紹介します!
主要業界の特徴
業界といっても、大きな分類で8~10個ほどありその中で細分化されています。例えば、金融業界といってもなかには銀行、保険、証券、カードなどさまざまな事業があります。
また、似たような言葉で「業種」というものがありますが、こちらは産業をより細分化した事業の種類のことを指します。基本的に証券コード協議会の業種区分に準拠して用いられます。
現在展開されている100以上の業界をすべて紹介することはできないため、主要な業界にはどんなものがあるのか簡単にご紹介いたします。
①商社
商社のタイプは「総合商社」と「専門商社」の二つに大別されます。商社では主にトレーディング(需要と供給を満たすようにモノを行き来させること)や事業投資(実際の経営に参入すること)を行います。総合商社ではその対象が幅広い分野であるのに対し、専門商社ではある分野に特化して高い専門性の元に業務を行うのが特徴です。
②マスコミ
マスコミ業界とは不特定多数の人々(マスコミュニティ)に対し、テレビや新聞、雑誌、映画などのマスメディアを通じて情報を発信する業界を指します。広告業界もマスコミ業界の一つとして考えられるでしょう。あらゆる情報が蔓延する中で多くの人々の心にメッセージを届けるべく、各メディアの特性を生かした情報発信が必要です。
③金融
金融とは本来、資金を多く持っている人から必要としている人のところへ流通させる仕組みを指します。その仕事は幅広く、銀行や証券、保険から信託やクレジットカード等、多岐に渡ります。IT化が進む中で変化を強いられている業界ですが、その伸び率は他業界と比較しても今なお引けを取りません。
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④メーカー
メーカー業界とは、私たちの身の回りにあるモノや部品を生産する業界です。作る製品の種類により自動車メーカーや食品メーカー、鉄鋼メーカーなどと分類されます。BtoB型のメーカーかBtoC型のメーカーかによってその業務特徴は異なるため、自分にあった企業選びが大切です。
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⑤小売
小売業とは、百貨店やスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどで一般の消費者に対し商品を直接販売する仕事です。日用雑貨や食品など幅広く取り扱う業種だけでなく、ドラッグストアや家電量販店、ブランドショップなどの専門店も小売業界に区分されます。
⑥サービス
サービス業界とは、消費者のニーズを満たしサービスを商材として提供する業界です。その職種はレストランやカフェなどの飲食店やホテル業、交通業など多岐にわたります。
⑦ソフトウェア・通信
ソフトウェア業界とは、コンピューター上で様々な処理を行うアプリケーションの開発、運用を行う業界です。IT化、AI化が進む現代に置いて非常に勢力を持った業界と言えるでしょう。専門的な知識が必要となることも多いため敷居が高く感じられるかもしれませんが、今後の社会を担う重要な業界のため、人気度も高いです。
⑧官公庁等
官公庁とは、主に官庁と地方公共団体のことを指す言葉です。単純に利益を追求はせず社会を動かすために働く公的法人や、中央官庁・地方自治体などがこの業界に分類されます。
⑨建設・不動産
建設・不動産業界は建物を作るだけでなく、街全体を興していく業界です。その職種はゼネコンやハウスメーカーなど様々です。
⑩ライフスタイル(美容系)
ライフスタイル業界とはその名の通り人々のライフスタイルに参入し生活の質を向上させる仕事を行う業界です。美容化粧品業界やスポーツ・フィットネス業界などが当てはまります。
志望業界を一つに絞る必要はあるの?
そもそもいくつもある業界の中から、自分の志望する業界をただ一つに絞る必要はあるのでしょうか?
例えば、小さい頃から「この仕事がしたい!」と夢を抱いて邁進してきた人や、大学でとても高い専門性のもと研究を行ってきた人の場合は、自ずと一つの業界に絞られるでしょう。
ですが就活生の多くは特定の業界にこだわりを持たず、複数の業界や企業を会社の雰囲気や事業内容、福利厚生等の面から判断していることと思います。ここでは志望業界を複数持つことのメリットとデメリットについて紹介していきましょう。
志望する業界を複数持つことのメリット
志望する業界を複数持つことのメリットとしては、
- ・就活に対する視野が広がる
- ・エントリーする企業の選択肢が増え、比較できる
などのメリットがあげられます。
志望業界を一つだけに絞り就活を進めていく中で「この業界、本当は自分にあっていないかも…」と感じるようになった場合、融通が利かないため非常に危険です。その点、複数の業界を志望していれば臨機応変に対応することができるため、メリットも大きいのです。
志望する業界を複数持つことのデメリット
とはいえ企業側からすれば、どの業界でも良いと思っている学生よりも「どうしてもこの業界、この企業で働きたいんだ!」と熱い気持ちを抱いている就活生の方が魅力的に見えてしまいます。そのため志望業界を複数持つことのデメリットとしては、
- ・業界を深掘りしづらい
- ・志望動機の説得力が弱い
などが挙げられるでしょう。
複数の業界を志望しつつ、志望動機の説得力を保つための解決策としては、自身の中にしっかりと芯の通った「就活軸」を持つことがです。就活軸の具体的な決め方については下記の記事でわかりやすく紹介しています。
【例文つき】就活の軸の決め方はどうする?ES・面接での答え方も解説
また、具体的にいくつの業界に絞るのがベストかはこちらの記事で紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
やりがい?年収?志望業界を絞りこむ基準は?
