【新卒就活向け】採用担当者に伝わるES・履歴書の志望動機の書き方
面接
CONTENTS
企業が求める志望動機とは?
なぜ魅力に感じたのか
自社とマッチしている
やる気の強さ、本気度の高さ
志望動機を考える手順とポイント
①分析する
②調査する
③チェックする
④その企業で、将来できることを考える
簡単な質問の回答を元に志望動機を作ってみよう
①将来どんな人生を歩みたい?
②なぜそう思ったのか?
③なぜこの業界・企業なのか?
④入社したら何をしたい?どうなっていたい?
【例文でみる】採用担当者に伝わる志望動機の書き方ポイント
①履歴書・ESに書く量は7割~8割が目安
②結論から簡潔に語る
③結論は「その企業でなければならない理由」
【例文でみる】志望動機を書くうえでNGなポイント
得たい能力を強調しすぎる
待遇や形式的な条件を理由に書いてしまう
辞めることが前提になっている
まとめ
選考で必ず聞かれる志望動機。「御社に入社したい」という気持ちを伝えるために重要な項目です。
しかし、他の就活生に埋もれてしまうような内容になってしまっている人も多いのではないでしょうか。
複数社受ける際に内容が似てしまったり、当たり障りのない内容ばかりを書いてしまったり…。
就活生本人が魅力的であっても、入社意思が見えない応募者に内定は出せません。
この記事では、魅力的に伝わる志望動機の書き方を解説します。
しっかりと志望動機をアピールして、内定に一歩近づきましょう!
企業が求める志望動機とは?
志望動機は、企業から見て「なぜこの応募者を採用しなければならないのか」が伝わるように書きましょう。
「企業の発展にどのように貢献できるのか」「この応募者を採用することがどのように企業の利益に繋がるのか」を上手くアピールすることが大切です。
この点を十分に伝えるために、まずは自己分析が必要不可欠です。
自分を徹底的に分析し、自分には何ができるのか、どんな場面で企業の役に立てそうかを明らかにしてみましょう。
なぜ魅力に感じたのか
そもそもなぜ選考に応募したのか、どのような点を魅力に感じているのかをしっかりと書きましょう。
その企業(業界)に興味がある理由、その職種をしてみたい理由などをできるだけ具体的に表現することが大切です。
あくまでも「仕事上で」どのように魅力を感じているのかが重要であって、「企業のファンであること」は求められていません。
ただ「好きだから頑張れる」という理由では不十分です。仕事については企業分析を行い理解を深めましょう。
自社とマッチしている
志望動機では、自分自身と企業のマッチ度の高さもアピールする必要があります。
「その企業でできること」と「自分のやりたいこと」、「企業がやってほしいこと」と「自分ができること」等、仕事という点において自分と企業がどのように補い合えるか考えてみてください。
自己分析で仕事選びの軸を明確にし、企業と軸のどこが重なっているのかをしっかりと分析してみましょう。
やる気の強さ、本気度の高さ
入社後どのようなことがしたいか、自分には何ができるか等を伝えて、やる気をアピールしましょう。
新卒はポテンシャル採用とも言われるように、入社前に必ずしも高い専門性が求められているわけではありません。
仕事の成長には経験が必要ですが、やる気の強さに経験は関係ありません。「とにかくここで働きたい」という気持ちを強く持って選考に臨みましょう。
志望動機を考える手順とポイント
志望動機は論理的に伝えましょう。入社したい理由をただただ並べているだけでは、説得力のある志望動機にはなりません。
その企業になぜ魅力を感じているのか、自分と企業がどのように合っていると思うのか、具体的に説明しましょう。
志望動機を考える際は、以下の手順で進めてみるのがおすすめです。
①分析する
②調査する
③チェックする
④その企業で、将来できることを考える
①分析する
はじめに、自己分析を十分に行いましょう。
自己分析は志望動機だけでなく、自己紹介や自己PR、その他の質問すべてに関わります。
自分は何がしたいのか、何ができるのか、何が苦手なのか等、とことん自分について深掘りしてみてください。
ここでは過去について分析するだけでなく、未来のことも考えてみましょう。
将来的にどうなりたいか、これからどんなことがしてみたいか、今の自分には何が足りないか等を分析するとよいでしょう。
自己分析・自分史の作り方については、以下の記事で解説しています。
【テンプレートつき】就活の自己分析で用いる自分史の作り方と3つの活用方法
自己分析は一人で行うと行き詰りやすいです。
できるだけ周囲の人に協力してもらいながら進めてみましょう。他己分析をお願いすると、自分では気付けなかった意外な一面が見えてくることもあります。
