【厳選20問】就活の面接でよくある質問集とそれぞれの対策方法を徹底解説!

CONTENTS

【例文つき】就活でよくある質問20問

①自己紹介をしてください

②志望動機を教えてください

③学生時代頑張ったことは何ですか?

④自分の長所・短所は何ですか?またそれはなぜですか?

⑤リーダーシップを発揮した経験はありますか? 

⑥アルバイト経験はありますか?

⑦他社の選考状況は?他に受けている企業はありますか?

⑧なぜこの業界を志望しましたか?

⑨あなたが大切にしている信念はなんですか?

⑩弊社は第一志望ですか?同業他社じゃなくて弊社を志望する理由は?

⑪特技・趣味を教えてください

⑫挫折や失敗した経験は?それをどう乗り越えましたか?

⑬今の学部(学問)を選んだ理由を教えてください。卒論のテーマは?

⑭最近のニュースで関心があったものは?

⑮5年後、10年後の将来像を教えてください

⑯希望する職種は?ご自身の能力がどう役に立つと思いますか?

⑰尊敬する人は誰ですか?

⑱友人からどんな人だと言われますか?

⑲転勤は可能ですか?

⑳最後に何か質問はありますか?

すべての質問に共通する好印象な答え方のポイント

①結論ファーストで話す

②明るく、元気に答える

③相手の目を見て会話する

まとめ

就職活動の面接では、短い時間で「自分」を伝えなければなりません。


最大限のアピールができるよう、しっかりと準備をすることが大切です。


面接を通して「この企業で活躍できる人材だ」と認めてもらうためには、事前に頻出の質問を把握しておき、その質問の意図と答えるポイントを押さえておくことがカギとなります。


この記事では就活面接でよく出る質問20問について、その質問の意図と答えるポイントを解説します。


自分の思いが上手く伝えられるよう、話したいことを事前に考えておきましょう!


【例文つき】就活でよくある質問20問



就活でよくある質問を早速見ていきましょう。構成としては、1. 質問の意図、2. 答えるポイント、3. 解答例の順で解説していきます。


各質問に関連するページもご紹介しているので、詳しく対策を練りたい方はそちらもチェックしてみてください!



①自己紹介をしてください

【質問の意図】

まず面接官が皆さんの顔と名前を確認することが目的です。


同時にこの内容が面接の話のタネになったり、受け答えのベースが見られます。


【答えるポイント】

自己紹介は30秒~1分程度で簡潔にまとめつつ、後の質問で聞いてほしいポイントを入れておきましょう。


自己PRとは異なるため、具体的なエピソードを話す必要はありません。


自分がどこの誰なのか、何に興味があるのか、将来的には何がしたいのか等を一言ずつ述べましょう。



【回答例】

「〇〇大学の××です。大学ではサッカー部での活動に力をいれていて、趣味は海外旅行です。
昨年リュック一つで東南アジアを巡り、コミュニケーションの大切さを学びました。」


このように、短く「自分」を伝えられる自己紹介を考えておきましょう。


例えば上のような自己紹介であれば、後に「大学で学んでいること」「趣味」について深掘りしてもらえるでしょう。

どちらも結論が志望理由につながると、まとまりがよいです。


自己紹介については、以下の記事で書き方を解説しています。また、あわせて自己紹介と自己PRの違いを把握しましょう!


【新卒面接対策】面接をスムーズにする自己紹介のコツ

【新卒向け】具体例から分析する相手を頷かせる自己PRのポイント


②志望動機を教えてください

【質問の意図】

企業への志望度合いを測る質問でどれだけ面接に向けて対策してきたのかが試されます。


【答えるポイント】

これは皆さん全員が想定する質問だと思いますが、話すときは論理立てて「私は〇〇な点に惹かれて御社を志望します。


私の就活の軸は~で、御社の××という理念に共感しました。~~~」と相手を説得するつもりで話すと良いです。


【回答例】

「御社の業界でのプレゼンスの高さに惹かれて志望しました。

他企業と比べても業績が非常に大きいため業界最前線の知見に触れることができると考え、そのような環境であれば私も大きなやりがいと責任感を持って仕事に一生懸命取り組めると感じました。」


ここでは、業界・企業・職種分析がきちんとできていることも重要です。


自分の強みとマッチした企業に就職できるよう、企業分析も徹底的に行いましょう。


企業研究のやり方については、以下の記事で解説しています。


【新卒就活向け】採用担当者に伝わるES・履歴書の志望動機の書き方


③学生時代頑張ったことは何ですか?

