【ガクチカ徹底解説】アルバイト経験は就活で話せる?ガクチカで効果的にアピールする方法を詳しく紹介!
経験・特性
CONTENTS

ガクチカが聞かれる意図とは?
そもそもガクチカとは?
面接官は何を求めているか
学生時代に頑張ったことはバイトだけでも大丈夫?
ガクチカでアルバイト経験をアピールした時、面接官が見ていること
①仕事・チームへの姿勢
②学生の長所
③行動力
④学業との両立
よくあるアルバイトをアピールする際のガクチカ
【参考例つき】アルバイトの経験を就活でアピールしてみよう!
ESに体験をまとめてみよう
アルバイトの経験をアピールするときの注意点
ガクチカをより深い内容にするためには?
面接で経験を効果的に話すには?
まとめ
「ガクチカをアピールしたいけど、話せるような事があまりない…」
「アルバイト経験って、ガクチカで話していいのかな…?」
こういった方、いるのではないでしょうか?
その気持ち、とてもわかります。就職活動で必ずと言っていいほど尋ねられるガクチカ。
あまりにも頻繁に質問されるためしっかりと対策をする事が大切ですが、話す内容が見つからなかったり、何を話したら良いか悩んでしまうことは学生の「あるある」でしょう。
今回の記事では、ガクチカでアルバイト経験について話す際のアピール方法と注意点について紹介していきます。
- ガクチカはなぜそんなに聞かれやすいの?
- 学生時代に頑張ったことがアルバイトだけでも大丈夫?
- ガクチカでアルバイト経験をアピールした時、面接官が見ていること
- よくあるアルバイトをアピールする際のガクチカ
- アピールの際の注意点は?
といった内容について参考例を用いながら説明していきます。最後までぜひご覧くださいね!
ガクチカが聞かれる意図とは?

ガクチカの内容について考える前に、就職活動においてガクチカがほぼ必ず聞かれる理由について考察しておきましょう。
そもそもガクチカとは何なのか、それを尋ねることによって面接官は何を見て何を求めているのか、以下で詳しく説明していきます!
そもそもガクチカとは?
そもそも「ガクチカ」とは、「学生時代に力を入れて行ったこと」の略称です。就活ではこの「ガクチカ」がESや面接でたびたび尋ねられます。
「学生時代に頑張った経験について〇〇字で述べなさい」
「これまでに何か成し遂げたことについて教えてください」
などの質問は何度も見かけてきたことでしょう。就活で尋ねられやすい質問の中でもかなり多く登場するものですので、しっかりと対策をする事が大切です。
【例文・解説あり】ガクチカ(学生時代頑張ったこと)の書き方とポイント!
面接官は何を求めているか
なぜこのような質問が頻繁に尋ねられるのでしょうか?
採用担当者をはじめとする面接官の方々は、この質問を通して就活生の以下のような特性を見極めようとしています。
- 何か一つのことを成し遂げられる人物かどうか
- 物事を継続して行う能力を持っているか
- コミュニティの中で調和し、チームで動く力があるか
- チームの中ではどのような立場で動く事が多いのか
質問の意図が上記のようであるため、実は何を頑張ったのかという「力を入れたことの内容」自体にはあまり目が向けられていません。
「何に力を注いだのか」よりも「そこからどんな学びを得て、成長につなげる事ができたのか」を十分に伝える方がよっぽど重要なのです。
学生時代に頑張ったことはバイトだけでも大丈夫?

多くの就活生はガクチカを尋ねられた際、部活やサークル、ゼミでの経験について話をします。
学生時代から長期インターンや起業などをしていた人は、それについて詳しく話すかもしれません。
ですが中にはサークルにもゼミにも所属しておらず、「アルバイト経験くらいしか話す事がない…」と頭を悩ませる就活生も毎年おられます。
ガクチカで話す内容はバイトだけでも大丈夫なのでしょうか?
実は、アルバイトに熱中して取り組みながら日々学びを得られていたのであれば、それをガクチカとしてアピールすることは全く問題ないのです。
なぜなら先ほども説明したように「何をしたか」よりも「どんな風に行動し何を学んだか」の方が、面接官にとっては遥かに重要だからです。「何をしたか」の部分で頭を悩ませる必要はありません。
アルバイトの職場はいろいろな経験・背景を持った方が集まる多種多様な環境です。
一つのお店を仲間と回す責任やお金を自分で稼ぐことの意味について考えること、また従業員同士やお客さまとコミュニケーションを取る中で得られる経験は、とても価値のある学びとなります。
その経験や学びについて、自分の言葉でしっかりと紡げるようにしておけば、面接官はあなたの人物像をちゃんと理解してくれるでしょう。
アルバイト経験だからといって、評価が下がることはほぼありません。
どうしても学生時代に頑張ったことが見つけられない方は、以下の記事が参考になるかと思います。あわせてご覧ください。
学生時代頑張ったことがないときはどうする?効果的な見つけ方解説
ガクチカでアルバイト経験をアピールした時、面接官が見ていること

