日本生命

CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など

B. 社会やお客さんに対する貢献の形

C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

◼︎まとめ

 日本生命は、正式名称を日本生命保険相互株式会社といい、約1100万人の契約者数、約63兆円の総資産など、世界でもトップクラスの水準を誇る生命保険業界のリーディングカンパニーです。個人のお客様を中心に保険商品を販売するリーテイル部門や、大手企業や官公庁といったお客様にニーズに合わせたカスタマイズ商品を販売するホールセール部門、お客様に還元するため長期にわたり確実な資産運用を行う資産運用部門があるほか、ヨーロッパ・アメリカ・アジアを中心とした計9カ国に海外展開を行っています


 ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!


A. 企業の理念、雰囲気、文化など

 企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。


 「ひらけ、世界。ひらけ、自分。Support Every Life」という採用コンセプトには、現在の地位に甘んじることなく常に挑戦的に取り組み続けることや、経済状況が厳しい今だからこそ日本や世界をリードする存在でありたいという思いが込められています。

 信念・誠実・努力の信条のもと、以下5つの理念を掲げています(日本生命HPより引用)。

1.国民各層が真に求める保険を提供し、充実したサービスを行ない、契約者に対する経済的保障責任を誠実に果たすことを第一義とする。
2.生命保険事業の公共性を自覚し、適正な資産の運用を行なうとともに、広く社会の福利増進に尽力する。
3.英智に基づく創造性と確信にみちた実行力とをもって、経営の生産性を高め、業績のあらゆる面における発展を期する。
4.会社の繁栄とともに、全従業員の生活の向上をはかり、また、すぐれた社会人としての資質の育成に努める。
5.生命保険業界の一員として、自主性のある協調の立場に立ち、保険思想の普及と、業界全般の進歩発展に貢献する。

 会社の雰囲気としては、体育会系の側面が強いようです。目標達成に向かってチームで団結して突き進んでいきます。また、厳しい上下関係や風通しが悪いといった、古い日本企業体質も残っているようです。しかし勤務地や職種によって違いがあるので、本社だけでなく支社にも目を向けて働くイメージを持つことが大切です。


B. 社会やお客さんに対する貢献の形

 「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。


 日本生命では様々な社会貢献活動を行っています。

 生命保険では、出産や不妊治療を保険でサポートする業界初の商品を開発し、日本女性のライフスタイルの変化や少子化課題に取り組んでいます。また日本最大級の機関投資家として、インドの女性の経済的自立に活用される「女性活躍支援債券」や、アフリカの人々の生活の質向上に関する債券への投資を行っています。

 その他、以前から全国187カ所の「ニッセイの森」での植樹・育樹や、中学生・高校生向け「出前授業」「受入授業」など地域に根ざした活動を行っており、2015年には7万人の全職員が参加する「ACTION CSR-V~7万人の社会貢献活動~」もスタートしました。


C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

 「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。


 保険会社らしく成果主義で、成績を上げる人や目標をしっかり達成できる人が評価されます。しかしそれには、人脈やスキルも必要。その点では年功序列という側面もあるといえるかもしれません。

 教育制度について、新入社員にはビジネスマナー・コミュニケーション・PCスキル等の社会人として必要な基礎スキルを習得するための研修があるほか、2年目以降も階層別研修や専門的な目標コース別研修で、未経験者でも知識を蓄えつつ、キャリアアップを図れる環境があります。また、国内外の大学院留学・社外研究機関への派遣を公募形式で応募できる制度や、アクチュアリー、証券アナリスト、中小企業診断士、1級FP技能士等の公認資格取得時に褒賞金を支給する制度もあります。


D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

 「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。


 平成26年度「ダイバーシティ経営企業100選」を受賞していますが、その翌年に社長を座長とした全社運動「人財価値向上プロジェクト」をスタート。育児・介護のための短時間フレックスタイム制や休暇取得の推進、女性のキャリア形成支援、グローバル人材の受け入れなど様々な取り組みを行っています。

 しかし実際、休暇取得率や残業時間などは、勤務地や職種・上司の意向等に左右され、人によってかなり様々なよう。営業ノルマがあり、成績がよくなければ、プライベートの時間を削って数字をつくっていく必要があります。個人のお客様を担当していれば土日に電話がかかってくるということもしばしば。離職率が高いという話もあり、見かけや人事の人の話だけではなく、実際はどういった働き方をしているのかをしっかり把握する必要があります。


E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

 「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。


 生命保険業界では、売上高で日本No,1を誇る日本生命。平均年収は約650万円であり、部長クラスでは1000万円を超えるようです。しかし生命保険業界は、人口減少により需要が減っていくことが予想されます。日本生命は早くから世界に進出していますが、今後どのような施策をとっていくかはしっかりと把握する必要がありそうですね。

 オフィス環境について、東京本部は東京駅からすぐという好立地。JRや地下鉄の出口と直結する地下には、来店型店舗「ニッセイライフプラザ丸の内」があります。しかし日本全国に多くの事業所をもっており、総合職は転勤があります。どこで働くことになるかはわからないというのが現状です。


◼︎まとめ

 さて、ここまで日本生命についてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか?自分の就活の軸をはっきりさせて、改めて日本生命が自分に合った企業なのかどうか、考えてみてくださいね!


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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