新卒のスカウトメールにおける返信について【パターンごとの例文あり】

CONTENTS

新卒スカウトメールの返信についての基本

オープンオファー

条件一致オファー

直接オファー

就活スカウトメールの返信はいつまで?

就活スカウトメールの返信が遅れた場合の対処法

就活スカウトメールに返信する場合の例文

とても興味がある企業への返信方法

興味はあるが気になる点や質問がある企業への返信方法

検討する時間が欲しい・保留したい場合の返信方法

就活スカウトメールにお断りする場合は基本返信不要

まとめ

就職活動の中で、企業担当者や就活エージェントから送られてくるスカウトメール。


自分に興味を持ってくれてうれしい反面、どのように返信したら良いのか、悩んでいる方も多いと思います。そもそもスカウトメールに対する返信は必要なのかな?という疑問もあるでしょう。


そんな悩みや疑問を持っている就活生の方へ、スカウトメールの対応方法、返信する例文や注意点、企業に好印象を与えるポイントなどを、わかりやすく説明していきます。


また、返信が遅れた場合やお断りしたい場合など、特に困ってしまう場面での対応方法も掲載しているので、最後まで読んで役立ててください。


新卒スカウトメールの返信についての基本



スカウトメールとは、企業や就活サイト、就活エージェントから就活生向けに送られてくる求人内容が記載されたメールやメッセージのことです。


これまでの就職活動では、企業側は就活生のエントリーを待つ受け身のスタイルが主流でしたが、「より優秀な人材を確保したい」という思いから、昨今はスカウトメールを利用する企業が増えてきています。


実はこれらのスカウトメール、基本的に返信は不要です。


ただし、スカウトメールの内容(オファー)によっては返信した方が良いメールもあります。どういったメールに返信すべきなのか、確認していきましょう。


スカウトメールの内容(オファー)には、いくつか種類があります。


オープンオファー


不特定多数の就活生に向けて送信しているメールです。企業のことを知ってほしいという広告の要素が強いメールです。


条件一致オファー


企業側のニーズと就活生である皆さんの自己PRや適性検査の内容などに一致する項目があると判断された就活生に向けて送信しているメールです。「書類選考を省略する」といった就活生にとってメリットがある内容が書かれている場合もあります。


直接オファー


企業側が、ぜひこの就活生と会いたいと思っている場合に送られてくるメールです。書類選考や面接回数の省略、最終面接のみといった特別な内容が書かれている可能性があります。


この中で返信すべきものは、企業から送られてきた直接オファーです。なぜなら、採用につながる可能性が高いスカウトメールだからです。


もちろん就活サイトや就活エージェントから送られたスカウトメールでも、気になった企業があれば自己PRのチャンスになります。積極的に返信してみましょう。


一方で、スカウトメールを送ってくれた企業に興味がない、自分の希望とマッチした職種ではない場合は、返信しなくて大丈夫です。


就活スカウトメールの返信はいつまで?



では実際にスカウトメールが届き、そのメールの内容に興味を持った場合、いつまでに返信をすれば良いのでしょうか。


答えは「早ければ早いほど良い」です。


すぐに返信をすれば、当然ながら企業に好印象を与えることができます。


一方で、返信が遅れた場合は、募集枠が埋まってしまう可能性があります。加えてスカウトメールには有効期限が記載されている場合があり、その多くは2週間程度とされています。期限が過ぎると返信できないこともあるので、注意が必要です。


