【新卒向け】就活の軸でワークライフバランスはアリ?メリットや取組事例など詳しく紹介

CONTENTS

ワークライフバランスとは?

ワークライフバランス意識の高まりは「働き方改革」の影響が大きい

就活軸でワークライフバランスと「自己成長」の両立は可能?

(企業目線)ワークライフバランスを重視するメリット

①人材流出の阻止

②生産性の向上

③企業イメージの向上

(就活生目線)ワークライフバランスを重視するメリット

①自分のやりたいことに使える時間が増える

②労働意欲の向上

企業のワークライフバランス取り組み事例

休暇制度の充実

フレックス制度

「ノー残業デー」の実施

テレワークの導入

まとめ

学生から社会人になると、これまでの生活が一変します。それに伴い、さまざまな不安も出てくるのではないでしょうか。特に、「社会人は好きなことに時間を割けなさそう」「仕事ばかりで疲れてしまいそう」など、仕事とプライベートの両立について考えることも多いかと思います。


この記事では、「ワークライフバランス」について解説します。就活時からワークライフバランスを重視するメリット、実際に企業が行っている取り組みなどを知って、今後の働き方について具体的に考えてみましょう!


・働くことへ不安がある人
・仕事以外にやりたいことや目標がある人
・仕事とその他の生活、どちらも大切にしたい人


ワークライフバランスとは?



ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」のことを言います。具体的には、「仕事だけに多くの時間を割くのではなく、プライベートの時間も十分に取れる状態」を目指して使われる言葉です。


高度経済成長期以降、人々の仕事に対する意識も変化しました。特に近年では、女性の社会進出が進んだことや、技術発展によりさまざまな働き方が実現されたことにより、改めて働き方が見直されています。


そのなかで、ワークライフバランスを重視する人も増えています。自分の時間を十分に取り、家族と過ごす時間、趣味に費やす時間など、仕事以外のプライベートを充実させることで、よりよい人生を送ることが目的です。


ワークライフバランス意識の高まりは「働き方改革」の影響が大きい

2019年4月から、「働き方改革関連法」が順次施行されています。厚生労働省「働き方改革特設サイト」によると、働き方改革は、「働く方々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で『選択』できるようにするための改革」であるとしています。


ワークライフバランスと働き方改革、どちらも人々がよりよい暮らしができるよう取り組んでいます。理想的なワークライフバランス目指すうえで、「働く」という点で欠かせない取り組みが「働き方改革」であると言えるでしょう。


就活軸でワークライフバランスと「自己成長」の両立は可能?



就活をするにあたって、「自分が成長できる企業に入りたい」、しかし「自分の自由な時間も大切にしたい」と考える人も多いのではないでしょうか。社会人になるうえで、ワークライフバランスを重視するのは自然なことです。


対立しているようにも聞こえる「ワークライフバランス」と「自己成長」ですが、筆者としては、これらを両立させることは可能だと思います。というより、仕事とプライベート両方の充実を目指すうえで、さまざまなことを学んだり物事を効率化させたりすることが、結果的に自己成長にもつながるのではないでしょうか。


ワークライフバランスは、あくまで仕事と普段の生活の調和をとるために意識されるものであり、プライベートだけに注力して仕事を疎かにすることとは意味が異なります。何らかの仕事に就いた時点で、以前の自分よりもできることは増えるでしょう。そのうえで、さらに自分を成長させたいという向上心を保つための方法の一つとして、ワークライフバランスの重視があります。仕事だけではなく自分の時間も大切にすることは、さらなる自己成長につながるでしょう。


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(企業目線)ワークライフバランスを重視するメリット



企業側がワークライフバランスを重視することで得られるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。主な3点を見ていきましょう!


