【頻出質問】リーダーシップを発揮した経験を自分の過去から見出す方法

CONTENTS

前提①:誰もがリーダーなわけがない

前提②:リーダーシップの定義はさまざまである

リーダ一シップ経験で見ているポイント

①主体的な行動力の有無

②能力が発揮されるシチュエーション

③リーダーシップの発揮が及ぼす効果

リーダーシップを構成する8要素

①熱意

②誠実さ

③類まれなコミュニケーションスキル

④忠実さ

⑤決断力

⑥マネジメントスキル

⑦鼓舞する力

⑧カリスマ

それでも考えられるものがない人は…?

「ありません」で終わるのはNG

就活エージェントで対策を練る

具体例でみる伝え方のポイント

まとめ

就活になると全員なぜかリーダーシップをアピールして、気がつけばサークルの代表が大量発生なんてことも。冷静になって考えると少し滑稽な感じがしますが、ここまで就活生がリーダーシップを重視する理由としては「リーダーシップ=好印象」というイメージがあるからだと思います。


確かにリーダーシップは就活で見られる能力の一つですが、必ずしも組織のトップにいることがリーダーシップではありません。だから無理にエピソードを創作せずとも、実際の経験をもとに十分よいアピールができるはずなのです。


今回はリーダーシップが重視される理由や、本当の意味で効果的なアピール方法を考えていきましょう。


前提①:誰もがリーダーなわけがない


全員がリーダーの組織なんて存在するでしょうか?しませんよね。まとめ役から構成員まですべてのメンバーがその組織にとって重要です。そのため「リーダー=一番すごい」という思いは一旦捨てましょう


前提②:リーダーシップの定義はさまざまである


「リーダーシップを発揮する人=組織のトップ」という考えはナンセンスです。組織のどの立場にいても組織に貢献し、影響を及ぼすことはできます。例えば、部活のキャプテンでなくても積極的に会議で発言して議論を活発化させることはリーダーシップといえます。


リーダ一シップ経験で見ているポイント


①主体的な行動力の有無

自分で考えて行動することができるか否かを面接官は気にします。


②能力が発揮されるシチュエーション

あなたのリーダーシップが活かされるシチュエーションはいつでしょうか。


③リーダーシップの発揮が及ぼす効果

あなたがリーダーシップを発揮した結果、どのような良い影響がもたらされたかも重要です。


関連記事:『キャリアコンサルタントがすすめる就活生に必要な能力とは?』

リーダーシップを構成する8要素


ここに挙げたのはリーダーシップの種類です。この中のひとつでも備えていれば、役職やポジションに関係なくリーダーシップを発揮する能力があることになります。


①熱意

リーダーの熱意はメンバーにも伝わり、ビジネスにも大きく影響を与える

②誠実さ

どんなときにも誠実に物事、人と向き合うことができる

③類まれなコミュニケーションスキル

メンバーとの会話を通してやる気を出せさ、監督する

④忠実さ

リーダーとメンバーのあいだの相互の忠誠心を築く

⑤決断力

リスクをいとわず物事を決める力がある

⑥マネジメントスキル

組織メンバーを動かし、管理する能力がある

⑦鼓舞する力

仲間の力を信じて、成長を促すことができる

⑧カリスマ

周囲の人がついていきたくなるような話上手、社交性、気遣いなどを持つ


参考:『8 Essential Qualities That Define Great Leadership』

それでも考えられるものがない人は…?


「ありません」で終わるのはNG

どうしても思い当たるエピソードがない、そんなときに「特にありません」で話を終えるのは賢明ではありません。社会人になればリーダーシップを求められる場面は必ずあります。そのときに備えて①今後どんなリーダーシップを身に着けたいのか、②そのために何をするのかという将来の話をしてやる気をみせることがおすすめです。


就活エージェントで対策を練る

自分が思いついていないだけで実はアピールできる経験を持っている可能性もあります。それを探し出すためには客観的な目線で見ることが大切です。就活エージェントは冷静にエピソードの分析ができる点でおすすめできます。


具体例でみる伝え方のポイント


<具体例>

Q.リーダーシップを発揮した経験はありますか?

A.私はサークルの企画係として、多様な意見を取り入れながらイベントを行いました(①)。私はリーダーシップとはコミュニケーションを通して仲間と協力することだと考えています(②)。昨年、新歓イベントを企画する際に最初はみな非協力的でした。理由が分からず戸惑いましたが、話をすることで準備のために春休み期間に集まることが負担になるとわかりました。そこで準備期間を学期中に移し、さらにメンバーを増やすことで活動の幅が広がることを説明してモチベーションを上げました。そうすることで無事イベントは成功し20人もの新入生が入ってくれました(③)。この経験で改めて、コミュニケーションは組織を動かすために重要だと思いました(④)。


必要に応じて、この能力を企業でどう活かすかを加えても良い

ポイントは以下の4つです。最初は簡潔で分かりやすく話し、詳細は面接官に突っ込んでもらう作戦も良いでしょう。大切なのは状況をイメージしやすいように話すことです。

  • ①結論から述べる
  • ②リーダーシップの定義を述べる
  • ③定義と根拠となるエピソードを当てはめる
  • ④最後にもう一度結論をもってくる

まとめ


リーダーシップは確かに就活において重要な能力です。しかしそのことにこだわりすぎて自分らしさを失い、エピソードを作り上げても、良い結果を得ることは難しいです。


皆さん一人ひとりのありのままの能力で十分にリーダーシップをアピールできます。以下の中から自分らしい要素を見つけてエピソードに当てはめてみましょう。

  • ・熱意
  • ・誠実さ
  • ・コミュニケーション
  • ・忠実さ
  • ・決断力
  • ・マネジメントスキル
  • ・鼓舞する力
  • ・カリスマ

また話すときは次の4つに注目してみてください。


  • ①結論から述べる
  • ②リーダーシップの定義を述べる
  • ③定義と根拠となるエピソードを当てはめる
  • ④最後にもう一度結論をもってくる

さらに、これでいいか自信がない、エピソードを見つけられないという人は誰かの助けを借りて一緒に探してみることをおすすめします。客観的・論理的な人が周囲にいたらアドバイスを求めてみると良いでしょう。


私たちJobSpringでも面接練習や自己分析など、リーダーシップをアピールするのに役立つサポートを数多く行っています。もし困ったことがあればいつでもいらしてくださいね!


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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