【質問の意図】

学生時代打ち込んだことについてストーリーを聞くことでその人がどういう立場でどんな責任を持って取り組んでいるのか、自己評価をどのようにしているかなどが測られます。


【答えるポイント】

いま一度大会優勝歴の話や事実の羅列ではなく、皆さんが何を考えどう行動したのかが分かるエピソードであるか確認しましょう。


【回答例】

「学生時代は茶道部に所属し、日本文化の理解と啓蒙に取り組みました。

学祭や日本国内の茶会に参加し、日本の伝統文化に対する理解を多くの人に知ってもらえるように4年間活動してまいりました。

現代の若者にはなかなか馴染みのないものだからこそやりがいがありましたし、4年間を通して500人を超える方々に私たちの部の茶会に参加していただけました。」


ガクチカは、以下のような関連する質問も頻出です。余裕があれば、それぞれの質問に対応できるようにエピソードを思い出しておきましょう!


  • ゼミでの活動で印象に残っていることは何ですか
  • 部活動・サークル活動はおこなっていましたか
  • 卒業論文のテーマについて教えてください
  • アルバイトは何をしていましたか
  • ボランティア活動などの経験はありますか

また、以下の記事ではガクチカの書き方を解説しています。


ガクチカがまとまらず悩んでいる人は、こちらの記事にも目を通してみてください。


【例文・解説あり】ガクチカ(学生時代頑張ったこと)の書き方とポイント!


④自分の長所・短所は何ですか?またそれはなぜですか?

【質問の意図】

学生の性格と能力を測ろうとしており、長所・短所どちらの回答も客観的に自分の分析ができているのかということが分かります。


【答えるポイント】

この場合「長所は~、短所は~。短所に関しては〇〇という方法で克服しようとしていますが、今後も努力します」など解決法も軽く述べるのがおすすめです。


ときどき、よく思われたくて短所はありませんと言う人がいますが、そんな完璧な人間は存在しませんし面接官にウソを疑われてしまいます。


【回答例】

「私の長所は忍耐力に長けていることで、短所は心配性ですぐに行動できない点です。

短所については心配事について冷静に分析することで行動までのスピードを早めることで対応しています。」


以下の記事では自分の長所短所が見つからない人や、ありきたりになってしまう人でもうまく自分をアピールできるようにするためのコツを紹介していますので合わせてぜひ読んでみてください!


【就活】自分の長所・短所はどう伝える?言い換えのコツ・具体例つき


⑤リーダーシップを発揮した経験はありますか? 

【質問の意図】

ここでいうリーダーシップとはリーダーという役職そのものの経験ではなく、目標達成のために他人を巻き込み自主的に動いたか否かということです。


【答えるポイント】

リーダーシップには、「熱意」「誠実性」「コミュニケーションスキル」「決断力」などたくさんの要素が含まれています。


自分が最も発揮できる要素を選び、それをリーダーシップと位置付けることで面接官にアピールすることができます。


【回答例】

「私の考えるリーダーシップの定義は『周りを鼓舞する力』であり、それはビジネスコンペティションにおいて発揮されました。

発表までの進捗が悪く、周りのモチベーションが低かった際にコンペに出場する目的を再度提示し、集中すべき課題を洗い出すことでメンバーが効率的に動くサポートを行いました。」


エピソードが思い付かない人は、リーダーシップを噛み砕くところからスタートしてみましょう。


以下の記事では、リーダーシップを捉え直し、エピソードを見つけ出す方法をまとめています。

【頻出質問】リーダーシップを発揮した経験を自分の過去から見出す方法


⑥アルバイト経験はありますか?

