就活で年収は気にするべきか?年収の事情と考え方
就活軸
CONTENTS
まずは働くことで得られる賃金について
稼ぎたいのは手段として?目的として?
なぜ稼ぎたいのか
考えるべき給料の仕組み
見ている給料は名目か実質か
月収の内訳がどうなのか
平均年収は基本全社員で見ている
初任給の高さと年収の関係性
初任給が高いから年収が高いわけではない
条件はどれくらい気にするべきか?
福利厚生、環境や待遇だけで選ぶと失敗
やりがいがあるか社風があっているかも大事!
理想とする生活水準から逆算する
年収がわからない場合はどうすればいいか
まとめ
企業を選択するにあたり目がいくのは、やはり年収ではないでしょうか。
社会人として暮らしていく上で年収を気にすることは決して悪いことではなく、むしろ大事な判断基準になります。ただそのことばかりを気にしていると、働く意義がなおざりにされかねません。それに就活生の皆さんは社会人の年収事情がよくわからないのではないでしょうか。
今回は、年収について基本的な知識と、その捉え方をお伝えしていきます!
まずは働くことで得られる賃金について
稼ぎたいのは手段として?目的として?
人はお金を得るために生きているわけではなく、生きるためにお金を得ています。
社会人の中には「お金を稼ぐ」ことを目的にしている人もいますが、就活生の皆さんにおいては、得る金額よりも「そのお金で何をしたいか」を考える方が良いでしょう。
あくまでお金は人生の理想を実現するための手段と考えて年収を検討しましょう。
なぜ稼ぎたいのか
家庭を持つことを考えてお金が欲しいのか、旅行などの趣味にお金を使いたいのか、なぜ稼ぐのか?の「なぜ」という部分を自分に問うてみましょう。そうするとどれほどの年収があれば自分の理想の生き方が出来るかが見えてきます。
考えるべき給料の仕組み
見ている給料は名目か実質か
就活生の皆さんにはよくわからないことでしょうが、年収も総支給額(額面)か、手取りなのかによって大きく異なります。たとえばよく聞く「年収1000万」という言葉は総支給額を指していることが多く、税金を引いて手元に入るお金はこれよりさらに少ないということになります。
お金を企業選びの指標として用いる際には、あなたが見ている情報がどの数字を指しているのか確認することをおすすめします。
月収の内訳がどうなのか
簡単に表すと以下のような内訳になります。
- 【基本給+手当+控除】
基本給は基本賃金のことであり、インセンティブ報酬などを含まないものです。各種手当はたとえば残業手当、役職手当、資格手当など特別な功労に対する報酬や住宅手当、通勤手当など日々の生活の補助になる手当などがあります。控除は各種保険や年金、税金など差し引かれるものを指します。
年収はその月収×12+ボーナスということになります。
平均年収は基本全社員で見ている
算出される平均年収は基本的に従業員すべてを含んだものなので、実際は表示金額よりも多く支給されている人もいれば、少ない人もいます。平均だけを見て判断するのは早計です。
初任給の高さと年収の関係性
初任給が高いから年収が高いわけではない
初任給が高くて、その後あまり上がらない企業もあれば、初任給が低いが、年次を重ねるごとに大幅に昇給する企業もあります。
企業風土や業界によって異なるため、よく情報収集することが大切です。
条件はどれくらい気にするべきか?
福利厚生、環境や待遇だけで選ぶと失敗
たしかに福利厚生や待遇が良いと日々の生活が楽です。しかしそれだけを見て選んだ仕事は、自分が本当にやりたいことではないかもしれません。
ほとんどの社会人は平日の大半を仕事に費やします。その時間が苦痛になってしまうとどれだけ年収が高くても幸福と感じることが難しくなるでしょう。
条件や仕事内容のバランスを見ながら考えることが大切です。
やりがいがあるか社風があっているかも大事!
年収が少なくても、自分に合った環境でやりがいのある仕事に就けば、満足度を得ることは可能です。また、高いモチベーションが仕事での活躍につながり結果的に高い年収に帰結することもあります。
理想とする生活水準から逆算する
総務省統計局によると2018年の勤労単身者の平均年間支出額はだいたい以下の通りです。
- 食品 53万
- 住居 27万
- 光熱・水道 14万
- 家具 6万
- 被服 7万
- 保健 9万
- 通信・交通 26万
- 教養娯楽 24万
- その他 30万 計196万円/年
さらに厚生労働省のデータでは大学卒の初任給は20万前後です。そして手取りが16万程度となれば、ボーナスも加えて平均支出をまかなう以上の年収は得ることが出来るとわかります。
学生さんで「お金で苦労したくない」という方がいらっしゃいますが、平均的なお給料を稼げれば、生活水準はそれなりに保てると安心できるのではないでしょうか。
ただ将来子どもを持つ予定であれば、一人あたりの平均養育金額は1640万円ですので、若いうちから余ったお金は計画的に貯める必要があるでしょう。
一方、海外旅行に年に複数回行きたいと考えていたり、おしゃれにお金をかけたい、費用のかかる趣味があるなどの理由があれば、平均より少し上の年収がもらえる企業を探してみるのも選択肢のひとつです。
年収がわからない場合はどうすればいいか
年収に関する情報は企業採用サイトを見ても詳しくわからないことが多いです。それに人事に聞きにくい話題でもあります。
しかし初任給だけでなくその後の昇給について知ることは重要な企業判断の材料になるため、自分で是非積極的に情報収集をしましょう。
大学のサークルや部活にOB/OGがいれば彼らに生の声を聞くことができますし、知り合いがいなくても大学のキャリアセンターが情報を持っている可能性もあります。
まとめ
就活においては、稼ぐとはどういうことなのか、そして稼いだ先に到達する目標が何なのかを見極める必要があります。
「年収が高く、やりがいもあって充実する」がベストな道ですが、容易ではありません。
壁にぶつかったとき、大切なのは「自分が納得できるか否か」です。そのためには自分が理想とする将来像を具体化し、それを実現する過程で何を優先し、何を就活の軸とするのかを考えることが重要です。
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参考:
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003125188
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/18/01.html
https://benesse.jp/kosodate/201509/20150910-2.html
https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/51959
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