就活の軸を人で選ぶのはアリ?具体例でみる就活軸の書き方とポイント

CONTENTS

就活軸(企業選びの軸)が人なのはOK?

就活の軸を「人」にあてた場合の例

【例文あり】就活の軸を人にしたときの書き方

①「人間関係が良好な職場」の例とポイント

②「多くの人と関わることができる仕事」の例とポイント

③「尊敬できる上司・経営者のもとで働くこと」の例とポイント

就活の軸で「人」を用いる前にやっておくこと

①公式採用ページのメッセージを見る

②OB・OGと実際に話す

まとめ

就職活動では自分に合った企業を選ぶための基準を自分で設定しなければなりません。「就活の軸」と呼ばれる自分が重要視する基準を正確に選ぶことで、自分の価値観に合った企業を探し出すことができるでしょう。


今回はその「就活の軸」を「人」に設定した時の注意点や志望理由の書き方などを紹介します。


【例文つき】就活の軸の決め方はどうする?ES・面接での答え方も解説


就活軸(企業選びの軸)が人なのはOK?



就活軸を「人」とするのは全く問題ありません。そもそも企業に就職すると組織に属してその内外の人々と協力して仕事を進めることになります。その際に人として魅力を感じない人ばかりが周りにいるとあまり仕事にやる気が出なくなってしまい、長続きもしないでしょう。そのため「人」を就活軸とする際は例えばOB訪問やインターンシップに参加するなどして正確にその企業の特徴を捉えることが大切です。


ただし就活軸として「人」を設定する際の難しい点がひとつあります。それは情報の少なさです。例えば企業選びの軸を「海外での赴任ができる仕事」とあれば、過去の実例を見ればわかりますし、「20代で裁量のある役職につける」であれば20代の役職比率を調べればある程度理解できます。その反面、「~な人がいる」という情報は実際に会って確かめる以外に確認方法がありません。


就活の軸として人に焦点をあてるのはOKだけど、判断材料を集めるのが難しいという点に留意しましょう!


就活の軸を「人」にあてた場合の例



就活の軸を「人」に設定するといっても学生によって「就活軸を人にする」ということが何を意味するのかが異なる場合があるでしょう。つまり

  • 「社内の人間関係」に注目するのか
  • 「多くの人と関われること」を重視するのか
  • 「尊敬できる人のもとで働くこと」

など様々な着眼点が想定できます。それによって探すべき情報の内容も変わってきます。例えばカリスマ性をもって経営者の下で働くことを目標にするのであれば、その経営者の本や講演があればそこから情報をつかむのが良いでしょう。メンター制度など人材教育に力を入れているかどうかなども有効でしょう。


まずはどんな着眼点をもって「就活の軸」を「人」としているのか、それを自分の中で整理して話せることが大切です。次項ではここで紹介したそれぞれ着眼点をベースに、例文を交えた書き方を解説します。


【例文あり】就活の軸を人にしたときの書き方



以下では前述した就活の軸を「人」とした場合の具体例をもとに例文を使ってどのようにESや面接などで話すべきかを紹介します。


①「人間関係が良好な職場」の例とポイント

人間関係が良好な職場は働く環境として理想的です。会社では常に誰かと協力しながら物事とを進めなければなりません。就活の軸を「人」とし、特に人間関係に着目した場合は以下のようにES等で書くとよいでしょう。


【例文】

私は御社の座談会やインターンシップに参加した際、社員の方々の様子をみて非常に団結力が強いように思いました。同期と共同プロジェクトを成功させた際にこれまでにない充実感を感じたというお話を社員さんがお話しているのを聞いて、私も御社で優秀な同期と切磋琢磨しながら日々の仕事に邁進したいと強く感じました。


②「多くの人と関わることができる仕事」の例とポイント

人とコミュニケーションを取るのが得意な方は豊富なクライアントとともに新しいビジネスを作るなど「多くの人と関わることができる仕事」に憧れを持つ方もいるのではないでしょうか。就活の軸を「人」とし、特に多くの人と関わることのできる仕事につきたいと思って企業を志望する場合は以下のように書くことができるでしょう。


