留学経験は就活に有利?効果的に留学経験をアピールするには?

CONTENTS

留学経験は就活にとって有利?

留学のメリット

留学のデメリット

企業は留学経験をどう評価する?

①語学力に対する期待

②多種多様な人材との協働可能性

③精神的なタフさ

④環境への適応力

留学経験を活かす!ESで伝えるべき内容とは?

どんな目標を掲げて留学をしたのか整理する

目標を達成できたか?

目的を達成するまでに乗り越えた困難について

企業でどのように留学経験を生かしたいのか

まとめ

言語や文化の異なる国で過ごし、多様なものに触れる留学。留学経験は、人生の財産ともなり得るでしょう。海外での学びを経て、価値観が大きく変化した人も多いのではないでしょうか。


近年では留学が卒業要件に含まれる学部も増加しました。それに伴い、留学経験者も増えています。「留学しても他の就活生と差がつかない…」と、不安に感じることがあるかもしれません。


この記事では、留学経験を就活で活かす方法を解説します。既に留学を終えた人はもちろん、これから留学を控えている人も、一歩先を見据えながら仕事について考えてみましょう!


・留学経験は就活において何が評価されるのか知りたい方
・留学経験を経たが、ESなどで最大限アピールしたい方
・これから留学を考えており、就活におけるメリットを知りたい方


留学経験は就活にとって有利?



留学経験は、就活にどのような影響を与えるのでしょうか。「留学したから有利」と単純に捉えてしまうと、就活でつまずく原因になりかねません。


学業や部活動、アルバイトと同じように、留学を一つの経験として捉えてみましょう。何かしらの目標や目的があって、それを達成するために行ったことが留学ではないでしょうか。


留学経験で大切なのは、その経験自体ではなく、目標・目的を達成できたかどうかです。その中で自分自身がどのように頑張れたか、その結果何が得られたか、改めて振り返ってみましょう。


留学のメリット

一般的に、留学経験はメリットのほうが大きいでしょう。留学先で得た語学力は、仕事でも役に立ちます。近年、海外展開する日系企業も増えてきました。高い語学力は、グローバル人材になるための必須要件ともいえます。


慣れない環境での生活を通して、精神のタフさや適応力も得られるでしょう。多様な価値観を受け入れる姿勢があることも示せます。


また、これまでに触れてこなかったものに触れ、自分自身を再認識するチャンスでもあります。留学したからこそわかる自分の強みや弱みもあるでしょう。自分に足りないもの・補うべきものに気付けば、夢の実現にも繋がります。


留学のデメリット

就活において重要視されるのは、留学で得たものです。得たものがなければ留学した意味がないと見なされ、目的意識を持って行動ができない人であると印象付けてしまいます。


また、留学は就活エントリー自体に影響があります。大学3年次や4年次で留学する場合、就活を行う時期も検討しながらスケジュールを立てましょう。対面での面接が必須な企業もあるため、渡航・帰国時期には注意が必要です。自分の行きたい企業の選考にエントリーできるよう、常に情報収集を心がけてください。


留学中、友人や他の就活生との情報交換が難しい場合は、就活サイトを活用してみましょう。帰国後はイベントや説明会への積極的な参加や、就活エージェントの利用もおすすめです。他の就活生との差が開きすぎないよう、情報をしっかりと集めましょう。


企業は留学経験をどう評価する?



企業は留学経験のある学生にどのようなことを期待しているのでしょうか。以下の4つの項目は、留学を通して得られる・強化できる能力の中でも、業界や業種に関係なく求められるものです。項目ごとに、自分自身の経験と照らし合わせてみましょう。


①語学力に対する期待

留学先や目的にかかわらず、ある程度の語学力は期待されます。


近年、英語力は必須となりつつありますが、実際に英語が堪能な人はまだまだ限られています。英語が十分に話せるのは就活においても有利にはたらくでしょう。第二外国語など英語以外の語学に堪能であれば、さらに希少価値が上がります。


語学レベルを証明するため、習得している言語の検定試験を受けておくとよいでしょう。ある一定以上のTOEICの点数を、内定基準として定めている企業もあります。


就活におけるTOEICの活用方法! いつから受ける?メリットは?


