就活で知りたい職種の決め方!|基礎知識から応用まで

CONTENTS

就活をする上で知りたい「職種」とは?

職種を決めておく重要性

①キャリア形成の重要な礎になる

②仕事のモチベーションに直結する

主な職種一覧

営業職

事務職

販売職

企画職

技術職

管理部門

その他専門職

職種の決め方4つと各ポイント

①自己分析(過去の経験から考える) 

②実際にインターンで体験してみる

③キャリアプランから考える 

④OB訪問で先輩の話を聞いてみる

職種がどうしても決まらない場合は?

①総合職として企業にエントリーする

②就活エージェントに分析してもらう

まとめ

就活中、「自分がどんな仕事をするのか」は気になるポイントですよね。それを知るためのポイントは「職種」にあります。


皆さんは業界・企業研究をしていく中で、どんな職種があるのかを知り、エントリー時もしくは選考過程において職種選びをしてきます。しかし、働いたことがないからどんなものが自分に合うかわからず、決まらないこともあるのではないでしょうか?


今回はそんな方たちに職種ごとの説明と決め方についてお伝えしていきます!


就活をする上で知りたい「職種」とは?



一口に「職種」といっても、その分類は見方によってさまざまです。ここでは、就職活動で一般的な民間の企業における職種について解説しましょう。民間企業の職種では大きく、総合職、専門職、一般職(事務)の3つに分ける事ができます。それぞれの特徴を押さえておきましょう。


大きな区分として、総合職、専門職、一般職(事務)というものがあります。


総合職:部署異動をしながら多様な業務を経験します。出張・残業もあり、業務の幅広さからお給料も高めに設定されていることが多いです。


一般職:サポートとして事務的業務を行います。基本的に転勤がありません。またお給料は総合職より低めですが、残業が少なくプライベートを充実させやすいのが特徴です。


専門職:スペシャリストとして特定の業務に携わります。理系や資格を持つ人が多く、異動は決められた業務内の限られた範囲になります。



職種を決めておく重要性



「就活の時期から職種を決めておくなんて、早いでしょ…」


そう感じている人も少なくないのではありませんか?確かに進む企業も決まっていないうちから職種を決めておくことは、少し先取りをしている気分になるかもしれません。


ですが就活期から職種を決めるのは、決して早すぎることではないのです。むしろ個の特性が重視される今だからこそ、できるだけ多くの就活生に早いうちから職種について検討してほしい、、、筆者はそう思います。


ここでは、早いうちから職種を決めておく重要性について、

  • ①キャリア形成
  • ②モチベーション

の2つの視点から説明していきましょう!


①キャリア形成の重要な礎になる

宿主を決めておく事が大切な第一の理由は、新卒一番で勤めた職種が今後のキャリアを形成していく上で重要な礎となるためです。


現代では「どの会社に勤めていたか」よりも「どんな仕事を経験し、どんなスキルを持っているのか」を重要視する、いわゆるジョブ型の価値観が浸透しつつあります。そのような時代において、新卒入社した企業で経験した職種は非常に大きな意味合いを持つのです。


中には途中で職種変更をする人もおり、実際に子育てを終えた一般職の女性が総合職に転じたという話を聞いたこともあります。


とはいえ途中から職種を変更するのはなかなかハードルが高く、


  • ・誰でもなれるわけではない(倍率が高いことも)
  • ・新しく仕事を覚え、一からキャリアをやり直すことになる

というのが現実です。新卒の就活から職種をしっかり決めることは大切なことなのですよ。


就活でのファーストキャリアの考え方。意味や重要性について徹底解説!

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②仕事のモチベーションに直結する

職種選びが大切なもう一つの理由は、任された職種が日々の仕事のやりがいに直結するためです。


職種選びは業界選び以上に、日々の仕事のやりがいに影響すると言っても過言ではありません。というのも、毎日の業務は職種によって大まかに分類されているからです。


社会にとってどんなに重要な業務であっても、皆さん自身がそれを楽しめなければ働くのが苦痛になってしまいます。しっかりと進みたい職種を検討し、入社後のミスマッチを防ぐ事が大切です。


主な職種一覧



先述したように、一般的な民間企業では主に「総合職」「一般職」「専門職」の3つに職種が分けられています。これをさらに細分化していくと、具体的な業務内容によって様々な職務タイプへと分類する事ができるのです。


ここからは業務の内容によって具体的に分類した主な職種一覧について紹介していきます。


営業職

営業職とは、自社の商品(物品・サービス)を買ってくれそうな顧客に対し、購入を促し売買契約を結ぶ職種です。総合職のほとんどは入社後すぐに営業職を経験する傾向にあります。


数字で結果を求められるプレッシャーが大きいですが、その分努力次第で高収入のチャンスもあり、やりがいの大きい職種です。


【職種研究】営業職とは?細かい職種分類と仕事内容について徹底解説!