ガクチカでアルバイト経験をアピールした時に面接官が見ていることはどのような点なのでしょうか?
そこがわかれば、見られている部分を重点的にアピールしていけば良いことになります。順番に見ていきましょう!
①仕事・チームへの姿勢
まず見られているのは、仕事やチームに対する姿勢です。
例えば、「チームの和を大事に協調性を持って取り組んでいた」「壁にぶち当たっても諦めずに努力し取り組んだ、成果が出せた」「安定感をもち継続的に取り組んだ」といった経験は、好印象です。
特に、チームワークが重要な会社のような大きな組織の中でどのような立ち振る舞いをするのかをよく見られています。
アルバイトは、大きな組織で動いていることが多く、また年齢層も幅広いと考えられるので、どのような振る舞いができていたのかはその人の人間性が現れるので注目されます。
②学生の長所
また、学生自身の長所についても説明を期待されています。
長所の例として「コミュニケーション能力」を挙げるとすると、これは人と関わりを持って働く上で必須な能力であるため高評価をされやすいでしょう。
また、「学習能力の高さ」もアピールするのにはおすすめです。
会社のような大きな組織で働く上では、経験から学んで、一度学んだらすぐにできるようになることが求められます。
他にも「素直さ」も良いアピールポイントになります。
これは、上司や同僚からの助言を受け入れ行動できるということにつながるので、人柄が良いと判断されます。
③行動力
「行動力」もよく見られる点の一つです。目標を達成するために自分で計画を立てて行動する力は社会人になっても常に求められる力です。
私も、実際の面接でもアルバイト経験において、自分の考えたアイディアを形にしたことはありますか?と聞かれたことがあります。
④学業との両立
「学業との両立」もできているのかよく見られる傾向にあります。
アルバイトに偏らず、学業でも成果を残した・両立できたとアピールできると好印象が得られるでしょう。
学生はアルバイトに偏りがちなので、「両立ができる」ということをアピールすると印象に残りやすいです。
よくあるアルバイトをアピールする際のガクチカ
被ると印象に残らないよくあるガクチカは避けた方が無難です。
以下の例はよく話す人がいるので、できれば違うものを探して話した方が良いでしょう。
- 笑顔で接客した
- アルバイト先でコミュニケーション能力が身についた
- お客さんに褒められた
- アルバイトを一生懸命頑張った
- アルバイトリーダーをやっていた
- 塾の担当生徒が志望校に合格した
もし話すなら、プラスアルファとして自分の固有の経験や印象的な話も混ぜながら話すようにした方が安心です。
【参考例つき】アルバイトの経験を就活でアピールしてみよう!

ここからは実際のESや面接での受け答えを想定し、練習をしていきます。
例文も交えながら紹介しますので、それをもとにアルバイトの経験をアピールしてみましょう。
ESに体験をまとめてみよう
以下の例文を参考にしながら実際にESをまとめてみましょう。
問:学生時代に力を入れて行ったことについて400字以内でまとめてください。
例文:個別指導のアルバイトで浪人生を志望校合格へ導いたことです。
受験当日まで残り5ヶ月を切った頃、生徒が現状の学力・成績では到底届きそうにない大学を強く志望し始めました。中には前提知識がゼロ状態の科目もあり、「いかに早く・効率よく・確実に学力をつけるか」という大きな問題を解決する必要に迫られました。
そこで私は大学の友達のつてを用い、志望大学の大学生10人に、実際にどんな学習をして学力を上げたかを調査しました。また、幸い私の学部では垣根なく多様な学問に触れる事が出来た為、それぞれの受験科目に関連した学問分野の教授にお話を聞く事で、専門的かつ本質的な知識を得ることが出来ました。
それらの情報を用いて担当生徒のカリキュラムを一から組み直し、学力向上を図ったことにより生徒は見事志望校に合格しました。この経験は生徒だけでなく、私自身も成長させてくれた貴重な経験となっています。
ポイントは、
- 問題に対しどうアプローチをしたか
- 解決のために為した工夫
- 結論から記述する
の3点です。ESは提出までに何度も見直す事ができるため、信頼のおける家族や友人にもチェックしてもらうと良いでしょう。
アルバイトの経験をアピールするときの注意点

