ホワイト企業の特徴7選|見分けるポイントと気をつけるべき点を解説
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CONTENTS
ホワイト企業とは
ホワイト企業の特徴
①福利厚生が充実している
②残業が少ない
③離職率が低い
④有給の取得率が高い
⑤基本給が高い
⑥評価制度が明確
⑦研修や教育体制が充実している
ホワイト企業を見分けるポイント
国の認定制度を受けているか
求人を頻繁に出していないか
社員の年齢に偏りがないか
ホワイト企業を選ぶ際に気をつけるべき点
さまざまな要素を多角的に判断する
SNSや口コミのリアルな評判もチェック
まとめ
就活をするうえで、気になっている企業がホワイト企業かどうかを判断するのは非常に重要です。
しかし、「どのように判断すればいいかわからない」「そもそもホワイト企業ってなに?」と疑問をもっている方も多いのではないでしょうか。
本記事ではホワイト企業の概要や特徴、ホワイト企業とブラック企業を見分けるポイントなどについて解説していきます。
ホワイト企業とは
ホワイト企業とは、残業時間や給与、待遇といった労働環境が良い企業を指しており、労働者が働きやすい企業という意味で使われています。そのため、「給与〇〇円以上」や「残業時間〇〇時間以下」など、明確に定義づけられたものではありません。
2013年の新語・流行語大賞にブラック企業という言葉がノミネートされましたが、そのブラック企業の対義語として作られた言葉です。
ホワイト企業の特徴
①福利厚生が充実している
ホワイト企業の特徴として、福利厚生が充実していることが挙げられます。もし基本給が少ない企業だとしても、家賃手当や奨学金返還制度などの福利厚生が充実していれば、基本給が高い他の企業よりも手当を合計した収入が上回ることもあります。
また、福利厚生の種類は様々で企業ごとに変わります。たとえば、栄養価の高い食事が安価で食べられる社員食堂や、企業の商品を格安で購入できる制度など、収入に直接関係しなくても生活面をサポートしてくれる福利厚生などもあります。
このように、手当や福利厚生の充実はホワイト企業の大きな特徴と言えるでしょう。そのため、ホワイト企業かどうかを見極める際は基本給だけでなく福利厚生が充実しているかも確認することが大切です。
②残業が少ない
残業が少ないことはホワイト企業の大きな特徴の1つです。
しかし、少ないといっても残業が全くないわけではありません。納期がせまっておりどうしても残業が必要な場合や、1日の仕事が時間内に終わらないなど、どうしても残業をしなくてはならない場合もあります。
また、残業ゼロをうたっている企業でも家に持ち帰って仕事をしなければならない企業なども存在しているため、残業がないことがホワイト企業に直結する訳ではない点に注意しましょう。
③離職率が低い
ホワイト企業は、他の企業と比べ離職率が低いという特徴があります。
ホワイト企業かどうかを見極める際には、社員の勤続年数の長さを確認してみましょう。勤続年数の長さ、または離職率の低さは企業の働きやすさを証明する指針であり、これを見れば企業の待遇の良さなども知ることができます。
また、気になっている企業の離職率が知りたければ就職四季報を活用するのが良いでしょう。就職四季報とは、多くの企業の採用実績や有給取得状況、採用実績校、離職率などの企業の実績を見ることができる就活データ集です。
就職四季報には、新卒3年後離職率という指標があるため、新卒で就活をしている方はぜひ参考にしてみてください。
④有給の取得率が高い
ホワイト企業は有給の取得率が高い特徴があります。有給は労働者が誰でも取得できる権利であり労働基準法によって義務付けられている制度です。
有給は仕事を休んでも給料が発生するため、企業側が有給を嫌がりなかなか取得できないことがあります。特にブラック企業なら、有給を取得するのはダメなことだという風潮がある場合もあります。
⑤基本給が高い
ホワイト企業は、基本給が高い特徴があります。また、上述したように基本給があまり高くなくても福利厚生や手当が充実しており、生活面でかかる金銭のサポートをしてくれている企業も多いです。
基本給が高く設定できる理由としては、企業の実績が多く業績が安定しているため、倒産のリスクが低いということが挙げられます。
基本給が高いことに関する利点としては、生活面の安定だけではなく残業代で稼ぐ必要がなくなるということです。基本給が低ければ、残業をして残業代で不足分を補うことが多いですが、そもそも基本給が高ければその必要がありません。
⑥評価制度が明確
