【例文あり】面接で「休日の過ごし方」を聞かれた際の回答方法と質問意図
面接
CONTENTS

企業が面接で「休日の過ごし方」を質問する意図
場の雰囲気を和ませるため
あなたの人柄を知るため
コミュニケーション力をはかるため
「休日の過ごし方」の答え方
結論から伝える
具体的な内容まで話す
面接官が想像しやすいように話す
「休日の過ごし方」の回答例
読書
料理
旅行
ランニング
「休日の過ごし方」を答える際の注意点
何もしていないという回答は避ける
ふわっとした回答をしない
ボロが出るような嘘はNG
ネガティブな印象を受ける回答もNG
まとめ
「休日の過ごし方について面接で聞かれたんだけど、あれってどう答えるのが正解なんだろう?」
「そもそもどうしてそんなプライベートな質問をしてくるのかな?」
面接ではよく、序盤に「休日の過ごし方」について尋ねられます。多くの就活生は「ただの世間話」くらいに考えているこの質問ですが、面接官はちゃんとした目的を持って「休日の過ごし方」を尋ねているのです。
そこで今回の記事では、「休日の過ごし方」について尋ねられる質問意図と答える際のポイントについてご紹介していきましょう。これから面接が控えている方、必見です。
企業が面接で「休日の過ごし方」を質問する意図
そもそもなぜ面接という公式の場で「休日の過ごし方」などというプライベートな質問をされるのでしょうか?企業はただなんとなく尋ねているのではなく、しっかりとした意図・目的を持ってこの質問をしています。
ここでは、面接で「休日の過ごし方」について尋ねられる理由について考えていきましょう。
場の雰囲気を和ませるため
まず、企業は面接で場の雰囲気を和ませるために「休日の過ごし方」について尋ねていると考えられます。いわゆるアイスブレイクです。
面接官は就活生にリラックスして欲しいという思いを持って、プライベートな質問から面接を始めます。皆が答えやすいよう配慮してくれているのですね。
あなたの人柄を知るため
「休日の過ごし方」について尋ねることで、面接官は皆さんの人柄を知ろうともしています。
この就活生は休日もアクティブに動き回るタイプなのか?のんびりと過ごすタイプか?趣味や娯楽にどれくらい時間やお金をかけるのか?など、休日の過ごし方を尋ねることでその人の人柄を具体的に捉えることが可能です。
就活の面接とはいえ、それは機械的なやりとりではありません。人と人との生きたコミュニケーションなのです。相手の人柄を把握しながら、暖かみのあるコミュニケーションを取ろうとしてくれているのです。
コミュニケーション力をはかるため
「休日の過ごし方」に関する質問は、皆さんのコミュニケーション能力をはかるためにも用いられます。
「休日の過ごし方」に関する質問は面接の序盤でよくみられる質問ですが、この質問を狙って対策している就活生は少ないでしょう。用意された回答ではなく、このような雑談をする力こそ、コミュニケーション力の根っこの部分として捉えられているのです。
一言で終わってしまうような回答は避けた方が良いでしょう。自分の興味のあることについて、時間を忘れて熱心に話してしまう熱量があるくらいがちょうど良いかもしれません。休日の過ごし方を楽しそうに話す姿は、面接官に「この人楽しそうに話するなぁ」「自分の好きな物を楽しそうに伝えているし、もしかしたら営業に向いてるかもなぁ」といった印象を与える可能性もあります。何気ないやりとりでもプラス評価に繋がることがありますから、しっかり準備しておきましょう。
「休日の過ごし方」の答え方
「休日の過ごし方」に関する質問がされる意図についてはご理解いただけたことでしょう。では実際、この質問に答える際どのような点に注意して話を始めれば良いのでしょうか?
ここからは「休日の過ごし方」に対する答え方について、そのポイントをご紹介していきましょう。
結論から伝える
最も大切なこと、それは「結論から伝える」ということです。
これはどんな質問にも共通することですが、余計な説明は後回しにしてまず結論から話し始めるようにしましょう。理想的なのはPREP、すなわち「結論→理由→実例→もう一度結論」という順序です。
話す側も聴く側も頭の中が整理しやすいように話せると好印象ですよ。
具体的な内容まで話す
たとえば「休日は街に出かけることが多いです。」よりも「休日は街に出かけてカフェ巡りをすることが多いです。最近では表参道でお気に入りのカフェを何件か見つけました。」といったようになるべく具体的に内容を伝えることで、面接官もその後の話を掘り下げやすくなるでしょう。
話の内容が抽象的だとつかみどころがなく、話をそれ以上広げることが難しいため、面接の際はなるべく具体的な内容で話すのがポイントです。
面接官が想像しやすいように話す
面接官が想像しやすいように話すのも大事なポイントです。
趣味の話やプライベートな話はどうしても内輪な内容になってしまいがち。その分野にもともと関心がなかったり前提知識を持たない人にとっては、具体的な想像が中々しにくいものです。
アニメやゲームだけでなくスポーツの話であったとしても、なるべく専門的な用語は用いずに誰でも聴きやすい内容にまとめることが大切です。この能力は社会人になってからも必要とされますよ。
「休日の過ごし方」の回答例
読書
休日は読書を楽しんでいることが多いです。最近は電子書籍のニーズが高まっていますが、私は独特な紙の質感が好きなので紙で本を読んでいます。読むジャンルは、ミステリーや経済などさまざまです。
本を読むことで多くの知識を身につけることができるので、自分自身の視野が広がり物事を多方面から分析できるようになりました。本を通して学べる知識や能力は、仕事をしていく上でも役立つと考えています。
