就活を遅れてスタートしても大丈夫|遅れを取り戻す就活法

CONTENTS

遅れてスタートする人は一定数いる

3月の「解禁日」後から始めるひと

部活(大会)が終わってから始めるひと

公務員試験から民間に切り替えるひと

留学から帰ってきて始めるひと

遅れても基本的に就活の手順は同じ

遅れてスタートしたときにやりがちな失敗

①ESを精査せず大量に提出する

②とにかくスケジュールをうめる

③選考対策が不十分

遅れを取り戻す就職活動の方法とは?

オススメ①:無駄を省きまくる、超省エネ作戦

オススメ②:「就活エージェント」に登録

まとめ

就職活動は人によって始める時期が異なります。大学2年生から始めている人もいますし、部活やサークル活動が忙しい場合は大学4年の4月以降に始めることもあります。また公務員志望で勉強をしていた方は試験の区切りがついてから民間の就職を考える人も少なくありません。


就活は周りが気になってしまうため、少しでも遅れをとると焦ってしまいがちです。しかし筆者の周りではインターンをしなくても、大学4年の春から就活を始めても、難易度の高い企業の内定を勝ち取っている人が大勢いました。大切なのはいつから始めるかより、開始後どのように就活を進めていくかではないでしょうか。


今回は「就活、出遅れたかも」と悩んでいる人に向けて、対策と今すべきことについてお話しします。


就職活動を始めていたけど、受けていた選考がすべて落ちてしまい振り出しに戻ったと焦っている方は以下のページを参考にしてみてください!


【就活対策】全落ちしたらどうする?今からできる対処法とは


就活で失敗!?大手企業に全落ちしてしまったときにできること


遅れてスタートする人は一定数いる



まず、どこからが遅めになるのかを考えましょう。何となく出遅れちゃったという人もまだ間に合います。まず自分がどの程度遅れているのかを確かめます。焦らず状況を冷静に分析することは就活では大切なことです。


今回の「遅い」の定義はあくまで就活生全体の動きと比較した場合です。


3月の「解禁日」後から始めるひと

インターン参加者は優遇ルートに乗り、就活解禁日には内定を獲得している人も多いです。そのため一般的な就活解禁から動き出す人は学生全体の中で少し遅い部類に入ります。とはいえ焦るレベルではありません。合説参加やウェブテスト対策、ES提出がこの時期に必要になります。これらをしっかりとこなせば、4月以降本選考に余裕を持って望むことができます。


部活(大会)が終わってから始めるひと

就活が始まる時期でも部活や大会があり、それまでは時間的にも気持ち的にも余裕がない人は多いでしょう。その場合は通常の就活は諦めて秋採用を狙うか、部活と両立しながら細々と就活を続けるという選択肢があります。前者の場合は志望企業の採用が行われるか分からないリスクはありますが、思い残すことなく就活に専念できる点はメリットとなります。後者の場合は土日や平日夜に開催される就活イベントに参加したり、就活エージェントを利用してできるだけ効率的に少ないエントリー数で内定を得るなどの方法があります。


公務員試験から民間に切り替えるひと

基本的に公務員試験の日程は4月から11月ほどまで実施されています。志望する機関によって時期は違いますが、地方上級や国家総合職を考えている人は民間就職の就活スケジュールとは大幅に異なった動きになります。そのため夏から公務員試験と平行して就職を考えはじめる人が多いです。この場合、外資企業など選考時期が早い企業へのエントリーが難しくなる可能性があります。


留学から帰ってきて始めるひと

基本的には夏以降に日本で就活を行う必要があります。その場合でもオンライン面接で最終面接の手前まで進めることができたりと、近年では留学生向けに選考方法が配慮されるケースが増えています。またボスキャリなど留学生ならではの就活イベントで大学3年のうちに内定を取ることも可能です。留学中にこれらの活動を一切行わない場合、夏以降の秋採用やあえて就職を1年遅らせるという人もいます。留学と就活どちらを優先させるかは個人の価値観によって変わりそうです。



遅れても基本的に就活の手順は同じ



開始時期に限らず、就活でやるべきこと、やった方が良いことは基本的に同じです。インターンや早期選考など早めに活動した人がオプションとして行うものもありますが、出遅れた人はその他の必須事項を「短期間でいかに効率的にこなすか」が重要になってくるのです。


以下の表は通常の場合(多くの就活生が行うスケジュール)、出遅れた場合(ここでは就活解禁から始めたと仮定)を並べて比較したものです。ハイライトされているものは開始時期にかかわらず全員が行うことを推奨するものです。


  

通常の場合 出遅れた場合
(就活解禁とともに開始)
~大学3年 ・インターン
・合同説明会/会社説明会
・OB/OG訪問
・早期選考
・自己分析
・企業/業界研究


3月 ・エントリーシート提出
・ウェブテスト/SPI

・早期選考

4月 ・本選考(面接・グルディス) ・合同説明会/会社説明会
・自己分析
・企業研究/業界研究
・エントリーシート提出
・ウェブテスト/SPI

5月 ・本選考(面接・グルディス) ・合同説明会
・自己分析
・企業研究/業界研究
・エントリーシート提出
・ウェブテスト/SPI

6月 ・内定 ・本選考
・内定
7月 ・内定(業界による) ・内定
8月
(秋採用を視野に入れ始める)

