伊藤忠エネクス
CONTENTS
A. 企業の理念、雰囲気、文化など
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
まとめ
伊藤忠エネクスは「総合エネルギー提案型企業」。社会インフラとしてだけでなく、人のくらしと心を豊かにするため、ニーズに応じて様々なエネルギーを供給しています。
一般向け電力からスマートエネルギーなど様々な商材を通して快適・豊か・安心なライフスタイルを実現する「ホームライフ部門」、電力・熱供給事業を推進する「電力・ユーティリティ部門」、あらゆる車関連のサービスを扱う「生活エネルギー・流通部門」、法人向けに産業や流通の基盤を支える「産業エネルギー・流通部門」の4つを核としています。
商社ではありながら、全国各地にグループ会社があるため、消費者と近い形で仕事をすることができます。
ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!
A. 企業の理念、雰囲気、文化など
企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。
経営理念は「社会とくらしのパートナー ~エネルギーと共に・車と共に・家庭と共に~」。消費者や時代に合わせ、様々な形でエネルギーを提供してきました。この理念実現のための行動規範として「有徳」(信義・誠実、創意・工夫、公明・清廉)を掲げています。
1961年の設立から半世紀以上、石油・ガス製品を中心としたエネルギー商社として歩んできましたが、現在「Moving2018 つなぐ 未来」を掲げ、収益基盤や組織基盤の再構築に取り組んでいます。
社風は、全体的には体育会系で士気が高く、チャレンジングといえますが、部門や地域によってかなり異なるよう。人事異動や制度の変化も頻繁なようで、どんな環境でも対応できる柔軟性や協調性が必要だと思われます。
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。
CSRの方針として、「エネルギーを通して貢献できる社会的な価値の創造と提供」が会社の責任であると考え、社会と環境の安心安全のために活動しています。
・社会貢献活動
子どもたちに対して環境問題の発信や、食育活動、火の怖さや尊さを伝える活動をしています。また震災やNPO法人への支援金など経済的な面でも協力しています。
・環境活動
省エネ性に優れた高効率LPガス機器の販売の拡大や、LPガス自動車の推進、エコドライブの実施など、CO2削減に取り組んでいます。
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。
経営戦略に基づいて求める人物像を策定しています。それは、「社会のパートナーとして、自ら、新たな発想で考え、果敢に行動し、成し遂げる人」 です。具体的には、
①社会のパートナーとして、関係あるすべての方から信頼される人
②自ら、当事者意識を持って取り組める人
③新たな発想で考え、既成概念に捉われず、広い視野で変化に対応できる人
④果敢に行動し、スピードとチャレンジ精神を持って行動できる人
⑤成し遂げる人、責任感や執着心を持ち、やり遂げられる人
(採用HPより引用)
という要素があり、これに基づいて人事評価を行っています。しかし、年功序列な側面が強く評価基準があいまいだと感じられたり、若手の間は評価に差がつかなかったりする場合もあるようです。
一方で成果を上げることが評価につながるのも事実。周囲と切磋琢磨しながら成績を上げていくことが求められます。
入社時には集合研修でエネルギー等に関する基本知識やビジネスマナー等を学ぶほか、OJT(職場内訓練)やOFF-JT(職場外訓練)で実践的なスキルを身につけます。
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。
研修制度として、役職や年次に応じて様々な人材教育プログラムが用意されているほか、指定の資格を取ると一時金がもらえたり、通信講座や社会人大学院の制度もあります。
ワークライフバランスを推進する「トイロプロジェクト」や、長時間勤務の防止、健康増進、仕事の質の向上という3本柱を軸に働き方改革を行う「ENEX EARLY BIRD」など、積極的に福利厚生の充実を図っています。
それに伴い、残業はせずに早く帰ることが推奨されていますが、部署によって異なるのが現状なようです。勤務地は全国各地の事業所で、全国転勤があります。半年など短いスパンで行われることもあるようです。
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。
伊藤忠エネクスは専門商社に分類され、売上高ランキングでは業界トップ10に入ります。親会社は日本5大商社の一つである伊藤忠商事株式会社。安定した基盤があるといえるでしょう。しかし国内のエネルギー需要の縮小に伴い、エネルギー業界全体の将来の展望が見えないのも事実。それに対してどのように対応していくのか、把握しておく必要があるでしょう。
平均年齢は約41歳で平均年収が約896万円(2017年3月現在)です。これは専門商社の中では最も高い額です。ここ数年は、微増ではありますが右肩上がりになっています。
まとめ
さて、ここまで伊藤忠エネクスについてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか?自分の就活の軸をしっかり持った上で、伊藤忠エネクスが自分に合っている企業なのかどうか考えてみてくださいね。
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