合同説明会は行くべきか?メリット・デメリット、必要な準備と当日のポイント

CONTENTS

合同説明会とは?

開催時期や開催場所

主要な合同説明会一覧

合同説明会には行くべき?参加する意味はある?

合同説明会に参加するメリット

幅広く情報収集ができる

これまで接点のなかった企業、職種に出会える

特別講演が聞ける

合同説明会に参加するデメリット

詳細な情報は得にくい

とにかく人が多い

目的意識がないと「行っただけ」になる

合同説明会に行くときの準備と当日のポイント

合同説明会に行く準備

合同説明会当日のポイント

まとめ

合同説明会に参加したことはありますか?一度に多くの企業の説明が聞けるイベントですが、参加に向けて準備をしておくことで、自分にとってさらに有益な機会とすることができます。


この記事では、合同説明会の特徴やメリット・デメリットを押さえ、参加のポイントを解説します。


・合同説明会に行くべきか迷っている人
・就活を始めたばかりでまだ何もしていない人
・自分の興味のある会社の探し方がわからない人


合同説明会とは?

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合同説明会とは、さまざまな企業が一つの会場に集結し、就活生に向けて企業説明をするイベントです。一回の説明は約15-30分間、イベント開始~終了まで何度も繰り返し行われます。


大企業から中小企業まで、多種多様な業界の企業が参加していますが、基本的に選考要素はありません。企業は就活生からの認知度を高め、選考へエントリーする母集団を獲得することが目的であると考えられます。


ちなみに、株式会社ディスコが主催するバイリンガル向け就活イベント・キャリアフォーラムのように、合同説明会の側面を持ちながらも、そのまま選考が受けられるイベントもあります。ESの提出や面接がある場合は、選考要素ありのイベントであると考えられます。


開催時期や開催場所


合同説明会は、時期・場所を問わず行われていますが、就職活動が活発になる3月~5月が多い傾向にあります。まずは、「合説 ○○(地域)」と検索してみてください。


都心部で行われる大きな合同説明会では、大企業や都心部にオフィスがある中小企業の参加が主となります。地方で行われる場合は、その地域に根付いた企業の参加が多いです。開催地域に特化したイベントもあるため、「地元で働きたい!」など就職したい地域が決まっている人にもおすすめです。


主要な合同説明会一覧

合同説明会は大規模から小規模のものまでさまざまあります。主要な合同説明会の例を見ていきましょう。


  • マイナビEXPO
  • リクナビ仕事万博
  • みん就フォーラムなど
  • 逆求人フェスティバル
  • Meets company
  • キミスカLIVE!

大規模な合同説明会は東京・大阪・愛知など全国各地で開催されるケースが多いため、気軽に参加できるでしょう。参加する企業は大手優良企業から中小企業まで幅広く、まとめて多くの企業から話を聞けるチャンスでもあります。


上記で紹介した合同説明会はほんの一例にすぎず、さまざまな説明会が開催されています。


小規模なため参加する企業数は少なめですが、理系やエンジニアにフォーカスした説明会も実施される場合もあります。小規模な説明会では企業と学生の距離感が近いため、より詳しく話を聞くことができるチャンスです。


合同説明会には行くべき?参加する意味はある?

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合同説明会の参加可否が選考に影響を及ぼすことはほとんどありません。よって参加目的が明確にある場合は、合同説明会に積極的に参加するべきですが、とくに明確な理由がない場合は無理に参加する必要はないでしょう。


明確な理由がなく流れで参加した場合、インターネット上にある情報しか拾えず有益な情報を得られないこともあります。


一方で合同説明会への参加目的さえあれば、意味のある機会になるでしょう。ただし、人の多さに圧倒されて上手く回れないことや、説明を聞く企業がなかなか決まらないことも考えられます。事前にどのような業界・企業の話を聞きたいか、選考を受けるにあたって何を重視したいか、事前に決めておくと有意義な時間になります。


合同説明会に参加することで就職活動への意義が高まったり興味のある分野を見つけることもできます。迷っている場合は雰囲気を知ることを目的に一度参加してみることをおすすめします。


合同説明会に参加するメリット

合同説明会メリット

幅広く情報収集ができる

一日に複数の企業説明を聞くことによって、自分と合う業界・合わない業界を効率的に見極めることができます。企業規模や立地、事業内容など、さまざまな観点から企業を比較することで、仕事に対して自分自身が求めているものも見えてくるのではないでしょうか。


24卒対象の合同説明会は、オンラインでの開催が多かったようです。現地に足を運ぶ必要がなくなったため、住んでいる地域にかかわらず、さまざまな説明会に参加してみるものよいですね。


これまで接点のなかった企業、職種に出会える

合同説明会には、中小企業やBtoBの企業も参加しています。これまで知るきっかけのなかった企業について、気軽に話を聞くことができるのも合同説明会ならではのメリットです。


ブースに人が多くなければ、社員と直接さまざまな話ができます。個別面談や特別選考につながる可能性もあるため、少しでも興味を持った企業は訪ねてみましょう。


特別講演が聞ける

合同説明会では、特別講演が行われます。同じ業界の異なる企業の社員が、業界あるあるや業界の近年の傾向、今後の展望などを話し合っており、“働く人の本音”が聞けるよい機会です。ESや面接の参考にもなります。


