就活におけるTOEICの活用方法! いつから受ける?メリットは?
その他
CONTENTS

そもそもTOEICとは?
就活でTOEICを受けておく意味はあるのか?
就活でTOEICが役立つ学生は?
就活でTOEICが関係がない学生は?
就活におけるTOEICのメリット
ハイレベルなエントリー条件をクリアできる
書類選考や集団面接に有利になりやすい
自分の自信につながる
新卒就活でTOEICが評価されるには?
業界・企業・職種によって要求レベルは様々
評価基準に入る点数は通常600点~、英語が強みなら730点~
いつ受けたTOEICスコアが評価される?
TOEICはいつからいつまでに受けておくと良いか?
就活中に受けても間に合う
TOEICは就活のどの過程でアピールすればいい?
ESでアピール
ガクチカでアピール
就活でTOEICをアピールできるまでに持っていきたい!
本
アプリ
まとめ
優秀で意欲の高い皆さんの中には、就活でのアピール材料としてTOEICを受けた人、もしくは受けるべきか迷っている人もいるでしょう。
確かに上手く使えばTOEICは評価につながります。
また、TOEICスコアを持っていれば就活で敵なし、無双できるといった意見もあるくらいです。
ですが、それに必死で他の準備がおろそかになったら元も子もないですし、業界・職種によって英語の重要度も異なります。
今回は就活とTOEICの関係性について解説します!

そもそもTOEICとは?

TOEICの公式HPによれば「日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通」の試験です。
試験の種類には、Listening & Reading Test、Speaking & Writing Test、Speaking Testなどがあります。
就活で主に使われるのは、Listening & Reading Testとなります。
就活でTOEICを受けておく意味はあるのか?

TOEICを受けて不利になることはないので、意味はあると言えるでしょう。
英語力を公に証明できますし、勉強で努力した点を面接で話す機会があれば人間性や性格のアピールにつながることもあります。
実際、TOEICの公式では50%以上の企業がTOEICスコアを参考にしているそうです。
つまり、TOEICで高いスコアを取れば取らないよりかは就活で有利になると考えられます。
リアルな声として、Twitterでつぶやかれていたコメントを紹介します。
この方は、TOEICの就活への良いインパクトについてツイートしています。
「うちの会社ですら」と言っているので、会社によってどれだけの効果があるかは変わってきそうですが、一例としてこのような会社があるということも事実だということです。
TOEIC対策は企業分析や業界分析、面接対策といった就活で絶対必要な準備と比べると重要度は落ちます。
これらの必須項目がクリアできないままTOEICだけを頑張っても内定にはつながりにくいです。
ですから、TOEICをはじめとする英語資格の取得はあくまで+αだと理解していただければ良いでしょう。
また、TOEICで高いスコアをそもそも求めている企業や業界もありますが、それは募集要項に記載されているので、その場合はしっかりとチェックしてあらかじめ準備しておく必要があります。
就活でTOEICが役立つ学生は?

就活でTOEICのスコアがプラスに働く学生は、外資系企業・海外展開をしている企業を志望している学生です。
また、志望業界が商社・物流・旅行・航空・金融・(海外商品の)小売である場合も、高い英語力が求められるためプラスに働きます。
志望職種が海外営業や外国の方をクライアント対象とした英語を使う職種である場合も、もちろんプラスになります。
自分の志望している業界や会社の事業に英語を使う可能性があるかを確認して、判断しましょう。
就活でTOEICが関係がない学生は?

上記以外の人は、あまり就活でTOEICは必要ありません。つまり、志望企業が海外展開していなかったり、志望職種で英語を使う機会がない場合です。
元に私も国内のITベンチャー志望でTOEICを持っていたのですが、触れられる機会は全くなかったです。
外資企業を受けたときは主にTOEICだけではなく英語の実力を全般的に聞かれました。
就活におけるTOEICのメリット

就活におけるTOEICのメリットはいくつかあります。
純粋に面接官との会話中にアピールできるだけでなく、就活ならではの利用価値があるのでご説明します。参考にしてみてください。
ハイレベルなエントリー条件をクリアできる
職種によってはエントリーの時点でTOEIC何点以上という条件があることがあります。
この条件があるのは主に海外で働く職種ですので、志望する可能性がある場合はTOEICなどの英語試験を受験しておく必要があります。
書類選考や集団面接に有利になりやすい
書類選考や集団面接は大人数を短い時間で評価する必要があるため、何かしら目を引く特徴があると印象に残りやすくなります。
英語を強みにしたい人はTOEICの点数がアピール材料になるでしょう。
自分の自信につながる
就活において不足しがちなのは自信です。
TOEICでなくとも構いませんが、何かしら自分を誇れる要素を持っていることは、就活中のメンタルヘルスのためにも重要です。
新卒就活でTOEICが評価されるには?