他己分析のやり方については以下の記事をご覧ください。
【必読】気づきを得る他己分析のやり方は?自己分析の欠点を補う活用方法
②調査する
自分のことが分析できたら、企業についても理解を深めましょう。
自己分析は時間がかかってしまうため、企業研究は自己分析と並行して進めるのがおすすめです。
志望企業があれば、その企業を優先的に調べ、理解を深めておくとよいでしょう。
会社説明会やHP情報だけでなく、OB・OG訪問や他企業との比較を通して、より具体的に企業の特徴を掴んでみてください。
企業HPには、「経営理念」「ビジョン」や「主な事業内容」に加え、「代表者メッセージ」「社員インタビュー」等が載っています。OB・OG訪問をする際は、これらのページでは得られなかった情報について尋ねてみましょう。
意外と同業界でも企業風土は異なります。1, 2社の企業研究で満足せず、業界ごとに最低5社程度は分析しましょう。
企業研究・業界研究については、以下の記事でまとめています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
【テンプレートつき】就活のあらゆる場面で役立つ業界研究のやり方・まとめ方
③チェックする
自分のことが分析できたら、企業についても理解を深めましょう。
自己分析は時間がかかってしまうため、企業研究は自己分析と並行して進めるのがおすすめです。
志望企業があれば、その企業を優先的に調べ、理解を深めておくとよいでしょう。
会社説明会やHP情報だけでなく、OB・OG訪問や他企業との比較を通して、より具体的に企業の特徴を掴んでみてください。
企業HPには、「経営理念」「ビジョン」や「主な事業内容」に加え、「代表者メッセージ」「社員インタビュー」等が載っています。
OB・OG訪問をする際は、これらのページでは得られなかった情報について尋ねてみましょう。
意外と同業界でも企業風土は異なります。1, 2社の企業研究で満足せず、業界ごとに最低5社程度は分析しましょう。
企業研究・業界研究については、以下の記事でまとめています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
④その企業で、将来できることを考える
自分と企業の合っている部分が確認できたら、その企業でこれから何ができるか考えてみてください。
自分のなりたい姿や、やってみたいことと、企業の方向性が合っている状態が理想的です。
「自分がなぜこうなりたいか」「なぜこれをやってみたいか」という理由も志望動機に入れておきたい点ですので、自己分析を振り返りながら考えてみましょう。
これからやりたいことを考えるとき、自分のキャリアプランや将来像が見えているとスムーズに進められます。
以下の記事を参考にしながら、これからどうなっていきたいかを具体的に考えてみましょう。
就活で「5年後10年後の将来像」を聞かれたら|具体例とともに解説
【ES・面接でも有効!】就活におけるキャリアプランの考え方と回答例
簡単な質問の回答を元に志望動機を作ってみよう
志望動機を作成する際、まずは以下の4つのような質問への回答を考えてみましょう。
ここではなるべく具体的に書くことを意識してみてください。
①将来どんな人生を歩みたい?
仕事や人生の目標など、自分の理想があるとそれまでの筋道が立てやすくなります。
成し遂げたいことやなりたい姿を考えてみましょう。ざっくりとした目標でも構いません。
壮大な目標である必要もありません。ここで止まってしまう人自己分析をは見直してみてください。
②なぜそう思ったのか?
①について、「なぜそう思ったのか」を考えることが重要です。
自分の経験からきっかけを見つけ出し、どのような考えを経てその目標に辿り着いたのかを明らかにしましょう。
ここでは具体的なエピソードが重要になります。選んだエピソードと目標に一貫性があることが大切なため、エピソードの分析もしっかりと行いましょう。
③なぜこの業界・企業なのか?
目標とその理由を明らかにした後、志望する企業・業界を考えてみましょう。
既に志望企業が定まっている場合は、目標やエピソードとの一貫性を確認してみてください。
行きたい企業でできることと自分の目標、どちらにも通ずるエピソードを用いながら、「なぜ入社したいか」を明らかにしましょう。
企業とのマッチ度の高さがアピールできるよう、理念にどれだけ共感できるか・自分のどのようなスキルが仕事に活かせるか・出会った社員にどのような魅力を感じたか等を交えながら伝えてみましょう。
④入社したら何をしたい?どうなっていたい?
