文系就活生必見!!営業以外の職種で入社するには?

CONTENTS

なぜ文系就活生は営業職に行きがちなのか?

文系の営業職はどれくらいの割合なのか?

営業職を嫌だと思われがちな理由

①営業目標(ノルマ)が厳格に設定されている

②コミュニケーション能力の高さが求められる

③顧客と開発(エンジニア)との板挟みになることも?

文系が活躍できる営業以外の主な職種

①管理部門(人事・総務・経理)

②マーケティング職

③ITエンジニア職

④コンサルタント職

営業以外の職種に就くためには

選考前から希望職種を狙う方法

選考中に希望職種を狙う方法

内定後に希望職種を狙う方法

まとめ

就活生の皆さんは「文系=営業」で、開発やエンジニアなどの専門分野に就けるのは理系の学生だけだと感じていませんか。たしかに文系から営業職に進む人は多いですが、他にも活躍できる分野はたくさんあります!例えば、


  • 企業に内側から働きかける「管理部門」
  • 経営の戦略を考える「マーケティング職」
  • SEやプログラマーと呼ばれる「ITエンジニア職」
  • 思考力と課題解決力を武器にする「コンサルタント職」

など、視野を広げると文系でも色々な職種に就くことができるのです!それでも就活を始めたばかりの方だとよく分からないこともあるかもしれません。


今回は「なぜ文系は営業が多いのか」、「文系で営業以外をするにはどうすれば良いのか」など、企業の職種に関する疑問を解消していきましょう。



なぜ文系就活生は営業職に行きがちなのか?

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そもそも営業職は自社の商品(物品・サービス)を顧客にPRして購入を促し、売買契約を結ぶ職種のことです。この場合の「顧客」とは、個人のお客さんであったり、国内外の企業であることもあります。


会社の売上を直接的に生みだす役割を担っているため、営業は様々な業界に存在します。


当然、営業職として採用する枠も他の職種を上回ります。一方で理系は基本的に専門性を活かす職業につくので、柔軟性のある文系が重宝されます。イメージとしては、一点集中型の理系と広く対応する文系、といったところでしょうか!


文系の営業職はどれくらいの割合なのか?



文部科学省の「学校基本調査」によると大学卒業後に就く職業として販売従事者が24.3%とおよそ4分の1を占めており、営業の多い業界に多くの学生が就職していると言えるでしょう。


参考:文部科学省『学校基本調査https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/12/25/1407449_3.pdf

さらに「2020年卒マイナビ大学生就職意識調査」でも、営業を志望する割合は


  • 文系男子42.0%・理系男子8.5%
  • 文系女子25.2%・理系女子9.3%

となっており、文系の学生は営業を自ら選んでいるという背景もあります。需要と供給の割合が大きくなった結果、文系の営業職が多いということなのです。


参考:『2020年卒マイナビ大学生就職意識調査』http://mcs.mynavi.jp/enq/ishiki/data/ishiki_2020.pdf

営業職を嫌だと思われがちな理由


しかし営業志望の文系学生が多い一方で、「営業は嫌だ」という意見もよく耳にします。その理由に以下のものがあげられます。


①営業目標(ノルマ)が厳格に設定されている

さきほどもお伝えした通り、会社の利益がかかっているため販売目標の達成が大切です。具体的な数字で評価されるため、それをプレッシャーに感じる人も多いようです。逆に目標数字さえ達成していれば、何も文句を言われなかったりインセンティブが入ったりと営業ならではの対価を享受できる会社もあります。


②コミュニケーション能力の高さが求められる

営業の基本は会話です。顧客とコミュニケーションをとりながら商談成立に繋げるため、巧みな話術が求められます。コミュニケーションに苦手を感じている人は、営業への敷居がグッと高くなってしまうのかもしれません。


③顧客と開発(エンジニア)との板挟みになることも?

