動画選考を突破する6つのコツ|準備から終わり方まで撮影ポイント
面接
CONTENTS
動画選考ってなに?
動画選考の種類
動画選考が導入された背景
WEB面接との違いは?
動画選考で見られているポイント
笑顔や身だしなみといった第一印象
コミュニケーションの円滑さ
姿勢や熱意
動画選考における自己紹介のやり方
動画を撮影するときの6つのコツ
①服装はスーツが無難
②場所は自分の顔と声がはっきりと分かる場所で
③面接と同じく、話すときは結論から
④笑顔と声のトーンをより意識すると良い
⑤カンペ(メモ)は極力使わずシンプルに
⑥動画選考の終わり方は簡潔に
まとめ
「動画選考」と聞いて、何をすべきか、どんなポイントに気をつけるべきかをすぐに答えられる就活生は、あまり多くありません。
ですが最近では、本選考やインターンシップ選考の項目の一つに動画選考を取り入れる企業が増えてきています。有名な企業では伊藤忠商事や三井商事、丸紅などがその例です。
そこで今回の記事では、動画選考を行うにあたってのコツをご紹介していきます。
・動画選考ってそもそも何?
・どんなポイントが見られているの?
・うまく突破するためのコツは?
動画選考ってなに?
動画選考とは言葉の通り、動画を用いて選考を行うことです。事前に企業から指定されている課題に対して、自身の想いを述べて動画で撮影し企業に送信するというもの。時間制限やテーマ、服装などは企業によって変わってきます。
それぞれの企業が何を求めているのか、何を見ているのかを分析し、いかにそれに合ったアピールをできるかが鍵となる少し特殊な選考方法です。
動画選考の種類
動画選考には主に2つのタイプがあります。それぞれのタイプごとの特徴を捉えていきましょう。
面接の質問項目タイプ
このタイプは、あらかじめ決められている質問事項に対して話をするものです。
動画は基本的に大学名・学部・学年・名前などの自己紹介から始め、その後事前に提示された質問事項に対して一つ一つ答えていくというもの。質問内容としては
「今まで行ってきたことに関して、順序立てて説明してください。」
「これまでに『達成したぞ』と思える出来事について教えてください。」
といったように、一般的な面接で問われる内容に近いものが出題されるようです。
一般面接と異なるのは、質問に対して充分な準備ができるという点。面接本番に緊張しすぎて頭が真っ白になる人にとっては嬉しい選考方法です。
自己PRタイプ
このタイプでは自己PRできるというもの。お題が決まっていないので、得意不得意は就活生によって分かれます。
動画の始めは質問事項タイプと同じく自己紹介からスタートし、そこから自分の強みや学生時代に力をいれたこと、志望する企業ではどのように活躍したいか等を魅力的に伝わるよう工夫します。
伝える内容や伝え方によって動画の質に差が出るということがこのタイプの大きな特徴といえるでしょう。
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動画選考が導入された背景
なぜこのような特殊な選考方法が導入されたのでしょうか?その理由は「効率化」と「可視化」にあるようです。
動画選考は、かつての選考の入口であったエントリーシートと比べると、時間や効果、コストに関して企業側の採用効率が良いものと言われています。例えば数千人が受験するような大手企業では、一つずつエントリーシートを確認するよりも短い動画で確認する方が全ての効率が良いことは確かです。
それに加えて動画選考では、エントリーシート(ES)だけでは見えなかった応募者の表情や会話力を採用担当者が可視化でき、より質の高い選考方法として親しまれたのです。
このように効率的であり、しかも質の高い選考が行える点から、今後動画選考を取り入れる企業はさらに増えることが予測されるでしょう。
WEB面接との違いは?
動画選考と似た選考方法として挙げられるのがWEB面接。動画選考とWEB面接は主にどのような点が異なるのでしょうか?
広い意味ではWEB面接も動画を使った選考ですが、就活でのWEB面接はzoomやGoogle Teamsなどのアプリケーションを用いたリアルタイムでの選考がメインです。
これに対し動画選考では、撮影したファイルを提出する方式をとります。そのため何度でも取り直しをすることもでき、準備に時間をかけることができるのです。
動画選考で見られているポイント
充分に準備をすることができる動画選考ですが、採用担当者はどのようなポイントを特に重要視しているのでしょうか?
動画選考を行う主な理由の一つとして、採用担当者がESだけでは確認することのできない点を可視化することができる、というメリットを上述しました。そのため具体的には
- ・笑顔や身だしなみ
- ・コミュニケーション力
- ・姿勢や熱意
などのポイントについて特に注意を向けることが大切です。以下で詳しく見ていきましょう。
笑顔や身だしなみといった第一印象
エントリーシートでは確認することのできない最たるものが、表情や身なりといった見た目に関することです。一人カメラの前で撮影する選考用の動画ですが、ぶっきらぼうな表情や部屋着での撮影は好ましくありません。
髪の毛をセットする、スーツに着替える、など身だしなみを整えたうえで、柔らかい表情を意識しながら撮影するのが良い第一印象につながる秘訣と言えるでしょう。
コミュニケーションの円滑さ
動画選考を導入している企業の募集職種に関しては営業職、販売・サービス業などのコミュニケーション力が問われる職種が多い傾向にあります。コミュニケーション力もエントリーシートでは見極められない要素の一つとなるため注意すべきポイントと言えるでしょう。
姿勢や熱意
ときには文章で自分の気持ちを正確に伝えることが難しい場合があります。そのため動画選考ではエントリーシートでは測れない選考への姿勢や入社熱意を見ている可能性が高いです。
特に企業側が求職者に求める内容として「自社に対しての想い」というものがあります。世の中には話しの内容より姿勢や意欲で決める企業もあるくらい、姿勢や意欲は選考において重要な要素だということをおさえておきましょう。
動画選考における自己紹介のやり方
面接の質問項目タイプの動画選考でも、自己PRタイプの動画選考でも、自己紹介から始めるのが基本だということは既に述べましたね。では具体的に、動画選考用の自己紹介ではどのようなことを言えば良いのでしょうか?
