印象を悪くしない就活マナー~面接で不安にならないために~
就活マナー
CONTENTS
就活マナーを身につけるべき理由
①第一印象が良い
②社会人になっても役立つ
くだらない就活マナーがあるのも事実
就活マナーがくだらないと思った時に心がけること
新卒の就活では就活マナーよりも自己分析や企業研究の方が大事
就活マナー:連絡編
メール・電話のマナーに関して
ES・履歴書
写真編
就活マナー:選考編
番外編:社会人との接し方
まとめ
就活マナーはくだらない、実際の選考にはほとんど関係ないと思っている人は就活マナーについての情報について疎いのではないでしょうか?
ですが、最低限のマナーを守っていないと企業に悪い印象を与えかねません。
そこで今回の記事では、就活の際に押さえておきたい最低限のマナーを解説します。
就活マナーを身につけるべき理由
就活マナーを身につけるべき理由は、主に2つです。
①第一印象が良い
1つ目は、第一印象が良いこと。特に面接の際は、時間が短いので面接官の第一印象がかなり重要になってきます。実際、印象が入室後3~5秒で決まると言われています。
そんな中で、もし最低限のマナーが身についていないと、マナーが悪いという印象を持たれてしまったり、マナーの悪さが気になって話していることを聞いてもらえていなかったりしてしまいます。
これは、短時間で合否が決まる面接においては致命傷です。
②社会人になっても役立つ
2つ目は、社会人になっても役に立つということです。学生と社会人は、全くの別物。学生だから許されていたことも、社会人になれば誰も守ってくれず、責任も常につきまといます。
そんな自律が求められる社会人が、他者から評価される際には、確実にマナーや振る舞いが見られています。
学生のうちにマナーが身についていれば、社会人になっても困ることがなくなり、非常に安心できます。
くだらない就活マナーがあるのも事実
マナーの根底にあるのは相手に対する気遣いですが、中には取るに足らないようなくだらないマナーも存在します。例えば、
- 感染症の流行る時期であっても、お客様と接する際はマスクを外す。
- 入室時のノックは2回でも4回でもなく3回が礼儀。
- お酌する際のビール瓶はラベル側を上向きにする。
などなど、「それをしてどうなる?」と言いたくなってしまうマナーがたくさん蔓延しているのです。
実はこれ「皆がなんとなくやっているから自分もそうしないといけない」と、あまり意味も考えずに慣習化されていることがほとんどです。
正しいマナーを見分けるためにも、「その行為によって本当に自分の気遣いが相手に正しく伝わるのか」を意識することが大切でしょう。
就活マナーがくだらないと思った時に心がけること
時には、就活マナーなんてくだらないと思ってしまうこともあるかと思います。ですが、若い時に身につけたスキルは、一生ものです。
学生のうちに身につけれおけば、後々楽になるので、一度立ち止まって将来の自分の身になってみてください。
新卒の就活では就活マナーよりも自己分析や企業研究の方が大事
どのマナーが正当でどのマナーは無視していいか、など考えているといっぱいいっぱいになってしまいますよね…
しかし新卒の就職活動では、マナーばかりを気にしているより、自己分析や企業研究に時間を費やすほうがよっぽど重要です。
就職白書の報告によれば、企業が採用基準として最も重視する項目の上位に「人柄」と「熱意」が挙げられています。
マナーにより相手への気遣いを表しているばかりでは、採用担当者の目には止まりません。
自己分析や企業研究を充実させ、中身のある面接につなげるためにも、マナー習得は最小限の労力で抑えましょう。まさにこの記事が皆さんのサポートになりますよ!
就活マナー:連絡編
では実際に、どの程度のマナーを身に付けるべきか、具体的に紹介していきます。まずは「準備編」として、連絡対応やES・履歴書などにおけるマナーです。
メール・電話のマナーに関して
メール・電話のマナーでは、特に時間帯と言葉遣いの2点に注意を払います。
連絡を入れる時間帯は特に大切です。早朝や深夜、お昼休み、土日祝日などはプライベートな時間であるため連絡は好ましくありません。これらの時間を避けた、
- 平日の10:00〜12:00頃
- 平日の14:00〜17:00頃
を目安に電話・メールを入れるよう心がけましょう。
また言葉遣いや電話口での対応手順などにも気配りが必要です。
- 氏名や大学名など、こちらの情報をまず伝える
- 電話の場合は相手の都合を必ず確認する
など、詳しい内容も以下の記事でテンプレートとともに紹介しています。ぜひご活用ください。
これだけ押さえれば大丈夫!就活中の電話折り返しのマナー・例文紹介
【例文紹介】就活メールのいろは|基本的な書き方や送信マナーを紹介
ES・履歴書
最近ではオンラインでのES・履歴書提出も増えてきましたが、手書きでの提出を求める企業もまだまだ多いでしょう。
手書きのES・履歴書などのマナーは、言わずもがな「読みやすい大きさと濃さでしっかりとかく」こと。これが何よりも大切です。
そして、熱意が有り余って文章の量が多くなってしまっても、基本的には記入スペースを守りましょう。
ただし、表現の仕方として、どの企業にも通用するような一般的な表現方法で記入してしまうと人事の印象に残らないので注意しましょう。
また、写真はスピード写真は避けて写真館などで撮影したものを使いましょう。
なお、企業に提出する封筒についてのマナーについては以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
【就活生必見】企業に好印象を与える封筒の書き方・渡し方マナーを解説!
