【選考対策】面接で「時事問題」について聞かれた時の質問意図と回答方法
面接
CONTENTS

面接で時事問題を質問する意図
①あなたがどんな人間か知るため
②社会に対する興味や問題意識を知るため
③論理的な思考力やコミュニケーション力を知るため
時事問題の対策として
日頃からニュースや新聞で情報収集をおこなう
出来事に対して自分の意見を持つ
時事問題について聞かれた時に気を付けておくこと
回答の作り方
このポイントには注意!
まとめ
面接で時事問題について聞かれて困った経験はありませんか。時事問題って普段から意識的に情報を集めたり考えたりしていないと、ぱっと思いつくものでは無いですよね。
また、自分自身の考えを持つということは一朝一夕では難しく、早めの対策が望ましいもの。ここでは、時事問題の対処方法や答える際に気を付けるポイントについて解説します。
面接で時事問題を質問する意図
そもそもなぜ面接にて時事問題が問われるのでしょうか?面接で時事問題が問われる理由は「よく勉強しているかどうか」と確かめるためだけではありません。
ここでは面接で時事問題が質問される理由を3つ、ご紹介いたします!
①あなたがどんな人間か知るため
まず第一に、時事問題の質問を通して面接官は皆さんの人間性を問おうとしています。
面接における時事問題の質問は、「こんなトピックを知っているよ!」と知識をひけらかす場ではありません。むしろ現代社会の動向について、皆さんが何を感じどう考え、どのような意見を持っているのかまで尋ねられているのです。
つまり面接官はこの質問によって皆さんの、
- 興味の働かせ方
- 社会問題に対する自分なりの姿勢、意見
- 普段どんなことを考えているか
といった人柄を見ているのです。適当に答えてしまうと、詰めの甘い人だと認識されてしまうかもしれません。
②社会に対する興味や問題意識を知るため
もちろん人間性だけでなく、社会に対する興味や問題意識についても問われています。
社会の動きは非常に素早いもので、情報の鮮度はどんどん失われていきます。自身の興味のある分野や知っておかなければならないトピックについて日々情報収集することは、社会人に必要不可欠とも言える能力です。
最新の動向やトレンドをしっかりとチェックできているかどうか、この質問を通して問われていますよ。
③論理的な思考力やコミュニケーション力を知るため
情報とは、ただ知識として身につけておくだけではいけません。その情報を自分なりに噛み砕き、他者へ伝えることができなければならないのです。
時事問題についての質問を通して、面接官は皆さんのコミュニケーション力や論理的思考力をチェックしています。「頭の中にある知識を筋道立てて伝えることができるか」「相手の顔色を伺いながらわかりやすく話せるか」など、全般的な会話力を確かめているのです。
時事問題の対策として
時事問題が面接で問われる理由についてはご納得いただけたでしょう。では実際に、時事問題の質問に対してどのように対策を行えばよいのでしょうか。
ここからは時事問題対策の具体的な手法についてお伝えしていきましょう。
日頃からニュースや新聞で情報収集をおこなう
情報収集の基本はニュースや新聞です。日々更新されていく鮮度の高い情報に触れるためには、毎日チェックするのが理想的と言えます。
しかしながら就活生とは総じて忙しいもの。毎日新聞ばかり読んでいるわけにもいきません。目安としては、自分の志望業界についてはなるべく目を通すようにし、その周辺業界については時間のある時にまとめ読みするようにしましょう。
おすすめは日経新聞です。少し読みにくさもありますが、各業界に対して深い洞察と高い視座が得られますよ。
1週間に1度はニュースや新聞を確認するようにし、習慣づけの練習をしていくとよいでしょう!
出来事に対して自分の意見を持つ
皆さんは時事問題について対策しようと思った時、ニュースや新聞を読んで情報を得ようとするでしょう。しかしそういったメディアは時に、事実と意見をごちゃ混ぜにして記載してしまうことがあります。
時事問題に対する意見を持つことは、実はセンシティブであり非常に難しいものです。「ニュースで言っていたから」「新聞にこう書いてあったから」という理由で情報を鵜呑みにしてはいけません。
何よりも大切なのは、事実に対して自分がどう考えたかということ。ニュースに対して第三者的な視点から一般的な意見を述べるのではなく、当事者目線で自分なりの考えを述べるよう心がけましょう。
自分なりの考えを持てるように関心のあるトピックに関しては複数のメディアから情報を取り入れることをおすすめします。1つのメディアではどうしても情報の偏りが生じてしまうものです。異なる情報源からトピックについて見聞を深め、全体像を掴むことで個人的な考えを述べやすくなります。
時事問題について聞かれた時に気を付けておくこと
時事問題は、就活中に必ず1度は問われる質問です。いつ聞かれても動じずに答えられるよう、しっかりと準備しておきましょう。
ここからは回答を用意する際のポイントと、注意すべき点についてご紹介していきます。
回答の作り方
興味のある時事問題について述べるとき、思うままに話していると脈絡やまとまりがなくなり論理的には聞こえなくなってしまいます。どんなに気をつけていても、面接本番では緊張してしまい頭が真っ白になるもの。そんな時にそなえて、時事問題の質問に対する回答の流れを頭に叩き込んでおきましょう!
回答は以下の流れで進めていくのがおすすめです。
自分が興味を持ったニュースの概要を説明する。
↓
なぜそのニュースに興味を持ったか、理由を説明する。
↓
そのニュースが社会や業界に対してどのような影響を与えているかを説明する。
↓
社会や業界への影響について、自分なりの解釈や意見を説明する。
ポイントは「概要→理由→影響→意見」の順番です。しっかりと覚えておきましょう!
このポイントには注意!
面接では先輩社員や会社の重役と話をする貴重な機会。語尾や丁寧語に気をつけるのはもちろんですが、意見を述べる際にとげとげしい言葉を使っていないかどうか気をつけることも大切です。
また自分なりの意見を持つことは非常に重要ですが、偏った意見や他者を排斥するような意見はNGです。それに伴い、人種間の問題になりやすい移民問題や国際問題など時事的にセンシティブな話題は避けるのが得策と言えるでしょう。
あくまで皆さんの人間性が見られていることを忘れずに、刺激的な発言はしないように注意してくださいね。
まとめ
今回の記事では、面接で時事問題について問われる理由とその対策についてご紹介してきました。時事問題の対策で重要な点をもう一度確認してみましょう。
・時事問題の質問を通して皆さんの人間性や情報収集能力がみられている。
・日頃から新聞やニュースに目を通し、自分なりの意見を持つことが大切。
・道筋立てて説明できるように、回答の流れをしっかり覚えておく。
時事問題は就活をしていれば一度は必ず尋ねられる質問です。社会の動きを知っておくことは必ず皆さんの思考力を助けてくれますから、日頃から貪欲に社会情勢を見つめておきましょう!
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