【ガクチカ徹底解説】学生時代頑張ったことは学業!という人に向けてガクチカの作り方を紹介

CONTENTS

そもそも……ガクチカって何?

なぜガクチカが聞かれるのか

学業でガクチカを作る前に注意しておきたいポイント

①簡潔にまとめる

②「学業を通して何を学んだか」をはっきりさせる

③学んだことが今後どう生かせるかまで考える

【分野別】学業でガクチカを作るときの例文を紹介

ゼミ活動

研究

卒論

授業

学業でのガクチカエピソードは1つ以上必須

まとめ

就活に欠かせない「ガクチカ」。さまざまな企業で尋ねられるからこそ、何と答えるべきかわからない…と不安に感じてしまうかもしれません。エピソードを出して文章にまとめる工程は、非常に時間もかかります。


この記事では、学業をテーマとしてガクチカを作成する方法を解説します。はじめから完璧を目指すのではなく、最初は書き上げることを目標にしながら、選考を通して完成度を高めていきましょう!まずは第一歩、この記事を参考にしてガクチカを作成してみてください。


そもそも……ガクチカって何?



ガクチカとは、「学生時代頑張ったこと」を指します。ESや面接では、「学生時代、力を入れたことは何ですか。」などの文言で尋ねられます。幅広い企業・業界で採用されている、就活では定番の質問です。


ガクチカは、文字通り「学生時代頑張ったこと」に関するエピソードを200~800字程度の文章にまとめます。基本的にテーマにきまりはなく、内容は人それぞれですが、主に学業・部活・アルバイトでの経験を書く就活生が多いようです。


なぜガクチカが聞かれるのか

企業は、ガクチカで就活生の経験を尋ねることで、その人柄や役回りを把握します。また、力が発揮できるのはどのような環境か、企業に合った学生かを検討する判断材料とします。過去から未来を想像するのです。


ESや面接でエピソードを伝えるときには、「再現性」が重要と言われます。過去のエピソードに現れる自分の強みがどのように仕事で活かせるか、読み手が想像しやすいように書くとよいでしょう。


ガクチカの全般的な内容を知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください!


【例文・解説あり】ガクチカ(学生時代頑張ったこと)の書き方とポイント!


学業でガクチカを作る前に注意しておきたいポイント



定番の設問だからこそ、いかに他の就活生と差別化できるかが重要となります。とはいえ、奇抜なエピソードを求められているわけではありません。そこが難しいところですね。


ガクチカは、①エピソードを簡潔にまとめる、②その経験から学んだことをしっかりと書く、まずはこの2点を意識して書いてみましょう!


①簡潔にまとめる

ESや面接では、伝えることを常に簡潔にまとめましょう。特に、学業でガクチカを作成する際には、事前情報に字数を割きすぎてしまわないよう注意が必要です。研究や授業には、内容が複雑で説明しづらいものも多いですよね。「思いのままに書いていたら、研究の説明だけで字数の半分を超えてしまった…」ということもあるかもしれません。


しかし、ガクチカで重要なのは就活生自身の情報です。研究や授業に関しては短くわかりやすい言葉でまとめ、自分の強みや学んだことに重きをおいて書きましょう


面接では、ESよりも出来事の詳細を伝えることができます。細かい説明は面接にとっておく、と考えるのもよいでしょう。


②「学業を通して何を学んだか」をはっきりさせる

大切なのは、学業を頑張ったこと自体ではありません。そこから何を学んだか・どう成長したかがポイントです。


例えば、「研究を頑張りました」ではなく、「研究を通して行動力が身に付きました」など、研究を通して身に付けた力(研究前後で自分が変化したこと)を書いてみましょう。


③学んだことが今後どう生かせるかまで考える

さらに、「研究を通して培った行動力は、常に新しいサービスを提供し続ける貴社での仕事に活かせると考えています」と、自分の能力が仕事で役に立つことをアピールするとなお良いです。


自分が身に付けた力の役立て方は、エントリーする企業の理念や仕事内容から、求める人物像を分析して考えてみましょう。説明会やOB・OG訪問の際に、「活躍している社員の特徴」を聞いてみるものよいですね。


