グループディスカッションに落ちるのはなぜ?話せないひと必見の注意点
グループディスカッション
CONTENTS

グループディスカッションで落ちる原因
あなた自身の能力に基づく原因
あなたとチームの関係性に基づく原因
グループディスカッションで落ちる原因別の改善方法
自分が原因
メンバーが原因
採用側が原因
グループディスカッションにおいて「話す力」は重要!
「話せない」理由別の対策法
理由① 自分の意見を言うことが不安、否定されたら...
理由② 議論についていけない、わからなくなってしまう
どうしても話せない、でも評価を得る方法
①タイムマネジメントに徹する
②メモ役に回る
まとめ
グループディスカッション(GD)といえば、ES/ウェブテストにつづく選考対策の関門です。
20卒就活生も5月の時点で平均3回も経験するなど、就活においては避けることのできないグループディスカッションですが苦手な人が多いのも事実です。というのも、グループディスカッションでは面接と少し異なるポイントが見られているため、コツを掴まないと短い時間でアピールしきれなくなってしまうのです。
今回は「頑張っても受からない」「なんで落ちたのか分からない」という悩みに対し、原因別に有効な対策方法を細かく解説します。特に話すことが苦手な人がグループディスカッションを乗り越えるコツについてもお伝えします!
GDのテーマ別でコツをつかみたい方は以下の記事も見てみてください。
グループディスカッションで落ちる原因
グループディスカッションで見られているポイントは大きく分けて二つです。
- ・あなた自身の能力(リーダーシップ・創造性・発言力)
- ・あなたとチームの関係(協調性・チーム貢献・役割分担)
面接ではあなた自身の良さを伝えることだけに集中できますが、GDでは発言して自分をアピールしつつ、周囲への気配りも見せなくてはいけません。何回も落ちてしまう人は、それらのポイントのどこかが抜けている可能性があります。
あなた自身の能力に基づく原因
リーダーシップ
どのグループディスカッションでも司会などまとめ役が人気ですが、その理由は面接官にアピールしやすいからですよね。議論をリードするような積極的な参加はリーダーシップとして評価されます。
しかしたとえまとめ役でなくても話せないチームメイトのフォローや時間配分などリーダーシップには様々なスタイルがあるのです。そのことに気がつかずリーダーになることに固執する就活生も多いですが、それよりも自分に合った役割でアピールする方が筆者としてはオススメです。
創造性
他の人が思いつかないような斬新なアイデアや鋭い指摘をする人は貴重です。発想の転換は他の人の発言を促すきっかけになります。しかし、的外れにならないように議論の筋に沿ったアイデアを出す意識が必要です。
創造性にこだわるあまり流れを壊す発言や、他人の批判に徹しすぎると、面接官だけでなくチームメンバーにもクラッシャー扱いされてしまいます。
発言力
チームにおける存在感ともいうべきでしょうか。上の二つより漠然としていますが、単に発言回数のことを指しているわけではありません。少ない回数でも議論の根幹に関わることや、議論を活発にさせるような発言は注目されますし、評価されます。またチームのためになる発言はメンバーからの信頼を得ることにもつながり、結果として存在感が高まるのです。
あなたとチームの関係性に基づく原因
協調性
グループディスカッションに限らず、人とのコミュニケーションの基本になります。人が話しているときは聞く、短所を補い合いながらより良いものを作り上げる、選考でなければ無意識にできることだと思います。しかし面接官の前では緊張したり良いところを見せなきゃという焦りから、協調性が欠けてしまう人がいます。そういう人はできるだけ面接官を意識しないことが大切です。選考のことを意識しない方がガツガツした印象を与えず、メンバーとも自然に関われると思います。
チーム貢献
ただメンバーの意見に同調しているだけでは、議論に参加する意味がありません。議論とは違う意見をぶつけ合ってこそ良い結論が生まれるものです。そのためディスカッションでもあなたが参加したことでチームにもたらされた付加価値を面接官に分からせる必要があります。
