就活で留年理由を聞かれたら?納得してもらう答え方解説

CONTENTS

面接で留年理由を聞く意図

①健康状態を確かめるため

②日常的な自己管理ができているかを見るため

③学業以外に力を入れたことを探るため

④失敗したときの改善能力があるか見極めたい

就活で留年はどう評価されるのか

書類上の影響力は小さい

面接では理由によって大きく左右する

留年理由を納得してもらうポイント

①理由をできるだけ正直に、簡潔に説明する

②留年したことによって得たことを共有する

③自分の落ち度を認める

④改善方法を具体的に述べる

印象の悪い回答例

印象の良い回答例

まとめ

「留年」と聞いて良いイメージを持つ方は少ないと思います。勉強にあまり力を入れずに単位を落としてしまうなどして、マイナスな印象を与えてしまいます。


しかし面接では留年について聞かれることは必ずあるでしょう。留年をしてしまった方は不安に思っている方は多いと思います。そこで今回は、面接で留年を聞く意図、どのように評価されてしまうのか、納得してもらう話し方や好印象を与える答え方をご紹介します。


面接で留年理由を聞く意図


①健康状態を確かめるため

事故に遭ってしまったり、病気にかかってしまったりなどして大学の授業が受けられずに留年してしまったりなどした場合、もし内定を出して満足に働くことができなかった時に、企業にとってマイナスになってしまいます。それを確認するために面接官は聞いているのです。


②日常的な自己管理ができているかを見るため

どのような人柄か性格かを分析するためでもあります。遊びすぎて留年してしまった場合、自己管理能力が低いということになります。だらしない印象を面接官に与えてしまうため最もいけない留年理由です。


③学業以外に力を入れたことを探るため

海外留学や、課外活動に力を入れすぎて単位を落とし留年してしまう場合もあります。この時は何を考えてそれを優先したのか、その経験がどう自分に活きたのかを説明すると良いでしょう。


④失敗したときの改善能力があるか見極めたい

人間は誰しもが失敗をするものです。留年という大きな失敗を経験し、自分はどう意識し改善し、取り組んだかを説明することで自己改善能力があるということを面接官が認識し、悪い印象を与えずに済むでしょう。


就活で留年はどう評価されるのか


書類上の影響力は小さい

留年した理由は人それぞれだと思います。留学や資格、課外活動を行い自分のスキルアップに力を入れてしまったがための留年、病気や怪我によって物理的にしなければならなかった留年、遊びすぎてしまったがための留年など、留年理由についてはESや書類上ではわかりません。


そのため、書類で落とされる確率は低いとみていいでしょう。


面接では理由によって大きく左右する

ごまかすように話したり、言い訳、人のせいにしたりすると確実に面接官に悪い印象を与えるでしょう。先ほどもお伝えしたように、自己管理ができていない理由や、自己改善能力がないような伝え方をすると面接で落とされることは確実です。


また人によっては「留年」というワードだけでネガティブな印象を持ちます。そのため、言動に細心の注意を払う必要があります。


留年理由を納得してもらうポイント


①理由をできるだけ正直に、簡潔に説明する

留年というネガティブイメージを払しょくすることを目的として、面接で嘘を伝えることはおすすめできません。正直に簡潔に話すことで面接官に誠実なアピールをすることができます。ただ、遊びすぎたりダラダラしていたという理由を正直にストレートに話しても、マイナスにしかならないので、言い回しや表現を変えていく必要があります。


たとえば遊びすぎて単位を取得できなかった場合、他に打ち込んだことがあったからではないでしょうか?また、希望の業界に行くためあえて留年した場合も、自分の将来を真剣に見つめなおした結果と言えないでしょうか?このように見方を変えれば相手が納得できるポイントが増えます。


②留年したことによって得たことを共有する

ポジティブな理由で留年してしまった場合、そこから学んだ経験やこれからの仕事で活かせることを自信を出して話しましょう。そのエピソードが逆に武器になり面接官の目にとまり好印象を与えるかもしれません。


③自分の落ち度を認める

もし自分に原因がある場合、留年という事実を言い訳することなく伝えましょう。重く受け止め反省の意を込めて丁寧に話し前向きさを伝えることです。


④改善方法を具体的に述べる

③に続き、留年したことについての反省と改善方法を話しましょう。その反省を今後どのようにつなげていくのかといった抱負までしっかり述べることで、失敗を受け止め次に活かすことのできる人だという印象を与えることができます。


印象の悪い回答例


私が留年したのは、遊びに熱中してしまったため学業がおろそかになってしまったからです。大学は勉強をしにくるところだという認識が甘かったです。今はしっかり反省しています。


大学の授業を履修するときに、単位を取得するのが難しい授業を選んでしまったことが原因です。もっとしっかり情報を入手し、楽に単位が取れる授業を選べばよかったなと後悔しています。


印象の良い回答例


アルバイトに力を入れすぎて留年してしまいました。そのころは勉強に対する意識が低く、アルバイトにウエイトをかけすぎてしまい、自己管理能力が低かったと反省しています。

そのような中で、アルバイトではバイトリーダーを任され社員と近しい仕事を任されていました。発注、在庫管理だったり、売り上げを伸ばすための施策などを社員さんたちと一緒に、週に1回ミーティングを行っていました。この経験を通して、社会人基礎力があがったと実感しており、必ずしや将来のプラスになったと思っています。


お恥ずかしながら、2年生の時にサークル活動や遊びに時間を使ってしまったため単位を落としてしまい、留年してしまいました。

留年をしたことで、両親にも学費面で迷惑をかけ、自分の軽率な行動で様々な人にご迷惑をおかけしたなと深く反省しております。そのため、3年生からは生活習慣や態度を改め、学業の方にもしっかり時間をかけました。時間管理や自己管理能力、自己反省力が養われた自分自身が大きく成長できる機会だったと思っています。社会人になっても、この反省をしっかり活かし仕事とプライベートのメリハリをしっかりつけて行動していきたいなと考えております。


まとめ


今回は留年をしてしまった時、面接でどう話すかを指南しました。


留年は一見マイナスで負のイメージを持たれてしまいますが、留年をしてしまったことで、自分にどんな能力がついたのか、どんな経験をすることが出来たのかをエピソードを交えて話すことができ、時間の使い方や話し方次第では大きな武器になることもあります。


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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