【一般職とは】一般職の働き方の特徴・種類や一般職就活について解説
研究ノウハウ
CONTENTS

一般職とは?
総合職の補助役
最近では異なる名称・異なる働き方も
一般職の特徴
転居を伴う転勤がほとんどない
マニュアル化された仕事が多い
残業がほとんどない
主な仕事内容
①書類作成や事務処理
②データ入力
③書類・データの管理
④電話・来客対応
一般職(事務職)の種類
一般事務
営業事務
経理事務
貿易事務
秘書
一般職就活の特徴
①内定が出るのが遅い
②関連するイベントが少なく、情報量が少ない
③インターンシップがほとんどない
一般職就活への対策
まとめ
企業エントリーの際に目にするコース区分。よく見られるのは「総合職」と「一般職」です。総合職に関しては説明会やインターンシップで情報収集ができても、一般職については詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、一般職の特徴や仕事内容に焦点を当てて解説します。より自分に合った仕事が発見できるよう、一般職への理解も深めましょう!
総合職との違いについてはこちらの記事でまとめていますので参考にしてみてください!
総合職と一般職の違いは?どちらを志望するか迷った場合の判断基準
一般職とは?
そもそも一般職とは、企業における正社員のコース区分の一つです。主な業務として、書類作成やデータ入力を行います。
また、店舗の窓口対応やコールセンターの電話受付も一般職の業務に含まれます。銀行や不動産会社を思い出してみるとわかりやすいでしょう。私たちがサービスを契約する際、手続きを進めてくれるスタッフの方々のほとんどは一般職です。
総合職の補助役
一般職は、総合職を事務的な側面から支えます。
具体的には、総合職が企画・営業等を円滑に行うことができるよう、一般職は書類やデータの作成・管理等でサポートします。企業がビジネスを行う上で、細かい点を補うために欠かせない存在です。
最近では異なる名称・異なる働き方も
一般職は、「アソシエイト職」や「ビジネスサポート職」などとも呼ばれます。企業によって業務範囲も異なるため、エントリー予定のコースで自分のやりたい仕事ができるかどうか、必ず確認しましょう。
また、近年は総合職・一般職の枠組みが廃止されつつあります。以前は「一般職=女性」のイメージも強くありましたが、今では一般職の在り方も大きく変化しています。金融業界を中心に「エリア総合職」など、転勤なしで裁量のある働き方ができるコースも増えました。
一般職と言ってもサポートに回るのみでなく、総合職と同じような主体性やリーダーシップが求められる企業もあります。それぞれの企業における一般職の位置付けを研究することがおすすめです。
一般職の特徴
では、一般職の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。自分の理想的な働き方を念頭に置き、それが一般職で実現できるか考えながら読み進めてみましょう!
転居を伴う転勤がほとんどない
エリアごとの採用が多く、異動の場合も近隣の支社(支店)に配属されます。地元で働きたい人や、引っ越しが難しい人には働きやすいでしょう。
転勤を伴う総合職とは異なり、働きたい場所で働ける点は一般職の魅力です。
マニュアル化された仕事が多い
書類作成やデータ入力など、決められた順序で行う業務が多いです。企業によって一般職の業務範囲に違いがあるとはいえ、ほとんどの場合これらの事務的作業は含まれています。ミスなく確実に業務を遂行することが非常に重要です。
残業がほとんどない
店舗の窓口対応やコールセンターの電話受付など、利用者の利用時間が区切られている業務においては、残業はほとんどないと考えてよいでしょう。
また、総合職のようにクライアントと直接交渉する機会は少ないため、相手に合わせた時間に勤務する必要もありません。プライベートの時間を大切にできるのはよいですね。
主な仕事内容
続いて、一般職の仕事内容を見てみましょう。
一般職の業務では特に、決まった手順の物事を間違いなくやり遂げる力が求められます。また、業務を円滑に進めるため、他の社員への気配りが欠かせません。
①書類作成や事務処理
見積書や請求書、契約書等を作成します。社内やクライアントとのやり取りに使用されるため、言葉の使い方や漢字の変換に気を付けながら、素早く正確に資料を完成させます。
②データ入力
サービス契約者の個人情報や、クライアントの情報をデータ化します。少しの間違いが後々大きな問題になり得るため、この業務においてもミスや抜け・漏れがないよう、細かな部分に目を配る必要があります。
③書類・データの管理
顧客情報や企業の重要書類・データを適切に管理します。近年はITの発達に伴い、以前に紙媒体で保存していた情報の電子データ化を進めている企業も多いそうです。情報流出しないよう、書類・データは慎重に扱わなければなりません。
④電話・来客対応
窓口・コールセンターでのお客様対応から、来社するクライアント対応など、さまざまな人とのかかわりもあります。
店舗や電話でのお客様対応では、自社サービスへの理解を十分に深めたうえで、利用者それぞれに合った提案をします。クライアント対応では他の社員と協力し、話し合いが円滑に進むよう会社の案内や書類準備を行います。
一般職(事務職)の種類
一般職においても、主にどのような業務に携わるかは企業や配属先によって異なります。具体的にどのような種類があるのか見ていきましょう!
