三菱重工
CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
まとめ
三菱重工は三菱グループの御三家の一つで、三菱グループの中でも大きな存在感を放つ大手企業です(三菱グループに関しては三菱グループ相関図のページでご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください!)。
1884年に岩崎弥太郎が創立し、1950年に今の「三菱重工」となりました。スタートは造船業ですが、今や三菱重工は造船業のみならず航空機やエネルギー関連など様々な事業を展開していて、航空機分野で国内首位の材についている日本の製造関連のリーディングカンパニーの一つです。
また、防衛産業の事業も行っており、戦闘機や鑑定、ミサイルや戦車など軍事関係を幅広く網羅しています。防衛産業に関しても総取引額が国内首位となっています。
ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!
A. 企業の理念、雰囲気、文化など
企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。
三菱重工の経営理念は、三菱重工HPから引用すると
一、顧客第一の信念に徹し、社業を通じて社会の進歩に貢献する。
一、誠実を旨とし、和を重んじて公私の別を明らかにする。
一、世界的視野に立ち、経営の革新と技術の開発に努める。
となっています。これらの文言は第4代社長である岩崎小彌太の三綱領に基づいており、加えてそれを会社の基本態度や心構えや目指すべき指針として表現したものです。
それから、2018年卒向けの新卒採用HPでは、求める人物像として3つ項目を挙げています。その3つのポイントを引用し、以下でご紹介します。
Active
責任感に溢れ、情熱を持って最後までやり遂げる人材
Balanced
互いの価値観を尊重し合い、バランス感覚に優れた人材
Creative
柔軟な発想で自ら考え行動し、新しい価値を生み出す人材
三菱重工は大手企業ということもあり、若手は若手のうちにしっかりと基礎を身につけるということを重視しています。そのため入社後1年間は新入社員にマンツーマンで先輩社員がつく「指導員制度」があり、そこで気軽に先輩社員に相談したり教わったりできるような環境を整えています。
また、これは2016年の採用活動PRの一環ですが、「理系女子採用強化プロジェクト」を発足しています。このことから、女性の活躍といった点にも着目している風土があるものと考えられますね。
なお、三井や住友と比較されて三菱グループは「組織の三菱」と言われますが、チームワーク重視か個人かは部署により多少の差はあるようです。
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。
三菱重工のCSRに関する指針は、岩崎小彌太の三綱領に基づいている経営理念に則った考え方で定められています。大手ものづくり企業として、日本の多業界におけるリーディングカンパニーの一つとして、三菱重工は社会や産業インフラを支える製品や技術を国内のみならず世界に提供することができるため、社会に広く貢献できる仕事がしたいと考えている人には良いかもしれません。
三菱重工は基本的には製造業関連の事業を展開しているため、金融業界の個人向け営業のような、個人相手に役に立ちたいという軸が強い方からすると少しイメージと違うところがあるかもしれません。しかし結果として三菱重工が提供する技術や製造物は社会のため、社会に生きる一人一人のためになるものです。そのあたりの向き不向きは、どのように貢献していきたいのかという、個人の考え方次第と言えるでしょう。
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。
三菱重工HPによると、三菱重工は2015年度の数字では従業員一人当たりの教育研修費に57千円、従業員一人当たりの教育研修時間は65時間かけているそうです。OJTを基本としつつ、入社時から階層別・職能別の各種教育プロジェクトを実施しています。また、人材開発の重点分野として、グローバル人材の確保・育成と、女性従業員の活用を中心としてダイバーシティ・マネジメントに積極的に取り組んでいます。
そのために、「グローバル対応力強化を目指した育成」「ナショナルスタッフの育成」「ものづくりを支える若手技能者の育成」「グループ会社の社員に対する研修活動」という4つの人材開発プログラムが用意されています。
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。
三菱重工の職種は大きく分けると「事務系」「技術系」の2つがあります。「事務系」は営業・企画・総務・経理・人事などなど幅広い職種が含まれ、一方で「技術系」には研究・開発・設計・品質保証・生産管理・製造技術といった職種が含まれます。
福利厚生としては保険屋育休・産休といった基本的なものは一通り揃っていて、他には住宅融資や、施設として量や社宅・病院・診療所・保養所・体育館・総合グラウンドなどを保有しています。また、三菱重工が女性の活躍・活用に重点を置いていることもあり、女性の働きやすさを重視した制度が整っているようです。
また、教育や研修に関しては、項目Bでご紹介したプログラムの他に、基本制度として入社から1年間、各社員に先輩社員がマンツーマンでつき業務の指導を行う「指導員制度」があります。この指導員制度により、新入社員が業務やその他で何か困った時・悩んだ時に相談しやすい環境を整えるとともに、先輩社員のマネジメントの経験にもつながっています。
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。
製造関連の事業で日本を牽引するリーディングカンパニーとして大きな存在感を放っている三菱重工は、航空機や防衛産業の分野に関して国内首位となっています。また単独の売上高は2016年度で1兆3,761億円、従業員数は単独でも16,824名という規模です。品川本社と横浜本社があり、2017年3月末時点で三菱重工グループの会社数は国内74社、海外158社にのぼります。
平均年収は2016年度の有価証券報告書によると約843万円で、日本の平均年収と比較すると高水準です。
平均年収が高く、各事業において業界内で大きな存在感を放つ三菱グループ御三家の一つである三菱重工は、学生からの就職人気が高い企業の一つとなっています。
まとめ
さて、ここまで三菱重工についてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか?自分の軸をハッキリとさせた上で、三菱重工が自分に合っていそうかどうか、改めて考えてみてくださいね。
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