書類選考で落ちる7つの理由と合格率を上げる3つのポイント

CONTENTS

書類選考で落ちる確率

書類選考では何を見られている?

①最低限のマナー

②企業との相性

③志望度

書類で落ちる7つの理由

①規定通りに提出されていない

②通過条件に達していない

③読みづらい・理解しづらい

④主張や根拠が薄い

⑤マッチしていない

⑥他の応募者が優秀

⑦どの会社でも当てはまるような内容を書いている

書類選考の合格率を上げる3つのポイント

オリジナリティを加えて他の志望者と差別化を図る

優秀な第三者に添削をお願いする

自己PRは具体的かつ企業の望む姿とマッチするように記載

まとめ

インターンシップから本選考に至るまで、就活と切っても切れない関係にあるのが書類選考です。第一希望の人気業界など、応募者が多ければ多いほど書類選考の合格率は低いです。


直接面接官と話す機会もなく選考を終える。志望度が高ければ高いほど後味の悪い結果となってしまいます。


このような事態を避けるために、書類選考に落ちやすい人が見落としがちなポイントをおさらいしましょう。


書類選考で落ちる確率

書類選考の通過率


就活において、書類選考は第一の関門です。書類選考の通過率はおおよそ30%から50%となっています。したがって、約50%から70%の就活生は書類選考で落ちていることになります。


しかし、これらの割合はあくまでも目安であり、受けようとしている企業や職種・募集人数などの条件によって通過率は変動します。書類選考を通過することは決して容易ではないため、気を引き締めて準備をしましょう。


書類選考では何を見られている?

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①最低限のマナー

誤字脱字をしない、字の丁寧さなど、読み手に配慮する姿勢はマストです。使用する写真もアプリなどで済ませずに、せめて証明写真機を利用しましょう。


書類の字や応募者の身だしなみは第一印象を構成する要素として非常に重要です。そのため、採用担当の目に入る情報をきれいに整えておくだけで選考に有利に働きます。


ただ、どんなに気合いをこめて清書をしていても手書きの書類だと間違ってしまうことがあります。著者は手書きの書類選考はできるだけ避け、データで書類を提出することができる企業にアタックしていました。どうしても手書きが嫌!!という方は考えてみるのも良いかもしれません。


②企業との相性

一番重要なポイントはこれです。そしてもっとも陥りがちなミスがここで生まれます。書類選考というと、自分がどれほど優れているか(学生時代~のリーダーしてました!等々)をアピールする場であると私ははじめに考えていました。でも実際に採用側が見ている視点は応募者の特性が企業側の性格とマッチしているかどうか、ということなのです。


特別な経験とは別に、自分のどのようなポイントが企業の性格と一致しているのか、その点に絞って端的に書きましょう。


自分が志望する企業が、どのようなサービスを誰に向かってどのように提供しているのか。その流れに注目すると企業の中で働いている人材の人となりが見えてきます。あとはその性格と一致する内容を自身の経験と照らし合わせて筆記すると良いです。


③志望度

熱意というものを測ることは難しいです。しかし「能力が仮に同じ人材がいたら、志望度が高いように見える人材を採用するね」と友人の人事が食事の場で話していたことが印象的でした。みっちり埋められた書類などはやはり志望度が高いものとして扱われるでしょう。


書類で落ちる7つの理由

書類選考で落ちる理由


①規定通りに提出されていない

書類の提出期限の締め切りに「必着」と「消印有効」があります。「必着」は指定した日付、時刻までに会社に書類が届いていること。「消印有効」は指定した日付までに郵便局で消印が押されていれば問題ない、といった違いです。当然ですが期限を過ぎてしまった場合、選考にはあげてもらえない可能性が高いです。他にも応募書類に不備がある(提出書類が足りていないなど)場合も選考に移れないので気をつけましょう。


②通過条件に達していない

採用人数が少なく、エントリー者数が多い企業において、書類選考を効率的に進めるために、足きりの条件が設定されていることがあります。その場合どうしてもその通過条件を満たせない場合、たとえ魅力的な人物であっても落ちてしまうことがあります。


