JXTGホールディングス

　JXTGホールディングスは、ガソリンスタンド「ENEOS」や「ESSO」で有名な、主に、石油の精製、販売などを行うエネルギー会社です。2017年4月に、「ENEOS」を運営する旧ＪＸホールディングス株式会社と、「ESSO」などを運営する旧東燃ゼネラル石油株式会社が経営統合し、新たにJXTGホールディングス株式会社として生まれ変わりました。

　ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます！

A.　企業の理念、雰囲気、文化など

　企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。

　JXTGグループの「使命」は、HPより引用すると

地球の力を、社会の力に、そして人々の暮らしの力に。エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献します。

となっています。

　また、JXTGホールディングスは、これまで何度も経営統合を繰り返しているためか、様々な企業文化を融合させているようです。旧ＪＸホールディングスは比較的古き良きの文化が根強く、社員の中のには出身会社を強く意識している人もいるようですが、外資色の強い東燃ゼネラルと統合したことによって、自由や合理性を取り入れました。これから、さらに多様性に富んだ文化が生まれてくるかもしれないので、様々な価値観の良いところを吸収していきたいというような人には向いているかもしれません。

B.　社会やお客さんに対する貢献の形

　「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。

　前述でご紹介したグループ理念にもあるように、JXTGグループは、人々の暮らしを支えているという責任感が強く、社会貢献の意識が高いようです。実際の具体的な活動としても、避難訓練や、町の清掃など、人々の生活の安全や暮らしを支えていくような活動に注力しているようです。持続的で安全な社会の形成に貢献したいという方にはとっても向いているかもしれません。

C.　成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

　「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。

　JXTGグループでは、どちらかというと、多方面で活躍できるゼネラリストのような人材を求めているようです。そのためか、様々な部署で職務経験ができるローテーション制度が整っていて、自分から手を挙げれば、幅広い経験を積むことができると思います。そのため、一つの専門分野を極めていきたいというよりは、多種多様な経験を積んでキャリアアップをしていきたいという人に向いているかもしれません。 また、海外出張や赴任の機会もそれなりにあるようで、英語力やグローバルな考え方や手順などを身に着けられるかも知れません。

　業界最大手であり、金額の大きい仕事にかかわることができますが、年功序列なところがあって、若いうちから大きな仕事を任されるというケースは限られているようです。

D.　研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

　「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。

　ワークライフバランスは、かなり重視されているようで、フレックスタイムやテレワークなど、社員の働き方の自由度は高いようです。また、2017年4月の経営統合以降、Action8という制度が導入され、 平日8時以降の残業は原則認められないようになりました。有給休暇をしっかりとって、オンとオフをはっきりさせたい、というような人には向いているかもしれません。

E.　業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

　「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。

　経営統合により、JXTGグループは2016年の時点で、国内ガソリン販売シェア50%で、2位の3倍近くのシェアを占めています。売上高は2017年4月の時点で8.1兆円で、ソフトバンクに次ぐ第8位となっております。平均年収は2016年の有価証券報告書では、1104万円となっていますので、たくさん稼ぎたい人には向いているかもしれません。

◼︎まとめ

　さて、ここまでＪＸＴＧホールディングスについてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか？自分の軸をハッキリとさせた上で、ＪＸＴＧホールディングスが自分に合っていそうかどうか、改めて考えてみてくださいね。