タマホーム

CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など

B. 社会やお客さんに対する貢献の形

C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

まとめ

 タマホームは1998年に設立された住宅会社で、テレビCMで目にすることも少なくないと思います。CMでは「Happy Life, Happy Home. TAMA HOME」がキャッチコピーとして印象に残っているという人も少なくないのではないでしょうか。なお、企業名は地名などではなく創業者の玉木氏に由来しています。


 2013年の「グッドデザイン賞」5件や2015年度の第12回エコプロダクツ大賞「環境大臣賞」など、受賞実績も様々です。

 また、タマホームのビジネスモデルの特徴として、一般的なハウスメーカーだとメーカーと実際の工事担当施工業者の間に現場管理会社が入るところをタマホームではそのような中間業者をカットし、多くの工程を自社で担います。それによって質を保ちつつコスト削減し、低価格での住宅の提供を目指している点が挙げられます。


 ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!


A. 企業の理念、雰囲気、文化など

 企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。


 タマホームの経営の基本方針は、「より良いものを より安く提供することにより 社会に奉仕する」です(タマホームHPより)。先ほどご紹介したタマホームのビジネスモデルとの一貫性がありますね。また、企業行動憲章として以下の5つを掲げています(タマホームHPより引用)。


企業行動憲章
上記基本方針に基づき、タマホームでは企業の行動憲章を定めております。
1. 感謝
私たちは天地万物に感謝しながら「ありがとう」を言える人になります。
2. 誠実
私たちは道理をわきまえ、真摯な姿勢で真心を持って行動します。
3. 協心
私たちはお互いに助け合い、信じあい、深い絆で一致団結します。
4. 挑戦
私たちは高い志と誇り、大きな夢を持って現状に満足することなく、魅力ある自分に成長します。
5. 社会貢献
世界に必要とされる会社であり続けるために、地球環境及び人々の平和と健康に配慮した事業活動を行います。

B. 社会やお客さんに対する貢献の形

 「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。


 住宅を提供する事業は、社会全体に対してというよりも、まずは住宅を注文してくれた個人に対して貢献するという性格が強い仕事になります。もちろん、タマホームの目指す低価格での住宅提供をスタンダードにすることで社会的に大きな価値を提供することも可能ですが、仕事に貢献性を求める人は自分がどのように、何に対して貢献したいと考えているのかをはっきりさせておくと良いかもしれません。


 また、タマホームはCSRの基本方針として「5つのHAPPY」を定めています。その5つとは

「Happy Community〜地域社会への形成・参画・発展〜」
「Happy Work〜働きやすい仕事場づくり〜」
「Happy Earth〜環境への取組〜」
「Happy Business〜公正なる事業運営〜」
「Happy Life〜お客様の生活向上〜」

です(タマホームHPより引用)。


C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

 「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。


 タマホームは比較的若い会社ではありますが、文化としては実力主義成果主義というよりもトップダウン的な空気があると感じる人の方が多いかもしれません。

 住宅関連業界の中で創業から15年ほどで一部上場を果たした企業ということもあり、体育会系的な営業職はあるかもしれません。しかし若いこともあってベンチャーらしいところがあるので、制度の柔軟な変更などはある程度あるかもしれません。

 教育に関しては店舗・配属によって様々なようですが、成長したいという志向の方は配属先の環境に依存せずに自分で成長していこうという姿勢がないと運任せになってしまうのかもしれませんね。

 社長の一族経営的な文化もあるので、実力があるだけではすぐに飛躍的な出世をするといったことはあまり可能性としてはないようです。


D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

 「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。


 新卒社員は入社から1ヶ月以上の研修があります。そしてOJTで仕事をしながらどんどん学んでいくことになりますが、一部上場企業とはいえ歴史ある大手企業ほどのしっかりとした研修があるわけではないため、人によっては合っていないと感じることもあるかもしませんし、逆にそういうところが合っていると考える人もいると思います。いずれにせよ、会社の教育研修制度に頼りきりになるのではなく、自主的な勉強やスキル磨きなどをしていけるかどうかで成長に差がつくかもしれません。


 住宅手当や資格取得支援制度、それから基本的な休暇制度や保険といったものは整っています。しかしまだ創業から20年程度の企業ということもあり、従業員からすると、特に大手企業から中途で転職してきた人からすれば少し物足りなさも感じるかもしれません。


E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

 「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。


 タマホームは創業から15年ほどで一部上場を果たした勢いのある企業の一つです。テレビCMでもお馴染みで、世間への認知度は高い企業と言えます。平均年間給与は、有価証券報告書によれば636万円程度です。

 タマホームは近い将来の構想として、グループ会社200社、全世界500拠点展開を掲げています。今後も積極的に成長のために取り組んでいくタマホームはこれから要注目の企業の一つになりそうです。


まとめ

 さて、ここまでタマホームについてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか?自分の軸をハッキリとさせた上で、タマホームが自分に合っていそうかどうか、改めて考えてみてくださいね。


編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

TOPIC

新着記事