日本通運
CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
◼︎まとめ
日本通運は、総合物流企業として国内最大手の企業です。「引っ越しは日通」というテレビCMでも知られているように通称は「日通」で、災害対策基本法において指定公共機関とされています。
設立は1937年で、もともとは「日本通運株式会社法」に基づいた国策会社として発足しました。鉄道輸送の発着両端の輸送を行う小運送事業者間をとりまとめる国際通運株式会社に、同業種6社の資産や、政府などの出資を得て創立されました。
その後第二次世界大戦の中で現在の原型となり、さらに戦後に「通運事業法」の施行とともに一般商事会社として再出発して現在に至ります。
ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!
A. 企業の理念、雰囲気、文化など
企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。
2007年に制定された日通のグループ理念を、日本通運HPから引用してご紹介します。
日本通運グループ企業理念
私たちの使命
それは社会発展の原動力であること
私たちの挑戦
それは物流から新たな価値を創ること
私たちの誇り
それは信頼される存在であること
また、日通には1958年に社員の心構えとして制定した社訓とも言える「われらのことば」というものがありますので、そちらも引用してご紹介します。
われらのことば
運輸の使命に徹して 社会の信頼にこたえる
業務の改善を図って 社運の発展につとめる
心身を健全に保って 明朗な生活をいとなむ
この精神を引き継ぎ、今後日本通運グループは、どんな方向を目指し、どんなことを大切にし、社会に貢献していくのかという企業の存在意義を明文化したものが、企業理念です。
企業理念は日本通運の創立70周年である2007年に制定しました。
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。
日本通運はテレビCMでの引っ越し業務だけでなく、もっと大規模な総合物流において事業展開しています。そのため個人消費者向けのサービスもありますが、どちらかというともっと大規模な価値提供の方が仕事のイメージとしては適しているかもしれません。
もともと「日本通運株式会社法」に基づいた国策会社として発足し、政府の出資なども得て設立された業界最大手の物流企業です。災害対策基本法で指定公共期間として指定されていることからも、他の物流会社に比べて少し公共性の高い企業であるという特性を持ちます。
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。
日通では「総合職」「技能職」が存在します。総合職は営業、企画・営業開発、オペレーション、管理、情報システムといった業務を担い、技能職は長年のノウハウを活用した実際にモノを輸送する仕事を担います。
日通は長年物流業界を牽引してきた国内最大手企業なので、物流関連のノウハウはかなりあると言ってよいでしょう。その業界最大手のノウハウやそこで働く人材に触れることができるという点でも成長機会はありそうですが、どのようなスキルを培っていきたいか、しっかりと考えて選択していきましょう。
また、教育・研修の制度もありますが、それはDの項目でご紹介していきます。そしてこの研修のプログラム内容からは、日通では個人主義・実力主義というよりは勤務年数を経るごとに階級が上がる年功序列的な文化の方が強いであろうことがうかがえます。
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。
日通には、2010年に発足したNITTSUグループユニバーシティという研修施設を持っています。芝浦、汐留、伊豆にあり、これが日通グループの人材育成を担っています。
研修内容としては入社からキャリアアップの段階に応じて、業務知識や業務遂行能力などを習得する体系的なプログラムがあります。階級が変わったタイミングではありますが、入社から10年15年というタイミングでも新たな階級に進むための研修が用意されています。
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。
日本通運は1938年に設立し、2017年3月時点での従業員は32,094名です。事業内容としては自動車、鉄道利用、海上、浅薄での輸送や、倉庫、旅行、プラントの輸送や建設、情報処理・解析などの物流事業全般とそれらの関連事業を展開しています。
アメリカやドイツ、中国、シンガポールに現地法人を持っているなどグローバルなネットワークがあります。ちなみに本社は東京都港区の新橋です。
総合物流企業国内最大手の企業として、災害対策基本法に置いて指定公共機関とされています。
◼︎まとめ
さて、ここまで日本通運についてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか?自分の軸をハッキリとさせた上で、日本通運が自分に合っていそうかどうか、改めて考えてみてくださいね。
RANKING
人気記事ランキングTOPIC
新着記事