【質問の意図】

学生時代の経験についての深掘りになります。その際の立ち振る舞いなどから、就活生の人柄や能力が測られます。


【答えるポイント】

アルバイトに力を入れていた人は、役割、大変だった点、心掛けたこと、成長したことをお話ししましょう。


またアルバイトをしていなくても面接は落ちません。下手に取り繕ってウソがばれるより正直にアルバイトをしなかった理由を話してください。


【回答例】

「私は学生時代、家庭教師のバイトをしていました。当初担当していた生徒はあまり勉強に前向きではありませんでした。

そこで派遣会社の指示とは別に勉強をすることの意義などについて自分なりに一生懸命生徒に伝えて、生徒を勉強に集中させることができました。・・・」


上記の例のようにできるだけ具体的に話をはじめ、追加の質問をしてくれるように面接官にアピールしましょう。


下記の記事ではアルバイト経験を就活で活かす方法について紹介しています。合わせてご覧ください。


就活に有利なアルバイトとは?アルバイト経験を効果的に活用する方法


⑦他社の選考状況は?他に受けている企業はありますか?

【質問の意図】

就活生のキャリアプランや志望度のチェックになります。


【答えるポイント】

これは正直に言っても良いですし、「先方の企業のこともありますので」というように具体的な社名を伏せても構いません。


例えば金融業界は総合商社に人が流れるので、商社も受けるというともしかするとこの人はうちに来ないかもしれないという疑念に繋がりかねませんし、他の業界でもそのようなことがあるかもしれません。


もし「〇〇と併願すると嫌がられる」という情報があるならそこだけ隠すというのも作戦だと思います。


しかし結局のところ優秀であればどこでも受かるのであまり小手先で変えるのも意味がないと思われます。


【回答例】

「はい、大学で会社法を専攻しておりコンサルタント業界の企業もいくつか受けています。」


以下の記事で詳しく他業界の志望している場合の受け答えを紹介しています。


面接で他に受けている企業を聞かれたら?ない場合はどう答える?ポイント解説


⑧なぜこの業界を志望しましたか?

【質問の意図】

文字通り志望動機について広く聞こうとしています。


【答えるポイント】

志望動機と似ていますが、質問に正確に答える能力を見られている場合もあるので企業ではなく、業界を選んだ理由を述べましょう。


また業界を選んだ理由の次に「その理由だと他の企業にも当てはまりますが、その中でも弊社を志望した理由は?」と続けて聞かれることもあります。


【回答例】

「私は2年ほどフィリピンに住んでいた時期があり、その頃から発展途上国の開発に興味を持っていました。

金融業界を志望した理由は金融の力で発展途上国を豊にしたいと考えたからです。

その中でも開発投資に力を入れている御行で・・・」


以下の記事では採用担当者に自分の履歴書をよく見せる志望動機の書き方を紹介しています。合わせてご覧ください。


【新卒就活向け】採用担当者に伝わるES・履歴書の志望動機の書き方


⑨あなたが大切にしている信念はなんですか?

【質問の意図】

この質問は、あなたがどんな人間か知りたいという意図で聞かれることがあります。しかし、職業上の適性を見極めるうえでは本来関係性の低い項目のため、「公正な採用選考」に反する質問です。そのため近年ではそもそも質問されることは稀だと考えましょう。


公正採用選考:厚生労働省が掲げる、応募者の採否を適性・能力とは関係ない事項で決定してはならないとする方針のこと。例として、出生、家族、思想、宗教などがある。


【答えるポイント】
もし、聞かれた場合でも選考と関わりがない限り無理に答える必要はありません。ただ実際には受け答えを拒否することが難しいと感じる場合もあるでしょう。心配な方は自分を偽ることなく、自分の信念がどう仕事に生きるのかということを意識して答えましょう。


またこれらの質問に対する答えが排他的(他の方と協力できなさそうな独りよがりな信念など)にならないように注意しましょう。


以下の関連ページに解答例や質問意図について詳しく書いてありますので、合わせて是非お読みください。


【就活対策】「大切にしている信念は何ですか?」の質問意図と回答方法


⑩弊社は第一志望ですか?同業他社じゃなくて弊社を志望する理由は?

