【新卒】就活で資格は必要?取るとしたらなにが有利?
経験・特性
CONTENTS
新卒学生の資格の重要性
資格を重視する企業は少ない
重視しない理由は「ポテンシャル採用」だから
今後は重要性が増す可能性がある
資格が必須の就職先も存在する
就職前に資格が必須の職業は?
就職後に資格取得を求められる企業は?
不動産業界
金融業界
人材業界
有利になることもある資格6選
①MOS・ITパスポート
②簿記
③TOEIC
④秘書検定
⑤ファイナンシャルプランナー
⑥宅建
資格をアピールするときのポイント
あくまで「手段」であることを強調
志望動機を補助するものとして伝える
資格よりも就活で優先すべきこと
情報収集
業界・職種研究
選考対策
新卒サービスの活用
まとめ
資格を取っておいたほうが就活に有利なのか?という質問をよく聞きます。結論からいえば、必要な場合も不要な場合も企業によって異なりますが、持っておいて損はありません。
今回は就活における資格の位置づけと持っていて得になる資格をご紹介していきます!
新卒学生の資格の重要性
資格を重視する企業は少ない
リクルートキャリア調べの『就活白書2018』では、企業が採用基準で重視する項目、学生が面接等でアピールする項目のなかでも資格を重視する企業が8.3%とかなり少ないことがわかります。
就職みらい研究所『就活白書2018』 https://data.recruitcareer.co.jp/white_paper_article/20180323001/
重視しない理由は「ポテンシャル採用」だから
一括採用される新卒は専門的スキルを有しない就活生が対象なので、資格よりも潜在的な資質を見ます。過去の実績や能力が求められる中途採用とは、その点が大きく異なるのです。
つまり「上手く育てれば良い戦力になりそう」な人が新卒では評価されやすく、資格などの能力面より「チャレンジ精神」や「ストレス耐性」などの性格面が重視されています。
就活を有利に進めるために資格取得を考えている人は、以下の記事も参考にしてみてください。資格以外にも面接官にアピールできるポイントはたくさんありますから、ぜひ自分にあったものを見つけてみましょう!
今後は重要性が増す可能性がある
通年採用がはじまれば、これまで以上に資格の重要性が増す可能性があります。一括採用は短期間で採用しますが、通年採用では選考に時間をかけられます。そのためジョブやインターン採用など学生の実力を測る選考が増えるでしょう。
ポテンシャルがあるだけでなく、就活の時点で抜きんでて優秀な人が内定を得やすくなります。資格という形で肩書が必要になるというよりは、資格取得と同程度の知識・能力を持った人材から先に内定というスタイルになるでしょう。
そのため今後数年間で、学生のうちからビジネスを意識した勉強をするという意味で資格の需要は増すと考えられます。
資格が必須の就職先も存在する
一般企業では資格は不要だと述べましたが、専門職では資格取得が必須の場合があります。
就職前に資格が必須の職業は?
- ・教職(学校の先生)
- ・弁護士、税理士、会計士
- ・薬剤師
- ・社会福祉士、介護士
- ・栄養管理士(病院食やアスリートの食事バランスなどを考える)
などの職業は就活の段階から資格を持っているor取得予定であることが条件です。これらの仕事は決まりとして資格がないと業務を行えないため、他の資格とは違う扱いになります。
就職後に資格取得を求められる企業は?