価格調整などでは、顧客と製造・開発部署の間で板挟み状態になることもあるそうです。どちらの言うことも正論である場合が多く、その分ストレスとプレッシャーを感じてしまうことも。解決のためには、やはりコミュニケーション能力が重要となってきます。


このように見ると営業を避けたくなるかと思われるかもしれませんが、同時に良い点もあります。結果が目に見えるため自分の功績を評価されやすい上に、多くの人と会話をすることは自分自身の成長にも繋げることができるんです。



文系が活躍できる営業以外の主な職種

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営業へ就職する文系出身の学生は多いものの、営業以外の職種を見たい人もたくさんいます。今回はそんな人のために、活躍できる職種をご紹介します。


  1. 人事・総務・経理
  2. マーケティング職
  3. ITエンジニア職
  4. コンサルタント職

また、文系というくくりで紹介していますが、個人のもつ能力や適性は様々なので各企業の採用HPなどを参考に自分に合いそうだと思う職種を詳しく研究してみてください!


①管理部門(人事・総務・経理)

管理部門とは、直接的に企業利益を生み出す営業とは対照的に間接的に企業活動を支える部門のことです。営業がフロントオフィスといわれるのに対しこちらはバックオフィスともいわれます。代表的なもので人事、総務、経理、財務、法務などがあります。財務や法務は専門知識の比重が大きいことから今回は省きます。


・人事

人事の仕事を一言で表すと「人材を用いて組織を動かす火付け役」。採用活動や社内研修、配属先のマネジメントを通して、企業にとって最も重要と言える人材を育て適所に振り分けます。社員の人生に大きく関わる仕事なので、責任感とやりがいも大きいのが特徴です。


・総務

総務の仕事はいわば「縁の下の力持ち」。会社を経営するにあたって必ずやらなければいけないけれど、どの部署も専業的に行わない業務を担当します。その内容は幅広く、文書管理や施設・備品の管理、さらには福利厚生の業務にまで及びます。会社の経営そのものに関わる業務も多いため、幅広い業務を的確にこなす力が求められる職種です。


・経理

経理の仕事では会社のお財布を握ります。企業のお金の流れを管理する管理部門です。仕入れや売上、資産などを管理し、財務諸表の作成などに携わります。職業柄、経営陣との関わりが多いのも特徴です。


②マーケティング職

企業においてどのようなものを、いくらで、いつ、どのようにして売り込むかを考える職種です。「マーケティング」という言葉には幅広い意味がありますが、かんたんに言うと、市場分析をして販売戦略をたてる仕事にあたります。


新規企画を立案する仕事もあれば、データ分析を行い改善提案をする仕事などもあるので、具体的に知りたい方は以下の関連ページもチェックしてみてください!


【新卒向け】マーケティングってどんな職種?|仕事内容から適性まで徹底解説


③ITエンジニア職

Information Technology(情報技術)を扱う技術職の総称です。代表的なもので、商品となるシステムの設計・開発・テストなどを行う「システムエンジニア」やその設計に基づいて実際にプログラミング作業を担う「プログラマー」などがあります。専門的な知識が身につくため、転職を見据える就活生にも人気の職種です。


【新卒:職種研究】ITエンジニアの仕事内容とは?種類別で解説!


④コンサルタント職

人や企業の課題を明確にし、有益な情報提供や解決案を提示しサポートする職種です。知識と経験、さらには思考力が求められるため人気がありますが、その分採用基準は高いことが多いです。


営業以外の職種に就くためには

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ではそれらのような職種に就くにはどうしたらいいのでしょう。今からでもできる比較的簡単な方法を、選考前・中・後の3段階に分けてお伝えします!


