【自己PR:向上心】例文付きで紹介!自己PRで向上心をアピールするために必要なこと
面接
CONTENTS
そもそも自己PRとは?
就活で自己PRが問われる理由
向上心は自己PRで使えるの?企業はどう評価する?
自己PRで向上心をアピールするための3つのポイント
①「向上心」に具体性を持たせる
②向上心を発揮したことをゴールにしない
③入社後どのように向上心を発揮していくかまで考える
【例文紹介】向上心で自己PRをするときの例
面接での自己PRの答え方
まとめ
- 「自己PRって何を話すのが正解なんだろう……?」
- 「向上心ってアピールポイントになるのかな……?」
就活中必ず求められるトピックのひとつである「自己PR」。自分についてアピールする機会はこれまであまりなかったこともあり、多くの就活生が苦手意識をもっています。
今回の記事ではそんな自己PRで、向上心をアピールするための大切なポイントを紹介していきます。
・そもそも自己PRで向上心って使えるの?
・向上心を自己PRとしてアピールする時はどんなことに気を付ければ良いの?
そもそも自己PRとは?
今や就活では定番となった自己PRですが、そもそも自己PRとは何なのか考えたことはありますか?
自己PRの”PR”とは、”Public Relations”の略称です。現在では「宣伝」のような意味合いを持って使用されている言葉なので、多くの人が”Promotion”の略称だと勘違いしておりますが、本来は「広報」という意味で使われている言葉なのです。
以下の記事では自己PRの全般的なポイントについて詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。
【新卒向け】具体例から分析する相手を頷かせる自己PRのポイント
就活で自己PRが問われる理由
なぜ就活において自己PRは定番の話題となったのでしょうか?
自己PRとは本来「大衆に対して自己を広く報じる」という行為。これは言い換えれば自分を他者に売り込むものとも言えます。
社会人になると、多くの仕事で何かを「売り込む」必要が出てきます。他社に営業をかける意味での売り込み、上司へのプロジェクトの売り込み、同僚に協力を得るための説得としての売り込み、など様々です。就活ではこの「売り込み」がどれくらい上手にできるか、を評価されているのです。
向上心は自己PRで使えるの?企業はどう評価する?
自己PRでどのような内容を用いるべきか、については就活生のみなさんが悩む大きなポイントです。今回の記事ではこのうち特に「向上心」をトピックとして紹介していきましょう。そもそも自己PRで「向上心」をウリにするのは良いのでしょうか?
向上心を持つこと自体はポジティブに捉えられます。特に最近では「普通に生きていければそれで充分」と向上心をあまり持たない学生が増えていることもあり、向上心を持っているだけでも就活市場ではアドバンテージとなるでしょう。
しかしただ「向上心がある」と伝えても、採用担当者の心には何も響きません。「なぜ向上心を持つようになったのか?」「向上心とひとことに言っても、それはどのような成長意欲なのか?」などのように、向上心自体に具体性を持たせるエピソードを伝えることが大切です。
自己PRで用いるエピソードはじっくりと練り上げましょう。
自己PRで向上心をアピールするための3つのポイント
ここからは自己PRで向上心をアピールするための3つのポイントについてご紹介していきます。
上述したように、①「向上心」に具体性を持たせることに加え、②向上心を発揮したことをゴールにしない、③入社後どのように向上心を発揮していくか、の3ポイントが重要です。以下でそれぞれを詳しく見ていきましょう。
①「向上心」に具体性を持たせる
「私は向上心が強く、成長意欲が強いです。」とただ伝えても、採用担当者の心には響かないでしょう。なぜならそこには具体的なエピソードが無いからです。
向上心をウリにする際に、
- ・これまでどんな行動をしたのか
- ・それによりどんな結果・成果を出したのか
- ・なぜそのような行動をしようと思ったのか
と言った具体的なエピソードを伝えましょう。過去の出来事をわかりやすく生き生きと伝えることで、採用担当者と感情を共有できればベストです。
②向上心を発揮したことをゴールにしない
向上心に関する具体的なエピソードを語るだけでは、あまりポイントが高くありません。「向上心を発揮した」という事実は誰にでも簡単に言えてしまうからです。
肝心なのは「その経験を通してどんな学びを得ることができたのか」ということ。経験を通して見つけた自分なりの学びは、他の何にも劣らない貴重なものです。
向上心を発揮したことだけをゴールとせず、そこから得られた学びや結果についても言及するよう心がけましょう。
③入社後どのように向上心を発揮していくかまで考える
向上心を発揮したエピソードやそこから得られた学びはあくまでも過去の話です。採用担当者はそれに加え、これからの、未来の皆さんにも興味を持っています。
入社後も向上心を持ち続けることができる、という意志を真っ直ぐに伝えましょう。企業研究を念入りに行っていれば、「御社(貴社)の〇〇と言った業務で向上心を活かしたい」「△△の事業で粘り強く成長し続けたい」などのように具体的なアピールも可能です。ぜひ企業研究を活かしましょう!