【質問の意図】

内定を出した場合に本当にうちにくるのか、他企業との差別化を就職活動の準備段階でしっかりとできているかなどがみられています。


【答えるポイント】

インターンや説明会に参加しているとその際のエピソードを基に他社との差を説明できるためおすすめです。


【回答例】

「はい、第一志望です。御社と同業他社のインターンシップに参加した経験から感じた両社の違いは大きく分けて3つあると感じました。まず一つ目は・・」


上記の例のように自分の具体的な経験をもとに他社と差別化するように心がけましょう。


⑪特技・趣味を教えてください

【質問の意図】

多趣味なのか、一つを極めるのかで性格がわかりますよね。この質問には正解がなく、皆さんがどんな人かを知るために聞かれます。


【答えるポイント】

嘘偽りなく率直に答えましょう。話のタネとなることもあるので自分がある程度の長さでしゃべることができる内容が好ましいです。


【回答例】

「私の趣味は書評を書くことです。毎月1冊必ず書評をかき、自分でノートにまとめています。」


面接や履歴書で聞かれる趣味・特技はなくても問題ない!?書き方解説


⑫挫折や失敗した経験は?それをどう乗り越えましたか?

【質問の意図】

挫折した際にどう立ち直ったのかを説明させることでその人の性格や気質がわかります。


しっかりと仲間などを頼ることができるか、あるいは自分で自己解決するタイプなのかなど企業が求める人物像にあっているかどうかなどもみられていると言っていいでしょう。


【答えるポイント】

アルバイトや部活、受験、習い事など何の話でも構いませんが、それまでのエピソードと被らない方が良いです。


これもガクチカと一緒で事実の羅列にならないようにしましょう。


【回答例】

大学受験で志望していた大学のうち、滑り止めの大学に落ちてしまったことです。

当時私は大学受験を前に焦り、ただ必死で勉強に取り組んでいました。毎晩遅くまで起きて勉強をしたのですが滑り止めであった私立の大学に落ちてしまいました。

当時、3年間積み上げたものがたった一回の試験で否定された感覚に陥り、大きな喪失感を感じました。

しかし、友人や予備校の先生と何が悪かったのかという原因と対策を徹底的に洗い出し、一歩一歩改善していきました。

その結果第一志望であった国立の大学に合格することができました。」


上の例はもう少し内容を詰めることができますが、追加質問を面接官から引き出すためにわざ少し曖昧な回答をしています。


また、以下に「挫折経験」をベースにした質問の回答を行う上での重要なポイントをまとめて記事を紹介しますので是非ご覧ください。


【例文つき】「挫折経験ない!」面接やESで困っている人必見の上手な答え方


⑬今の学部(学問)を選んだ理由を教えてください。卒論のテーマは?

【質問の意図】

卒論のテーマなどは専門性が高いことが多いので、企業での配属などを決定する要因として用いられる場合があります。


また、学生時代の専攻領域でどれだけ知識をつけたのか、長期的な計画性があるかということが簡単に測られています。


【答えるポイント】

高校受験の段階で今の学部に興味を持った理由、大学で一番面白かった授業など聞かれ方は様々ですが、ありのままを答えればオッケーです。


以下では卒論の研究内容を面接官に伝える方法についてまとめられていますので是非合わせてご覧ください。


【面接・ES対策】就活で研究内容について聞かれたときの最適な書き方


⑭最近のニュースで関心があったものは?