ホワイト企業は評価制度が明確で、能力や成績に応じた評価がされます。そして、ホワイト企業は成績やノルマなどの目に見える成績に関わらず、勤務態度や貢献度、サポート度なども含まれています。
ホワイト企業では社員の頑張りによって評価されるため、ホワイト企業で働いている社員はモチベーション高く仕事をすることができます。
⑦研修や教育体制が充実している
ホワイト企業は研修や教育体制が充実している特徴があり、人材育成に時間をかけます。そのため、新社会人としてのスタートアップを丁寧に支援してくれます。
研修や教育では企業の利益は生まれませんが、スキルやビジネスマナーを丁寧に教えることで長期的に企業のプラスになることが多いため、ホワイト企業は研修や教育体制に手を抜きません。
逆に研修や教育をおろそかにしている企業は、なにもわからない新入社員にいきなり仕事をまかせる傾向にあります。その結果、新入社員はうまく仕事ができずに自信を失い、正しいスキルが身につかない可能性もあります。
そのため、ホワイト企業かどうかを見極める際には研修や教育制度が充実しているかどうかを確認しましょう。
ホワイト企業を見分けるポイント
国の認定制度を受けているか
ホワイト企業は、厚生労働省や経済産業省が行っている認定制度を受けていることが多いです。
主な認定制度は以下の通りです。
- 安全衛生優良企業認定(ホワイトマーク)
- ユーズエール認定
- えるぼし、プラチナえるぼし認定
- くるみん、プラチナくるみん認定
このような国の認定を受けている企業は、ホワイト企業である可能性が高いです。わかりやすい指標なので、企業選びをする際は上述した認定を受けているかどうかを確かめてみましょう。
求人を頻繁に出していないか
求人を頻繁に出している企業はホワイト企業ではない可能性が高いです。求人を頻繁に出している企業は常に人手が足りなく、人材を欲しがっているという状況にあります。また、年齢や職歴を問わずに募集している企業は、離職率が高く誰でもいいから人材が欲しいという可能性も高いです。
一方で業績が好調で急成長している企業も求人を頻繁に出している場合もあります。拡大するビジネスに対して人材が不足しているためです。業界で話題になっているスタートアップ企業や新規事業に取り組んでいるベンチャー企業などに見られます。
ホワイト企業かどうかを見分けるには求人の頻度を確認するだけでなく、企業の業績や評判を合わせてチェックすることも大切です。
社員の年齢に偏りがないか
社員の年齢を見ることで、ある程度ホワイト企業かどうかを見分けることができます。ブラック企業は早期離職率が高く若い社員がいない傾向にありますが、一方でホワイト企業は離職率が低く社員の年齢に偏りがないことが多いです。
企業が独立、または創業したてなどの特別な理由が無い限り、社員の年齢に極端な偏りがある場合はホワイト企業ではない可能性が高いです。
ホワイト企業を選ぶ際に気をつけるべき点
さまざまな要素を多角的に判断する
ホワイト企業かどうかを判断するには、上述したようなポイントを見極めることが重要です。しかし、1つや2つ当てはまっているからホワイト企業だと判断してしまうのは危険な考え方かもしれません。
求人を頻繁に出していなくてもブラック企業である可能性はありますし、社員の年齢に偏りがなくてもブラック企業である可能性は十分にあります。逆に福利厚生が充実していなくてもその他の要素からホワイト企業である可能性もあります。
特定の要素だけでなく、その企業の社風や文化が自分にあっているか、将来のビジョンから逆算したときに望ましい環境があるかなど、様々な要素を多角的に判断しましょう。
SNSや口コミのリアルな評判もチェック
企業が運営しているサイトなど、企業が自ら発信している情報はその企業の良い所だけを紹介していることが多いです。
そのため、実際に働いている人のリアルな声や周りからの評判はわかりづらい傾向にあります。その企業がホワイト企業かどうかを判断するには、SNSや口コミサイトなどからリアルな評判もチェックしておきましょう。
このような情報から、企業が発信している情報と実態が乖離していないか判断することが重要です。
まとめ
本記事ではホワイト企業について解説しました。気になっている企業がホワイト企業かどうかを判断するには、主に以下のポイントに注意してください。
- 国の認定を受けているか
- 社員の年齢に偏りはないか
- 求人を頻繁に出していないか
すべての条件を備えている完璧な企業というのはほぼ存在しません。あなたが知っている有名企業も例外ではありません。結局のところ、自分がどのような要素を重視しているのかどうかを明確にしたうえで企業を探すことをおすすめします。
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