内定承諾書って何?効力や作成手順、提出までの手順などを解説
就活マナー
CONTENTS

内定承諾書とは?
内定通知書など他の書類と何が違うの?
内定承諾書の目的と効力
内定者側
企業側
内定承諾書が届いたら何をしたらいい?提出までの流れ
①内定承諾書が届く
②内定承諾書に書かれている内容を確認する
③返送の際は、添え状をつけるのがビジネスマナー
内定承諾書を提出したあとも内定辞退はできる!
速やかに連絡する
まとめ
内定が決まると内定承諾書の提出が求められます。
とは言っても、内定承諾書とは一体どのようなものなのか、実態がつかめていない方も多いかと思います。
内定承諾書は何を取り決めるものなのか、どのような流れで提出するのかなど、初めてでわからないことだらけでしょう。
そこで今回の記事では、内定承諾書とは何か、類似書類とは何が違うのか、内定承諾の流れなど、新卒の方にわかりやすいように解説していきます。
内定承諾書とは?

メールや電話などで正式な内定の連絡がきたら、企業から内定承諾書などの書類が送られてきます。
内定承諾書は、企業に内定承諾の意思を伝え入社を誓約するための書類です。
内定者は入社を決断したら、内定承諾書の内容を確認して同意できればサインします。
サインをすることで企業に対して内定を承諾し入社の誓約することになります。
内定通知書など他の書類と何が違うの?
内定を得ると、内定先企業から内定を書面で知らせる「内定通知書」か「採用通知書」が送付されます。
それらの書類とともに内定承諾書が交付されます。内定承諾書のみ、再度企業に提出するものとなります。
内定承諾書の目的と効力

内定承諾書の目的は、企業側と内定者側でそれぞれ異なります。
内定者側
内定者側としては、企業に入社する意思を表示することになります。
言い換えると、就職活動を終了することの意思表示にもなります。
内定承諾書には一般的に「入社することを承諾すること」「就職活動を終了し、正当な理由なく入社を拒否しないこと」などの文言が記載されています。
サインをすれば、それらの誓約に同意していることになります。
ただ、内定承諾書それ自体には法的な拘束力はありません。
ですが、内定承諾書を提出した時点で内定の合意をしたことになります。
そのため、内定承諾書を提出した後にもし辞退する場合は必ず意思表示してから2週間以内に辞退しましょう。
民法627条の定めによると2週間以内であれば、解約が可能となっているためです。
なお、内定承諾書提出後の内定辞退は「労働契約解除の意思表示」と考えることができます。
もしも内定承諾書を提出した後に辞退した場合は、企業にも迷惑がかかりますし損害も出ます。
そのため、きちんとした手順で辞退しなければ印象は相当悪くなるので注意しましょう。
企業側
企業側の目線からいうと、自社への入社を念押しするために発行するのが内定承諾書と言えます。
内定承諾書の提出がされた時点で労働契約が成立しますので、内定承諾書の提出後の辞退は契約違反だと捉えられることもあります。
上述の通り、2週間以内でしたら辞退は可能ですがおすすめはしません。
内定承諾書が届いたら何をしたらいい?提出までの流れ

内定承諾書が届いたら何をすれば良いのか、提出までの手順を説明します。
①内定承諾書が届く
まず内定承諾書が企業から届けられます。
内定承諾書には内定通知書と内定承諾書、条件提示書などが同封されています。
②内定承諾書に書かれている内容を確認する
内定承諾書に記載されているのは、「入社することを承諾します」といった文言や「正当な理由なく入社を拒否しません」といった文言が記載されています。
内定取り消し事由も記載されています。
内定承諾書が送られてきた時は、同封されている条件提示書などの書類の中に労働条件が記載されていることが多いです。
労働時間、業務内容、賃金などの処遇については、就活中に聞いていた内容と異なる部分がないかどうか再度確認しておきましょう。
記載されていることは契約となるので、企業も守る必要があります。
もし入社してから文句を言っても、サインをしてしまっていれば双方で同意していることになるので注意しましょう。
③返送の際は、添え状をつけるのがビジネスマナー
内定承諾書を返送する際は、添え状をつけるのがビジネスマナーとなっています。
添え状とは、書類の内容の概要を示すものです。
内定承諾書の添え状はいらないと言われることもありますが、ビジネスマナーとしては書類を提出する際は添え状も提出することが一般的です。
*添え状の例
▷ポイントは以下の通りです。
- 提出日の日付を右上に
- 宛名は左上に入れる
- 自分の名前と連絡先は、日付の下に書く
- 一目でわかるように件名は中心に入れる
- 本文は目的がわかるように簡潔に
- 同封書類を箇条書きで記入する
内定承諾書を提出したあとも内定辞退はできる!
上記の通り、内定承諾書は実質的には学生への強い拘束力はなく内定承諾書を提出したあとでも辞退が可能です。
ですが、辞退する際には細心の注意を払った上で辞退するようにしましょう。
速やかに連絡する
最も重要なのは、速やかに連絡することです。
上記にもあるように、内定承諾書を提出してから2週間以内であれば辞退することが可能です。
ですが、一度内定を受諾しているのに辞退するわけですからマナーの観点から言えばあまり好ましいことではありません。
少しでも印象よく辞退するためにも、できる限りの誠意を持って辞退しましょう。
印象の良い辞退の仕方については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参照してみてください。
内定辞退の連絡ってどうするの?電話?メール?マナーは?|内定辞退に関する不安を一気に解消
まとめ

今回の記事では、内定承諾書とは何か、類似書類とは何が違うのか、内定承諾の流れなどについて解説していきました。
内定承諾書について抑えておくべきポイントは以下の通りでした。
・内定承諾書を企業に提出する際は添え状も一緒に提出する
・内定承諾書を提出してから2週間以内であれば内定を辞退することができる
・内定承諾書にサインする前に、その企業に入社することを決心し、就活をこれで終了させることを覚悟する
これらのポイントを抑えておけば、内定承諾書について困ることは少ないと思います。
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