就活生の疑問、総合商社で何をする?どんな仕事・どんな人?

CONTENTS

そもそも総合商社って何?

総合商社の主な役割

①トレーディング

②事業投資

どんな会社があるの?

総合商社に向いている人の特徴

商社を志望する際のポイント

人間性

利発さ

語学力

配属リスクを理解

まとめ

総合商社といえば就活生からの人気は最高レベルです。志望度に関わらず一度は説明会に参加してみる就活生も多いですよね。


しかし人気業界だからこそ仕事内容をよく知らずに受けて後悔したり、志望していてもフィールドの広さに困惑して上手く志望動機などを用意できない就活生が毎年いるようです。


今回は、そんな総合商社が一体どんな仕事をしているのか、商社就活では何に気をつけるべきか、などの基礎的な部分を考えていきたいと思います。ぜひ業界研究の参考にしてみてくださいね!


そもそも総合商社って何?


ラーメンから航空機まで」という言葉があるように、総合商社では会社内に複数のカンパニー・部門があり、様々な事業を手掛けています。

  • ・資源分野:原油、金属 など
  • ・非資源分野:住生活、繊維 など

この業態は日本独自のものであり、世界中に広がった多種多様な事業から得られる情報を武器に、時代の流れを素早く読み取った経営に長けていると言われています。


また、総合商社と専門商社は役割が同じですが事業規模が異なります。

  • 総合商社:様々な事業分野を扱う
  • 専門商社:特定の分野を扱う(例、食品など)

総合商社の主な役割


①トレーディング

世界中の需要と供給を繋げることが総合商社の主な特徴で、特に資源分野(エネルギー・金属)などではトレーディング業務が多く行われています。

これはAとBの間でモノなどを届ける際、世界中の情報を持つ総合商社が介入することで他国での治安問題や法的トラブルを回避させるなど、リスクマネジメントが出来るメリットもあります。

②事業投資

トレーディングが仲介であるなら、事業投資は実際に経営に参加するということです。多くのノウハウを持つ総合商社が投資をして事業に携わることで、投資される側もビジネスをしやすいですし、総合商社としても取込利益を得られるというメリットがあります。


どんな会社があるの?

一般に就活生に大人気な商社は、八大商社五大商社と呼ばれます。五大商社でいうと、三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事で、八大商社には双日・豊田通商・兼松が含まれます。


以下は筆者が説明会や社員との会話で感じた五大各社のカラーです(注:個人の主観です、また筆者は総合商社の人間ではありません)

  • 三菱:オールマイティで死角なし、圧倒的オーラを持つカリスマの集団
  • 三井物産:資源、インフラに強い、「人の三井」らしい社員の挑戦意欲が特徴
  • 伊藤忠:住生活など非資源分野が強い、言わずと知れたゴリゴリ体育会系商社
  • 住友:金属、生活関連で住友系の強い連携を発揮、堅実で「いいひと」が多い
  • 丸紅:食糧、電力に強みがある、泥臭さをいとわず果敢に挑むチャレンジャー精神

少しでも総合商社に興味がある就活生は、是非すべての総合商社の説明会に参加して雰囲気を感じてみてください。実際に社員に会うとはっきりとカラーの違いが分かり、リアルタイムの事業内容なども聞くことができますよ!


業界研究のやり方や選び方で迷っている就活生は是非こちらも参照してください。


総合商社に向いている人の特徴

  • 〇プレッシャーに強い:総合職は営業中心!結果が求められる
  • 〇責任感がある:数億規模の事業に携わることも!
  • 〇激務に耐えられる:時期によっては残業が続く!
  • 〇泥臭い仕事OK:新規開拓の営業では大変なことも多い!
  • 〇常に挑戦を意識している:変化に敏感な総合商社、社員も挑戦好き!

商社を志望する際のポイント


人間性

総合商社の選考で一番重視されていると思われるのが「人柄」です。営業職は社外の人と話すことが多く、また社内でも仲間と仕事をするためコミュニケーション能力は必須でしょう。面接などの応対でも見られていることを意識し、自己PRなどでも人柄の良さを感じさせるエピソードがあると良いでしょう。


利発さ

学業成績ではないという意味で利発と書きましたが、主に、事前に調べて良い逆質問を用意する「思慮深さ」そして突飛な質問に対応する「頭の回転速度」を見られます。


就活生の中でよく地頭がいいという言葉を聞きますが、まさに総合商社の面接ではそれが求められます。とはいっても、こちらは人柄ほど必須というわけでもなく、事前準備をしっかりした上で分からないことを素直に認めることで面接を突破した就活生も多いです。


語学力

総合商社の社員は英語が出来て当たり前なので就活の段階でTOEICの点が良いからとプラスになることはほぼないです。また、反対に今の時点で英語が全然話せないからと落ちることもあまりないようです。


筆者が出会った社員の方は、全く英語が出来なかったが面接でこれから必死に頑張る意思を伝えたら受かったと話してくれました。しかし、英語が嫌いであったり、今後上達させる意思がないと仕事が辛くなると思われます。


配属リスクを理解

総合商社に入るリスクとして、希望する部門に行けないというものがあります。


どの仕事でもやってみればやりがいはあると思われますが、志望動機で「絶対に食糧危機を変えたい」などと特定のテーマにこだわリ過ぎると「希望部門に入れなかったら辞めるのかな」と敬遠されてしまう可能性があります。


希望は主張しつつ、どこでも意義を見出して頑張れるという姿勢を示すことがおすすめです。


まとめ


ここまで総合商社の仕事内容や、各社の特徴などの基礎情報をお伝えしました。


これらはかなり初歩的な知識ですが、この時点ですでに皆さんが総合商社を面白そうと思うか否かが分かれてくるでしょう。総合商社は事業内容も大きく、就活生からの人気も高いため企業分析も自己分析も生半可では受かりません。


この記事を読んで何か違うと思った方は他の業界に時間を割けば効率的ですし、興味を持った方は企業の個別説明会に足を運んで、より詳しい情報を得て頂ければと思います。


また、「総合商社気になるけど、向いているかな」、「総合商社以外だとしたら自分に向いている企業ってどんなところだろう」など、なにか悩んでいることがあれば就活エージェントを頼ってみてはいかがでしょう。


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参考:https://job.mynavi.jp/conts/2021/keyword/gyoukai/g11.html, https://job.mynavi.jp/conts/2021/keyword/gyoukai/g11.html
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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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