料理
私は料理をすることが得意なので、休日は家族に手料理を振る舞っています。
最近はテレワークやリモート学習が増えて家族が健康を気にしているので、家族のためになにかできればと思い、休日は家族にヘルシーメニューを作っています。
ヘルシーながらも食べごたえのある料理を考えて作ると、家族がおいしそうに喜んで食べてくれるので、それが何よりもうれしいです。
旅行
長期連休などは旅行することが多いです。両親が旅行好きで、私も幼少期からさまざまな場所に連れて行ってもらいました。
学校の教科書に載っている金閣寺や銀閣寺を間近で見た時は、思わず圧倒された記憶があります。実際に足を運び、間近で歴史的建造物や文化に触れることで、座学だけでは学べない貴重な経験を得ることができました。 今後も長期連休があれば、さまざまな場所に旅行したいと考えています。
ランニング
休日は朝早くにランニングをして過ごすことが多いです。朝は空気が澄んでいるため、全身で自然を感じながら快適に走ることができます。
ランニングをするとその後の時間もテキパキ動くことができるので、休日を有意義に過ごすためのスイッチにもなっています。
また、休日だけでもランニングをすることで運動不足の解消にもなるので、健康維持のためにも今後もランニングを続けたいと思っています。
「休日の過ごし方」を答える際の注意点
「休日の過ごし方」についての回答は基本的に自由です。とはいえあまりプラスの評価に繋がらないような回答があるのも事実。アイスブレイク的な雑談とはいえ、その答え方にも注意が必要です。
ここではそんな「休日の過ごし方」に対する避けた方が良い回答をご紹介していきましょう。
何もしていないという回答は避ける
「特に何もしていません。」と答えるのは避けましょう。
確かに、休日はお家でのんびりグダグダ過ごしたいもの。そのように過ごすこと自体は全くもって悪いことではありません。そんな時間も大切です。
しかし面接で「休日何してる?」と聞かれて「何もしていない」と答えるのは、あまりにもナンセンス。場合によっては「コミュニケーションを取りたくないのかな?」という印象すら与えてしまいます。
受動的に見えてしまったり、無気力に感じられてしまう回答はなるべく避けましょう。面接は自己PRをする場所。話す内容が事実だとしても、わざわざマイナスに受け取られてしまうような発言は控えるのがベストです。
もしどうしても話す内容がないのであれば、「長い休みの時は、〇〇をしています。」「長期休暇には、〇〇するのが好きです。」というように言い換えるのも一つの手ですよ。
ふわっとした回答をしない
抽象的な、ふんわりとした回答もおすすめしません。「身体を動かしたり、料理したり、カフェに行ったり、色々やってます!」というように、漠然とした回答は面接官も「どう掘り下げようか…?」と困ってしまいます。
コミュニケーションが上手な人は、回答の中に相手が深掘りしやすいポイントを潜ませています。「最近は資格試験の勉強に力を入れています。(何の資格か伝えていない)」のように、「ここをもっと聴いて欲しいんだよ」という深掘りポイントへ誘導するため具体と抽象をうまく使い分けているのです。
ただふわっとした回答をするのではなく、具体的な内容と抽象的な内容を上手に使いこなしましょう。
ボロが出るような嘘はNG
無理に嘘をついてボロが出てしまうのも避けるべきパターンと言えるでしょう。
多くの場合、こちらの回答に対して面接官は具体的な追加質問をしてきます。例えば「休日はよく映画館で映画を観ます」→「いいですね。最近見た映画では何が面白かったですか?」のように、具体的な深掘りをしてくるのです。
初めの回答で嘘をついてしまうと、この深掘りにうまく答えられずボロが出てしまうかもしれません。嘘は避けるのがベストです。
とはいえ、本当に休日に何もしていない人が一定数いることも事実。そのような方は、追加質問に対する具体的な回答までしっかり予想・準備して臨むように心がけましょう。
ネガティブな印象を受ける回答もNG
ネガティブな印象を受ける回答もあまり良くありません。
例えば、「毎週パチンコに通っています。」「ポーカーにはまっています。」「SNSで動画を見ていると1日が終わることもよくあります。」といった内容は、悪いわけではないのですがネガティブな印象を与えかねません。
繰り返しになりますが、面接は自己PRをする場所です。皆さんの良い面をできるだけを伝える場なのです。ネガティブな側面を全て大っぴらにする必要はありません。ポジティブな印象を持ってもらえるような回答を心がけましょう。
まとめ
今回の記事では、面接の序盤でよく聞かれる「休日の過ごし方」について、その質問意図と回答ポイントをご紹介してきました。簡単に記事全体を振り返ってみましょう。
・「休日の過ごし方」は場の雰囲気を柔らかくするほか、皆さんの人柄やコミュニケーション力をみるために質問されている。
・結論から伝え、想像しやすいよう具体性を持たせるのが大切。
・ネガティブな印象を与えたり、ふんわりとした内容の回答は避けるべし。
「休日の過ごし方」に関する質問はプライベートな質問です。気を抜いてしまうと友達に話すような口調・内容で話してしまうかもしれません。しかしあくまで面接中。話し相手は採用担当者であることを忘れないでください。アイスブレイクに用いられるようなフランクな質問に対しても、しっかりと準備をしておきましょう。
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