理系でも営業職ってアリ?自分に合った職種の見つけ方
営業
CONTENTS

営業職は文系だけのものではない
まず文系就職ってなに?
文系就職の特徴①:選考はポテンシャル採用
文系就職の特徴②:基本的に営業職(総合職)に就く
理系が営業職を選ぶメリット
①専門にとらわれず柔軟なキャリア形成が可能
②商材によっては有利な営業ができる=市場価値が高くなる
理系が営業職を選ぶデメリット
①選考中・入社までのハードルが高い
②コミュニケーションが苦手な人は厳しい
セールスエンジニアという選択肢
まとめ
理学、工学、農学、薬学、いわゆる理系科目。それに対して法学、経済学、心理学、教育学、文学といった文系科目。理系と文系とで就活のスタイルが違うことは想像に苦しくありません。
理系を専攻する学生は専門分野がはっきりしていることから文系の学生よりも職業が選びやすいメリットがあります。また、自身のスキルを活かした業界で開発・研究を志望する人が多いです。一方、文系を専攻する学生は、開発・研究の能力がないため営業職として働く人が多いのではないでしょうか?
理系=開発・研究、文系=営業という構図が目に浮かびます。その構図とは対照的に、理系学生の営業職への企業側のニーズが高まりつつあります。その理由と、理系学生が営業職を志望することの新たな可能性を文系学生のパターンと比較しながら説明していきます。
営業職は文系だけのものではない
営業職に求められる力は自社の製品を売る能力です。もの・サービスを売るときに重要なポイントは2点あります。1つ目は自社製品への深い理解です。そしてもう1つはその知識をロジカルに順序だったコミュニケーションがとれることです。取り扱う製品の技術が高ければ高いほど、セールスを行う側に要求される知識は高度になります。
このとき理系学生はあらかじめ商品理解に必要な基礎知識を大学時代に学んでいるため、文系出身の学生と比べ理解が早く、自身の学びを強みとして発揮できます。理系学生の営業職のアドバンテージを説明したところで、次に文系就職の特徴について解説します。
まず文系就職ってなに?

文系就職の特徴①:選考はポテンシャル採用
その人がもつ書面上のスキルや資格ではなく、面接官との会話の中で企業との適性を見極め選考を行うポテンシャル採用が特徴的です。様々な観点から志望者の適性を見抜くため、4~5次選考まで面接がセッティングされているケースもあります。
文系就職の特徴②:基本的に営業職(総合職)に就く
製造・設計・研究開発を担わないため、もの・サービスの作り手ではなく売り手に回ります。また「売る」ということに関しても、顧客にモノを売る営業から、売れるシステムを作るマーケティング、ひいては幹部候補の総合職として働くことが求められています。
関連記事:『文系就活生必見!!営業以外の職種で入社するには?』
理系が営業職を選ぶメリット
①専門にとらわれず柔軟なキャリア形成が可能
文系就職は先ほど述べた通り就活生の企業への適性を重視します。そのため必ずしも専門の研究分野と業種を一致させる必要はありません。入社後のキャリア形成においても技術研究一貫にならないため自由度が高いことが特徴です。
例えば、情報処理の知識をもった理系が営業職として働いていた場合、転職での選択肢が以下のようになります。(※確実ではありません)
- ・いっそのことプログラミングに携わる
- ・同じくシステム系の営業として働く
- ・知識を活かしてコンサルタント・外部顧問として自分を売り込む
- ・営業が好きだから別の商材を扱ってみる
掛け合わせるスキルや知識が多いほど、自分のキャリアを柔軟に形成することができます。
②商材によっては有利な営業ができる=市場価値が高くなる
問題から仮説を設定し、仮説の検証のために地道なデータ収集を行う。データを分析し、論理的に結論を導く。研究の過程が企業の問題解決のフローと類似しているため、理系の思考方法は営業のセールストーク力の向上に繋がります。特にビッグデータを利用した商品企画開発が行われる金融・コンサルタント業では市場価値が高まります。
理系が営業職を選ぶデメリット

①選考中・入社までのハードルが高い
ポテンシャル採用の弊害として1社に対しての拘束時間が長いです。9月前後の秋採用は卒論の執筆、院試の期間と被ることから時間的な余裕が理系就職の場合と比べて少なくなります。また文系就職は理系就職よりも企業選択の幅がひろくなるため、より綿密な企業研究が必要となります。限られた時間のなかでのタイムスケジュール管理、長期の面接対策が大きなハードルとして待ち構えています。
②コミュニケーションが苦手な人は厳しい
グループ面接にはじまり、人事部面接、役員クラス面接と続く採用フロー。他者とのコミュニケーションから自己発信、相対する人に応じて話し方を工夫するなど、コミュニケーション能力の高さが採用の是非を分けるといっても過言ではありません。そのため自身の込むにケーション能力に不安を感じる人に文系就職は厳しいです。
セールスエンジニアという選択肢

セールスエンジニア、漢字で書くと「技術営業」。その名の通り技術や製品に関する専門知識を活かしてクライアントの抱える問題を営業によって解決策を提示する仕事です。開発側の顧客対応と実際の顧客満足度が実際に対応しているか確認することは、開発部門、営業どちらか一方にいても計ることができません。
セールスエンジニアはマーケットとサービス提供者の認識のギャップを狭める仲介者の側面が大きい仕事です。製品への理解と技術に基づいた営業は理系出身の文系就職にとっておすすめの選択肢の1つであります。
まとめ
商材への深い理解から行われる営業、セールスエンジニアに代表される新たな営業の在り方を考えたとき、理系出身の文系就職は新たな可能性をそのうちに孕んでいます。一方で時間的制約や面接対策といった障害が重くのしかかることも事実です。1人だと理系の文系就職について決断しきれない、面接対策を手伝って欲しいといった就活生の皆さまは是非JobSpringへお越しください。
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