事前に席数が定められており、対面の合同説明会でも予約必須な場合があります。イベントプログラムをよく確認して、貴重な話を聞き逃さないように準備しておきましょう。


合同説明会に参加するデメリット

合同説明会デメリット


詳細な情報は得にくい

15-30分程度の短い時間に合わせて企業説明がされるため、企業理念や事業内容など、基本的な説明で終わってしまいます。得られる情報はその企業の「概要」であり、詳しい情報を得るのは難しいでしょう。


合同説明会で興味を持った企業については、個別説明会にも参加してみましょう。社員の働き方や、これから注力する事業など、合同説明会では説明しきれない話を聞くことができます。


とにかく人が多い

規模の大きな合同説明会は、それだけ参加する就活生も多いです。さらに、就活が本格化すればするほど、参加人数は増えます。


新型コロナウイルスの感染状況によっては、今後も説明会のオンライン開催が見込まれます。その場合は、事前に参加可能人数が決められることもあるでしょう。対面でイベントが行われる場合も、会場に入ることのできる人数が厳しく決められる可能性が高いです。


今年度・来年度は特に、就活イベントへ参加する場合は、事前にイベントの参加方法も確認しておきましょう。


目的意識がないと「行っただけ」になる

合同説明会に行っても2, 3社の話を聞いて満足してしまい、そのまま帰ってしまったという人も多いです。会場周辺には大型ショッピングモールがあることも多く、誘惑に負けて遊びに行ってしまうこともあります。


友達と一緒に参加できるなど、メリットも多い合同説明会ですが、参加して何を得たいか必ず事前に考えておきましょう。


合同説明会に行くときの準備と当日のポイント

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合同説明会を今後の就活に活かすためには、参加前の準備・参加後の振り返りが重要です。前述したメリットを最大限得て、デメリットをできるかぎり回避できるよう、下記のポイントを参考にして当日に備えましょう


合同説明会に行く準備

はじめに、必ず確認しなければならないのが「イベント詳細」です。参加予定の合同説明会の公式ページから、開催方法や会場、時間、服装等の必要な情報を調べておきましょう。当日はそれらの記載に従って参加してください。


合同説明会によっては服装や持ち物の指定がない場合もありますが、服装に関しては基本的にスーツでの参加が無難です。私服で参加してしまうと悪目立ちする可能性があります。


スーツの色は黒かネイビーにし、派手な柄物は避けて落ち着いた色柄のネクタイで参加しましょう。持ち物に関しては以下のものを準備しておくと安心です。


  • ペン
  • メモ帳
  • クリアファイル
  • スケジュール帳
  • 携帯電話
  • 腕時計

当日は忘れ物をして焦らないように、しっかり確認して合同説明会に向かいましょう。


また、できるかぎり前日までに当日のプログラムや参加企業を確認し、話を聞きたい企業をリストアップしておくのがおすすめです。


以下の記事では、会社説明会での質問について解説しています。質疑応答の時間を有意義に使えるよう、よくある質問項目にも目を通しておきましょう。


会社説明会での質問はアピールにつながる!?質問例とポイント紹介


合同説明会当日のポイント

イベント開始前までに、参加目的をはっきりさせましょう。必ず知りたい情報や、理解を深めたい業界を思い出し、話を聞く順番などを簡単に考えてみてください。


友達と一緒に行く場合は、同じブースで話を聞くのではなく、違う企業の説明を聞いて後で情報交換するのがおすすめです。異なる業界について情報交換すれば、業界ごとの特徴も把握しやすくなります。


イベントへの参加目的を果たした後は、そのまま帰ってしまうのではなく、知らない企業の話を聞いてみるとよいでしょう。業界・職種について幅広く知れば知るほど、企業それぞれへの理解が深められるはずです。


企業研究については、以下の記事を参考にしてみてください。押さえておくべき手順やポイントを詳しくまとめています。


【テンプレート付き】アウトプットがはかどる企業研究のやり方


また、説明会参加後は必ず振り返りを行いましょう。自分に合う企業・合わない企業について特徴をまとめておくことで、今後エントリーする企業を決めるのに役立ちます。


気になった企業については、個別の企業説明会やインターンに参加し、特徴を詳しく調べましょう。ある程度の知識が身に付いたら、OB・OG訪問をしてみると、よりリアルな働き方を知ることができます。


学生が行くべきインターンとは?インターンの必要性について

【完全版】就活に役立つOB訪問のやり方|メール、準備、当日の流れなど


まとめ



合同説明会は、就活生にとって参加しやすいイベントであるからこそ、目的をしっかりと持つことが重要です。以下のポイントを押さえて、意味のある機会にしましょう!


・説明を聞きたい業界・企業をあらかじめリストアップしておく
・これまで接点のなかった業界・企業の説明も積極的に聞いてみる
・説明会後の振り返りでは、各企業について、自分に合う点・合わない点をまとめる


今後の合同説明会もオンライン開催が見込まれます。オンラインの場合、実際に会って話を聞くより企業の印象は掴みにくいかもしれませんが、効率という観点から言えば、これまでよりも情報取集しやすいのではないでしょうか。


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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