小売・専門店業界の特徴と動向

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小売・専門店業界の特徴と動向

スーパーマーケットの特徴と動向

ドラッグストアの特徴と動向

小売・専門店業界の特徴と動向

 この小売・専門店業界は、スーパーやコンビニ、百貨店などといった日常生活に身近な業界です。


 この業界に属する企業(形態)としてはスーパーやコンビニ、百貨店やドラッグストアや家電量販店など様々ありますが、基本的に商社やメーカーから商品を仕入れ、それを店で消費者に販売しています。


 この業界を研究していくにあたり様々な形態全てについてご紹介するとまとまりがつかないため、このページでは小売・専門店業界の中でも特に小売としてスーパー、それから専門店としてドラッグストアについてご紹介していきます(他の形態については随時紹介ページを更新していきます!)。



スーパーマーケットの特徴と動向

 まずはスーパーマーケット業界の特徴と動向からご説明していきます。

 ご存知の通り日用品を扱っているということもありその市場規模は非常に大きいです。スーパーマーケットには食品に特化した食品スーパーも多数ありますが、一方で食品以外の衣料品や住居関連の商品なども扱い多種多様な商品を揃えている総合スーパー(GMS)もあります。


 総合スーパーマーケットの総販売額は国内で約13兆1,682億円、食品スーパーの総売上高は約10兆2,672億円(2015年時点)となっています。

 スーパーに限ったことではありませんが、2014年の消費税増税によって小売業界は大きな影響を受けました。スーパー業界ではその影響により二極化が見られ、ここ最近は首都圏の食品スーパーに関してはどちらかというと好調です。これは増税から少し月日が経って、増税による消費減の反動がある程度はね返されたためではないかと見ることができます。

 しかしその一方で、総合スーパーに関して言えば不振が続いています。特に衣料品は、消費増税により消費者の財布のヒモがカタくなったことで勢いを増した低価格のファストファッションに押されています。


 そんなスーパー業界では、こういった状況下で業界再編が活発化しています。ファミリーマートとユニーグループホールディングスが2016年9月に合併したり、高級スーパーの成城石井がローソンの傘下に入ったりと様々なところで動きが生じています。


 また業界の特徴としては、特に学生からの就職先として人気は高いとは言いがたく、昨今の人手不足による影響は避けられません。それから一次産品と呼ばれる加工されていない食料品(油や農産物など)の仕入原価が高騰していることもあり、業界として利益の確保が課題となっています。


 そのような厳しい状況で、人件費削減のため多くのスーパーではセルフレジが導入されています。これは人件費削減の他に混雑の緩和といった効果もあり、今後このような取り組みがもっと浸透し新たな取り組みも増やしていくことで利益を増やしていけるかがカギになりそうです。



ドラッグストアの特徴と動向

 続いてドラッグストアの特徴と動向についてご紹介していきます。

 ドラッグストア業界では、上位4社がシェアを取り合っている様相となっています。その4社とは、上位順にマツモトキヨシホールディングス、ウエルシアホールディングス、ツルハホールディングス、そしてサンドラッグです。

 なお、このドラッグストア業界上位4社については小売・専門店業界の主要企業のページでご紹介していきます!


→業界研究:小売・専門店業界の主要企業


 ドラッグストア業界の業界規模は、2015年度の数字で6兆1,325億円となっています。先ほど上位4社について少しだけ触れましたが、この上位4社はいずれも売上高が5000億円台で拮抗しており、このような勢力関係の業界はあまり多くないため、ドラッグストアに興味のある方は覚えておくと良いと思います。


 ドラッグストアはもちろん薬(調剤・医薬品)をメインとして扱っていますが、扱っているのは薬ばかりではありません。店舗に行ったことがあれば大抵の場合目につくと思いますが、食品や化粧品や日用雑貨なども販売しているところが多く、なんならその値段はコンビニエンスストアやスーパーマーケットよりも安いということも少なくありません。


 なぜ安く提供できるのかというと、それは薬の利益率が高いことに理由があります。ドラッグストアは基本的に薬で粗利の40%~50%近くを稼げるため、少々食品などが安くてもそれで集客につながり薬も購入してもらえて利益につながったりするわけです。


 また、このドラッグストア業界の特徴・動向として知っていきたいのが、ドラッグストアの店舗数自体は増加しているものの、企業数は減少傾向にあるという点です。ドラッグストア業界でも企業のM&Aによる業界再編が進んでいます


 また、訪日観光客の増加によって市場は活気がありますが、特に首都圏では店舗が飽和状態であったり、ある程度市場が成長してきて成長率が落ち着いてきていたりと、不況ではないものの、単に好景気が続くとは考えにくい状況かもしれません。

 なお、店舗が増加傾向にあるため薬剤師の需要も伸びてはいますが、薬剤師は国家資格であり難易度が高い職種です。そのためドラッグストア業界では販売部門もさることながら薬剤師の人手不足という課題も生じてきています。


編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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