【質問の意図】

社会情勢にどれだけアンテナを張っているのか、常識はあるかなど基本的なことが問われています。


【答えるポイント】

受けている業界や職種に関連したニュースに目を通しておきましょう。


ニュースをチェックするのが苦手な人は、スマホにニュースアプリを入れ、一日数回通知を読むのがおすすめです。


ニュースについて関連事項を調べたり、自分の意見を考えてみるとなおよいでしょう。


面接官も業界のニュースについては詳しいため、ある程度しっかりと調べておくことが大切です。


【回答例】

「最近ではナゴルノ・カラバフにおける紛争に関心があります。

アルメニアとアゼルバイジャンから透けて見えるロシアとトルコの対立構造や領土紛争の歴史などに興味があります。

日本に住んでいるとあまり意識することがないですが、宗教観や地政学リスクなど様々なことが人々の生活の環境要因として存在するということを再認識できました。」


以下では時事問題についてどう答えるべきか具体例をもとに解説しています。


面接官「最近気になるニュースについて教えてください。」あなたはどう答える?


⑮5年後、10年後の将来像を教えてください

【質問の意図】

就活生が会社でどのようなキャリアを歩んでいきたいと考えているのか、主体性などがみられています。


【答えるポイント】

「面接を受ける企業に入社したら」という想定で話しましょう。企業HPに載っている先輩社員のキャリアプランも参考にしてみてください。


【回答例】

「5年後には海外支店で現地法人と方々と協力しながら現場感覚を養い、10年後にはそれらの知見を本店に持ち帰って各海外支店との橋渡しの役割を担いたいと考えています。
具体的には・・」


以下のページでは将来像を想像する上で重要なポイントを網羅的に紹介していますので是非ご覧ください。


就活で「5年後10年後の将来像」を聞かれたら|具体例とともに解説


⑯希望する職種は?ご自身の能力がどう役に立つと思いますか?

【質問の意図】

入社後のキャリアプランや客観的な能力把握ができているかどうかがみられています。


【答えるポイント】

希望する職種は話せても、自分の長所をどうやって活かすのかを考えていなかった先輩が多いようです。


【回答例】

「法人営業に携わりたいと考えています。学生時代、金融商品のテレアポ等を行うインターンに2年間ほど参加していたため、当時のノウハウを活かすことができると思います。」


以下の記事では職種の決め方について解説しています。


また、職種を決める際にはOB・OG訪問も有効です。こちらも参考にしてみてください。


就活で知りたい職種の決め方!決められないときはどうする?

【完全版】就活に役立つOB訪問のやり方|メール、準備、当日の流れなど



⑰尊敬する人は誰ですか?

【質問の意図】

周りの人間をどう評価しているのか、素直に相手を認められるかどうかといった意図で質問している場合があります。こちらも実は、「公正な採用選考」に反する質問として厚生労働省より例に挙げられています。そのためこの質問を受ける機会は稀でしょう。


【答えるポイント】

選考と関係ない質問で負担を感じる場合は、答える必要はありません。ただ答える場合は両親でも先生でも友人でも構いません。率直に「なぜそう思ったのか」を答えましょう。


【回答例】

「私が尊敬しているのはアルバイト先の先輩です。

繁忙期においても冷静に店舗の状況を把握し的確に指示を出す姿を見て、自分もそうなりたいと感じました。

先輩の指示を参考にしながら、…」


⑱友人からどんな人だと言われますか?

【質問の意図】

「友人からどう見られているのか」ということを本人に聞くことで本人が他人の意見に対してどれだけバイアスをかけているのかが分かります。


主観と客観にどれだけ乖離があり、自分を極端に誇示したり卑下したりする傾向がないかどうかがチェックされます。


【答えるポイント】

自分を卑下する必要はありませんが、あまりにも綺麗な言葉を並べて面接官に不信感を持たれては元も子もないです。

面接で面接官に与えようとしているイメージとかけ離れないようにしましょう。


【回答例】

「明るく率直だと言われます。

私自身としては良い友人に囲まれて、時に厳しくアドバイスし合い、切磋琢磨してきたのであまり自分の認識との差異はありません。」


認識の差異を生まないよう、あらかじめ他己分析を行ってもらい周りからの評価を得ておくと良いでしょう。


【必読】気づきを得る他己分析のやり方は?自己分析の欠点を補う活用方法


⑲転勤は可能ですか?