このように活動開始を遅らせた場合、短期間でこなすべきことがどうしても増えます。そのため、早期開始の人より効率化が必要となってきます。


遅れてスタートしたときにやりがちな失敗



「出遅れた!やばい!」と気がついた人がやってしまいがちな失敗をここでは紹介します。焦る気持ちは分かりますが、一回冷静に状況を判断しましょう。


①ESを精査せず大量に提出する

遅れてしまっていると準備不足の中で無理をしてたくさんのESを出しすぎてしまう人が多いです。選考を受ける中で、会社の理解が深まり、行きたい会社を判断できるようになるので、たくさんの会社にエントリーすることは否定しません。しかし、自分のキャパシティーを超えるエントリーは、ESの完成度を下げ、通過率が伸びない原因になります。それにもし通過したとしても、次は面接対策に追われて結果として中途半端なパフォーマンスになってしまう危険性もあります。


②とにかくスケジュールをうめる

スタートが遅れている分、「遅れた分を取り戻さないと…」と思うあまり、スケジュールを埋めてしまう人も多いです。しかし、大切なことは説明会に参加することで、その情報を整理して自分がどこに行きたいのかをしっかりと考えることです。ただ、慣れないうちはESや選考対策にたくさんの時間がかかります。そのため、むやみやたらにスケジュールを埋めることは、各企業の情報不足につながります。結果として理解を狭めてしまうので過密スケジュールは得策とは言えません。


以下の記事に詳しく説明していますが、筆者のオススメは「一週間に面接は最大5社まで」です。


就活では平均何社受けるべき?選考を突破するエントリー数と面接数


③選考対策が不十分

十分に時間を確保できていないため、選考対策が不十分になってしまう人も多いです。特に選考対策は準備だけにとどまらず、「なぜその選考結果になったのか」を考える振り返りも重要です。つまり準備と振り返りが十分にできていない状態だと、どれだけ多くの会社にエントリーしても内定を勝ち取ることは難しいということになります。


これを意識するだけで良い!一次面接の受かるための重要なステップ


遅れを取り戻す就職活動の方法とは?



では就活の遅れを取り戻し、なおかつ自分の望む結果を手に入れるにはどうしたらよいでしょう。筆者のオススメを二つ紹介します。


オススメ①:無駄を省きまくる、超省エネ作戦

実は筆者は解禁日から就活を始めた出遅れ組でした。そのためまずペンと手帳を用意して上の表で紹介した「絶対に必要なこと」を書き出し、いつまでにそれを終わらせるか細かくスケジューリングして意識するようにしました。そうするとやるべきことを忘れることがなく、周りから遅れていても「自分はしっかり計画があるから大丈夫」と安心できます。


それに必要最低限やるべきことを最初に絞っているため、その日の気分で行動するより圧倒的に無駄がないです。例えば、一日中なんとなく企業HPを眺めて終わった、SPIの本を開いたけど集中できなかった、という非効率を避けるために自分で自分を律することがこの作戦のポイントです。


オススメ②:「就活エージェント」に登録

続いては、就活エージェントをうまく活用する方法です。筆者は就活を終えてから存在を知ったのですが、「計画を立てることが不安」「誰かのサポートが欲しい」という人にオススメです。何がどうオススメなのかは以下の通りです。効率的に就活ができるという点ではオススメ①と一緒ですね。


自分に合った企業だけを受けるため大量エントリーが不要

エージェントに登録し、実際に話すことで、自分がどう行った指向性を持った人間なのかが明らかになります。そうすることで、「自分にあった会社」だけを受けることができ、大量のエントリーが不要になります。


企業からのフィードバックがもらえる

また企業からの選考に対してのフィードバックがもらえることです。通常の面接では、企業から合否の結果連絡だけがくるため「自分のどこが良かったのか」「自分のどこが悪かったのか」を知ることができません。しかし、エージェント経由でエントリーすることでそれを知ることができ、今後の選考対策に役立ちます。


内定を得るためのサポートをしてくれる

エージェントの一番の魅力は内定獲得のためのサポートをしてくれることです。就活は同期がライバルになることもあり、なかなか相談できる仲間が少ないです。だからこそ、内定を得るまでサポートしてくれるエージェントは強い味方です。


まとめ



就職活動のスタートが遅いと焦りからたくさんエントリーしすぎて一社一社を十分に対策することができなくなってしまったり、とにかくスケジュールを埋めたりしてしまう人が多いです。ですが、就活は始めた時期は関係なく、やらなければいけない対策は皆同じです。効率的にやるべきことさえやれば、就活開始の遅れは不利にはなりません


とはいえ、一人ひとり性格や適性は異なります。効率的に就活を進めることができるか不安を抱える人もいるでしょう。就活エージェントはそんな人にオススメです。特に私たちJobSpringでは どんな小さな悩みでも無料で相談することができます。


また限られた時間と限られた選択肢の中でどのように就職活動を進めていくべきかについてもノウハウを共有しています。これからの面接対策をしたいという方、 今の内定先に納得が入ってない方、さらには就職活動に行き詰まってしまった方に対してもサポートを行っているため、ぜひ一度試してみてください!


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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