面接や履歴書で聞かれる趣味・特技はなくても問題ない!?書き方解説

CONTENTS

企業側が特技や趣味を聞く意図は?

①面接のアイスブレイクとして用いるため

②採用担当者が応募者の印象を差別化するため

③学生の普段の雰囲気や人となりを知るため

趣味や特技がとくにない場合はどうする?

趣味と特技、両方書く必要はない

趣味・特技がない場合の伝え方

履歴書に記載する趣味・特技を選ぶポイント

①複数あるならば企業や業界ごとに変える

②奇をてらい、採用担当者の興味をひくのもあり

③自己PRや自分の強みにつなげる

【具体例でみる】履歴書の趣味・特技欄の書き方ポイント

①アピールする趣味・特技を先に書く

②相手がイメージできるように補足をつける

【具体例】履歴書や面接で用いられる趣味・特技

高評価になりやすい趣味・特技は?

場合によってマイナスになる趣味・特技は?

まとめ

履歴書にも含まれている「趣味・特技」欄が気になった方はいませんか?時に面接でも固い雰囲気を和ませるために特技や趣味を聞くこともあります。


実はこの項目は、他の質問と異なり、自分が自由に、最大限アピールができる可能性を秘めたものなのです…


今回はそんな特技・趣味を用いた意外な就活トリックをご紹介します!


特に「自分には人にアピールできるような趣味や特技などひとつもない…」と思っている人が上手く伝える方法も紹介しているので、チェックしてみてください!


企業側が特技や趣味を聞く意図は?



結論からすると、特技や趣味がないことがマイナスになるわけではありませんが、ある方が面接や履歴書での印象アップにつなげることができます。


①面接のアイスブレイクとして用いるため

面接は基本的にまず決められた質問から入るのではなく、肩慣らしとして自己紹介などを求めてくる場合がほとんどです。


面接は非日常的なものですので、アイスブレイクとして特技や趣味についてその人が学生時代どのようなことに挑戦してきたか、あるいはどういった思想を持っているのかという人柄を知る第一歩として聞かれることが多いでしょう。聞かれた際は簡潔に自分のことを説明しましょう。


②採用担当者が応募者の印象を差別化するため

端的にいうと、「個別化・差別化」を目的としています。


多くの学生が受けると、どうしてもタイプや能力、はたまた印象などが複数人と被ってしまうことがあります。その中で個人の興味を引き立たせるには、特技や趣味によって差をつけていくことになるのです。


また特技や趣味は志望動機のような真面目な質問に比べて、お互いを緊張から遠ざけ場を盛り上げる役割を担っています。変わった特技があればそれだけで第一印象はガラッと変化する上、面接官と趣味が合えばひいき目で見てくれる場合もあります。


上記のように面接官に対して自分を印象付けることができますし、自己PRの一部としても利用することができます。


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③学生の普段の雰囲気や人となりを知るため

リクルートスーツを着て、準備した話ばかりをするとなれば普段の姿からかけ離れてしまいます。少しでも普段の人物像をイメージするために特技や趣味を聞くことがあります。


これは形式的な質疑応答ではなく、趣味や特技の話を通じて自然と会話が始まることでお互いの素の雰囲気を掴むことができ、面接官としては応募者の人となりを知る上で役立つためです。


趣味や特技がとくにない場合はどうする?



趣味と特技、両方書く必要はない

ESにおいて趣味や特技を両方書く必要はありません。


そもそも、これは選考においては本質的な質問ではなく、あくまで性格や人となりを面接官が想像するためのものですので多くの時間をかけて悩む必要はないでしょう。


趣味・特技がない場合の伝え方

趣味や特技がない場合はそんなに深く考える必要はなく、普段自分がしていることを考えてみましょう。


例えば、本を読んだり、映画を見たり、音楽を聞いたりするなど生活をしていく上で自分が習慣として行っているものから選んで、最近どんなものをみたり聞いたりしているのかなどを話せばそれで問題ありません。


また特技と聞くと、大したものがないと書いてはいけないと思いがちです。しかし、実際はそんなことはなく自分が得意と思うことをいかに自信をもって伝えるかの方が重要です。


【ESにおける趣味の例文】

趣味:読書 (月に1冊程度ですが、気に入ったものを読み込み、内容について深く考察することが好きです。)


上記の例は、そこまで珍しい趣味ではないうえに頻度も多くありません。しかし、続く補足で「その人なりの楽しみ方」や「趣味への考え方」を伝えることができます。


【ESにおける特技の例文】

特技:雑談 (他愛もない話を尽きることなく話せます。話題を途切れさせたことは一度もありません。)


