【新卒業界研究】広告業界の特徴|仕事内容から魅力まで一挙解説

CONTENTS

広告業界とは?

 広告業界のビジネスの仕組み

①広告枠販売の仲介

②広告制作の受注

③バズマーケティング

広告業界の主要企業ランキング

電通

博報堂

サイバーエージェント

ADKホールディングス

D.A.コンソーシアムホールディングス

広告業界の特徴的な職種とその仕事内容

プロデューサー(営業)

プランナー

ディレクター

デザイナー

コピーライター

広告業界に向いている人とは?

①コミュニケーションに自信あり

②高い目標に対して挑戦的

③世の中の動きに敏感

④忍耐力が高い

まとめ

  • 「広告業界って激務のイメージだけど、実際はどうなの…?」
  • 「広告ってどうやって作られてるんだろう…?」

広告代理店は就活市場でも人気の高い業界です。ですがそのビジネスモデルや仕事内容はあまり広く知られていません。


今回の記事ではそんな広告業界について、特徴やビジネスの仕組み、仕事内容をご紹介していきます。


  • ・広告業界って成長してるの?
  • ・どんなビジネスモデルが主流なの?
  • ・主要企業の特徴は?
  • ・どんな人に向いている?

といった疑問にお応えしていきますよ!


広告業界とは?



広告業界とは、テレビ・広告制作に関わる業界を指します。広告制作といっても、制作する広告の掲載先には様々な種類があるのです。


例えば、テレビ・新聞のような「マスメディア」への掲載のほか、屋外の鉄道、DM、チラシなどの「専門分野」への掲載も行われています。


また、近年ではインターネットの発展に伴い、web広告の制作・運用の市場拡大も。実際に、総合的な広告制作を行う企業とは別に、インターネット広告の制作運用をメインに行う企業も年々増加してきています。


 電通が提供する「2019年(平成31年)日本の広告費」によると、総広告費は6兆9,381億円で前年比101.9%となっています。この8年間は連続でプラスの成長を遂げており、市場規模・市況的にも大きく好調な業界となっていることが読み取れますね。


 特に、上述したインターネット広告の分野について、内訳としてはおよそ2兆1000億円と全体の30.3%程度の割合ですが、前年比の増加率でみると、「マスメディア」や「専門分野」がマイナスの増加率であるのに対して、唯一プラスの増加率となっており、好調さが伺えます。


 広告業界のビジネスの仕組み



様々な形態での広告を作製する広告業界ですが、そのビジネスはどのような仕組みで成り立っているのでしょうか?


広告代理店の主なビジネスモデルとしては、

  • ①広告枠販売の仲介
  • ②広告制作の受注
  • ③バズマーケティング

の3つが挙げられます。それぞれを詳しくみていきましょう!


①広告枠販売の仲介

皆さんがよく目にするCMや雑誌広告、Youtubeの広告などには巧妙なビジネスモデルが隠れているのです。CMで見る化粧品会社やアパレル業界、クリニック、自動車会社などほとんどの企業は、本来広告活動を行うための媒体を持っていません。テレビや電車で広告を打ち出そうとしても、自社だけでは広告活動ができないのです。これに対して大衆に露出する術を持つテレビや新聞、出版などのマスメディアは一定数の「広告枠」を設けています。


広告代理店の仕事はこの広告枠を一般企業に販売し手数料を受け取ること。マスメディアは広告枠を販売し収入を得るために、一般企業は広告枠を買うことで自社製品を露出させるために、その両者のニーズを広告代理店が結び付けているのです。


②広告制作の受注

広告代理店は時に広告枠を仲介販売するだけでなく、実際に放映するCMや電車の車内広告、ネット上の広告などを広告主から受注制作しています。その成果物に対する利益も、広告業界を支える1つの大切な収益です。広告枠の確保、コンテンツ制作、配信スケジュール設定など広告主のプロモーション要望に合わせて一貫したサポートができる分、必要な人員は大きくなります。


③バズマーケティング

バズマーケティングとは口コミマーケティングとも呼ばれる手法で、ブログやSNSを用いて評判を拡散していく方法です。具体的には広告代理店が商品に関するイベントを主催し、有名ブロガーやインスタグラマーなどを招くことでSNSを通した広告を実現します。


「この人が紹介するなら」「憧れのタレントと同じ商品を使いたい」などのように、商品に対するニーズだけでなく感情に訴えかけながら広告活動ができるため、最近では広まりつつある手法です。


このほかにもTV・インターネット・SNSなどを融合した「クロスメディアマーケティング」や商品開発の補助など、実際に行っているビジネスモデルは多岐に渡ります。各企業についてそれぞれの特徴を調べてみてくださいね!