一般事務
前述した仕事内容全般を行う事務です。正しい言葉の知識やPCスキルが求められます。さまざまな部門と幅広くかかわることができます。
営業事務
総合職の営業は社外のクライアントと直接やり取りを行いますが、一般職で営業部に配属された場合は主に社内での業務となります。
見積書や請求書の作成・発送、在庫管理などを通して、外部とのやり取りが円滑に進むよう営業部全体のサポートをします。
経理事務
会社のお金を管理します。経費精算や伝票の作成が適切に行われているか等を確認するため、業務においては簿記の知識が必要とされます。就職・入社前に少し勉強しておくと役立つでしょう。
貿易事務
輸出・輸入に関する書類の作成や申請を行います。その他、貿易を行う上で必要な船や飛行機の手配もします。
海外と取引をするにあたって、語学力や法律の知識が必要とされます。事務職の中でも専門性が高く、商社やエネルギー関連の企業でみられる職種です。
秘書
経営者や役員をサポートします。重要な情報が外部に流出してしまわないよう、厳重に管理を行う必要があります。また、スケジュール管理を行うなど、外部とのかかわりも多い仕事です。
新卒での採用はほとんどなく、年数を重ねて信頼を得た上で就けるポジションです。
一般職就活の特徴
就職活動で一般職を受ける場合、押さえておくべき特徴には何があるでしょうか。総合職就活とは異なる点をまとめました。
一般職のエントリーにあたり、下記の3点に気を付けて内定を目指しましょう!
①内定が出るのが遅い
一般職のエントリー受付は、総合職の後に行う企業が多いです。そのため、周りの就活生の進捗にかかわらずモチベーションを維持し続けることが大切でしょう。総合職を練習として受け、一般職採用で内定を得るために準備をしておくこともできますね。
企業やコースによっては併願不可となる場合もあるため、エントリー条件は必ず確認しましょう。
②関連するイベントが少なく、情報量が少ない
一般職は求人の数自体があまり多くなく、関連イベントはほとんどありません。
個別の企業説明会に参加すると採用コースごとに話を聞くことができ、一般職の業務内容に関しても理解を深められるでしょう。企業による業務の違いを知るため、いくつか足を運んでみるのがおすすめです。
業務内容や企業の雰囲気を比較しながら、自分がどの企業・コース区分に向いているのか判断材料を集めることもできます。
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③インターンシップがほとんどない
インターンシップで学べる業務内容は、総合職のものがほとんどです。一般職を目指す人は、OB・OG訪問を行い先輩社員から情報を入手するのがよいでしょう。
銀行や不動産会社などの店舗に行く際、働く人を注視してみるだけでも何らかの気づきがあるかもしれません。一般職の場合、私たちの見えるところで行われる業務も多いため、日常から情報収集ができそうです。
一般職就活への対策
基本的には総合職と変わりありません。丁寧に自己分析を行い、ガクチカや自己PRをしっかりと作り上げましょう。テスト対策も万全にして臨みましょう。総合職採用より後にエントリー受付が行われるため、選考慣れしている就活生も増えています。その中でも自信を失わないように、念入りに対策しましょう。
一般職の選考においては、サポート力や作業への集中力を示すエピソードを用意するとよいでしょう。ミスなく企業を円滑に運営するために自分には何ができるか、考えておく必要があります。
また、簿記検定や秘書検定、マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)等の資格を取っておくと、一般職に役立つスキルが身に付いていると証明できます。余裕があれば取り組んでみることもおすすめです。
【例文・解説あり】ガクチカ(学生時代頑張ったこと)の書き方とポイント!
【新卒向け】具体例から分析する相手を頷かせる自己PRのポイント
まとめ
一般職について理解を深められましたか?これまでの内容をまとめると、以下のことが特徴として挙げられます。
- ✔ 円滑な企業運営のために事務的な作業を行う
- ✔ 決まった業務をミスなく正確にやり遂げるスキルが必要とされる
- ✔ 企業によって呼ばれ方や業務範囲は異なるため、企業研究が欠かせない
総合職よりも、ワークライフバランスが整いやすいコースでもあります。自分がどのような働き方をしたいか、今後のライフプランなどを踏まえ、一般職エントリーを検討するのもよいでしょう!
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