選考前から希望職種を狙う方法

①募集の中から「文理不問・未経験の職種別採用」を狙う

最近はIT系でSEや総合職の文理不問・未経験採用が増えています


例えば大手IT企業のソフトバンク株式会社では、エンジニアコースも含まれる総合職枠で文理不問の採用を行なっています。他にも大手コンサルティング会社では未経験での文理不問採用を行なっており、こちらも狙い所となるでしょう。


文理不問・未経験での採用を一括して探すことは難しいため、新卒募集ページを1つずつ確認していくことが主流になります。ですがこれを個人で行うのは大変です。以下③でも紹介しますが、就活エージェントに相談しながら探すのが近道かもしれません。


②OB・OG訪問でヒントを得る

OB・OG訪問もぜひ利用しましょう。大学のキャリアセンターで卒業生のリストを見ることが出来ます。ネットでは解消できない疑問も先輩の生の声で解決するかもしれません。最近のOB・OG訪問アプリなどでは、どんな会社のどんな職種についているかを確認できるものがあります。気になったアカウントをフォローし、自分の境遇に近い先輩を見つけることができれば計画を立てやすいでしょう。


【完全版】就活に役立つOB訪問のやり方|メール、準備、当日の流れなど


③就職エージェントに相談してみる

就活エージェントには、あなたの得意不得意と希望を知ることで適性に合った求人を紹介できることがあります。就活のプロに相談してみることも大切です。


選考中に希望職種を狙う方法

①面接やESで志望職種に合わせた自己PRをする

例えばエントリーシートに「パソコンでの入力が速い」「計算が速い」「マーケティングを研究(または専攻)した」など、得意分野と職種の親和性をアピールするのが良いでしょう。


最近では企業SNSが増えているため、広報能力に長けている人はPR業務を任されることもあるかもしれません。


【新卒向け】具体例から分析する相手を頷かせる自己PRのポイント


②グループワーク選考などで、自分の希望に沿った役割を担う

選考にグループワークが用いられている場合、その最中にあなたの得意分野をアピールすることで、希望に沿った職種に近付く可能性もあります。例えば管理部門を希望する場合はグループをマネジメントする役割を担ったり、コンサルタント職希望の場合は鋭い思考力をアピールしたりするのです。


内定後に希望職種を狙う方法

①社員面談や内定後インターンでアピールする

職種の決定が研修後の場合など、内定時に職種が決まっていないことも多く見られます。特に総合職としての配属の場合などでは、社員との面談や内定後インターンで自身の希望職種を強くアピールすると、希望が通ることもあるようです。


②文系卒で営業以外の職種に就いた先輩社員に話を聞きヒントを得る

自分の勤める会社で、実際に文系出身の人が営業以外の仕事をしていたら、その人のアドバイスは非常に参考になります。ロールモデルとしてたくさんのヒントを得ることが希望を叶えるのに大切です。


この他にも、もし時間がたっぷりめに取れるようであれば、志望職種に就きやすい資格を取ることをおすすめします。


例えば

  • 経理職⇒簿記、税理士
  • 事務職⇒パソコン系資格(ex.Microsoft Office Specialist)
  • 海外駐在⇒英語資格(TOEIC)

などを取ることで企業側へのアピールにもなります。


【新卒】就活で資格は必要?取るとしたらなにが有利?



まとめ

今回の記事では文系出身でも就職できる、営業職以外の職種について紹介しました。もう一度全体を振り返ってみましょう。


  • 文系出身の就活生は営業職に進む傾向があるが、プレッシャーも大きいため嫌だと思う人も多い。
  • 管理部門やマーケティング職、ITエンジニアなど文系出身でも就職可能な職種がある。
  • 営業以外の職種に就くために、選考前・中・後と対策すべきことが変わってくる。

文系の就活において営業は身近な職業です。また仕事自体は大変ですが、やりがいや達成感もあり、なにより企業にとっても重要な職種だと言えます。しかしだからといって「文系=営業」という枠組みにとらわれず、多様な職種を知った上で自分に合った仕事を選ぶことが満足のいく就職活動に繋がるのではないでしょうか。


もし営業以外の職種も気軽に受けてみたいと考えている方は、是非一度JobSpringで相談してみてください。エージェントがあなたに合う職種を分析・紹介します!


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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