TOEICの点数を就活の強みとするためには、一般的な基準を知る必要があります。
「何点以上でないと履歴書に書けない」といったことはないですが、今後受験する場合は目標点を定める参考にしてみてください。
業界・企業・職種によって要求レベルは様々
必要とされる英語レベルは仕事によって違います。商社や金融機関など海外との関わりが深い業界はもちろんのこと、インバウンド増加によってサービス業界でも語学力が重宝されるようになってきました。
また職種によっても基準はさまざまで、グローバル系の職種は応募の時点でTOEIC何点以上という制約がある場合もあります。
評価基準に入る点数は通常600点~、英語が強みなら730点~
企業によって評価につながる基準は異なります。
しかしTOEIC公式サイトで「どんな状況でも適切にコミュニケーションができる素地を備えている」レベルが730~となっているので、英語を強みにしたい就活生にとって目指す一つの指標になるでしょう。
ちなみに国際部門の社員に期待するTOEICスコアは660~840となっています。
英語を強みにするつもりがない場合は600~が履歴書に書く目安になりそうです。
参考:https://www.iibc-global.org/toeic/corpo/case/com/expatriate.html
いつ受けたTOEICスコアが評価される?
前提として、TOEICの点数に有効期限はありません。つまり過去に一度取得したスコアはずっと評価対象として使えるということです。
よく「有効期間は2年」とありますがそれはTOEICスコアそのものではなく、認定証の再発行期限のことです。
しかし、それでもなお経過年数が浅いスコアを目指したほうが良い理由があります。
それは募集要項によっては「〇年以内に受験したスコアのみ対象」という条件があるからです。
そもそも採用側が評価するのは、スコアそのものではなくあなたの実質的な英語力です。
そして日常的に使用しない英語力は落ちていきます。そのため有効期間を独自に設定する企業も少なくありません。
また先述したように、TOEICを運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が再発行する公式認定証は2年以内に受験したものです。
内定後に証明書を提出する場合がありますので手元にあることを確認することをおすすめいたします。
ちなみに、TOEIC IPテストも就活で使うことができます。
TOEICはいつからいつまでに受けておくと良いか?

TOEICは就職活動を始める2年前から受けておくといいです。
評価対象になりやすいTOEICの点数は2年以内のものなので、大学2年生くらいから計画的に受験することをおすすめします。
金銭的に余裕がある場合は毎回受けても良いですが、費用がかかる上に一定期間勉強しなければスコアも伸びないので半年に1回など自分で決めると良いでしょう。
就活中に受けても間に合う
筆者は準備がぎりぎりになって就活直前の1月に受けました。
その場合は2月に結果がくるので3月の本エントリーに間に合います。
周囲は就活を始めている状況で少し焦りましたが、エントリーの締切に間に合えば問題ないので自分のペースで進めてよかったと思っています。
夏以降の就活であればもっと遅くても間に合うでしょう。
アピールするためにはESに点数を書きたいので、目安としてエントリー締め切りまでに点数が手元に来るように受けましょう。
受験してから結果が来るまで1か月ほどかかります。
TOEICは就活のどの過程でアピールすればいい?

では、TOEICのスコアを就活でアピールするためには、実際どのような過程でアピールすれば良いのでしょうか?
さまざまな方法があるので、ぜひ参考にしてみてください。
ESでアピール
一番オーソドックスなのは、企業に提出するエントリーシートに書いておくことです。基本的にスコアが高ければ好印象は得られます。
スコアが600点以上の場合は書くと良いでしょう。
ガクチカでアピール
グローバル化が進んでいる企業では英語ができると面接の評価は高くなる傾向がある。
TOEICの勉強をがんばった人はガクチカでもアピールできます。
学業をガクチカにする方のためのガクチカのアピール方法については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
【ガクチカ徹底解説】学生時代頑張ったことは学業!という人に向けてガクチカの作り方を紹介
就活でTOEICをアピールできるまでに持っていきたい!
ここでは、TOEICの勉強をする際のお勧めの本やツールを紹介します。参考にされてみてくださいね!
本
『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』朝日新聞出版
この本は、過去の試験を分析して「100%の出る単語帳」として販売されています。質・内容・コスパが高く、全単語、フレーズの無料音声付きなので勉強もしやすいです。
スマートフォン無料アプリにも対応しているので、どこでも好きな時に効率よく勉強することができます。
『公式TOEIC Listening & Reading プラクティス』国際ビジネスコミュニケーション協会出版
この本は、TOEIC L&R350~700点レベルで、リスニングセクションを集中してじっくり学習したい方向けの本です。
公式問題が333問も収録されており、CD-ROMも付いています。
学習内容と連動した440語の別冊付録「単語集」もついているのでしっかりと勉強したい方にぴったりです。
参考:https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18732
アプリ
『SANTA TOEIC』というアプリケーションをご存知でしょうか?
AIを活用したTOEIC特化の英語学習アプリで、英語能力が日本より平均的に高い人々が利用しているものです。

AIによる高い精度での分析や、サポート、学習量による得点予測などまでできるかなり優れたアプリです。
アプリの詳しい説明は、以下の記事に記載しているのでぜひご覧ください。
【徹底レビュー】TOEIC学習アプリ「SANTA TOEIC」は公式テストに有効?
まとめ

TOEICはあれば就活のアピール材料になりますが、企業分析・業界分析・面接対策のように必須の準備ではなく+αという立場です。
自分の志望や時間の余裕に合わせて受験するか決めると良いでしょう。
TOEICは単に英語力を証明するだけでなく、努力できる人間性を示すことにも使えます。また就活においては
・ハイレベルなエントリー条件をクリアできる
・書類選考や集団面接に有利になりやすい
・自分の自信につながる
といったメリットもあります。これから受ける人はぜひ600点以上を目指してみてください。
今回はTOEICの記事でしたが、受けなければ就活が上手くいかないということではありません。
他の準備との兼ね合いで「受けない」と決めるのも選択肢のひとつです。
自分の状況やアピールしたいポイントに合わせてご自身で判断してみてください!
RANKING
人気記事ランキングTOPIC
新着記事