【新卒】保険業界の特徴|仕事内容から魅力まで一挙解説

CONTENTS

保険業界とは?

生命保険

損害保険

保険業界における主要企業

保険業界での特徴的な仕事内容

①営業職

②企画/販売戦略

③アクチュアリー(保険数理)

④アンダーライティング(引受査定)

⑤資産運用

まとめ 

今回は保険業界の特徴をご紹介します。


日本は「保険大国」で、損害保険の市場規模が世界4位、生命保険の市場規模は世界2位となっています。保険は人々の生活で身近なものと言えるでしょう。では就活生から見た保険業界は、どんな仕事内容となっているのでしょうか。確認していきましょう!


保険業界はいわゆる金融業界の中に位置し、業務内容の一部が他の金融系と類似するものもあります。金融業界を全体的に知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。


【業界研究入門】金融業界の今後と学生に求められる人物像とは?


保険業界とは?



人々は「病気になったとき」「交通事故を起こしたとき」など特定の出来事に備えるために保険に加入します。毎月保険料を支払うこと万が一のときにまとまった金額の保険金を受け取ることができるのです。病気や事故、家族が亡くなったときなどは臨時で支出が増えますから保険に加入することで金銭的負担を軽減することができますし、備えがあるということが精神的な安心にもつながります。


年齢や内容によって払う保険料は異なり、人々はそれぞれ自分に合った保険を選択できます。だからこそ保険業界全体として社会の動きや顧客のニーズを把握することが大切です。


生命保険

生命保険は死亡時や病気に備える保険です。最近は平均寿命が延びたことで、病気や介護などを保険内容に盛り込む「生きるリスク」に備える保険が人気になっています。


損害保険

事故や天災など暮らしにおけるさまざまなリスクに備えるのが損害保険です。自分の家や車などが被害を受けた場合だけでなく、意図せず誰かを傷つけてしまったときに生じる賠償金を代わりに払ってくれるなど、加害者になってしまった場合にも備えることもできます。


保険業界における主要企業



保険業界には損害保険会社と生命保険会社を合わせて約70社もの企業があります。その中でも代表的な企業を紹介していきます。


かんぽ生命

「お客さまから選ばれる真に日本一の保険会社を目指す」を経営方針に掲げ、生命保険業が強み。もともと日本郵政グループは国民の生活に関わりが深く、顧客基盤は盤石です。かんぽ生命も、そのコネクションを活かした地域に根差したビジネスを目指しています。最近では従業員の健康も目標として掲げ、働き方改善に取り組んでいます。


参考:http://saiyo.japanpost.jp/jpgroup/jp-life/

東京海上ホールディングス

損害保険業界では国内1位を誇るグループです。特に東京海上日動火災保険株式会社は、損害保険のリーディングカンパニーとして激動の時代でもニーズに合った商品・サービスを追求することをミッションとしています。働きやすい環境づくりに定評があり、特にワークライフバランスを重視する女性に人気の企業となっています。


参考:https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/

MS&ADインシュアランスグループホールディングス

「ITを通じてお客さまへ高品質なサービスを提供し、広く社会的責任を全うします。そして、一人ひとりの社員がやりがいをもって働ける会社であり続けます。」主要企業の中でも損害保険が強いです。代理店のサポートにも力を入れ、社員の声をアンケートで集めるなど働きやすい環境つくりにも取り組んでいます。


参考:https://www.ms-ad-systems.com/business/

第一生命

1902年に設立された歴史のある会社で、徹底した堅実経営、お客さま重視の姿勢、「最大たるより最良たれ」の考え方を大切にしています。生命保険を本業とし、顧客に安心感を与える商品と対応が強みです。


参考:https://www.dai-ichi-life-saiyo.jp/about/

保険業界での特徴的な仕事内容


①営業職

営業職と言っても個人向けのリテール企業向けのホールセールがあります。総合職としての一括採用であれば営業からキャリアがはじまることも多いですが、その理由としては、やはり一番お客様に近い職種であり、企業の基本であることが大きいです。ただ保険業界の営業は飛び込みが多いこともあり、何度も足を運んで信頼を得たり世間話で盛り上げたりと、体力や話力が求められる大変さもあります。それさえ乗り越えられれば社会人として大きく成長できるお仕事でしょう。


②企画/販売戦略

保険の内容を考えたり、広告戦略を練るような企業の頭脳的な役割を担う職種です。本社勤務となり、就活生にも人気の高い部署と言えるでしょう。現場を知らなければ良い案を出せないため、営業職を経験した後に異動して来るケースが多いようです。


③アクチュアリー(保険数理)

会社の収支分析、顧客のニーズ分析など数字を元に経営をサポートする職業です。保険の知識だけでなく、統計を扱うための専門知識が求められます。資格試験が難しいため、新卒の場合は職務経験を積みながら勉強して資格を取ることもあります。


④アンダーライティング(引受査定)

保険は加入前に顧客の情報を提出してもらう必要があります。例えば生命保険であれば持病や病歴などですね。書類に記入してもらった情報が事実と違いないか精査して保険加入が可能か確認する仕事が引受査定です。会社にとってマイナスになる可能性や、どの程度の保険料が妥当かなど考える点は沢山あります。


⑤資産運用

企業は保険料を受け取るため多額の資産を持っていることが多いです。その資産を運用することも重要な仕事です。しかしそのお金は顧客から預かっているものですからいざ保険金を払うときに「実は投資に失敗してなくなりました」は許されません。堅実な投資スキルを求められるのが保険業界の資産運用の特徴です。


まとめ 



保険業界は主に生命保険と損害保険に分けられます。両方扱っている会社も多いですが、力を入れる部分が異なりますので企業選びの際には事業内容に注目してみると良いでしょう。また保険選びは顧客にとって大きな決断になります。どの企業、どの職種でも責任感が求められますから、そのことを知ったうえで志望するか考えてみてください。


職種は

  • ・営業
  • ・企画
  • ・保険数理
  • ・引受査定
  • ・資産運用

など多岐に渡りますが、入社時では総合職としてまとめられていることも多いです。そうなると希望部署になかなか行けない可能性もあります。それでも良いか自分で考える必要がありますし、面接でも「希望部署は〇〇らしいけど、もしそれ以外に配属されたらどうする?」など聞かれるかもしれませんので準備しておくことをおすすめします。


保険業界ぜひ志望したいという場合は、保険業界の動向を解説した記事もありますのでぜひ業界研究の参考にしてみてくださいね。


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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