また折り目がついてしまったり、汚れてしまった時は新しく交換するのが無難です。記入の際ミスをしてしまった場合の対処法などは、以下の記事で詳しく紹介しています。合わせてご覧くださいね。
ESや履歴書をいざ企業に提出する際も、注意すべき点がいくつかあります。以下の記事で、企業に提出する際に気をつけるべきことをまとめているので、もっと詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
エントリーシート(ES)の郵送方法は?添え状などES郵送時の注意点
写真編
就活時に必ず必要になる写真ですが、そもそもどういう写真ならOKで、どういう写真は好印象なのかなどがわかりにくいのが現実。
就活に使う写真はいつどこでどういったものを撮れば良いのかをまとめた記事があるので、就活時の写真について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
就活写真のあれこれ~就活用の証明写真はいつ、どこで撮るべき?~
就活マナー:選考編
面接での振る舞いは最も注目される行動の1つです。
株式会社マンダムの行なったインターネットリサーチによれば、「人柄」や「熱意」が正しく伝わるかどうかは「視線を合わせて話しているか」「姿勢はだらしなくないか」など、就活生の態度が大きく影響していることがわかっています。
就活マナーの最も重視すべきポイントである面接時のマナーを、時系列で順を追って紹介します。
受付
- アポがある場合は、約束の時間と名前を伝える。
- コートは建物に入る前に脱いで、きれいにまとめて腕にかける。
待機中
- スマホの電源は切るか、バイブレーターなしのマナーモードにする。
- 特に指示がない限りは、私語を謹んで静かに待つ。
入室
- ノックに対し「どうぞ」という返しを聞いてから、ドアを開ける。
- ドアを閉めるときは扉の方を向いて、両手でゆっくりと。
- 「お座りください」と言われた後で「失礼します」と添えて着席。
- カバンは椅子のわきに静かにおく。
面接中
- 姿勢よく、まっすぐ面接官の目を見て話す。
- 女性は足を閉じて、手をかさねて膝の上に。
- 男性は足を肩幅に、手は軽く握って足の上に置く。
退室
- 椅子の横に立って「ありがとうございました」と伝えてからお辞儀をする
- カバンを持ってドアまで進み、面接官の方を向いて「失礼します」と一礼
- 丁寧にドアを開けて退出
しかし、流れに合わせて全てを毎度意識すると緊張や不自然な振る舞いを産んでしまいます。そのため、この流れに沿った練習をすることで体に染み込ませ、本番ではマナーでなく面接内容の方へ集中するのがベストです。
またコロナウイルスによるテレワークの影響で、web面接の需要が高まりつつあります。web面接時に注意すべきマナーについては以下の記事で紹介していますのでご覧ください。
番外編:社会人との接し方
社会人と接するにあたり、心掛けておきたいのは 「社会人として振る舞うことイメージしながら行動する」ことです。学生だから許してもらえるだろうというのは甘い考えでしょう。
1.あいさつ、お礼をきちんとする
→完ぺきではないからこそ印象は大切です。社会人になれば目上の人から学ぶことが多いですが、良い印象を与えれば「この子に教えてあげよう」と思ってもらえます。
2. 時間を守る
→これは学生にとっても当たり前のことですが、社会人になると接する人数が増えます。より計画的にスケジュールを管理する必要があるのです。就活生のうちから自分の予定をしっかり把握しましょう。
3. 報告、連絡、相談
→「ほうれんそう」とよく言われますが、面接日の体調不良などのアクシデントは分かった時点で相手に伝えましょう。ドタキャンで相手の時間を無駄にせずに済みますし、早ければ早いほど面接時間を変更してもらえる可能性が高まって皆さん自身にとっても有益です。
まとめ
今回の記事では、悪い印象を与えないための就活マナーについてご紹介しました。マナーは相手に対する気遣いの表れです。
中にはくだらないマナーもあるため、一般的に流通しているマナーを全てを守る必要はありません。特に注意すべきマナーを、以下のチェックリストで再確認してみましょう。
・メールや電話の時間帯は適切か・言葉遣いは適切か
・ES・履歴書は濃くはっきりと書かれているか。また汚れはないか
・服にシワや汚れは目立たないか・TPOにそぐわない華美な見た目をしていないか
・全体的に清潔感が保たれているか
・面接では特に、面接官の目を見ながら姿勢良く受け答えができているか。
私たちJobSpringでは皆さんとの面談を通して面接練習などの就活サポートを行っています。その中で皆さんの行動をみてビジネスマナーに関するアドバイスをすることもできます。
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