不動産業界
宅地建物取引士
お客様対応をする上でこの資格がないと重要な説明が出来ない決まりがあります。
金融業界
①証券外務員
金融商品の取引を行う人はこの資格がないと業務を行えません。
②日商簿記検定
会計に関する資格。3級は簡単ですが、2級はある程度勉強が必要です。
③銀行業務検定
銀行に勤める人は必須。銀行の業務に関する知識が問われます。
④FP(ファイナンシャル・プランナー)
個人顧客向けの保険、資産運用などに関わる人なら必須の資格です。
人材業界
キャリアコンサルタント
人材紹介などを行うにあたり、あると便利です。業務を行う上で必須ではないですが、競争率の厳しい人材業界においてはあった方が仕事の幅が広がります。
これらの資格は仕事上重要なものです。そのため内定後に会社が教材費や受験料を負担して、一斉受験することが多いです。就活中に取得する必要はありません。
有利になることもある資格6選
余裕があれば持っておいて損はない資格をご紹介します。
①MOS・ITパスポート
Microsoft Office Specialist (MOS) や国家資格であるITパスポートは幅広い事務において活躍するので、事務系職種を希望する方にはアピールできる資格でしょう。
②簿記
財務諸表を扱う試験になります。商学部の方は馴染み深いと思いますが、どんな人でも財務諸表を把握できることに越したことはありません。金融、財務系を志望する場合、2級以上をもっていると評価される傾向にあります。
③TOEIC
「Test of English for International Communication」というものであり、大学生であれば一度は聞いたことのある資格だと思います。その名の通り国際的な交流を目的とした英語をみており、730点以上あれば習得言語としてある程度評価を得ることができます。
志望する企業によってはより高得点を期待する場合もありますので英語を重視しているかどうかを調べると良いかもしれません。
④秘書検定
ビジネスにおける基本マナーや知識を問う試験になっています。面接のある準1級からが評価傾向にあります。
⑤ファイナンシャルプランナー
顧客がもつ資産の最適な貯蓄や運用を提案する資格です。金融系を志望する学生にとってはアピール材料となるでしょう。2級以上を持っていれば評価される傾向にあります。
⑥宅建
宅建建物取引士資格のことで、不動産の取り扱いを仲介するために専門的な知識を要します。不動産・金融業界では評価されますが、他ではとくに必要ありません。
資格をアピールするときのポイント
あくまで「手段」であることを強調
資格を取ることはゴールではありません。資格を持っているからこそ、その企業でどのように活躍できるのかを語ることで評価につながります。
志望動機を補助するものとして伝える
就活のためではなく、自分の理解を深める目的で勉強した、「資格を取るほどその業界に興味がある」というアピール方法もできます。
資格よりも就活で優先すべきこと
募集要項に必要資格が書かれているような専門職を目指さない場合は、資格は余力があったら取るというスタンスをおすすめします。就活で優先した方が良いことは以下の項目に記載しました。
情報収集
なんといってもこれが一番の基礎です。情報がなければ行動できません。ネット、先輩の声、大学の就活支援情報、エージェントなど使える媒体を駆使して就職活動を行いましょう。情報収集なんて楽だと思われるかもしれませんが、意外と時間がかかります。計画的に行いましょう。
業界・職種研究
興味のある業界・職種が見つかったら詳しく調べて研究してみましょう。業界・職種研究を怠ると企業とのミスマッチで後々後悔することにつながってしまいます。
選考対策
選考が始まったら、資格勉強よりも選考対策に時間をかけた方が良いです。グループディスカッションの練習、面接対策のための自己分析の洗練など必要に応じて時間を確保して本番に臨みましょう。
これだけは押さえる!就活面接でよく聞かれる質問とコツ【厳選20問】
新卒サービスの活用
上記の内容を補助してくれる存在が就活エージェントです。何にどれくらい時間をかけるべきか、苦手が克服できないなど個人の悩みに合わせて解決法を考えます。「志望業界は決まったけど、資格を取るべきか?」など資格関連の相談もできます。
まとめ
資格があってマイナスということは絶対にありませんが、ポテンシャル採用が実施されている間は頑張って資格を取っても努力に見合った評価に繋がらない可能性があります。就活中は時間も限りがありますし、企業研究や面接対策などから始めるほうが効率的でしょう。
とはいえ、まだ低学年で時間がある、専門職に就きたい、就活関係なく興味があるという場合はチャレンジして損はありません。
その判断が難しい場合や、資格はやっぱり取りたいけど何が良いか分からないという場合は、就活エージェントや志望業界で働いている先輩に聞いてみることをおすすめします。
両者に共通することは、今必要なことが何かをリアルタイムで知っているという点です。友人は皆さんと同じ情報を集める立場ですし、ご家族の情報も一昔前のものかもしれません。今年度の採用情報や新入社員の情報を得るには、就活エージェントや先輩社員に聞くことが一番です。
私たちJobSpringでは皆さん一人ひとりとの面談を通して、就活サポートや企業紹介を行っています。さらに、それだけではなく新卒業界のさまざまな情報収集も行っているので、「情報がほしいよ」という方もぜひぜひ一度無料面談でお待ちしています!
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