①人材流出の阻止

労働者の生活を大切にすることは、人材流出の阻止につながります。働きやすい環境を整えることで、急な退職を防ぐことができ、会社として安定した体制を保ち続けることができるでしょう。


人材の採用・教育には大きなコストがかかります。退職者が多ければ、それだけコストがかかってしまうということです。採用・教育に必要以上にコストをかけるのではなく、企業が取り組む事業にそれらを費やすことができれば、結果的に利益となる可能性もあります。


②生産性の向上

労働者が自分の時間を十分にとれるようになれば、仕事に対するモチベーションも上がり、結果として企業の生産性に還元されます。


詳しくは後述しますが、職場環境が整っていると、働く人の意欲が高くなる傾向にあるようです。働きやすい環境づくりが、生産性の向上につながることが示されています。


③企業イメージの向上

ワークライフバランスを重視している企業は、変化に柔軟に適応できる企業であるともいえます。以前の仕組みにとらわれず、新たな仕組みを取り入れることは、「風通しのよい職場環境」のアピールにもつながるでしょう。


働き方だけでなく、社会全体の変化を受け入れる姿勢は、さまざまなコミュニティの人々に支持されます。結果として、企業として得られる利益も大きくなると考えられます。


(就活生目線)ワークライフバランスを重視するメリット



では、就活生目線でワークライフバランスを重視するメリットは何でしょうか。ライフイベントなども考慮しながら、自分自身はどのような社会人生活を送りたいか整理してみましょう!


①自分のやりたいことに使える時間が増える

ワークライフバランスを重視する企業へ入社することで、仕事だけに集中しすぎるのではなく、自分の時間も大切にすることができます。家族と一緒に過ごすことや、趣味、資格の勉強など、時間の使い方は人それぞれでしょう。


社会人になると、学生時代の収入では達成できなかった目標に取り組むこともできます。自分のやりたいことを実現するために、資金を得る手段として仕事をするというのも一つの方法です。自分のプライベートをモチベーションとして、昇進・昇給を目指して仕事に取り組むことは、企業の利益にもつながります。


②労働意欲の向上

「少子化と男女共同参画に関する専門調査会」の報告書では、「子育てする人が働きやすい」「女性登用が進んでいる」職場環境では、そうでない職場よりも、仕事に意欲的に取り組んでいる人が多いと示されています。仕事やプライベートに対するストレスをできるだけ減らすことで、仕事へのモチベーションを保ち続けることができると言えるでしょう。


これは、ワークライフバランスを重視している企業ほど、結果的に生産性が高まる可能性があるとも言えそうです。仕事とプライベートどちらも充実するようはたらきかけることは、企業側にとっても、労働者側にとっても、よい結果につながることがわかります。


企業のワークライフバランス取り組み事例



近年、ワークライフバランスは就活生が気になるポイントの一つです。働き方改革が始まって以降、企業側も働きやすい会社づくりを行っています。ここでは、実際に企業が行っている取り組みについてみていきましょう!


休暇制度の充実

産前・産後休業、育児休業は多くの企業で導入されています。近年では、男性も育児休業が取りやすいように制度が整えられています。


その他に、企業独自の休暇制度もあります。趣味のための休暇制度を導入し、プライベートを充実させることで、働くモチベーションにつなげようと考える企業も出てきているようです。継続年数に応じて、一年間の休暇がとれる企業もあります。


フレックス制度

フレックス制度とは、定時がなく、自分の好きな時間に働ける制度です。企業によっては、「コアタイム」と呼ばれる、必ず働く時間帯が定められている場合もあります。例えば、「10:00~14:00は全員が仕事をする」などです。これまでは朝早い出社が主流でしたが、この制度は夜型の業務効率を高めるのにもよいでしょう。


「ノー残業デー」の実施

その名の通り、「残業しない日」が定められている企業もあります。公的機関や銀行の窓口業務など、フレックス制度が導入できない仕事であっても、ノー残業デーを設けることによって働きやすさの実現に近づいています。


テレワークの導入

新型コロナウイルスの影響により、テレワークが多くの企業で導入されています。社外で仕事ができるこの制度は、人によっては集中力を高めるのに適した制度ともいえるでしょう。出勤準備や通勤にかかる時間を有効に活用でき、ワークライフバランスのさらなる向上が見込めます。


まとめ



ワークライフバランスを重視するメリットや、実際に企業が行っている取り組みについて理解は深まりましたか?この記事のポイントを以下にまとめました。


・ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」を意味している
・就活軸において、ワークライフバランスと自己成長の両立は可能
・ワークライフバランスを重視することは、企業の利益、労働者の理想的な暮らし、両方を追求することにもつながる


理想的なワークライフバランスは人それぞれだと思います。できるだけ仕事をしていたい、家族といる時間を重視したい、趣味に割く時間を増やしたいなど、さまざまな考えがあるのではないでしょうか。ワークライフバランスを重視する上では、まず自分の理想の社会人生活を考えることも必要不可欠です。


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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