【できる人の共通点】就活生が身に着けたい企業に求められる能力4選

CONTENTS

求められる能力は特別なスキルではない

そもそもなぜ新卒を採用しようとするのか

各企業が学生に求める能力は異なる

1. 問題解決能力

1-1. 課題発見力(分析力)

1-2. 論理的思考力

1-3. 創造力

2. 主体的行動力

2-1. 状況把握力

2-2. 計画性

2-3. チャレンジ精神

3. コミュニケーション能力

3-1. 傾聴力

3-2. 受容性

3-3. 協調性

4. リーダーシップ

4-1. コミット力

4-2. 他人を巻き込む力

4-3. ストレスマネジメント

求める能力はどのように判断されるのか?

学生時代頑張ったことの経験から

面接の質問に対する受け答えから

まとめ

就活の選考ではWEBテストやグループディスカッションなどを通して多角的にあなたの人物像や能力が評価されます。志望する企業へと就職するには、その企業にマッチする人材であると企業側にしっかり認識されなければなりません。


今回の記事では就活において必要とされる能力に着目し、どんな能力をつけて就職活動に臨むべきかを解説します。


求められる能力は特別なスキルではない



前提として、新卒に即戦力を求めている日系企業はほぼありません。 彼らに期待するのは 「現在仕事ができる能力があるか」ではなく、「将来戦力になりうるか」 です。 


そもそもなぜ新卒を採用しようとするのか

新卒を採用する主な理由は、組織の活性化と幹部候補の育成にあります。


新卒を迎え入れることで人材育成や組織再編を行い、今いる社員に刺激を与えることにもつながるのです。


また、一から育てることで自社の理念とノウハウを引継ぎ、将来の経営者として定着させる狙いがあります。企業とともに成長してきた新卒は、会社の発展に情熱を注いでくれると期待されるのです。


各企業が学生に求める能力は異なる

以下に各企業が求める能力をわかりやすく4分類にわけてみました!


【求められる能力】

  • ・問題解決能力
  • ・主体的行動力
  • ・コミュニケーション能力
  • ・リーダーシップ


必ずしもこの分類に全ての能力が分けられるということではありませんが、どんなタイプの能力があるのかざっくりとイメージしてみましょう。


1. 問題解決能力



現状のなかから課題をみつけ、それに対して解決策を見出す能力のことです。


難しく聞こえますが、「どうすればいいのか」を出発点としてたくさんの選択肢を広げ、そこから最適なものに絞っていくことです。現状分析に始まり、課題の抽出と解決策の提案、そして実行と改善までの包括的な問題に対処する能力を指します。


経験のないうちは先輩の助けがあるものの、自分の持つ力に頼るところも大きいため、ある程度自己解決できる能力は求められます。


1-1. 課題発見力(分析力)

現状における不備を見つけ、それらの問題の根本がどこにあるのかを突き詰める能力のことを指します。問題を解決するにはまず、なにが問題になっているのかを発見する必要があります。問題解決において一番必要とされる能力です。


常日頃から問題意識をもち、積極的に現状を改善する姿勢を取り続けることでこの能力を身につけることができるでしょう。


クリティカルシンキングってなに?知っておきたい必要性と身に着け方


1-2. 論理的思考力

物事を冷静に客観視し、課題に対してどのような実行可能なアプローチがあるかを考える能力です。解決策を実行する前に、それが最適である理由がなければ有効打を与えられず、万事休すです。ひたすら「なぜ」という疑問を繰り返し、原因追究と方法模索ができるようになりましょう。


1-3. 創造力

問題を解決するのはロジカルシンキングだけでなく、水平思考や斬新なアイデアがときに役立ちます。ここでいう創造力は柔軟な思考をもって新たな価値を見つける力と定義します。


創造力を身に着けるためには、妄想力がカギになります。こんなモノやこんな社会があったら面白いんじゃないか?という想像をふくらます過程が何よりも重要です。


2. 主体的行動力



新卒として入社するからといって、受動的に行動することが許されているわけではありません。企業は、ノウハウはなくともそれを獲得しようと自分から動く人を積極的に採用しようとします


大学で例えれば、グループでのプレゼンテーション(目標)に対して自分がしなければならないこと(役割)を考え、前もって調査や準備(行動)をすることが主体的な行動力の持ち主となります。以下が主体的行動力に分類される細かい要素になります。


2-1. 状況把握力

現状とゴールの差異を見極め、計画を立てるベースとなる現状分析を行う能力です。企業ではまず動いてみるというような行き当たりばったりな戦略ではなく、より綿密で正確な動きが求められます。常に周りに目を配り、チームや自分に何が足りていないのかを考えられる能力を養いましょう。


2-2. 計画性

前述した状況把握力をもとに綿密な計画を立てることができるかどうかというのがこの計画性にあたります。どんなに現状を理解していても改善しようとする計画を立てる力がなければ現状は変わりません。逆に目的が明確であればあるほど、具体的にやらなければならないことが浮かび上がり行動に移しやすくなります


日頃から生活などの具体的なスケジュールを組んで実践することで計画性を身につけられると良いでしょう。また、日々そのような訓練を行うことで計画通りにいかない時でも柔軟に計画を変更して、目的を達成する能力も身につける必要があります。