上記の特技の例では、一見特技とも言えないような内容です。しかし、補足のように視点を変えると魅力的な内容に作ることもできます。


趣味や特技について特に面接官は時間を割きませんので、他の質問に対する準備に時間を使うほうが有意義でしょう。大事なことは深く考えすぎず楽しんで書くことです。


履歴書に記載する趣味・特技を選ぶポイント

①複数あるならば企業や業界ごとに変える

特技や趣味が多数ある場合、企業ごとに好まれそうなものに合わせて伝えることが効果的でしょう。たとえばIT系の会社を志望する際には「プログラミング、WEBデザイニング」などが好印象です。なぜならばそういった特技がその会社と関連性が高く、あなたの将来像をよりイメージしやすくなるからです。


②奇をてらい、採用担当者の興味をひくのもあり

変わった特技や趣味を記載するのも時には吉と出ます。


それがあるだけで面接官は聞かざるを得ない状態になり、そこからあなた主導で話を展開することができるからです。


③自己PRや自分の強みにつなげる

余裕があれば、自分が述べた自己PRなどにつなげてあなたの強みを強調することも可能です。


たとえば「チェスや将棋が趣味でかなり強い」という項目に対して、「記憶力と推察に優れているためプロジェクトの全体像を把握しその後の展開を誰よりも早く推測して動くことができる」という風につなげることができれば、好印象がより強くなるでしょう。


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【具体例でみる】履歴書の趣味・特技欄の書き方ポイント




以下の書き方を参考に2つのポイントを意識してみてください。

趣味:
・サイクリング (年に2回、地元で行われるサイクリングの大会に参加し記録更新を目標に頑張っています。)
・読書     (太宰治や夏目漱石など、日本文学が好きです。)

  

①アピールする趣味・特技を先に書く

複数の趣味がある場合は、アピールしたいものを先に書いておきましょう。


それによって合否が左右されるわけではありませんが、その話題に触れてもらいやすくなります。特に指定がなければ、箇条書きで書き出してみるのも良いでしょう。


上記の例ではサイクリングと読書を書きましたが、身体的にアクティブであることや一般教養などを身に付けていることを暗示するように読書と書いています。特にここで違いをみられることはありませんが、無難に自分の特徴を表すような趣味が好まれます。今回はアクティブさを先に表現するためにサイクリングを先に書きました。


②相手がイメージできるように補足をつける

趣味の中には相手にもう少し具体性を持たせて伝えた方が良いものもありますので、補足をつけるなどして正確に伝えることを心がけましょう。


例えば、登山等であれば「日本の百名山を大学の4年間ですべて登頂しました。」など強調したい固有名詞や具体的な数字をいれるとグッとわかりやすくなります。


上記の例では()のように具体的な補足を入れています。


【具体例】履歴書や面接で用いられる趣味・特技



ここでは具体例を通して、「評価につなげやすいもの」と「注意したほうが良いもの」を説明していきます。ここで分類しているものはあくまで就職活動における評価傾向であって、趣味自体を否定するものではないことを覚えておいてください。


高評価になりやすい趣味・特技は?

面接官によって受験者の趣味や特技に対する印象の持ち方はそれぞれですが、仕事上実践的なものなどは少し考慮されるかもしれません。

以下に少し例を挙げてみましたので確認してみてください。


【仕事上実践的なもの】

  • ・プログラミング
  • ・英会話

プログラミングや英語など実践レベルで利用できるものであれば、評価される可能性があります。


【アピールの仕方によって影響あるもの】

  • ・文科系(読書、映画鑑賞)
  • ・ボードゲーム系
  • ・グルメ
  • ・楽器

自分がなぜそのようなものに取り組んでいるのかといったことを深く話す機会があれば、面接官の見方が変わるかもしれません。エピソードなどを用意して、聞かれたらスムーズに話せるようにしておくと良いでしょう。


【その他に会社のサークル・部活動に貢献するもの】

  • ・スポーツ全般

体力や精神的にタフであることをアピールする時に有効です。このような場合もエピソードなどを用意し、スムーズに話せるように準備しましょう。


場合によってマイナスになる趣味・特技は?

  • ・ギャンブル系
  • ・政治/宗教系
  • ・サブカルチャー系

政治や宗教、サブカルチャーなどは面接官によって全く見当がつかないものもあります。バイアスを持たれた状態で面接が始まることがないよう、できるだけ無難なものを趣味としては挙げておくことをお勧めします。また、ギャンブル等もあまりいいイメージをもたれませんので、趣味としてわざわざ記載することはお勧めしません。


まとめ



趣味や特技は自由な範囲が広いからこそ、何を書けば良いかよくわからない方もいると思いますが、今回の記事を通して上手く活用していただければ幸いです!趣味や特技は人それぞれで、どれも否定されるべきものではありません


以下に今回の記事のポイントをまとめましたので確認してみてください!


  •  ✔ 趣味はアピールするものを先に書き、相手がイメージしやすいよう簡潔にまとめる
  •  ✔ 汎用性があまりない趣味(マニアックすぎるものなど)はあまり書かない方が良い
  •  ✔ 記述した趣味・特技のエピソードを用意しておく

しかしながら、受験する企業の社風や面接官に合わないものもありますので、まずはたくさん書き起こしてみて、そこから活用できそうなものを練っていきましょう。


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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