【質問の意図】

入社を想定した質問です。


企業によっては「都市部の社員は足りているけど地方の社員が不足している」などの事情もあり、内定を出すかのポイントになることも考えられます。


【答えるポイント】

必ずしも転勤するわけではないため、特別な事情がないかぎり肯定的な答えをするのがおすすめです。


「転勤できない」と答えたことによって応募コースや勤務条件と合わないと判断されてしまうと、選考対象から外れてしまうため注意しましょう。


【回答例】

「はい。
もし転勤が会った際は、現場を経験する中で赴任先について理解しそれらを本部に持ち帰ることができるよう頑張りたいです。」


⑳最後に何か質問はありますか?

【質問の意図】

企業への志望動機の再確認、思考力が問われています。


【答えるポイント】

特にありませんは絶対NGです!事前にニュースやパンフレットを確認して複数用意しておきましょう。また、企業に入ったと仮定して本当に自分が聞きたいことを聞いてみるのもアリです。


【回答例】

「御社では最短何年で海外赴任があるのでしょうか。」

「(面接官の方が)実際仕事でやりがいを感じたプロジェクトなどを具体的に教えてください。」


調べればわかることや、わざわざ面接の場で聞く必要のないことを質問するのはやめましょう。例えば、以下のような質問です。


  • 給料はいくらですか
  • 有給はどのくらい取れますか
  • 残業代は出ますか
  • 事業は何をやってますか

逆質問については、以下の記事で詳しく解説しています。


着眼点がよければ高評価にもつながるため、このチャンスを無駄にしないようにしましょう。


【新卒向け】好印象な面接の逆質問例とありきたりにしないコツ解説


すべての質問に共通する好印象な答え方のポイント



「備えあれば患いなし」という言葉の通り、頻出する質問に対して回答を用意しておくことは心に余裕を持つことにつながります。


ここまで紹介した質問には難なく答えることができるよう考えを整理しておきましょう。


回答内容を吟味したら、以下に紹介する3つの答え方を意識して模擬面接を行ってみましょう。


①結論ファーストで話す

 

質問に答える際は必ず「結論ファースト」を意識しましょう。起承転結は不要です。


何より大切なのは、限られた時間の中で最大限自分の魅力をアピールすることです。


「時間が足りなくて何も伝えられなかった…」ということがないようにしましょう。


答えは「結論→具体的なエピソード→結論or入社後のビジョン」を1分程度でまとめましょう。


エピソードはそれ自体を詳しく話すのではなく、結論の根拠として必要な部分だけを簡潔に述べましょう。


②明るく、元気に答える

面接中は基本的に明るい表情で対策しましょう。


笑顔も時に大切ですが、真剣に物事を伝えるときに笑っていると信憑性を失います。笑顔だけでなく、声の抑揚や表情の変化もつけて元気に質問に回答しましょう。


③相手の目を見て会話する

意思疎通の中でアイコンタクトは重要な要素の一つです。


相手が話を聞いているか、退屈していないかなどは目を見れば分かります。


面接中、会話のバロメーターとして利用すると良いでしょう。聞く時も話す時も相手の目を見て会話のテンポを作っていきましょう。


まとめ



面接は対策することで必ず良くなります。他の選考に追われて準備しきれない人も多いため、ここで力を入れておくと他の就活生と差が付けられるでしょう。


この記事のポイントをおさらいします。


・面接の質問について、まずは意図を理解することが大事
・自分の魅力を最大限アピールできるよう、ポイントを押さえて結論ファーストで回答する
・声の抑揚や表情の変化、目線も意識しながら面接に臨む


面接対策は、一人ではなかなかうまく進められないこともあると思います。


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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