②多種多様な人材との協働可能性

留学先では、文化の異なる人々とのつながりを得られたのではないでしょうか。仕事においても、社内・社外のさまざまな人とかかわる必要があります。留学を経験している学生であれば、相手の文化や価値観を尊重しながら働けそうだと考える企業も多いです。


取引先が海外企業の場合、時間の感覚や言葉の言い回しがわからず、やりとりに苦戦する可能性もあります。その中でも、留学を通して得た知識や語学力を活用することで、会社同士の親密度に貢献できるでしょう。


③精神的なタフさ

留学を経て、精神的なタフさを得られた人もいるでしょう。華やかなイメージがある留学ですが、実際に経験してみると失敗やトラブルなど、上手くいかないことも多いですよね。


ストレスに打ち勝って身に付けた強さを示せば、プレッシャーのかかる裁量の大きい仕事も任せられると判断してもらえるはずです。


④環境への適応力

相手のことを受け入れ、自分から相手に適応する能力は、仕事をする上でも欠かせません。環境への適応力があれば、さまざまな社員と良い関係を築き、仕事に対しても柔軟に対応できると評価されます。


留学先で自分との違いを感じた場面を思い出し、どのように向き合ったのかを振り返ってみましょう。


留学経験を活かす!ESで伝えるべき内容とは?



ここからは、留学経験をESに書く準備をしていきます。内容を簡潔に伝えられるように心がけましょう。


留学経験については、「ガクチカ(学生時代頑張ったこと)」として書くことができます。ガクチカの書き方については、関連記事も参考にしてみてください。


【例文・解説あり】ガクチカ(学生時代頑張ったこと)の書き方とポイント!


どんな目標を掲げて留学をしたのか整理する

まず、留学前の目標を思い出してみましょう。大きなものから小さなものまで、全て書き出してみるのがおすすめです。


留学を決意した理由・その国/期間に決めた理由・目標(学びたいこと/やってみたいことなど)を細かく挙げるとよいでしょう。日本でなく海外でなければならない理由、旅行でなく留学する理由も書いてみると、さらに整理できます。


目標を達成できたか?

先ほど書いた目標が達成できたかどうか、留学前後での変化(学んだこと/得たこと/苦労したことなど)を踏まえて書いてみましょう。


達成できた目標だけではなく、達成できなかった目標についても振り返っておきましょう。ここで達成できなかった目標も、仕事を通して達成できるかもしれません。キャリアプランを考える際に役立てられるため、忘れずに記録しておくとよいでしょう。


目的を達成するまでに乗り越えた困難について

留学に行ったから目標を達成できたのではなく、そこで頑張ったから目標を達成できたのではないでしょうか。頑張ったことを具体的に書き出してみましょう。


ESに書くにあたって、このパートは個性が出る重要な部分でもあります。難しかったことや悩んだことについて、なぜ解決できたか理由を分析しましょう。


企業でどのように留学経験を生かしたいのか

留学での経験を述べた後、次なる目標を示します。留学で得たものを、仕事ではどんなふうに活かしたいのか、活かすことができるのか考えてみましょう。


ただ「語学を活かしたい」「知識を活かしたい」ではなく、その企業・職種で求められている能力を調べた上で、自分自身がどれほど合っているかアピールしましょう。


キャリアプランの考え方については、下記の記事で解説しています。仕事での目標や目指す姿を明確にすると、ESも書きやすくなります。


【ES・面接でも有効!】就活におけるキャリアプランの考え方と回答例


まとめ



就活における留学経験の活かし方について解説しました。留学といっても、人によって経験は多種多様です。留学先は大学や語学学校などさまざまであり、期間は2週間~1ヶ月の短期留学から1年~数年の長期など、人によって大きく異なります。


選考時には、留学中の自分ならではのエピソードとともに身に付けた能力をアピールし、内定を目指しましょう!ESを書く前に、まず以下の3点をまとめてみてください。


・留学の目標を振り返り、留学前後での変化を見出す
・目標達成(未達)までの道のりを分析し、得たものを明らかにする
・結果を踏まえ、得たものを仕事ではどのように活かせるか考える


留学で得たさまざまな経験を糧にして、就職活動を充実したものにしましょう!


JobSpringでは、就活相談を受け付けています。留学経験の活かし方についてさらに詳しく聞きたい方、留学後の就活に悩んでいる方、それ以外の方も、面談予約お待ちしております!


編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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