そうはいってもなかなか言えないという人にオススメなのは、矛盾点を探すことです。議論のテーマや定義と誰かが言った意見を照らし合わせて「◯◯さんの意見は斬新で良いと思うのですが、〜〜という点がテーマに対して少し曖昧な気がするのですが」などと言えばオッケーです。ここからまた議論が広がります。一つ注意点は批判だけでなく、相手の良い点も述べること。この一工夫だけでメンバーへの印象が良くなります。
役割分担
筆者の経験に基づくと役割分担で勝敗が決まると考えます。じゃあ!と言って一斉にリーダーを狙う人たち、惜しいです。リーダーを取るのではなく自分の得意なポジションをゲットしなくてはいけません。リーダー向きでない人がなっても上手くいかずに評価が上がりませんし、チーム全体の議論が失敗する可能性もあります。
これはリーダーに限ったことではなく、書記やタイムキーパーといった他の役割を持つ人にも当てはまります。例えば筆者の場合、書記を名乗ったのに話の内容を忘れてメモも取っていない謎の就活生と組んだことがあります。本人もメンバーも困っちゃいます。
そうならないためにはどうするか、それは自分が勝てる役割をあらかじめ見つけておくこと、ディスカッションに通常必要とされる役割を把握して得意分野を極めましょう。場数を踏むことが一番ですので、インターン選考などでも積極的にグルディスに挑むと良いでしょう。
【就活生必見】グループディスカッションで意識すべき5つのコツ
グループディスカッションで落ちる原因別の改善方法
グループディスカッションで落ちる理由は様々ですが、原因が分からないとモヤモヤするし次回の対策も立てにくいです。今回はよくある原因について解説します。
自分が原因
上の「グループディスカッションで落ちる原因」で解説した内容にすごく当てはまるという場合は残念ながら今の時点で対策が不十分な可能性があります。とはいえ落胆する必要はあ りません。グループディスカッションは就活生自身の元々の能力というより、慣れやコツがものをいう選考です。
詳しい改善策は上記の通りですが、何回も場数を踏むうちに改善が見られるはずです。それでも出来るようにならないという場合は、キャリアセンターや就活エージェントなどグルディスの練習ができるところを頼るのもアリです。
メンバーが原因
いわゆるクラッシャーに遭遇するなど、複数人での作業だからこそ自分の努力の範囲外でアクシデントが起こることもあります。クラッシャーをあしらいながら自分の魅力も面接官に伝えられれば一番良いですが、かなり難しいですよね。学校だったら他人が原因で公平に判断されないのは問題になりますが、就活ではよくあることです。この場合は「仕方がない、縁がなかった」などと諦めるしかないこともあります。
筆者の友人はクラッシャーを論破して議論も完結させて選考通過した猛者がいました。筆者には無理でしたがコツをつかめばそのようなこともできるらしいです。
採用側が原因
元々グループディスカッションで大量に落ちる採用システムの場合や、あなたの活躍した場面がたまたま面接官の意識にとまらなかった場合など、選考を行う側の事情で落ちてしまうこともあります。これもメンバーが原因のときと同様にしょうがない不合格の原因です。落ちた理由が明かされるわけではないですし、就活全体としては割り切って次に向かう方が良いです。
グループディスカッションにおいて「話す力」は重要!
グループディスカッションにおいて「話せる」ことは有利です。なぜならチームの意見をまとめるときや自分自身のアイデアを発表するときなど、グループの中で印象を残すためには「話す」能力が求められるからです。そのためこの記事では発言力を重要ポイントとします。
では、話すことが苦手な人は諦めるしかないのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。高い話力がなくても、しっかりと対策をすることで十分に乗り越えられるのが就活のグループディスカッションです。詳しい方法については次の項目で解説します。
グループディスカッションの役割に関しては以下も参照してみてください。
【就活生必見】グループディスカッションで意識すべき5つのコツ
「話せない」理由別の対策法
理由① 自分の意見を言うことが不安、否定されたら...
自分の考えを否定されることが怖い、頭が悪いと思われたらどうしよう、などと考えて自分の意見を言えない人もいるのではないでしょうか。そのような方のために2つの攻略法を伝授いたします!