いつまでにという明確な返信期限はありませんが、できる限り早く返信するようにしましょう。


就活スカウトメールの返信が遅れた場合の対処法


早く返信したい気持ちはあったけれど、忙しい就活期間では優先度が低くなってしまったり、悩んでいるうちに時間が経ってしまった…ということもあるでしょう。


返信が遅れてしまった時の返信ポイントは3つです。


①スカウトメールに対するお礼

②返信が遅れたお詫びを必ず記載する

③まだ応募の余地があるかの確認


【スカウトメールの返信が遅れてしまった場合の返信メールの例文】




件名:先方からのメール件名を変えずに返信


〇〇株式会社

採用担当 〇〇様



はじめまして、△△と申します。

このたびはスカウトのご連絡をいただき、誠にありがとうございます。


返信が遅くなりまして大変申し訳ございません。


恐れ入りますが、こちらの求人はまだ応募可能でしょうか。

可能であれば、業務内容等について詳細をお聞かせいただけますと幸いです。


ご多忙のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。



氏名:△△ △△

メールアドレス:△△@△△

電話番号:△△△ー△△△ー△△△

住所:〒△△△ー△△△△

(都道府県から町名、番地、建物名、号室などを正確に記載)




万が一、期限を過ぎてしまった場合は、残念ながら返信できない可能性があります。それでも返信したいと思った場合は、スカウトメールに記載されている部署や採用担当者へ、直接問い合わせてみると良いでしょう。その際も、返信ポイント3つについては必ず伝えるようにしましょう。


就活スカウトメールに返信する場合の例文



もし、スカウトメールが送られてきた企業に興味がある場合は、できるだけ早く返信するようにしましょう。


しかし興味があるといっても、興味の度合いはさまざまです。


ここでは、


  • とても興味がある企業への返信
  • 興味があるが気になる点や質問がある場合の返信
  • 検討する時間が欲しいまたは保留したい場合の返信


これらの3パターンのポイントと例文を紹介します。



とても興味がある企業への返信方法


「とても興味がある企業への返信」でのポイントは4つです。


①スカウトメールに対するお礼

②スカウトに対する前向きな意志を伝える

③なぜその企業に興味を持ったかの理由(簡単な志望動機や興味を引かれた点)を記載する

④自身の経験が企業へどのように貢献できるか(簡単な自己PR)を記載する




〇〇株式会社

採用担当 〇〇様



​はじめまして、△△と申します。

このたびは、スカウトのご連絡をいただき誠にありがとうございます。


貴社の求人内容を拝見し、〜〜や〜〜に魅力を感じております。

(〜〜には企業の事業内容や業務内容に対して感じた魅力を記載する)

私がこれまでに培った〇〇や〇〇などの経験を活かして、貴社に貢献したいと思い、応募させていただきました。

(〇〇には簡単な自己PRを記載する)


​ぜひ一度、面接の機会をいただきたいと考えております。

お忙しいところ恐縮ですが、今後のスケジュールなどをご検討いただけますと幸いです。


​何卒よろしくお願い申し上げます。


氏名:△△ △△

メールアドレス:△△@△△

電話番号:△△△ー△△△ー△△△

住所:〒△△△ー△△△△

(都道府県から町名、番地、建物名、号室などを正確に記載)




自分の志望度の高さをアピールした文面にすることが重要です。魅力的に感じたポイントや自己PRを記載しつつ、自身の経験をどのように企業で活かせるかを簡潔に記載するようにしましょう。


興味はあるが気になる点や質問がある企業への返信方法


次に、「興味はあるが気になる点や質問がある場合の返信」でのポイントは4つです。


①スカウトメールに対するお礼

②スカウトに対する前向きな意志を伝える

③なぜその企業に興味を持ったかの理由(簡単な志望動機や興味を引かれた点)を記載する

④疑問点や不安な点を具体的に記載する




件名:先方のメール件名を変えずに返信


〇〇株式会社

採用担当 〇〇様



​はじめまして、△△と申します。

このたびは、スカウトのご連絡をいただき誠にありがとうございます。


貴社の求人内容を拝見し、〜〜や〜〜に魅力を感じております。

(〜〜には企業の事業内容や業務内容に対して感じた魅力を記載する)

ぜひ前向きに検討させていただきたいと考えておりますが、ご質問がありご連絡差し上げました。

・(具体的な質問事項を記載する)