【例文】

私は大学時代、広告系サークルに所属し渉外担当として学内イベントのスポンサーと交渉を行う業務を担っていました。中でも学園祭のスポンサーを担当していただく企業との交渉の際は金額の交渉から条件の設定まで一人で担当し、無事に150万円の援助をしていただくことができました。御社では営業職として様々な人との関わり合いの中で信頼関係を構築し、業績への貢献を目指して頑張りたいと思います。


③「尊敬できる上司・経営者のもとで働くこと」の例とポイント

尊敬できる上司や経営者がいて、その人の下で働いてみたい!という強い思いをもって企業を志望している場合は、素直にそれを話してみましょう。その際は決してミーハーというわけではなく、真剣にどこを尊敬して自分はどうなりたいのかというように具体的に説明する必要があります。どう書いたらよいかわからないという人はまず、以下を参考にして書いてみましょう!


【例文】

私は御社のインターンシップでメンターを勤めていただいた〇〇さんとの対話の中で御社の志望が固まりました。インターンシップ中に、〇〇さんは「常に先輩や優秀な同期から刺激を受けて日々の仕事に取り組んでいる」というお話をしてくださいました。私はこれまでバックオフィスの仕事を考えたことがなく、細かい法律手続きや会計処理が自分に務まるかどうか不安に感じていました。しかし、〇〇さんの常に第三者から学び続ける姿勢とその姿勢を認め課題を与え続ける御社の人材成長にかける思いをどの企業よりも強く感じ取ることができ、私もいち早くその環境で仕事がしたいと考えるようになりました。入社後は常に能動的に学び、会社に貢献していきたいです。


就活の軸で「人」を用いる前にやっておくこと



就活の軸として企業の事業ではなく、人を持ち出すのは少し腰が引けるかもしれません。そもそも働いている人の情報が限られているので信憑性を持たせるのも難しいでしょう。かといって適当に軸を設定すると後々ストーリーに深みがなくなり、効果的に自分をアピールすることができません。そのため以下のような下準備をすることで就活の軸を「人」へとスムーズに変えていくことをおすすめします。

 

①公式採用ページのメッセージを見る

ほとんどの場合、公式採用ページにはその年にどんな人材を企業が求めているのかということが具体的に書かれています。もちろん、この人物像に当てはまらないからと言ってその企業への就職をあきらめる必要はありません。しかし自分のどういう経験がその人物像に自分を近づけるのかということを整理する必要があります。


そうすることで自己整理ができるとともにエピソードもその企業を理解したうえで効果的なアピールが可能なのものを選び出すことができるのです。


もちろん、口コミサイトなどもありますが個人的なバイアスを排除した公式ページはより信頼度が高いといえます。


②OB・OGと実際に話す

社内の様子をうかがうために最も効果的な方法は実際に働いている社員に話を聞くことです。先輩から風通しがよいかどうか、同期との連携はとれているかなど内部事情と社内の事業の様子を同時に聞くことで企業理解と「人」への理解を促進できます。気になる企業があれば、できるだけOB・OG訪問をかけていきましょう。


【完全版】就活に役立つOB訪問のやり方|メール、準備、当日の流れなど


またOB・OGがいない企業の場合は、インターンに参加するなどで社内の雰囲気を実際に確かめることも有効です。特に少人数規模のベンチャー企業ほど学生が参加しやすいインターンづくりをしている風潮にあるため、検討してみてはいかがでしょうか。


おすすめのインターンサイト8選|短期~長期まで目的別の選び方を解説


まとめ



就職活動では軸選びが非常に重要です。今後何十年と働く企業をもろい軸で決めてしまうと将来その軸に頼れなくなり、働きがいがなくなってしまうでしょう。そうならないためにも以下のポイントを確認して、就活の軸に「人」を設定できるようにしましょう!


・就活軸を「人」とする際は社員さんの話など信頼性の高い情報をもとに自分が重要視することを定めていく。
・具体的にどんなことが自分にとってメリットなのかを考え、就活軸を「人」にした理由を説明できるようにする。
・公式ウェブサイトやOB・OG訪問を活用し、企業の実態を正確にとらえる。


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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