事務職

事務職は主に、必要な書類の作成や処分、データ入力、来客・電話対応などの業務を行う職種です。一般職の多くが経験する職種と言われています。


最近では他職種の業務をサポートするだけでなく、会社の経営企画に関与できる企業も増えてきているようです。


【新卒向け】事務職の適性チェックと効率的な探し方

【一般職とは】一般職の働き方の特徴・種類や一般職就活について解説


販売職

販売職では自社の製品をお客様へ販売するのがメインとなる職種です。店舗を構え実際に接客しながら購入してもらう店が営業職と大きく異なる点と言えるでしょう。


販売する製品によっては専門的な知識が欠かせないものも多く、奥深い魅力のある職種です。


企画職

企画職とは、マーケティングのうち需要のある商品・サービスを考案し、カタチにする職種です。市場調査や課題設定を踏まえ、アイデアを具体化しプレゼンを行うという手順で製品化していきます。


頭の中にあるアイデアを形に変えていく面白さに魅力があります。文系でも就く事ができ、クリエイティブな仕事に惹かれる就活生におすすめですよ。ただし、すべての業務においてアイデアベースで作業ができるわけではなく、地道なニーズ調査や効果測定など論理性が求められる仕事でもあります。


マーケティング職に関しては以下の記事にてより詳細に解説しているので、企画が気になった方はチェックしてみてください!


【新卒向け】マーケティングってどんな職種?|仕事内容から適性まで徹底解説


技術職

技術職とは、製品・商材を作成するための製造過程を創り出す職業です。その分野は多岐に渡り、建築や化学、電気機械系など様々です。


特に最近ではIT化・AI化が進み、IT分野での技術職にニーズが大きくみられます。商品となるシステムの設計・開発・テストなどを行う「システムエンジニア」やその設計に基づいて実際にプログラミング作業を担う「プログラマー」などが職種としてあげられ、幅広い業界で活躍している職種です。


【新卒:職種研究】ITエンジニアの仕事内容とは?種類別で解説!

IT業界を目指す文系就活生の未来は?ITコンサルやエンジニア職について解説


管理部門

管理部門とは、お金の流れを管理する経理、人材を管理する人事、法的手続きやトラブル時の対応を行う法務など、会社自身を管理する職種です。バックオフィスとも呼ばれ、その名の通り顧客とは接することがありません。


会社の運営側として経営陣との関わりも多く、やりがいの大きな職種です。


その他専門職

その他にも、管理栄養士や公認会計士など国家資格の知識を活かしたり、専門学校を出てデザインなどの才能を活かし専門部署で仕事をするなど、業界ごとに様々な専門職があります。


職種の決め方4つと各ポイント


業界や企業によって様々な職種が存在し、自分にはどの職種が合っているのか迷う方もいるかと思います。自分に合った職種はどのように見つければ良いのでしょうか?


よく用いられるのは診断サイトです。簡単な質問項目に答えていくことで分析をしてくれるため手軽である反面、踏み込んだ分析まではできないという欠点があります。診断サイトを利用するだけでなく、その結果に加えて自分自身で深い分析することで、より自分の「やりたいこと」「得意なこと」を見つけられるようになりますよ。


ここからは職種を決めるのにおすすめの方法とポイントを4つ紹介していきます!


①自己分析(過去の経験から考える) 

自分の適性や向いている職種を分析するのに、自己分析は欠かせないツールの1つです。


就活では業界分析や企業分析、企業に求められる人材の調査など、視点のベクトルが外側へ向きがちです。しかし実際に仕事を行うのは他でもないあなた自身。自分自身を見つめる時間が何よりも大切です。


  • ・自分が頑張れるとき、力を発揮するときはどんな環境だったか?
  • ・集団の中でどのようなポジションが得意だったか?
  • ・人と関わることは好きか?