ただ「この企業に行きたい」だけでなく、過去のエピソードや今後の目標を踏まえて、入社後に何ができるか・何がしたいかをしっかりと考えておくと、選考が有利に進められます。
ここでも自分がその企業でできること・やりたいことを明らかにするため、自己分析と企業研究をその都度ふり返りながら進めていきましょう。
企業が行う事業や仕事内容と結び付いていることが大切です。
【例文でみる】採用担当者に伝わる志望動機の書き方ポイント
志望動機は、その会社を志望する理由→具体的なエピソード→入社後どのように活躍できるかの順に書きましょう。
前述した4つの質問への答えを噛み砕いてそのまま文章にすると、志望動機が作りやすいと思います。
<具体例>
文房具を通して頑張る人々を支えたく、貴社を志望します。
私は受験生の頃、貴社の暗記用のペンを使っていました。暗記の効率があがり、勉強が楽しくなったのを覚えています。
おかげさまで自分の目標に集中できるようになり、志望校にも無事合格しました。
生活に身近な文房具のアイデア商品があれば、それまでに難しかったことも乗り越えることができるんだ、と自信にもつながりました。
貴社のアイデア商品を通して、あらゆる世代の人々を応援したいです。
①履歴書・ESに書く量は7割~8割が目安
字数制限がある場合、上限字数の7, 8割程度は埋めましょう。
字数はあくまで目安ですが、短すぎると選考への本気度は伝わりません。
字数制限がない場合は、200~400字を目安に書くのがおすすめです。
手書きESであればもう少し短めにするとよいでしょう。長ければいいわけではないので注意しましょう。
②結論から簡潔に語る
はじめに「なぜこの会社を志望するのか」を書きましょう。
理念に共感した、仕事内容に憧れがある、自分の能力が最大限に活かせる等、理由はさまざまだと思います。ここから志望に至った具体的なエピソードにつなげましょう。
ただただ志望する理由だけを書いても、他の就活生と差をつけることができません。自分の経験をもとに差別化をはかることが大切です。
③結論は「その企業でなければならない理由」
最後に繰り返し、その会社を志望する理由を書きましょう。
数多くある会社の中でなぜこの会社に行きたいのか、「その企業でなければならない理由」を書くことがポイントです。
あわせて、入社後に自分がやりたいこと・できること等を書いてみましょう。
ここでは、「時が経っても変わらない会社の核の部分」に触れることが大切です。
「今やっている事業にたまたま興味がある」ではなく、継続してその企業に興味があることを伝えましょう。
【例文でみる】志望動機を書くうえでNGなポイント
ここまで志望動機を書くコツを解説してきましたが、気を付けなければならないNGポイントもあります。
以下の3点は自分本位であり、「この応募者を採用することで企業にどんな得があるのか」という点が抜け落ちています。
企業に「採りたい!」と思ってもらえるような志望動機にするため、自己中心的な表現は控えましょう。
得たい能力を強調しすぎる
得たい能力を強調しすぎてしまうのはよくありません。
成長意欲があるのは素晴らしいことですが、ただ「自分だけが成長すればいい」というように捉えられてしまう言い方は避けましょう。
自分の能力を活かして会社に貢献できることをアピールしてみてください。
<これはNG>
私はIT関連技術に興味があり、SEを志望致しました。
現時点は全くスキルを持ち合わせておりませんが、研修制度を存分に活かし学ばせていただきたく思っています。
待遇や形式的な条件を理由に書いてしまう
「年収が良いから」「福利厚生が充実してるから」等の志望理由も、自分の利益しか考えられていないためNGです。
働く上でこういった条件は大切ですが、それを志望動機に書いてしまっては「うちの事業(仕事内容)に興味があるわけではないんだな、他の企業でも問題ないのでは?」と思われてしまいます。
「その企業でなければならない理由」が大切です。
<これはNG>
近年働き方改革が叫ばれておりますが、貴社の福利厚生は非常に充実しておりさらに残業時間数もとても少ない点が魅力として感じられました。
辞めることが前提になっている
「スキルを身に付けるためにとりあえず就職したい」「本当は別のことがしたい」というように伝わってしまう志望動機も印象はよくありません。
企業としては今後の会社の成長のため、育てた人材の流出はなるべく避けたいものです。伝えなくてもいいことは書かないようにしましょう。
<これはNG>
私は将来自身の会社を立ち上げたいと考えています。そのために多くの経験をしたいと考え貴社を志望致しました。
まとめ
企業ごとに志望動機を用意するのは少々大変な作業でもありますが、力を入れて準備することは内定獲得にもつながります。
この記事のポイントをおさらいします。
・志望動機は、「なぜ自分がこの会社に必要か」を書く
・自己分析・企業研究を徹底的に行い、自分と企業の共通点を見つける
・過去のエピソード、志望動機、今後のキャリアプランに一貫性を持たせる
選考が受けられるのは、基本的に一社につき一回です。このチャンスを活かせるよう、しっかりと志望動機を作り込んでおきましょう!
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