【例文紹介】向上心で自己PRをするときの例
では実際に、向上心を自己PRで用いる際の例文をご紹介していきましょう。ここでは面接での受け答えを想定して自己PR文を作成していきます。ESでの自己PR文の書き方については以下の記事で文字数ごとに分けて詳しく紹介しています。合わせてご覧くださいね。
【例文つき】ひとつの自己PRを200字/400字/800字でまとめるポイント
【例文】
私は何か行動を起こす際、常にワンランク上を目指すよう自分に課しています。特に学生時代力を注いだNPO活動では、目的実現のために独自の解決策を編み出し市の健康リテラシーを向上させることができました。
NPOでの活動では、病院への通院頻度が他市に比べ低い〇〇市において、市民の健康に対する意識変革と通院率の向上を目的として活動を行っていました。〇〇市では市民の通院率が国民平均より△△%低く、さらに病持率が▽%高かったためです。従来のアプローチ法では「高齢者の健康増進」を主眼に置いており、高齢者の通院頻度を上げるためのイベントばかりを行っていました。しかし市内にはファミリー世代も多く、通院率の向上は行き詰まってしまいました。
そこで、私がリーダーを勤める部門ではさらに通院率を向上させようと試み、親子で楽しめる健康増進イベントの開催を企画しました。市の公民館を借りて地域の医学生に協力を仰ぎイベントを行ったところ、多くの「健康に興味がある親と子」が集まってくれました。
しかし、元から健康に興味がある人たちを集めても通院率の劇的な向上は見込めません。我々はさらなる向上を目指し、イベントのテーマを「健康増進」から「カラダってフシギ!」という子どもに響きやすいフレーズへと変更しました。開催場所も公民館から、ショッピングモールやコミュニティカフェなどに変え、これまで健康にさほど興味を示さなかった層へもアプローチをかけました。
結果は大成功でした。〇〇市の通院率は周辺地域のなかでトップへと返り咲き、市民の健康リテラシーの向上を達成できたのです。
この経験から私は「常にワンランク上の結果を目指し行動することの大切さ」を身をもって知りました。この向上心と積極性を貴社でも活かし、あらゆる課題においてワンランク上の結果を目指してまいります。(763字)
面接での自己PRの答え方
話し言葉は速すぎても遅すぎても、聴く人の心に響きません。
一般に最も魅力的に聴こえる話し言葉の速度は、1分間に300文字程度といわれています。面接ではおおよそ2〜3分で受け答えをするのが無難であり、その中で伝えられる情報量が最適な分量です。そのため事前に準備する原稿は600〜900文字程度にまとめておくと良いでしょう。
うまく原稿をまとめられたら、あとは練習あるのみです。かの有名なスティーブ・ジョブズはそのカリスマ性から高く評価され続けていますが、特にプレゼンテーション能力が長けていたと言われています。しかしあれほどまでに優秀だったにもかかわらず、彼はプレゼンの原稿を何度も読み直し、5分間のスピーチに100時間近い練習を行っていたそうです。
プレゼンやスピーチは練習すればするほどうまくなります。それは就活の面接対策においても同様です。原稿を作って終わり、とするのではなく綿密に練習しましょう。
まとめ
今回の記事では自己PRで向上心についてアピールする際に大切なことを、例文と合わせてご紹介しました。記事全体を簡単に振り返ってみましょう。
・「向上心」を具体的に伝えられるようエピソードを交える。
・向上心を発揮した経験から得られた学びを伝えることが大切。
・入社後にその向上心をどう活かすかまで言及する。
・面接での自己PRは原稿を作成し何度も練習する。
向上心は特に現代の学生・就活生に欠けているものとも捉えられており、向上心をもっているかどうかは就活市場で重視されています。自己PRで向上心をアピールしたい方は上述したポイントをおさえてESや面接に活かしましょう!
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