2-3. チャレンジ精神

現状を変えていくには多少のリスクを取りながらも前進する気概も必要になります。少し大胆な行動でも計画を立てる際にしっかりと考えられていれば全く問題ありませんし、それで失敗してもまた応援してくれる人も出やすいものです。一生懸命、思い切ってやってみるという精神力も就職後に重宝される能力です。


3. コミュニケーション能力



別名「コミュ力」ともいわれるものですが定義が非常に幅広いです。人との円滑に意思疎通を図ることで、仕事上非常に大きな結果を出すことにつながります。いいアイデアを思いついてもそれを発信する力がなければ、人に影響を与えることができないというのは就活の時も就職後も一緒です。就活の時点では最低限自分のことをうまく伝える力を身につけておきましょう。


3-1. 傾聴力

人の話を真っ向から否定せず、真摯に耳を傾ける能力です。人の話をよく聞くことで自分の発想や考えとはまた別の視点からものごとを考えることができます。就職活動時はもちろんですが生きていく上で必須の能力ですし、固定概念にとらわれることがないようにするためにもぜひ身につけておきたい能力でしょう。


ポイントは、自分の頭の中で「違うんじゃないか」という疑問や異論があったとしても、相手の話を最後まで聞いて一度肯定することです。この「理解を示すか示さないか」でその後のコミュニケーション容易性が変わってきます。


3-2. 受容性

自我を押し通してばかりでは双方のコミュニケーションとは呼べません。しっかりと相手の意見や考えを受け止めて、受け入れるという力も必要になってきます。この能力は通常、学生時代に部活動やサークル、ゼミなどで多くの人と話す中で自然と形成されるものです。もちろん、団体に属していない人でも自分の意見ばかりを主張しないという心算をしておけば十分です。


3-3. 協調性

企業で働く上で必要不可欠なのがこの協調性です。単に相手に合わせるということではなく、チームにとって最善策はどれかということをそれぞれが客観的に考え、それらを照らし合わせることで最大限成果をあげることを指します。つまり、協調性というのはお互いに妥協せず最善策を共に思案することができるかという能力になります。


4. リーダーシップ



これまで紹介した能力に加えて身につけておくと良いリーダーシップにまつわる能力を以下に紹介します。必ずしもすべての人にリーダーシップが求められるわけではありませんが、持っておくとより有利に評価されるものです。


【頻出質問】リーダーシップを発揮した経験を自分の過去から見出す方法


4-1. コミット力

ある目標に向かって集中して仕事に取り組み、それを達成する能力です。やり遂げるということを大前提にしっかりと計画通り進められるかがポイントになります。これは就職活動においても評価される能力で、サークルや部活動など何か必死に取り組んだことがあればどれだけの熱量を持って取り組んだのかを説明することでこの能力を最大限アピールできます。


4-2. 他人を巻き込む力

独裁的になったり、ひとりよがりになったりして仕事を進めても会社ではうまくいきません。就職活動時のグループディスカッションなどでも周りの人といかに協働するかによってアウトプットも異なってきますから、積極的に発言をしつつ議論を建設する能力をつけましょう。


4-3. ストレスマネジメント

最初は慣れないことばかりで、忙しくなくても確実にストレスが溜まります。


予想しない状況下でも自分なりにリラックスできる方法や、ストレスをため込まない対策をしておくことが、必要になってきます。


【例文つき】「挫折経験ない!」面接やESで困っている人必見の上手な答え方


求める能力はどのように判断されるのか?



学生時代頑張ったことの経験から

代表的なもので「学生時代頑張ったこと」がありますが、これはあなたの経験からどのような状況にどのような行動をとり、どういう結果を導き出すかを見ています。


部活動では主体的であったか、大学で出された課題には適切な解決方法を見出したか、つらい日々にうまく自分をコントロールできていたかなど、過去の出来事から将来を予想するのです。


【例文・解説あり】ガクチカ(学生時代頑張ったこと)の書き方とポイント!

学生時代頑張ったことがないときはどうする?効果的な見つけ方解説


面接の質問に対する受け答えから

「~の場合、あなたならどうするか」「なぜ~と考えたのか」という質問に対する回答から課題解決能力や論理性を見極める場合もあります。こちらは面接で聞かれる場合が多いため、答える人の正確な能力を直に知ることができます。



まとめ



今回は就活で必要とされる能力を将来まで見据えて紹介してきました。様々な能力が必要だということを納得いただけたかと思います。


以下に本記事の重要なポイントをまとめましたのでご確認ください。


・求められるのは特別なスキルではなく、汎用的なスキルである
・企業ごとに求める能力は異なり普遍的なものはない
・学生時代に様々なことに一生懸命取り組むことが、自分の能力や強みとなる


また就活では能力だけでなく、自分の人となりをどれだけ分析できているかということも重要です。以下の記事では自己分析について詳しく紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください!


「後悔しない就活」を実現するためのオススメ自己分析のやり方

就活のプロに相談してみる 就活のプロに相談してみる

編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

TOPIC

新着記事
就活のプロに相談してみる