いざ志望する業界をいくつかに絞ろうと思っても、どのような基準で絞れば良いのかなかなかわかりにくいものです。ここでは志望業界を絞り込む際の基準を紹介していきます。
絞り込む基準の例
社内の雰囲気や人間関係、年収や事業内容などはもちろん企業により様々ですが、ある程度は業界内で均質化されています。まずは自分の優先したい事項をリストアップするのが良いでしょう。例えば、
- ・年収にこだわるか
- ・大学での専門的な学びがどれだけ活かせるか
- ・上下関係がはっきりしている方が良いか、フラットな方が良いか
- ・入社後の成長速度がどれだけのものか
- ・企業のブランド力、ネームバリューは重視するか
などが挙げられます。
自分の優先したい事項が、その業界ではどのようになっているのかといったことを企業説明会やOB・OG訪問で探ると良いでしょう。とはいえ基準を設けて機械的に判断を下すようでは、本当に自分に合う業界かどうかを判断できません。時には「なぜこの基準を設けたんだっけ?」「本当に成し遂げたいことってなんだったっけ?」と自問する時間も大切にしましょう。
バケットリストを作ってみよう
皆さんはbucket list(バケットリスト)をご存知ですか?元々は”kick the bucket(死ぬ)”から転じて作られた言葉で、死ぬまでにやりたいコトをリストにしたものを指します。
実はこのbucket list、自分が本当にやりたいコトを見つめそこから逆算して将来設計を立てることが出来るという点で、就活中に是非とも作って欲しいものなのです!
例えば筆者のbucket listの中から10年以内に達成したい目標を挙げると、
・英語圏に留学するためにTOEFL iBTで105点以上取得したい!
・アイビーリーグの大学院で修士号を取得したい!
・将来国際開発の分野で働くために、フランス語習得を目指してDALFのC1ランクを取得したい!
・副業で移動カフェの経営がしたい!
・趣味のピアノで”la campanella”を弾けるようにしたい!
のようになります。
bucket listを作る上で大切なのは「自分の本心と向き合うこと」です。誰に見せるわけでもないので、恥ずかしがる必要も見栄を張る必要もありません。自分が本質的にやりたいコトを自覚することで、将来設計の一つとして就職先を探せるようになります。是非とも実際に手を動かしながら実践してみてくださいね!
内定を複数もらってどちらにするか迷っている場合は?
就活がある程度進んだ就活生の中には複数の業界から内定をもらい、どの業界にすれば良いか絞れない人もいるでしょう。内定承諾までの時間的な制限もあり、気持ちは焦るばかり…
そんな方はもう一度、自身の志望理由を見直してみてください。自分が本当にやりたいことは何だったのか、将来設計とはどう関係してきそうか、照らし合わせながら考えると少しずつ本心が見えてくることと思います。
また面接で言われたことや会社・社員の雰囲気を思い出してみるのも有効です。大切なのはネガティブにならず、「進む企業を選べる立場にいる」ということをプラスに捉えることです。
まとめ
今回の記事では志望する業界を見つけて絞るコツについて紹介しました。全体を簡単に振り返ってみましょう!
- ・業界は様々であり、どの業界に自分が合っているのか見極める必要がある。
- ・志望業界は複数持っていても良い。
- ・志望業界を絞り込む時の基準は自分の優先したい事項に合わせる。ただし、あまり数値的・機械的に判断しないこと。
- ・バケットリストを作って本当の自分がやりたいことを見つめ直す時間も大切。
とは言っても、自分が本当にやりたいことを見つけるのは難しいものです。またやりたいことが見つかっても、そこにアプローチをかけるためにどんな将来設計をすれば良いのかも、一人だけで決めるのは心細いでしょう。
そんな時は是非とも我々就活エージェント、JobSpringをご利用ください!就活のプロが皆さん一人ひとりに合わせた面談を無料で行っていますよ。お待ちしています!
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