③読みづらい・理解しづらい

書類選考に慣れていないときほど顕著に現れる問題です。採用担当者は限られた時間の中で多くの書類を確認しなければいけません。そのため、内容が整理されていないものはその時点で落ちてしまう可能性が高いです。十分な練習ができていない場合は、自身の文章が読み手にとって読みやすいものになっているか注意して書きましょう。


④主張や根拠が薄い

どんなにキラリと光る経験や情熱を胸に秘めていても、そのことを上手くアウトプットできないと採用側には届きません。また、主張がどんなに面接官の求めていることを的確に貫いていたとしても、根拠が薄くては説得力がありません。主張の方向性と、その根拠の説得力に注意して文章を組み立てましょう。


⑤マッチしていない

志望すべき業界を見誤っていると起こる、個人では解決することができない課題です。書類自体の精度は成長するため、今後の自身の審美眼を鍛えるための必要経費だったと考えましょう。


⑥他の応募者が優秀

自分よりも他の応募者が優秀な場合、自分に落ち度がなくても相対的に書類選考で落とされる可能性があります。これは人気企業でよく発生するケースです。企業側としても同じ応募枠に優秀な人材がいれば当然そちらを採用するため、自分に落ち度がなくても結果的に不採用となります。


⑦どの会社でも当てはまるような内容を書いている

応募書類にオリジナリティがなく、どの会社でもあてはまる内容を書いている場合は書類で落とされる可能性が高いです。汎用的な内容になってしまうと担当者の印象に残らず、会社に入社したいという熱意も伝わりません


書類作成をする場合、その会社ならではの要素をできる限り盛り込み、担当者へアピールしていきましょう。


書類選考の合格率を上げる3つのポイント

通過率を上げるポイント

オリジナリティを加えて他の志望者と差別化を図る


書類選考ではオリジナルの要素を盛り込み、他の志望者との差別化を図ることが重要です。履歴書などはある程度テンプレート通りに作成することが大切ですが、ESなどはオリジナリティを持たせることによって担当者の印象に残りやすくなります。


手書きの場合であれば絵や写真などを盛り込むことも効果的です。手書き・WEBのいずれの作成方法であっても、自身の強みやアピールポイントなどを書き出し、太文字にしたり色を付けたりすることでオリジナリティあふれる書類を作れます。


優秀な第三者に添削をお願いする

書類作成を試行錯誤してもうまくいかない時があると思います。そんな時は内定をたくさん獲得している友達や優秀な先輩に、書類の添削やアドバイスをお願いするのが望ましいです。


また、友人や先輩が作成した実際の書類を見せてもらい、自分と何が違うのかを分析してみるのも良いでしょう。


自己PRは具体的かつ企業の望む姿とマッチするように記載

担当者は書類を通して、応募者が会社で活躍していけるか否かを見極めています。自己PRを具体的に書けば、担当者も応募者が会社で活躍するイメージをしやすくなるでしょう。


今まで経験してきたことを箇条書きで書くのではなく、何を学びどのような成果に結びついたのかを詳しく書く必要があります。


また、会社が望む姿にマッチしていることも重要です。企業研究をしっかりおこない、会社が求めている姿を把握したうえで書類を作成しましょう。


まとめ

書類選考において必要最低限押さえていただきたいポイントについて理解を深めていただけたでしょうか?


✔ 書類は一度良いものを書き上げれば対策しやすい!
✔ 書類選考の評価ポイントはマナー、相性、志望度
✔ 読みやすくわかりやすいものを提出するのは最低限
✔ 「マッチしていない」≠ダメな書類。気にせず次へ!


文章の構成、アウトプットの方向性、企業との相性を念頭に書類作成を1人で行うことは大変です。他者の視点(先輩など)から添削してもらうことも良い対策になるでしょう。アピール内容が思いつかない方はJobSpringの利用も検討して頂けると幸いです。


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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