横浜銀行

CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など

B. 社会やお客さんに対する貢献の形

C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

まとめ

 神奈川県、特に横浜市出身の方には親しみがあるであろう横浜銀行は、日本の地銀の中でも最大の総資産額を誇る企業で、本社を横浜に構えています。

 2017年3月時点・横浜銀行単体での預金総額は12兆6,808億円、貸出金は10兆54億円、自己資本比率は812.77%です(自己資本比率についてはこちらの「自己資本比率とは?」を参照してください!)。店舗数は200以上にのぼります。

 始まりは1920年、横浜興信銀行として誕生し、1957年に横浜銀行に称号を変更して首都圏を中心に展開してきました。東京・神奈川を中心として、現在は横浜銀行と連結子会社で横浜銀行グループとして銀行業務のみならずリースや証券、カード、ベンチャーキャピタルなどの業務も行っています。

 そして2016年4月には東日本銀行と経営統合し、コンコルディア・フィナンシャルグループの一員となり、現在に至ります。


 ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!


A. 企業の理念、雰囲気、文化など

 企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。


 まずは横浜銀行の企業理念についてご紹介します。

地域の金融システムの担い手としての役割を認識し、活力あふれる人財の開発、育成を積極的におこない、お客さま一人ひとりに最もふさわしい金融サービスの提供を通じ、地域に寄り添い皆さまから信頼される銀行を目指します。

横浜銀行HPより)

 歴史ある企業、かつ信頼第一と言える銀行というだけあり、横浜銀行の企業の文化・雰囲気としては「堅実」「誠実」という言葉がしっくりきます。コンプライアンスもしっかりしていて、ガツガツ若いうちから挑戦したいというよりは堅実に真面目にコツコツと仕事をしていきたいという人に合っていると思われます。

 また、横浜銀行はそのコーポレートサイトや採用HPにて、行員一人一人の成長が横浜銀行の成長や地域への貢献につながるためと考え、人材を重要な財産と考えていると示しています。この点も横浜銀行の文化的な特徴の一つと言えます、


B. 社会やお客さんに対する貢献の形

 「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。


 地方銀行として、特に神奈川や東京といった地域社会への貢献志向が強いです。またグループで銀行業務以外にリース、証券、カード、ベンチャーキャピタルなどの業務も行うことで、顧客のあらゆるニーズに対応し、顧客への貢献も図っています。また、法人顧客を相手に企業価値向上支援などにも取り組んでいます。

 CSR活動としては、コンコルディアフィナンシャルグループ全体で、主に環境・子ども・地域の三本柱に重点を置いて積極的に取り組んでいます。


C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

 「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。


横浜銀行は歴史・伝統ある企業だからこその堅実さ・誠実さゆえ、成果主義というよりは年功序列的な環境と言えます。若手の教育に関しては、人材こそが重要な財産であるとの考えから、様々な教育制度を設けているようです。

 「ゼネラルキャリアフィールド」「リテール営業キャリアフィールド」「店頭サービスキャリアフィールド」の中から自分のキャリアのベースとなるものを選択し、キャリアフィールドごとに自分の強みとなる基礎業務を習得します。その後、その強みをベースとして職務の幅の拡大・上位職務への挑戦を図っていきます。


 横浜銀行の教育研修制度は「BOY CDP」(Bank of Yokohama Career Development Program)という総称があり、高度化・多様化するお客さまのニーズや金融環境・競争環境の変化に的確に対応するため、一人一人のキャリアステージに即した経緯悪的な人材を育成していけるようなものを目指しています。

 OJT、集合研修、自己啓発支援といった教育制度に加えて行内公募制度という特定職務を公募により募集する制度も設けています。これにより、主体的なキャリア形成の機会の提供を図っています。


D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

 「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。


 職場内教育(OJT)では入稿後にまず基礎的な業務知識やスキルを偏りなく習得するため、配属先で様々な職務を計画的に経験し、その後本人の適性や希望に沿って職務の幅を拡大できるよう、全員が着実に基礎を固めます。それによって将来に向けた土台を作ります。

 集合研修プログラムでは基礎的な講義から専門的な演習まで職務熱に幅広いカリキュラムを設けたり、職務の幅を広げるために未経験の職務について教育・研修するためのプログラムを設けるなどし、自己啓発支援としては自己啓発講座や資格取得支援制度で自主的なスキルアップを促したりしています。


 福利厚生としては、勤続年数に応じて年間15~20日の年次有給休暇を付与したり、それとは別でワークライフバランス支援休暇・看護休暇・介護休暇など各種特別休暇を取得可能にしたりしています。本人や家族の誕生日、結婚記念日など年間3日休暇指定できたり、勤続15年、20年の人を対象にしてそれぞれ2週間の連続休暇を取得できるという制度もあります。

 その他に独身寮、育児支援制度、即時の厚生施設を利用できるなどの制度も整えられています。

 勤務地は基本的に神奈川県・東京都の支店あるいは本店で、完全週休2日制です。


E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

 「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。


 横浜銀行は日本の地方銀行の中でも最大規模で、単体の預金総額は12兆6,808億円、貸出金は10兆54億円となっています。店舗数は207あり、神奈川県内には180店舗あり、これは神奈川県内の店舗数第1位の数字です。ちなみに第に位は横浜信金で60店舗、第3位はみずほ銀行で58店舗と2位以下に大差をつけています。

 設立は1920年(大正9年)、従業員数は4,694人となっています(横浜銀行採用HPより)。


まとめ

 さて、ここまで横浜銀行についてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、横浜銀行に対する理解は少しでも深まったでしょうか。実際にどんな人が働いているのか、職場の雰囲気はどうなのかといった文字だけでは伝わらない点については実際に働いている方のお話を聞きに行くのも良いと思いますよ!


編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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