ガクチカでアルバイトの話をする際、ある注意点を意識する必要があります。
それは「アルバイトだけを全力で頑張ったのだ」とは伝えないこと。
アルバイトだけを押しすぎてしまうと、かえって悪い印象につながってしまうこともあるのです。
なぜなら、大学生の本業は学問であるから。そのため、アルバイトに精を出しつつも勉学をきちんと修めているのだ、というアピールが必要です。
他の就活生に比べてアルバイト経験しかガクチカがない場合、どうしてもそのアルバイト経験を熱く語ってしまいがちですが、「学問と両立できていた」とアピールする方が好印象を与えられるということを覚えておきましょう。
ガクチカをより深い内容にするためには?
単にアルバイトを頑張ったという経験について述べるのでも問題はありませんが、さらに深い内容として認識してもらうためには「その経験を他の場所でどう活かせたか」まで言及できると良いでしょう。
学んだことを自分なりに応用し他分野で活かせる人材は、どの企業も求めている人物です。
そのためアルバイト経験をベースに、その企業に入った際にはどう活かせるのかという将来の方向性に関しても、話す内容を整理しておくとベストです。
そのためにも、企業や事業の内容を詳しく理解しておく必要があります。
そんな時には、OB訪問と企業研究が何よりも効果的。
以下の記事では、企業研究について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
次の記事にはOB訪問の流れについての具体的な説明が書かれているので、参考にしてみてください。
【完全版】就活に役立つOB訪問のやり方|メール、準備、当日の流れなど
面接で経験を効果的に話すには?
面接でアルバイト経験について話す際は、注意すべきポイントがESのときと多少異なります。
面接という選考方法の特性上、面接官とコミュニケーションを取る中で話す内容を考え、整理する必要があります。
事前に話す内容と流れを決めておくことは欠かせませんが、それ以外にも「近い質問が来たときに、どうガクチカへ落とし込むか」を想定しておく事が大切になるのです。
実は面接では「学生時代に頑張ったことは何ですか?」とストレートに尋ねられることは多くありません。
「これまでにやり遂げたと思えることはなんですか?」「今までに経験したことの中で『これなら胸を張れる』と自信を持てる経験について教えてください」などのように、様々な問われ方がするのです。
筆者が面接を受けた際も、まさにこの「胸を張れることは何か」という聞き方で尋ねられました。
これらの質問は一見別物のように思われますが、本質の部分では同じくガクチカについて問われているのです。
そのため質問に答える形で自然な流れを意識しながら、自分の用意していたガクチカを伝えなければなりません。
よく問われる質問例などを参照しながら、それぞれの聞き方に合わせた答え方を整理しておくのがポイントです。
まとめ

今回の記事では、ガクチカでアルバイトについて話す際のアピール方法と注意点について紹介いたしました。
簡単に記事全体を振り返ってみましょう。
・ガクチカはそもそも、その就活生の人柄や能力が企業とマッチするかどうかを見るために尋ねられる
・そのため「何に力を注いだのか」よりも「そこからどんな学びを得て、成長につなげる事ができたのか」を十分に伝える方が重要であり、ガクチカがアルバイトでも全く問題ない
・アルバイト経験をアピールするときには「勉学と両立していた」ことを伝えるのがポイント
一人で就活をしていると、自分がESに書いた内容や面接で述べるように用意した受け答えが正しいものなのか不安になることも多いでしょう。
そんな時はぜひ一人で悩まず、家族や友人など周りの力を借りてみてください。
また、就職活動のプロである就活エージェントの力を借りることもおすすめです。
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