広告業界の主要企業ランキング



ここからは広告業界で活躍している主要な企業をランキングで紹介していきます。企業研究の一助として、是非参考にしてみてくださいね!


また以下のページでは企業研究を効率的に行うためのノウハウを、テンプレシートとともに詳しく紹介しています。こちらもご利用ください!


【テンプレート付き】アウトプットがはかどる企業研究のやり方


電通

株式会社電通は日本で最大手の広告代理店です。その実力は世界規模でも第5位を記録するほど。その売上高も電通グループ全体で9,393億円(2019年度)とかなりの値です。グループ全体での従業員数は66,000人を超え、145の国と地域にグローバル展開しています。


国内市場でのシェア率も27.7%と圧倒的なリーディングポジションをとっており、それゆえに電通でしか取り扱うことができないメディアや広告枠をフルに活用した事業も多くみられます。グループ会社も非常に多く、環境や時代の変化に即座の対応を見せるのも電通ならではの強みでしょう。


そんな電通が2022年度の新卒採用で掲げるキーワードが「電通を、つかえ。」(https://www.career.dentsu.jp/recruit/2022/)。新卒採用ページでは電通がこれまでに行ったプロジェクトや社員の紹介を広告代理店ならではのページ作りで行っています。是非確認してみてくださいね。


博報堂

博報堂も日本の広告業界を代表する大手企業の1つです。売上高はグループ全体で1兆97億8300万円とかなり高く記録されています。


一見、株式会社電通よりも売上高が高いように見えますがそうではありません。これは売上高の会計基準が異なるために生じた歪みなのです。電通では国際財務報告基準によって売上高を計上していますが、博報堂では日本基準で計上しています。細かいお話は割愛するとして、日本基準に合わせて換算してみると電通の売上高は4兆〜5兆円にまで上昇します。


とはいえ日本基準で1兆超えの博報堂もかなりの大手。従業員数も3,870名と多く、ゆえに事業領域も幅広く取り扱っています。特に膨大なデータ分析を活用した根拠あるマーケティング事業に強みを持っており、デジタル広告が主流となるこれからの時代を牽引する存在となるでしょう。


企業文化も電通やその他広告代理店とは大きく異なるようですよ。

新卒採用関連ページ:https://www.hakuhodo.co.jp/recruit/freshers/

サイバーエージェント

株式会社サイバーエージェントはインターネット広告事業のほかゲームやメディア運営などを行う企業です。電通や博報堂に比べて比較的新しい企業ですが、売上高は4785億6600万円で年々業績を伸ばしています。


2019年時点の従業員数はグループ全体で5,139人、平均年齢は32.6歳となっています。事業の特徴としては、広告事業とゲーム事業で収益を大きく出しメディア事業(Abema TV)を支えている現状です。メディア事業は2019年9月期の決算で203億円の赤字となっていますが、5G時代の到来や今後の動画サービス市場のさらなる拡大を見据えて、大きく投資を続けています。


広告事業においてはインターネット広告に注力しており、予算も人員も多くを割いているためチャレンジのしやすい企業として名をあげています。


新卒採用関連ページ:https://www.cyberagent.co.jp/careers/

ADKホールディングス

株式会社ADKホールディングスは2019年1月に株式会社アサツー ディ・ケイが商号変更し発足した広告代理店です。売上高はグループ全体で3,528億円(2017年)、従業員数はグループ連結で2,200人程度となっています。


ドラえもんやクレヨンしんちゃんなど、アニメーション分野でのコンテンツ配信や広告の作成が大きな強みとして認識されています。また広告代理店の中でもかなり温和な社風で、ライフワークバランスの取りやすい企業としても有名ですよ。


新卒採用関連ページ:https://www.adk.jp/recruit/

D.A.コンソーシアムホールディングス

D.A. コンソーシアムホールディングス株式会社は博報堂DYホールディングスの子会社です。インターネット広告を主に扱う広告代理店で、売上高は2083億4200万円(2018年)、従業員数は1,388人となっています。


インターネット広告の運用を行うための設備が国内最大レベルで体制化されており、データテクノロジーの活用が強みの企業です。インターネット広告がメインのため時代の流れに素早く対応する必要があり、その分激務となることも見受けられますが、成長を体感できる社風として人気も高くなっています。


新卒採用関連ページ:https://recruit.dac.co.jp/

広告業界の特徴的な職種とその仕事内容



広告業界の成長は著しく事業展開も多岐に渡ります。特徴的な職種とその仕事内容について、しっかりと押さえておきましょう。


プロデューサー(営業)

広告プロデューサーとは、広告の企画提案から制作に至るまで一貫してプロジェクトに関わる監督のような職種です。クライアントからの広告イメージをヒアリングすることに始まり、イメージを形へと具現化していきます。