【完全版】就活に役立つOB訪問のやり方|メール、準備、当日の流れなど


【分野別】学業でガクチカを作るときの例文を紹介



それでは実際に、学業をテーマにガクチカを作成してみましょう。主なテーマについて、注意すべきポイントと例文をまとめました。


ゼミ活動

多くの就活生が、ゼミでの活動をテーマにガクチカを作成しています。ゼミ活動をガクチカとする場合は、ゼミの規模・研究内容・自分の役職・主な活動などを全体の2割程度でまとめるとよいでしょう。前述したように、この説明の部分が長くなってしまわないよう注意しましょう。


〈例〉

ゼミでは、暮らしやすい街づくりをテーマに研究を行いました。

ある町に住む10名にインタビュー調査を行った結果、時間によってバスの運行頻度に偏りがあり、外出できず困っていることがわかりました。バスの利用者にも理想的な運行時間を尋ね、データをもとに新たなバスの時刻表作成し、役所に提案しました。町の職員は新しい時刻表に懐疑的でしたが、分析した調査結果をプレゼンし、町へのメリットも述べることで、大幅な時刻改正を行うことが決定しました。その後バスの利用者は増加し、多くの方に感謝の声をいただきました。

常に問題の根本を見直す姿勢を大切にし続け、この経験から身に付けた分析力を、貴社での仕事に活かしてまいります。(299字)


研究

ゼミとは別で研究を行っている人は、研究内容・ゼミとは別で研究する理由を簡潔にまとめましょう。注意する点はゼミ活動の場合と変わりません。


加えて、ゼミ活動とは異なる点(独学ならではの苦労・研究機関に属しているからこそできたことなど)を書くと、他の就活生との差別化をはかりやすくなります。


卒論

3年次の就活では、卒論に関するエピソードは少ないかもしれません。しかし、卒論は就活と同時期に本格化することも多く、時期的には話しやすいテーマとなります。3年次から卒論研究に取り組んでいる場合は、事前調査でのエピソードをESに組み込むこともできそうです。


ゼミ活動やその他の研究と同様、卒論についてガクチカを作成する際にも、学んだこと・身に付けたことが重要です。「何について卒論を書くか」ではなく、「卒論執筆(研究)を通して自分にどのような力が身に付いたか」を意識して書いてみましょう。


授業

ガクチカは、日々の授業に関するエピソードを書くこともできます。入学前の目標や自分の夢を振り返り、大学生活を通してどの程度達成できたか・近づけたかをまとめてみるものよさそうです。


また、「授業+α」のエピソードもおすすめです。「授業で興味を持った事柄について、それに関する課外活動に参加した」、「授業全体に注力し、学費免除となった」など、授業での学びが他の出来事につながった経験も貴重です。


〈例〉


授業に集中して取り組み、GPA平均3.5をとることができました。

「大学生活は勉強に注力する最後のチャンスだ」思い、常に授業最優先で取り組むことを決意しました。学費を賄うために全力でアルバイトをしながら、通学時間に課題に取り組む生活を3年間続けました。成績が伸び悩んだときには、私が友人に勉強を教えることで、自分の理解も深めました。結果、高校時代はクラスで最下位の私が、学部内で成績トップになりました。

この経験を通して身に付けた継続力を、課題を長期的に捉えることを大切にする貴社での仕事に活かしてまいります。(249字)


学業でのガクチカエピソードは1つ以上必須



ESや面接では、「学業面で頑張ったこと」を聞かれる場合もあります。企業や年度にもよりますが、学業に関するエピソードは少なくとも一つ以上用意しておくのがよいでしょう。「学生の本分は勉強」と言われるくらいですから、社会人の先輩方が学業を重視するのは不思議なことではありません。


また、面接では、事前に提出した成績証明書をもとに「どの授業が印象に残っているか」などと聞かれることもあります。学生生活を振り返り、授業を通して身に付いたこと・意識が変わったことをあらかじめまとめておきましょう。


まとめ



学業をテーマとしたガクチカの書き方をまとめました。ガクチカを作成する際は、特に以下の3点を意識しましょう!


・内容は簡潔にまとめる-説明に字数をとりすぎない
・自分が身に付けたことをしっかりと書く-その出来事の前後で、自分がどう変化したか捉える
・身に付けた力の活かし方を考える-企業の事業内容や求める人物像を分析し、照らし合わせる


ガクチカを書くには時間がかかってしまいますが、就活が本格化する前に準備をして、自分なりのテンプレートを完成させておくとよいですね。


JobSpringでは、就活相談を受け付けています。ガクチカのエピソードや書き方に悩んでいる方、就活への不安がある方など、いつでもご相談ください!面談予約をお待ちしております。


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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