覚えておくべきポイントは「はじめが一番肝心」ということ。採用担当者は大量に送られてくる動画の中から次の選考に進む就活生を決める必要があります。そのため合格不合格を、動画の初め数秒を見て決めてしまう担当者もいるかもしれないのです。
自己紹介なので内容こそ大差は生まれませんが、だからこそ動画の冒頭から「明るく」「笑顔で」「はっきりとした声で」人を惹きつけるような話し方を心がけましょう。
動画を撮影するときの6つのコツ
ここからは実際に動画を撮影する際に意識するべきコツをご紹介していきましょう!おさえるべきコツは、
- ①スーツを着る
- ②撮影場所を選ぶ
- ③話す順序が大切
- ④話し方にも注意
- ⑤カンペは使わない
- ⑥終わり良ければ全てよし
の全部で6つ。実際に動画を撮り始める前に、話す内容を紙に書き起こして練習しておくとなお良いです。それでは6つのコツについて詳しく掘り下げていきましょう!
①服装はスーツが無難
服装に関しては指定がない場合、スーツを着るのが無難です。
服装が私服などの指定がある場合は、フォーマルな服装を選びましょう。また服装以外でも髪型やメイクなどの身だしなみに気を配ると良いでしょう。
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②場所は自分の顔と声がはっきりと分かる場所で
選考で見られるポイントの「姿勢や熱意」を伝えるためには、表情や声のトーンも大事な要素の一つになります。それらの要素をしっかりと伝えるためには、場所選びも重要です。いくら姿勢や熱意の伝わる内容であっても、暗くてざわついた環境で撮られた動画では、採用担当者も少し残念に感じてしまうでしょう。
撮影場所としては屋内、屋外どちらでも問題ありません。環境音や顔の映りに配慮した場所を選択しましょう。撮影用のカメラはお気に入りのものがあればそれを使えば良いですが、スマートフォンでの撮影で問題ありません。位置を固定できるスマホ用三脚や台を用いて撮影するのが好ましいでしょう。
③面接と同じく、話すときは結論から
コンサルタントがよく使うPREP法というものをご存じでしょうか?
- Point:要点
- Reason:理由
- Example:具体例
- Point:最後に再度要点
それぞれの頭文字からとっていて、分かりやすく簡潔に伝えられる際に意識すべきフォーマットです。
最初に要点を述べ、次にその結論に至った理由を説明し、加えてその具体例を紹介し、最後に再び意見を主張する、というもの。動画では時間が限られているため、大事なことを一番最初に持ってきて話すことが重要です。
文章を構築させるのが苦手な方はぜひ頭に入れておきましょう。
④笑顔と声のトーンをより意識すると良い
自分では笑顔を意識していても、動画や写真を通して自分を見てみると思ったより笑顔ではない。このような経験はありませんか?動画だとどうしても笑わない人が多くなる傾向にあるようです。
実際に人に見られていると思いながら、少し大げさなくらい笑顔を意識して撮影するようにしましょう。
⑤カンペ(メモ)は極力使わずシンプルに
カンペやメモを用意することは構いませんが、実際に撮影を始めたらなるべく見ないよう心がけましょう。動画選考では一般の選考に比べて準備にかけられる時間が豊富です。その分採用担当者側もある程度の期待を持って選考に臨んでいると考えられます。
準備時間は充分あるのに数分間の動画撮影内容ですら覚え切れていない、という状況では熱意も伝わりにくくなってしまうものです。カンペの使用は極力控えるのがベストと言えるでしょう。
どうしても不安な場合は、簡単な要点や話す順序だけをメモした紙を用意することをおすすめします。動画撮影中は手元に用意するのではなく、目線とカメラレンズの延長線上に見えるようセッティングするのもコツの一つと言えるでしょう。
⑥動画選考の終わり方は簡潔に
終わりがもたつくと、メリハリつけられない、簡潔に話をまとめられない等の印象を抱かれてしまうかもしれません。撮影の最後まで気を抜かず、しっかりと簡潔にまとめましょう。
いきなり終了すると「あっさりし過ぎ」との印象を与えかねません。「ありがとうございました。どうぞ宜しくお願い致します。」などのひとことを入れ、綺麗にまとめられると好印象です。
まとめ
今回の記事では動画選考のコツとポイントについてご紹介しました。動画選考を突破するコツをおさらいしましょう。
①スーツ着用が無難
②撮影場所選びも大切
③話すときは結論から
④笑顔と声のトーンを意識して
⑤カンペやメモは極力使わず
⑥動画の終わりは簡潔に
動画選考は今後よりポピュラーになる手法と考えられています。「動画選考を制する者は就活を制する」と言っても過言ではありません。この記事で紹介したポイントを意識して動画選考を乗り切ってください!
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