早期内定を狙うメリット・デメリットとは?獲得方法も詳しく解説
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CONTENTS

早期内定ってどこから?
ルール撤廃は早期内定に影響する?
早期内定を狙うメリット
①その後の就職活動に余裕もてる
②早い段階から対策をうてる
③就活以外に時間を利用できる
早期内定を狙うデメリット
①マルチタスクの負担が大きい
②選考ハードルが高い
③迷走する可能性が増える
早期内定を狙う方法とは
内定直結インターン
早期内定イベント
OBOG訪問/リクルーター面接
就活エージェント
まとめ
夏季インターン・冬季インターンなど内定に有利になるために早めの就活を心がけることが就活の定石のひとつになっています。皆さんの周りにも早期内定を狙って就職活動をされている方がいるのではないでしょうか?
今回は早期内定を狙うメリット・デメリットについてお伝えし、実際に早期内定を獲得する方法について説明していきます。
早期内定ってどこから?
早期内定=就活スケジュールにおける3月前
経団連に所属している企業は3月からエントリーを受け付け、採用を始めます。しかし、所属していない企業はそれよりも早く採用を開始し、3月前に内定を出すところも存在します。つまり3月以前に内定が出る場合は早期内定と位置付けることができます。
また一部の外資系企業はそもそも早期内定がスタンダードであることから、早い段階から就職活動をスタートさせる必要があります。早いところだと9,10月頃に決まります。
ルール撤廃は早期内定に影響する?
経団連による就活ルールが撤廃されることから、所属に限らずエントリー開始や内定出しのタイミングを自由に設定する企業が増えるでしょう。つまり「早期」の線引きや早期内定であることのメリット・デメリットも考える必要のないことになる可能性があります。
また6月の本選考で内定を締め切るのではなく、1年を通し採用活動を行う通年採用制度を選択する企業が今後現れると見込まれます。就活生側からすると選択肢が増えたように見えますが、変わらず早期内定を狙う層が多いと、著者は予想しています。というのも4年生のときに通年採用方式の企業を志望することはリスキーだからです。早期内定のメリットを見ていきましょう。
早期内定を狙うメリット
早期内定のメリットはおおまかに3つあります。①心の余裕、②対策のクオリティ、③就活終了後の充実、です。以下にそれぞれ詳しく説明していきます。
①その後の就職活動に余裕もてる
早い段階で内定を得ている。このことの心的余裕は計り知れません。著者は大学4年の10月末に初めて内定を得たのですが、タイムリミットが迫っている中で内定が1社も無いという状況は酷くこころにこたえました。早期内定は、「内定がある」「とにかく来年に自身が働ける環境が保障されている」という安心感や「選考を勝ち抜き内定を得た」という自信につながります。余裕をもって以降の就職活動に臨めることは大きなメリットです。
②早い段階から対策をうてる
ESの書き方、グループディスカッション、面接の対策はとにかく場数を踏むことが重要です。5月、いきなり志望度の高い企業へ面接に行く場合と、早い段階で面接経験がある場合とで、どちらがより良いパフォーマンスを発揮できるか、といえばもちろん後者でしょう。早い段階での失敗・成功経験は、その後の就活対策になり有意義です。
③就活以外に時間を利用できる
早期に内定を貰え就活を終える場合、大学4年生の時間を思う存分自由に使えます。三年生の時に準備をしなくてはいけないためトレードオフの関係になり、それが後続のデメリットに関係してきます。
早期内定を狙うデメリット
早期内定は良いことばかりではありません。早期内定を目指し活動する学生が直面するデメリットは①マルチタスクの負担が大きい、②選考ハードルが高い、③迷走の可能性が増える、などが多いようです。
①マルチタスクの負担が大きい
前倒しで就活を行うため、学業やサークル・部活動の時期と被り情報収集の時間の捻出が大変です。マルチタスクを考えると負担が増え、ハードなスケジュールになるため予定管理が難しい人には不向きであるといえます。
②選考ハードルが高い
早期内定を選択する応募者はスペックが高い傾向にあります。断言はできませんが自己管理ができてそのために早期から行動を起こせる人は優秀な場合が多いです。そのため選考のハードルが通常と比べて高くなることがデメリットです。
③迷走する可能性が増える
上手く進めば、時間に余裕ができ、選考の対策、自信の向上にも繋がる早期内定ルートですが、結果が上手くでない場合泥沼にはまってしまう可能性があります。
学生生活と就職活動の両立ができず、どちらも中途半端な状態で、4年の就活も引き続き行わなくてはいけなくなる場合もあります。早期に就活をはじめた分、失敗した際の長期化のリスクとは向き合わなくてはいけません。その問題に対して、自分の将来に関することだから、前向きに向き合えるかどうか、迷走してしまわないかどうか、そこが判断の基準になります。
早期内定を狙う方法とは
早期内定を狙うと決めた場合、通常のやり方ではまず自分が志望している業界・企業のうち早期に内定を出しているところを探すことから始めます。ただ、個別の採用HPにしか採用スケジュールを掲載していない場合もありますので効率的とは言えません。
そこで手軽に見つける方法を以下にまとめてみました。
内定直結インターン
インターンの結果、ES、グループ面接、一次面接免除といった内定に結びつく有利な条件が貰えることがあります。またインターンをきっかけに後述のリクルーター面接に結びつくことがあるのでおすすめです。
早期内定イベント
イベントの中でも早期内定を狙う学生向けに開催されるものです。当然企業も早期に動き出す優秀な人材の確保を目的としていることからハードルは高い傾向にあります。
イベントのなかには、海外で行われるボストンキャリアフォーラムのように2~3日間のイベント期間中に内定を出すタイプもあれば、イベント参加後に短期間で選考を受け切るタイプのものもあります。
OBOG訪問/リクルーター面接
OBOG訪問の結果、彼らが自身のメンターになりサポートしてくれることがあります。その中でOBOGがリクルーターとして面接する場合があり、早期内定に結びつきやすいです。
就活エージェント
早期内定に関する情報を就活生側が収集することは難しいため、就活エージェントを経由して紹介してもらうのが効率的です。就活生と企業側をつなぐ中間的な立場だからこそ知れる情報があるため彼らを頼ってみるのも良いでしょう。
まとめ
早期内定をもらえる場合、自身の選択の幅が広がり就活に納得して取り組める環境が作りやすいです。一方で上手くいかない場合、就活が長期化しやすく就活の軸がぶれ泥沼に入ってしまう可能性も孕んでいます。
ただ企業によって、どうしても早期内定を獲得しなければならないことがあります。受けたいと思ったときには募集が終了していたという悲劇を回避するために以下のことを覚えておいてください。
- ✔「就活は3年生から」と思わず、早めに将来について意識する
- ✔情報収集は怠らない(調べるだけでも安心できます)
- ✔学生生活との両立を考えて就活の仕方を決定する
一人では時期的にも準備が大変な早期内定への道のりも、OBOGや就活エージェントに頼ってみると負担が軽減できて良いかもしれません。自身の選択の指標にしてみてください。
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