<対策A>:便利な言い回しを覚えて、まとめ役になる
例)
「~の定義から考えませんか?」
「~から議論を始めてよいですか?」
「いままで出たアイデアをまとめると~ということで合っていますか?」
などディスカッションで役に立つフレーズを事前に用意しましょう。意見を言うことが怖い人は上にまとめた例のように、人の意見をまとめたり、議論のテーマを提供することでチームに貢献出来ます。
<対策B>:前の人の意見に付け足す作戦
ほかの人と全く異なる意見を言わなくても良いのです。「〇〇さんと似ているのですが、私も~だと思います。なぜならば~だからです。」というように誰かの意見をサポートする役割もディスカッションにおいては大切です。
発言することが不安な場合は、このような感じで徐々に慣れていけば大丈夫です。注意点として「私もそう思います。」や「ですよね。」など自分の根拠を提示せずに相槌を打つだけの発言にならないように気を付けましょう。便乗はかえって主体性のない印象を採用側に与えてしまうからです。
理由② 議論についていけない、わからなくなってしまう
次々と変わる話題、慣れないテーマ、考えているうちに話の流れについていけない経験をした人も多いでしょう。コミュニケーションは積極的にとるタイプなのに議論レベルが高くて何から話せば良いのか戸惑う人におすすめの対策法が以下の2つです!
<対策A>:わからないときは素直に聞く
「問題の論点がよくわからなくなってしまったのですが」
「いま話し合っているのは~についてで合っていますか?」
などわからないときはチームに助けを求めてOKです。ディスカッションへの真摯な参加態度が高評価につながることもありますし、議論が白熱してチーム全体の論点がずれていた場合に、修正のきっかけになることもあります。
<対策B>:グループディスカッションの練習をする
「問題提起→アイデア出し→議論→まとめ」といったお決まりの流れを理解することで、本番でも発言するタイミングを掴みやすくなります。
またグループディスカッションに特化した書籍やネット記事には、よく扱われるテーマが載っています。それを見ながら、自分だったらどう発言するかをシュミレーションすることで慣れるのもおすすめです。
さらに機会があれば大学などが行っているグループディスカッションの練習セミナーに参加してみるのも、より実践的で良いでしょう。
どうしても話せない、でも評価を得る方法
①タイムマネジメントに徹する
ディスカッションを行う際、時間内にきちんとまとまった結論にたどり着くことが重要になります。どうしても話せない場合はタイムマネジメント役に回ることで、グループに貢献することができます。ちなみにタイムキーパーとは「残り5分です」などとリマインドする人のことで、議論に熱中して時間を見ることを忘れないためには重要な役目です。
②メモ役に回る
話し合いを始める前に役割を設定する場合が多いです。書記として様々な意見を視覚的に分かりやすくまとめて書くことができれば、評価されるポイントになります。
まとめ
話すことが苦手な人にとってグループディスカッションは難関と言えます。しかし、コツを掴んでポイントを押さえればかならず乗り越えることが出来るはずです。
【GDに落ちる人が気を付けたいポイント】
- ✔ 「名ばかりリーダー」になっていないか?
- ✔ 周りを置いていくアイデアを出していないか?
- ✔ 議論を深めるための発言ができているか?
- ✔ メンバーとの協調性は保っているか?
- ✔ 自分がディスカッションで貢献できている点はあるか?
- ✔ 決めた役割を最低限こなすことができているか?
【話すのが苦手な人に試してほしい対策】
- ✔ 意見を言わなくても、まとめ役や他人の意見を補強する役目でチームに貢献
- ✔ 分からないことは聞き、練習でコツを掴む
- ✔ どうしても話せない場合はタイムキーパーやメモで積極的に貢献する
これらのことを意識すればいつのまにかグループディスカッションが得意になるでしょう。
また、就活をはじめたばかりのころは難しくても回数を重ねるごとに慣れていくでしょうし、それだけでは不安と言う場合は意識的に練習する機会を増やすことで解決できます。グループディスカッションを行う企業にエントリーを増やしたり、就活エージェントと共にグループディスカッションの練習するなど、その気になれば練習の機会は得られます。
例えば私たちJobSpringの面談では、 ひとりひとりにお話を伺ってグループディスカッションでの振る舞い方などアドバイスをさせていただいています。また、グループディスカッションに落ち続けてしまう場合は原因を探るためのフィードバックもさせていただきます。
さらにディスカッションを避けたいという人にぴったりの、グルディスなしの選考を行う企業もご紹介できます。
実際に会って話すからこそ皆さんの性格に合ったサポートを心掛けているので、ぜひ一度JobSpringの面談にいらしてください!一緒に皆さんにぴったりの会社を見つけましょう。
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