広告代理店では広告枠を埋めるために営業を行うといった業務も含まれます。


必要なノウハウを持った人材やタレントなども自身で集める必要があるため、企画力やクリエイティビティのほか、リーダーシップといったカリスマ性も必要とされる職種です。


プランナー

広告プランナーとはその名の通り広告のプランニング、すなわちどのような広告を作るか企画立案する職種です。製品情報、企業イメージ、流行など様々な要素を掛け合わせながらクライアントの要望に答えていくのがメインの仕事となります。


メーカーでいうところのマーケティングに近い職種といえるでしょう。


一見ずば抜けた企画力が必要そうに思われますが、それ以外にも市場を分析する力やコンテンツを理解するための知識等も問われる職種です。


ディレクター

広告ディレクターとは広告制作における現場監督といわれています。プロデューサーは広告の全てに関わる監督でしたが、ディレクターはより細かなチームでの監督という位置付けで認識しておきましょう。


広告はグラフィック部門や映像部門、Web部門などに分けられますが、それぞれの部門にディレクターが配属され、自身の専門を活かした統括を行うのが特徴的です。


デザイナー

広告デザイナーとは広告のデザインを行う職種です。映像デザインやフォトデザイン、webデザインなどそれぞれの部門ごとにデザイナーが配属されます。


ほとんどの場合は美大や専門学校でデザインを学んだ後に入社することが多く、非常に創造性、洞察力が問われる職種です。


コピーライター

広告コピーライターとは広告に用いるキャッチコピーを作成する職種です。人々の心を掴むキャッチーな文章を紡ぐ必要があり、クリエイティビティが直に判断されるものと言えるでしょう。


デザイナーとも似た職種ですが、デザイナーに比べて美大や専門学校を経て担当する人はあまり多くありません。広告業界で実績を積み、フリーランスとして独立する人も多いようです。


広告業界に向いている人とは?


企業により求める人材は異なりますが、共通して必要とされるスキルは見受けられます。広告業界に向いている人材とはどのような人なのでしょうか?


①コミュニケーションに自信あり

ここまで紹介したように、広告業界での仕事は様々な分野の方と共に進めていくことが求められます。そのため多岐にわたるトピックや会話についていくだけのコミュニケーションが必要なことはいうまでもありません。


コミュニケーションに自信がないと、厳しい現実を突きつけられてしまうかもしれません。


②高い目標に対して挑戦的

クライアントのニーズを満たすために、かなりの激務をこなさなければならないのがこの業界の仕事です。タレントや企業の重役と関わることも多く、責任も大きいため常にモチベーションを高く保てる人材が必要とされています。


高い目標に対して挑戦的な姿勢を保てる人材は重宝されますよ。


③世の中の動きに敏感

広告は人の心を動かし購買意欲へ結びつける媒体です。「ある世代にはどんなものが流行っているのか」「ある事柄に対する世論はいかなるものか」などなど、広告作成には世の中の動きを敏感に読み取り先を見据える力が欠かせません。


多様な情報源から正しく動きをとらえ、先見の明を養うことが大切です。


④忍耐力が高い

就職する広告代理店によっては同時にいくつかのプロジェクトを任されることもあります。それぞれが激務であり、スケジューリングも複雑になるため全てを完遂するための忍耐力が高くなくては務まらないのが現実です。


ストレスフルな状況に立たされてもやり切れる忍耐力は、どの広告代理店でも必要とされる力です。


まとめ



今回の記事では、広告代理店の特徴と仕事内容について紹介してきました。広告代理店は、


・広告制作に関わる業界で、インターネット分野を中心に近年順調な成長を遂げている
・広告枠の販売だけでなく広告コンテンツ自体の制作も行う
・主要企業の影響力は世界的に見ても大きい
・コミュニケーション力や忍耐力などが高いレベルで求められる


広告代理店の仕事といえばかなりの激務を想定する方も多いでしょう。確かに仕事内容は膨大で、時に辛い思いをすることもあるかもしれません。


ですが自身の作成した広告が世に出回り、それにより購買効果が促進された時の喜びは何にも変えがたいものがあるそうです。厳しい業界である分、それだけ得られるやりがいも大きいようですね。


今回の記事では広告業界の業界研究を行ってきましたが、就活生の皆さんは自身の興味ある業界を全て研究しなければなりません。以下のページに業界研究をうまく行うためのやり方とテンプレートをまとめて紹介してますので、ぜひ活用し効率よく就活を成功させてみてくださいね!


【テンプレートつき】就活のあらゆる場面で役立つ業界研究のやり方・まとめ方



編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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