・(具体的な質問事項を記載する)



ご多忙のところ恐れ入りますが、ご返信いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。


氏名:△△ △△

メールアドレス:△△@△△

電話番号:△△△ー△△△ー△△△

住所:〒△△△ー△△△△

(都道府県から町名、番地、建物名、号室などを正確に記載)




記載された求人内容に関して、疑問や相談したいことがある場合は、メールを返信して確認しましょう。「自分の希望とマッチしていない部分があるから…」と返信しないことで、せっかくのチャンスが無駄になってしまうかもしれません。


企業はあなたに「ぜひ来てほしい」という気持ちでスカウトメールを送信しています。積極的に質問や相談をすることで、選考に繋がる可能性があります。「こんなこと聞いてもいいのかな」と考え過ぎず、返信してみましょう。


検討する時間が欲しい・保留したい場合の返信方法


最後に「検討する時間が欲しい・保留したい場合の返信」でのポイントは3つです。


①スカウトメールに対するお礼

②考える時間が欲しいことを丁寧に伝える

③期限を設定し改めて連絡する旨を記載する




件名:先方のメール件名を変えずに返信


〇〇株式会社

採用担当 〇〇様



はじめまして、△△と申します。

このたびは、スカウトのご連絡をいただき誠にありがとうございます。


スカウトをいただき大変光栄ではございますが、少々検討するお時間をいただければ幸いです。

〜月〜日までに、改めて回答いたします。

(返信期限の設定が難しい場合は「方針が固まりました際には、改めて回答いたします。」と記載する)


大変勝手なお願いで恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。



氏名:△△ △△

メールアドレス:△△@△△

電話番号:△△△ー△△△ー△△△

住所:〒△△△ー△△△△

(都道府県から町名、番地、建物名、号室などを正確に記載)




せっかくいただいたスカウトメールに興味があっても、面接に進んでいる他の企業の合否を待ちたい場合や考える時間が欲しい場合は、すぐに返信できないことがあります。そんなときは、何にも伝えずに返信を遅らせるよりは「検討する時間が欲しい」と素直に伝えると失礼がないでしょう。


ただし、注意が必要な点もあります。


「他の企業の回答を待ってから返信したい」といった、印象が悪くなるような内容は記載しないようにしましょう。また、自分で設定した期限までに必ず返信をしましょう。


就活スカウトメールにお断りする場合は基本返信不要



送られてきたスカウトに興味がない場合は、基本的に返信不要です。それでも自身に興味を持ってスカウトメールを送ってきてくれた企業へ返信をしたいと思うかもしれません。


そのようなときの返信ポイントは2つです。


①スカウトメールに対するお礼

②スカウトを辞退する意思を明確に表明する




〇〇株式会社

採用担当 〇〇様



はじめまして、△△と申します。

このたびは、スカウトのご連絡をいただき誠にありがとうございます。


貴社の事業内容を拝見させていただき、検討させていただきましたが、今回の応募を辞退させていただきたくご連絡いたしました。


ご期待に沿えず、大変申し訳ございません。


貴社の採用活動がうまくいくよう、心からお祈りしております。



氏名:△△ △△

メールアドレス:△△@△△

電話番号:△△△ー△△△ー△△△

住所:〒△△△ー△△△△

(都道府県から町名、番地、建物名、号室などを正確に記載)




辞退の理由は、無理に記載する必要はありません。失礼のないような文章を心がけて返信しましょう。


まとめ


スカウトメールは興味のある内容でない限り、基本的に返信不要です。

ただし、企業から直接送られてきたスカウトメールは、面接過程が優遇されたり採用につながる可能性が高いです。内容と返信期限をしっかり確認した上で、興味がある場合はできる限り早く返信するようにしましょう。


就活のプロに相談してみる 就活のプロに相談してみる

編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

TOPIC

新着記事
就活のプロに相談してみる