【就活向け】銀行業界における現状の課題と今後の動向について

CONTENTS

銀行業界の現状と課題

メガバンクの課題:サービスの精錬

地方銀行の課題:ビジネスモデルの見直し

信託銀行の課題:付加価値の創出

日本銀行の課題

銀行業界~求められる人材と今後の展望~

①頭の柔らかさ、想像力、行動力

②語学力

③忍耐力、向上心、前向き

まとめ

銀行業界=不安定という印象を持っている就活生も多いのではないでしょうか。一昔前は安定&高収入で大人気の業界でしたが、最近は先が不安だからと敬遠されがちです。でも、根拠のない不安や憶測での判断は後々の後悔につながります。今回は就職活動を行う上で金融を見ている就活生にチェックしておいてほしい銀行業界の動向や課題について解説します!


「そもそも銀行業界についてよく分からない」、「基本的なことが知りたい」という人は以下の記事を見てみてください。


【新卒:業界研究】銀行業界の特徴|仕事内容から魅力まで一挙解説


銀行業界の現状と課題



銀行業界は現在変化のときにあると言えます。もともと企業が生き残るためには環境の変化に適応しなくてはいけませんが、最近の銀行業界では大手であっても大胆な変革が求められる事態となっています。理由は以下のとおりです。


フィンテック(Fin-Tech)

ファイナンスとテクノロジーを合わせて「フィンテック」です。その言葉の通り、最新のIT技術を使って、既存の金融システムに革新をもたらしています。モバイル決済や、仮想通貨などのブロックチェーン技術などが分かりやすい例でしょう。長い間、銀行は経済の中心としてライバルがいませんでした。しかしフィンテックによって銀行は生き残るための工夫が求められるようになったのです。


マイナス金利

民間銀行は日本銀行に預金していますが、マイナス金利によってお金を預けることで損をするようになってしまいました。マイナス金利でプラスになった利益は国庫に納付されて国民の財産となります。しかし民間銀行の立場としては日本銀行に預金するよりも企業に融資するなどして運用した方が利益につながるということになります。しかしどの銀行も同じことを考えるため、実際には融資に適した優良な貸付先を獲得するための低金利競争が激化して大変な状況です。


メガバンクの課題:サービスの精錬

フィンテックとマイナス金利の影響はメガバンクにも及んでいます。仮想通貨やモバイル決済など新興の金融サービスに対抗する銀行の強みは「安心感、信頼性、情報量の多さ」と言えますが、IT化・近年の収益減少に対応するために窓口の機械化や人員削減を進めています。一昔前までは銀行は政府から守られた存在でしたが、今では他業界と同じように「より良いサービスを提供して他社との競争に勝つ」必要があります。


メガバンクは今までに築き上げてきた資金力と巨大なネットワークを活かして、今後確実に求められるフィンテックにも率先して事業を進化させています。しかし、今までの体制が残ってるため機動力ではベンチャーに劣る可能性が高いです。実際スマホでの決済システムを普及させたのはメルカリやLINEといった「従来の金融系に属さない企業」です。


競合が多様化する中でも精錬されたサービスを展開することが、メガベンチャーが直面する今後の課題です。


地方銀行の課題:ビジネスモデルの見直し

地方銀行ではマイナス金利による収益減少で再編が求められています。また金利以外にも人口減による貸出先の減少が再編を加速させています。再編によって規模を拡大して競争力をつけることが目的ですが、合併が進むことでもし破たんした場合に地域経済に大打撃を与えることも考えられるため慎重さが必要です。


参考:https://www.nikkei.com/article/DGXZZO98496580W6A310C1000000/

信託銀行の課題:付加価値の創出

信託銀行も普通銀行と同じように安心感や情報量を強みとしています。しかし近年では投資や資産運用の知識を持つ人が多く、IT化により手軽な投資サービスも増えています。今後生き残るためには信託銀行にしかない付加価値を顧客にアピールすることが必要と言えるでしょう。


特に最近では仮想通貨の市場も活発になり、若者の投資意欲が高まりつつある時代といえます。投資ハードルが低い環境で、個人では獲得しにくい投資体験をサービスとして提供することが差別化要因になります。


日本銀行の課題

日本銀行は中央銀行であり、物価と金融システムの安定が目的です。日本銀行は2001年外国特派員協会で日本経済の状況が悪いときは中央銀行としての通常の役割を超え、やれることは何でも実行すべきだと述べています。2019年8月の時点で国内経済の先行きとしては拡大基調にあるとしていますが、今後も動向を見守る必要があります。


銀行業界~求められる人材と今後の展望~



銀行業界全体が変化しているので、求められる人材も変わってきています。責任感や体力が必要なのは昔と同じですが、これから就活をする場合は以下のポイントも意識してアピールしてみてください。


①頭の柔らかさ、想像力、行動力

銀行員は固いと思われがちですが、今後は顧客に選ばれるサービスを提供するために発想の転換や柔軟な対応が求められます。自分の頭で考える必要が今まで以上に増すだけでなく、周囲に発信していく行動力も必要でしょう。


②語学力

日本の人口減少や、マイナス金利による競争激化により、海外で顧客を獲得する必要があります。若手が海外に派遣される流れもあり、語学力があるに越したことはないでしょう。今は英語が得意でなくても、入社後に頑張るなどの意気込みがあれば評価につながります。


③忍耐力、向上心、前向き

銀行業務は責任も大きく、何となく楽に仕事をしたい人には向きません。顧客のお金を扱うため仕事は厳しく、嫌になることもあるかもしれません。それでも目標を持って頑張れる人や、まぁ次頑張ろうと前向きに考えられる性格の人は銀行でやりがいのある仕事をすることを楽しめるでしょう。


まとめ



今回は業界の動向について書いてみましたが、銀行の場合は課題がはっきりしているため今後の対策は立てやすいです。どの業界にも多少の課題はありますし、いま好調でも数年後どうなっているかは分かりません。就活生の皆さんにとって大切なのは現状を正しく知って判断することです。


また銀行業界の中でもメガバンクや地方銀行、信託銀行など種類によって事情は異なります。ご自身の志望企業ごとにさらに詳しく調べても良いでしょう。企業の実情はOB/OG訪問で聞くことができます。聞きにくい質問の場合は大学の先輩など身近な人を頼ることをおすすめします。


さらに今後求められる人材のポイントは以下の通りです。

  • ①頭の柔らかさ、想像力、行動力
  • ②語学力
  • ③忍耐力、向上心、前向き

参考にしてみてください!



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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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