このような質問を一度自分に投げかけてみましょう。答えに迷うものがあれば、自己分析が足りていないかもしれません。過去の経験と照らし合わせながら自分の特性はどのようなものなのか、じっくりと向き合ってみることをおすすめします。


「後悔しない就活」を実現するためのオススメ自己分析のやり方


②実際にインターンで体験してみる

実際の現場を見に行き職業体験をすることも有用な方法です。企業HPや就活雑誌などから集めた情報も十分価値がありますが、実際の経験を通して得られた所感は何にも変え難い価値を持っています。自己分析などで興味のある職種を絞れたら、早いうちにインターンへ応募し体験してみましょう。


実際、大学3年の12月までにおよそ7割の人がインターンに参加しています。視野を広げる1つの機会だと思い、気軽な気持ちで足を運んでみると良いでしょう。


学生が行くべきインターンとは?インターンの必要性について

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③キャリアプランから考える 

自分が描く今後のキャリアプランに合わせて職種を選ぶことも大切な方法の一つです。 


  • ・5年後、10年後、15年後どんな仕事をしていたいですか?
  • ・プライベートと仕事の割合は?
  • ・転職、起業の予定はありますか?

などといった項目を軸にキャリアプランを考えてみると、それを実現するために必要な職種や業界が定まってきます。


例えば「30代後半に特定分野のフリーランスエンジニアとして働いていきたい」というキャリアプランを想定してみましょう。そのスキルを磨くためには、


  • 1: 大手IT企業でSEを志望。
  • 2: 必要な知識経験を磨き、
  • 3: 30代前半にはベンチャーに転職。需要のあるシステムを自分主体で設計する環境を見出す。

などのキャリアプランを描けます。ゴールを想定してそこに向かって道を描くことは、かなり有用な方法ですよ。


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④OB訪問で先輩の話を聞いてみる

インターンや説明会でも職種が定まらない場合は、大学の先輩など既に社会人として働いている人の話を聞いてみましょう。


調べて出てくる話と実際の様子は異なることがあります。知っている先輩から話を聞けば、より身近に自分の将来を考えることが出来るかもしれません。


【完全版】就活に役立つOB訪問のやり方|メール、準備、当日の流れなど


職種がどうしても決まらない場合は?



「上の4つの方法を試したけれど、どうしても自分に合った職種がわからない…」という場合もあるかもしれません。自分の将来を大きく左右する決断ですから、迷ってしまうのも無理はないでしょう。


どうしても職種が決まらない場合は、以下の方法を試してみることをおすすめします。


①総合職として企業にエントリーする

どうしても職種が決まらない場合、とりあえず総合職として企業にエントリーすることをおすすめしています。というのも、総合職という職種は他の職種に比べて多様な業務に触れる事ができるからです。


一般職や専門職から他職種に路線変更するのはなかなか厳しいのが現状ですが、総合職から他職種へ移るのは比較的容易と言われています。いろいろな業務を実際に経験してみてから方向転換するのも、ファーストキャリアが総合職であれば可能なのです。


就職後の可能性を広げるという意味でも、とりあえず総合職でエントリーしておくことはおすすめの方法です。


②就活エージェントに分析してもらう

多種多様な職種の中から選びぬくのは意外と大変な作業です。自分一人では決めきれないこともあると思います。そんなときは就活のプロであるエージェントに相談してみるのもひとつの手です。


客観的な視点から皆さんの得意な分野を分析し、一緒にキャリアについて考えることができるため、斬新なアイデアがもらえることがあります。


まとめ



今回の記事では職種の種類やその決め方と、決められない時どうすべきかについて紹介してきました。記事全体を簡単におさらいしてみましょう。


・就活期から希望職種を決めておくことはキャリア形成やミスマッチ防止のためにも大切。
・業界・企業により職種は様々に存在する。
・職種を決めるときは自己分析をベースにインターンやOBOG訪問も活用する。
・どうしても決められない場合は総合職としてエントリーするか就活エージェントを利用するのがおすすめ。


希望が叶って興味のある業界に入っても、自分の好きな仕事でなければ働くモチベーションは下がってしまいます。そうならないためにも職種選びは大切なのです。


今回は基本的な職種やその選び方をご紹介しましたが、もしどうしても迷ってしまったら、就活エージェントと一緒に決めてみませんか?JobSpringでは、皆さん一人ひとりに合わせた自己分析や企業選びのサポートを行っています。肩の力を抜いて、一度相談にきてみてはいかがでしょうか。お待ちしています!

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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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