マッキンゼー・アンド・カンパニー

CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など

B. 社会やお客さんに対する貢献の形

C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

まとめ

 マッキンゼー・アンド・カンパニーは、アメリカに本社をおくコンサルティングの大手です。1926年設立、日本支社は1971年開設で、日本支社のクライアントの70%近くを日本企業が占めています。日本支社だけで過去5年間で800プロジェクトを実施してきました。

 日本支社以外にも、マッキンゼー・アンド・カンパニーは世界60カ国・100カ所以上の支社を持っており、世界的な大手コンサルティング企業です。


ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!


A. 企業の理念、雰囲気、文化など

 企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。


 マッキンゼーの企業理念は「常にプロフェショナルな意識を持ち続ける」ことです。世界的に大手のコンサルティング企業として、数多くのクライアントと向き合います。そこで課題解決にコミットしいかに価値を提供するかに重きを置いて、常にプロフェショナルでいることを目指しています。


 そしてその理念実現のため、マッキンゼーでは「クライアント企業の成長」と「人材育成」という使命を掲げています。また、行動規範としては「最高水準のプロフェッショナル・スタンダードにこだわる」「クライアント企業の業績を大幅改善させる」「優れた人材のため比類ない環境を作る」という点が示されています。

 ジェネラルコンサルタントとして一人一人が高いプロ意識を持つこと、より高いパフォーマンスを発揮すること、そして優れた人材を育て力を発揮できるようにしていくことという3点が重要視されているようです。


B. 社会やお客さんに対する貢献の形

 「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。


 コンサルタントとして、目の前のクライアントのために尽力し貢献することが重要です。もちろん企業の規模や実績的に世界トップクラスなので、グループ全体としては社会に対しての貢献性も高いかもしれませんが、まずは一人のコンサルタントとして目の前の顧客に貢献していきます。

 基本的に企業の課題解決のため顧客とは中長期的な付き合いができ、信頼関係を構築できるかが重要ですが、それができて課題解決もできれば非常にやりがいや貢献したという実感を得ることができる仕事です。


C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

 「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。


 もとがアメリカ企業であるため、日本の大手企業とは異なり年功序列ではなく成果主義的な性格が強い企業です。また、個人個人が自立して動いているので、プロジェクトで誰と一緒にやることになるかで雰囲気や進め方には違いが生じるようです。

 もとがアメリカ企業なのでグループ的にはグローバルにビジネスを展開していますが、マッキンゼーの日本支社は重要なマーケットとして位置づけられた日本でのマーケット開拓がメインとなるので、クライアントは日本企業であることの方が多いようです。しかし個人の希望に沿ってグローバルに活躍するチャンスもあります。

 若いうちから自分で頭を使っていくのでロジカルシンキング力はかなり培われますし、優秀な人材が揃っているのでその点でも成長したいという人には良い環境かもしれません。

 なおジェネラルコンサルタントには所属部署・部門はなく、配属もありません。自分で自分のキャリアを設計し道を選択し進んでいくことが求められます。


D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

 「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。


 時間外業務に関しては、正直そのときのプロジェクトや誰とやるか、どんなクライアントかによって大きく左右されるようです。しかしある程度はやり方や時間には自由があり、ハードワークながらも結果を出せれば縛り付けられるというよりも自由に自分の裁量で進められるようです。

 研修としては全員が業務に必要な知識やコミュニケーション能力を迅速に習得できるようなサポート体制や、1年半に1度のグローバルトレーニングがあります。グローバルトレーニングは同時期に入社した他のオフィスの同僚とともに受けるものなので、そこでネットワークを広げることもできる良い機会となっているそうです。その他、語学研修や留学支援もあります。


 出産休暇や育休、介護休暇、有給休暇もありますが仕事は毎日定時で上がれるような量ではありません。とはいえ長時間労働が評価される文化でもなく、いかに効率的に高いアウトプットをするかが重視されます。効率的に仕事を回せるようになれば、徐々にかもしれませんが多少は働きやすくなるかもしれませんし、逆にクライアントが増えて忙しくなるかもしれませんが自分のキャリアプラン次第です。


E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。


 またもともとコンサル業界は平均年収が高く大手であれば1,000万円は越えるところが多いですが、実力主義な性格の強い︎マッキンゼーでは実力があればさらに高い給与水準も望めます。とはいえ多くの給与をもらうということがプレッシャーに感じる人もいると思うので、しっかりと実力の伴った昇級がベストなのではないでしょうか。なお日本支社は東京都港区です。


まとめ

 さて、ここまでマッキンゼーについてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか?自分の軸をハッキリとさせた上で、マッキンゼーが自分に合っていそうかどうか、改めて考えてみてくださいね。


編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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